春の暖かさで気持ちも軽くなって最近は外に出るのがとても気持ちがいいですね♪
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]毎日こんなポカポカした日が続けばいいのになぁ[/voice]しかーーーし!!
春が終われば毎年当たり前のようにやってくる季節があります!
そう!!「梅雨」の季節です・・・
この時期はジメジメしてとても憂鬱になりますよね。
特にお出かけの予定が入っていた日に雨予報だと気分が落ち込むものです。
そんな雨予報の前日、子供の頃はよく「てるてる坊主」を飾りませんでしたか?
今回はその「てるてる坊主」についての特集です!!
意外と知らない「てるてる坊主のこわ〜い歴史」から「正しい作り方」まで!!
ぜひ最後まで読んでいただいて、家族や友人に豆知識としてお話ししてみてください♪
そもそも「てるてる坊主」って?
江戸時代中期に、中国から伝えられ、今では日本の風習の一つとなっています。
翌日の快晴を祈るためのおまじないで、地域によっては様々な呼び名があります。
- てるてる法師
- てれてれ坊主
- 日和坊主(ひよりぼうず)
江戸時代だと更に呼び名の種類は多く、
- てれてれ法師
- てり法師
- てるてる
- てり雛
- てりてり法師
と、今日まで「明日晴れますように!」の特別なおまじないとして広く知れ渡っています。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]へぇ〜!!地域によって「てるてる坊主」の呼び方が変わるのか![/voice]てるてる坊主は中国から伝えられた
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]では私と一緒に「てるてる坊主」の歴史をさかのぼろう!![/voice]「てるてる坊主」はもともと中国から伝えられたもので、リアルな人間の女の子に近い紙人形で、吊るしたり、半分に切ったりしていました。
[box class=”pink_box” title=”ちなみに!”]日本では天候の回復をお祈りするのは僧侶の役目だったため、女の子の人形ではなく僧侶の人形となり、人形の頭を「坊主」にし、「てるてる坊主」になったのではないかという言い伝えです。[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]最初は紙人形だったんだ!![/voice]この紙人形を中国では「掃晴娘(さおちんにゃん)」と呼ばれていました。
「雨雲をほうきで払いのける美しい少女」がいたことが始まりで、名前は「晴娘(ちんにゃん)」と言いました。
某年6月、歴史的な大雨が北京を襲いました。
その日から毎日降り続いたため、大雨の主である「東海龍王」が、大雨で人々を困らせていると考えられていました。
そこで、晴娘は、天の東海龍王に向かって「どうか雨がやみますように」と精一杯祈りました。
すると空からお告げがありました。
「東海龍王の太子の妃になるのだ。そうしなければ北京を水没させてしまうぞ!」という声が聞こえてきました。
晴娘は答えます。
「わかりました。天にのぼり太子様の妃になります。お願いですから、どうか雨を降らせないでください」
そして、晴娘は天にのぼり雨はぱたりと止みました。
それ以降中国の人々は、雨が止みますように祈ることで、太子の妃になった晴娘をしのびました。
雨が降り続き、止まない時には、紙人形の「掃晴娘」を門にかけるようになったそうです。
なんて悲しいお話なのでしょう・・・。
街を救うために自分の身を捧げ、今でもその伝説が何百年と語り継がれているのはとてもすごいことですね。
てるてる坊主のこわ〜い話
実はこの中国の言い伝えの話以外に、もう一つ日本での怖い話があるのをご存知でしょうか?
この怖い話というのが童謡「てるてる坊主」の歌詞に隠れています。
1.てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴(すず)あげよ2.てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょ3.てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ
引用:J-lyric
最後の「それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ」の歌詞が、まさに怖い話に繋がっているものであります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]そもそもてるてる坊主の歌詞が3番まであったこと自体初耳だ・・・[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]ほんとね〜!では準備はいいか!!!?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/nigaoemaker-5.png” name=”兄” type=”r”]ヒィィィィィ・・・![/voice]日本では昔、毎日雨が降り止まない時期があり、人々は頭を抱えていました。
そのうち晴れるかもしれないと、人々は毎日天に向かってお祈りしていましたが、なかなか雨は止みませんでした。
雨の日が続くことで、農作物はとれず人々の生活は次第に苦しくなり、限界に達しておりました。
ある日、有名なお坊さんが町にやってきました。
お経を唱えることで、晴れにすることができるお坊さんでした。
「私が雨を止ませ、晴れるお経を唱えます」と、お殿様の前でお経を唱えました。
そして、お坊さんは「もう大丈夫です。明日は雨が止み、必ず晴れますよ。ご安心ください。」とお殿様に言いました。
しかし、次の日も晴れることはなく、雨は降り続けました。
激しく怒ったお殿様は「お主は嘘をついた!罰を下す!」と言い、お坊さんはそのまま首を斬られてしまいました。
そのお坊さんの首を、戒めとして白い布に包み、軒先に吊るしてみたところ、次の日には雨が止み天候が回復しました。
それが、「てるてる坊主」の現在の形になったと言われています。
今では可愛いてるてる坊主を子供達は作っていますが、最初は生首をぶら下げていたなんて。
怖すぎますね・・・。
また、その生首をぶら下げたことによって快晴に恵まれたことも、偶然なのか、はたまた・・・。
怖い!!!
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/nigaoemaker-5.png” name=”兄” type=”r”]夜トイレに行けないよ・・・!![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]大人なんだからしっかりしてよ・・・[/voice]てるてる坊主の「正しい作り方」を紹介!!
さて!!ここまで「てるてる坊主の歴史」を学びました!次は「正しい作り方」をご紹介します!!
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]みんなも一緒に作ってみてね〜!雨なんか吹き飛ばしちゃおう!![/voice]作り方
[box class=”pink_box” title=”用意するもの”]・(かぶせるもの)大きめな白い布やキッチンペーパー、ティッシュなど・(頭となる部分)ピンポン玉や丸めたサランラップ、ティッシュなど
※頭が大きいと可愛く作れるのでオススメです♪
・(首に縛り付けるもの)輪ゴムなど
※リボンなどの首飾りを用意すると可愛いてるてる坊主ができます♪
・(吊るすためのもの)ひもや糸など
・(顔を描くため)マジックペン[/box]
①白い布やティッシュの真ん中にピンポン玉や丸めたサランラップを置いて包む。
②頭の部分を持ち、首あたりを輪ゴムなどで縛る。
③晴れて欲しいと願う日の前日に、ひもや糸を首のあたりに縛り付け、窓際などに吊るす。
てるてる坊主の作り方の動画もあるのでぜひ見てみてください♪
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/HJEg4CHubOs” mode=”normal” /]注意点
私も含め、よく皆さんやってしまいがちなのが、「すぐ顔を描いてしまう」こと!!
私も最初驚いたのですが、すぐ顔を描いてしまうと「雨が降ってしまう」とのこと!!
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”l”]えぇ!!なんで!?[/voice]吊るし方
必ず、室内ではなく外に吊るしましょう。
天の神様に見えるようにするためです。
濡れないように、屋根がある軒下などに頭が上になるように吊るすことをおすすめします。
使い終わったら
晴れたら、マジックペンで顔を描き、お神酒を差し上げましょう。
そのあと、てるてる坊主は川に流すか、神社でお焚き上げをしてもらうと良いそうです。
[box class=”pink_box” title=”ちなみに!”]てるてる坊主は晴れを願うものですが、「明日雨降ってほしいな〜」と思うときは逆さにするといいですよ!雨を願う(雨になってほしいとき)場合は「あめあめ坊主」と呼ばれています。[/box]みんなの「てるてる坊主」をチェック!!
最後に、イマドキな「てるてる坊主」を見ていきたいと思います♪
どれも可愛いものばかりなので、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?
- シンプルな可愛さ!!
てるてる坊主をぶら下げず、置くスタイルも可愛さがあっていいですね♪
- 耳かきが武器!?
こちらのてるてる坊主は耳かきが武器なようです♪
明日必ず晴れにしてくれそうな頼もしいてるてる坊主ですね♪
- フェルトでふわふわ!!
羊毛フェルトでできたてるてる坊主です!お洋服を着ていることで可愛さ倍増ですね♪
まとめ
■てるてる坊主の起源
- てるてる坊主は中国から伝わってきた風習
- もともとは「掃晴娘(さおちんにゃん)」という女の子の紙人形が起源
- 大雨が続く北京を救うべく、晴娘(ちんにゃん)が東海龍王の妃になった。
- 人々は晴娘をしのぶため、「掃晴娘(さおちんにゃん)」を門にぶら下げた。
■日本でのてるてる坊主の歴史
- 日本では晴天をお祈りする役目は僧侶にあったため、女の子ではなく「てるてる坊主」となった。
- 昔、雨が続く時期があり、有名な僧侶が街にやってきて、お殿様の前で、晴れるお経を唱えるも、翌日雨は止まず。
- 怒ったお殿様が僧侶の首をはね、その生首を白い布に包んで、軒先に吊るしたところ翌日晴天に恵まれた。これが言い伝えられ、「てるてる坊主」となった。
■その他
- てるてる坊主の作り方
- イマドキなてるてる坊主を紹介!!
いかがでしたでしょうか?
今回はてるてる坊主の「こわ〜い話」が衝撃的な特集となりましたが、てるてる坊主の歴史が学べてとても楽しかったですね♪
また、吊るす前に顔を描いてはいけないという新事実も判明し、驚きの連続でした!
最後はユニークなてるてる坊主からかわいいてるてる坊主まで紹介していきましたが、皆さんも工夫を施して色々なてるてる坊主を作ってみてはいかがでしょうか?
いつもなら憂鬱な梅雨の時期も、てるてる坊主を作ることで、今年は楽しめるかもしれませんね♪
以上、てるてる坊主特集でした♪
[box class=”pink_box” title=”関連記事まとめ”]