ひな祭りの歌が実は怖い!歌詞に間違いがある?本当の意味は?

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/nigaoemaker45-1.png” name=”私” type=”r”]今度、幼稚園でひな祭りのイベントがあるね。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/12.png” name=”息子” type=”l”]「ひな祭り」ってなぁに?[/voice] [voice icon=https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/12/nigaoemaker45.png”” name=”私” type=”r”]女の子の成長を願う行事だよ。明かりをつけましょぼんぼりに~♪[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/hay-1.png” name=”私” type=”l”]歌大好き~!ママ、ひな祭りの歌教えて~。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/nigaoemaker67.png” name=”私” type=”r”]いいよ。ちょっと、歌詞全部は知らないから確認するね。ん?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/12.png” name=”息子” type=”l”]どうしたの?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/nigaoemaker-11.png” name=”私” type=”r”](なんか歌詞がちょっと怖いような。。?)[/voice]

子どもの歌が怖く感じるなんてなんか違和感。それってちょっと変だよね?

意味も分からないまま子どもに適当な事は教えられないので、ちゃんと確認したいと思います。

私が歌詞を怖く感じた部分にも、きっとちゃんと理由があるはず。

このもやもやをきっちり調べてスッキリしちゃいましょう!

 

ひな祭りとは?

ひな祭りとは、桃の節句とも呼ばれ3月3日雛人形桃の花を飾り、女の子の幸せや健やかな成長を願う伝統行事です。

雛人形を飾るのは、お雛様に身代わりとして女の子の穢れ(死や疫病)など忌まわしく思われる不浄な状態を移して厄災を引き受けてもらうためでもあります。

昔、節句に人の穢れを紙人形に移して川に流していた「流し雛」という風習がありました。それが転じて今の形になったと言われています。

ひな祭りには縁起のいい意味が込められた、ちらし寿司やはまぐりのお吸い物・菱餅や、ひなあられなど色とりどりで見た目にも楽しめる食べ物を食べます。

イベントって、こういう食べ物が楽しいですよね。

私はいつも意味はおいといてイベント事では食べ物の事しか考えてなかったのでちょっと反省です(笑)。

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ひな祭りの歌の歌詞。

ひな祭りの歌で一般的に有名なのは「うれしいひなまつり」という歌です。

さぁ、ではその歌詞をよく見て行きましょう!

サトウハチロー作詞・河村光陽作曲

①あかりをつけましょ ぼんぼり
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓(ふえたいこ)
今日はたのしい ひな祭り

お内裏様(だいりさま)と おひな様
二人ならんで すまし顔(がお)
お嫁(よめ)にいらした 姉(ねえ)様に
よく似(に)た官女(かんじょ)の 白い顔

③金のびょうぶに うつる灯(ひ)を
かすかにゆする 春の風
すこし白酒(しろざけ) めされたか
あかいお顔の 右大臣(うだいじん)

④着物をきかえて 帯(おび)しめて
今日はわたしも はれ姿(すがた)
春のやよいの このよき日
なによりうれしい ひな祭り

引用:http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html

作詞のサトウハチローさんが娘にひな人形のセットを買った前後に作詞された歌で、1936年に発表された日本の童謡です。

[arve url=”https://www.youtube.com/embed/hFxXuWYcqNY” mode=”normal” /]

 

歌詞に出てくる言葉

画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%9B%E7%A5%AD%E3%82%8A

「うれしいひなまつり」の歌詞に出てくる、今はあまり使われない言葉の意味を説明したいと思います。

ぼんぼり

雪洞と書き、紙や布で囲った古い灯火具の一種。小型のあんどん。

一番上のお内裏様の左右に置かれている。

「ほんのり」の語の転訛(てんか)で火影がほのかに透けて定かでない様子が語源で「ぼんぼり」と変化したとされる。

官女(かんじょ)

官女とは宮中や将軍家などに仕える女性の事で、女官(にょかん)、(かんにょ)とも呼ばれる。

雛段の上から二段目に配置されているのが三人官女です。

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五人囃子(ごにんばやし)

三段目に居るのが、五人囃子。

簡単に言うと、楽器や歌を演奏する音楽隊のような感じです。

向かって左から太鼓・大皮鼓(おおかわつづみ)・小鼓(こづつみ)・笛・扇を持つ謡(うた)い手。

みんな違う楽器を持っていたんですね!

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右大臣

四段目に居るのは、弓を持った二人の護衛

正式名称は「隋臣/随身(ずいしん・ずいじん)」といい、お内裏様の警護をする重要な役目があります。

しかし、左大臣はいまでいう内閣総理大臣で、右大臣はその補佐で左大臣が不在の時はその職務を務めます。

左大臣と右大臣が隋臣を兼用する事はなく、五人囃子の下にいる事や弓や刀を身に付けていることから四段目の二人は大臣ではなく隋臣。

なので右大臣と左大臣で広まっていますが、実は大臣ではありません

白酒

白酒とは甘酒とは別物です。

昔からひな祭りには桃の花を酒に浸した桃花酒(とうかしゅ)を飲む風習がありその後、白酒が飲まれるようになりました。

アルコール度数は10%前後で、甘味が強いお酒です。今でいうリキュールに該当します。

たまに甘酒と勘違いして家で作った事があるという人がいますが、白酒は家庭で作る事は法律上禁止されています。

5段目

ついでに説明すると5段目に居るのは、従者の三人組の仕丁(しちょう)です。庶民出身の護衛・雑用係です。

君主が住民を無報酬で働かせる徭役(ようえき)という制度で1里50戸につき2人、3年交代で勤務しますが食糧などその全てが故郷の負担だった為かなり不評でした。

三人上戸ともいわれ、それぞれが泣き上戸・笑い上戸・怒り上戸の3種類となっています。

画像引用:http://blog.livedoor.jp/soneningyo/tag/仕丁

ほんとだ。怒ってるのがすぐ目について、ちょっと笑ってしまいました。

無報酬で働かせる制度自体に怒ってるのかなぁ。

 

歌のどこが怖いのか?

画像引用:https://www.12danya.co.jp/t_3kazari/sale/kanjyo7-7103.html

主にどこが怖く感じてしまうのかというと、二番のこの部分です。

「お嫁にいらした姉様に~よく似た官女の、白い顔

白い顔!ここ!この表現がなんとも怖く感じてしまうのです。

えっ?生きてる?生きてるよね?おばけの事?の様な感覚です。

ひな人形並べると、表情がなんとも言えず冷たく感じたりした事ないですか?

そこに、この歌で「白い顔~」と言われるとちょっとゾっとするのです。

怖い歌詞の意味。

亡くなったお姉さんの事?

歌詞を作った、サトウハチローさんにはお姉さんがいました。

が、結核で亡くなられています。しかも結婚が決まった矢先に。

すごく可哀想ですね。そんなお姉さんを想って作った歌詞だと言われています。

色白のお姉さんだったのか、病気で亡くなった時の白い顔なのか・・それはやっぱちょっと怖い気が。

画像引用:サトウハチローWikipedia

美人の条件?

もう一つ別の解釈があります。

この「うれしいひなまつり」という曲は、女の子を主人公として、その目線で作曲しています。

その女の子が官女の白い顔を見て、お嫁に行ったお姉さんを思い出しているのです。

「白い顔」と言えば少し怖いですが、「色白」と言えば美人の条件でもありますよね。

そう聞くと、色白の綺麗なお姉さんだったのかなと思います。

表現一つで感じ方がだいぶ変わりますね。

地獄の三人官女

あと、しょうもない話で申し訳ないのですが三人官女で画像探しているとところどころにでてくるこの三人組がなんだか気になりました。

なんか似てない?

画像引用:http://tokuota.ldblog.jp/archives/cat_317802.html

調べてみたら、五星戦隊ダイレンジャーの地獄の三人官女でした。

なるほど、似てたの納得。この三人官女はやっぱり倒されたのかなぁ。

こんな事考えてたら、もう白い顔がこっちに思えてきて、ぜんぜん怖くなくなってきた。

むしろ面白い。

 

歌詞が間違ってる部分がある?

実は歌詞の中に二カ所間違っている部分があります。

「お内裏様とお雛様」

二番に「お内裏様(だいりさま)とお雛様 二人ならんで すまし顔」とあります。

お内裏様とは、男雛(おびな)と女雛(めびな)の事を指しています。

雛人形の最上段に飾られている男女一組を「お内裏様」と呼ぶのです。

「お雛様」とはひな人形全部の事を指す言葉です。

そう、お内裏様も五人囃子も三人官女もみんなひっくるめて雛人形の事を「お雛様」といいます。

「二人並んですまし顔。」

歌を聴いている人はこの表現でお内裏様が男雛でお雛様が女雛かのような勘違いをしてしまいます。

この歌は誰しも一度は聞いたことがありますよね。

そう、広がり過ぎたことでこの勘違いは間違ったまま定着してしまっているようです。

「あかいお顔の 右大臣」

三番の「赤いお顔の 右大臣」とあります。

画像引用:https://koubou-tensho.com/2016/01/hinaningo-nazo/

先ほど左大臣の所で大臣という事自体も間違っていて、隋臣だと説明しましたがもう一つ大きな間違いが。

右大臣とは、左側の若者の事です。

左大臣が白いひげの長い年長者です。

そう、赤いお顔は左大臣の方なのです。逆、逆ー!という間違いですね。

これは作詞者のサトウハチローさんの勘違いで向かって右側に居る方を右大臣、左にいる方を左大臣と思ってしまった事が原因のようです。

ぱっと見はあってるように感じるのでややこしいですが、雛人形を並べる時に雛人形と同じ方向を向いたらどちらが右でどちらが左になるかと考えてみると分かりやすいと思います。

この二つの間違いは、歌が発表された後に間違いを指摘し、訂正を求める声もありましたが歌が普及しすぎた為に訂正が追い付かずそのまま今に至るようです。

なので、作詞者のサトウハチローさんはこの曲を嫌っていたそうです。

そうですよね。間違ってると思いつつ毎年ひな祭りの季節になるとスーパーでもどこでもこの曲が耳に入ってくるのでそう思うと嫌う気持ちもわかります。

間違ってても、この曲の事を知って私は好きになってきましたけどね。

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まとめ

  1. 歌のどこが怖いのか?
    二番の「お嫁にいらした姉様に~よく似た官女の、白い顔
    白い顔という表現がなんともいえず怖いのです。
  2. [box class=”pink_box” title=”怖い歌詞の意味”] ☆作詞家の亡くなったお姉さんへの想い。
    ☆言い方を変えれば「色白」の美人の条件を表している。[/box]
  3. 歌詞に2つ間違いがある!
    [box class=”pink_box” title=”お内裏様とお雛様二人並んですまし顔”] ☆お内裏様とは、男雛(おびな)と女雛(めびな)の男女一組の事。
    ☆お雛様とは、雛人形全体を表す言葉。
    お雛様が女雛を指すかの様な表現が間違っている。[/box][box class=”pink_box” title=”あかいお顔の 右大臣”] ☆右大臣は顔の白い若者です。
    ☆顔が赤いのは左大臣なのです!
    左大臣と右大臣が逆になっているのです。[/box]

歌詞に少し怖く感じる部分や間違いはありましたが、この曲が人々に愛されて親しまれている事実はなにも変わりません。

そしてそれはこれからもずっと続くでしょう!

これで、こどもにもちゃんと教えてあげれそうです。

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/niga.png” name=”息子” type=”l”]わーい♪ママ一緒に歌おう![/voice] [box class=”pink_box” title=”名関連記事まとめ”]

 




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