にんにくは料理のアクセントにとても重要な食材ですよね。
でもなかなかにんにくを常備していることってあまりないような気がします。
なので、いつもその日の料理に必要な時に買い足すようになると思うのですが、
1度にたくさんは使わないので、いつも余ってしまいませんか?
また次の機会に使おうと思ってとっておいてもいつの間にか色が変わってしまって腐っていたり、味が落ちていたり・・・
そして、またにんにくが必要になったときに新しく買いなおすはめに・・・
何という悪循環なんでしょう。でもこれ、主婦の皆さんにとってはあるあるですよね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]そうなの。にんにくっていつも腐らせちゃってもったいないのよね・・・[/voice]というわけで今回は、なかなか1度では使いきれないにんにくの正しい保存方法を知って、
にんにくを最後までおいしく料理しましょう。
にんにくを食べるメリット!
まず初めに、にんにくが持つ色々な効果を紹介します。にんにくにはうれしい効果がたくさんあるんですよ!
体力増強・疲労回復
私たちの疲労の原因の一つにビタミンB群の不足があります。
ビタミンBの多い食材(玄米、豚肉、ウナギ、きのこ、豆類など)とにんにくを一緒に摂取することで、にんにくの成分が栄養の吸収を助けてくれます。
冷え性改善
冷え性は、肩こりや腰痛、生理痛などを引き起こすため、体の内側から温めて、冷え性を改善する必要があります。
にんにくを食べることで、交感神経を刺激して、末梢の血管を拡張させる作用があります。
それによって、血液が全身に流れ、手足の先が温まります。
がんの予防
にんにくをよく食べている、韓国や中国東北部などの人々は食べていない地域の人に比べてがん患者が少ないそうです。
また、アメリカ政府による「デザイナーフーズ計画」ではにんにくが、がんになる危険性を少なくする効果がある重要な食物であることを証明しています。
免疫力のアップ
にんにくを継続して食べることで、にんにくに含まれるアリシンという成分が、免疫力を高める効果があります。
美肌効果
にんにくに含まれるスコルニジンという成分が、肌の新陳代謝を促し、美肌を保つ効果があるといわれています。また、にんにくを食べることで、血液の循環が活発になるため、お肌がすべすべになります。
アンチエイジング
にんにくに含まれるビタミンEやビタミンCは、体内の抗酸化作用を働かせ、老化予防にも効果があります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]こんなにたくさんうれしい効果があるなら、健康のためにももっとにんにくを食べる機会を増やしたいな![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]そうね・・・だけどにんにくの下処理や保存ってなかなか難しいのよ。簡単に保存できる方法があればいいんだけど・・・[/voice]
にんにくの基本的な保存方法と期間
それではまず、にんにくの基本的な保存方法をみていきましょう。
常温保存 約3週間~1か月
生のにんにくは通常、常温保存で2週間が賞味期限の目安です。
しかし、にんにくは乾燥させることで長持ちします。風通しの良い場所にネットなどに入れておくと3週間~1か月ほど持ちます。
冷蔵庫で保存 約1か月
外皮が付いた状態で新聞紙に包みます。
新聞紙に包むことで、にんにくを湿気からまもり、カビやすくなることを防ぎます。
にんにくは湿気に弱いのです。
冷凍庫で保存 約1か月~2か月
冷凍庫で保存する方法は3つあります。
- 皮をむかずにそのまま
- 1片ずつフリーザーバックにいれる
- スライスしたり、みじん切りにしたり、すりおろして冷凍
こんな風になったらアウト!
ちなみに、にんにくはこんな状態になったらもう食べれないので気を付けてくださいね。
- 変なにおいがする
- 触ったらぐにゃぐにゃする
- 水分がなくなってスカスカになっている
にんにくの常温保存や冷蔵庫での保存はデメリットが・・・
先ほど基本的なにんにくの保存方法を書きましたが、実は常温保存や冷蔵保存にはデメリットがあります。
主婦の皆さんはご存じかもしれませんがそれは・・・
そう!においです。
部屋の中や庭先に、にんにくをつるしておくと周りに結構においが広がりますし、
冷蔵庫に入れたら、他の食材ににおいが移ってしまう可能性があります。
にんにくのにおいって結構きついですから、できるだけにおいを出さずに保存したいですよね。
にんにくは冷凍保存がオススメ!
そこで、おすすめなのが冷凍保存です。
冷凍保存にはたくさんメリットがあるんですよ。
にんにくの冷凍保存のメリット
たくさんのメリットがありますが、ここでは5つご紹介します!是非参考になさってくださいね♪
においがでない
まずはこれですね。
やはり、冷蔵庫や常温保存だと、にんにくの強いにおいが充満してしまいます。
冷蔵庫内で他の食材ににおいが移るのもいやですよね。
冷凍保存すると、このようなことはありません。
芽がでない
常温保存しているにんにくは放置するとすぐ芽がでてきてしまいます。
冷凍することでにんにくの成長を遅らせることができます。
変色を防ぎ香りや風味を損なわない
冷蔵庫や、常温でにんにくを保存すると、時間とともににんにくの成分が酸化し緑っぽい色に変色します。
特にすりおろしにんにくを保存するときは変色しやすいので、やはり冷凍するのがおすすめです。
調理時間の短縮
あらかじめ用途にあわせてにんにくを切っておくことで調理時間の短縮ができます。
いざ使おうと思った時に皮をむいたりするのってけっこうめんどくさいんですよね。手ににおいがつくことも。
にんにくを下処理して冷凍しておけば、凍ったまま料理に使えるので、そのような心配もいりません。
薄皮が剥きやすくなる
にんにくの薄皮をむくのってかなり面倒ですよね。しかし、冷凍にんにくだと簡単!
冷凍庫から出したにんにくの根元をカットし、数分水につけておきます。そして、先をつまんで押し出すようにすると・・・
あら不思議、スルッと薄皮がむけちゃうんです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]にんにくの冷凍保存ってこんなにもたくさんメリットがあるのね!冷凍保存が断然おすすめね![/voice]
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にんにくを冷凍すると栄養はどうなる?
にんにくは疲労回復、食欲増進など、スタミナがつく食材なので、健康のためににんにくを食べている方もいるかもしれません。
冷凍したにんにくは、栄養はどうなるのか気になるところですよね。
実は、にんにくを冷凍しても栄養分はあまり変わらないということがわかっています。なので、にんにくを冷凍しても安心です。
しかし、にんにくの栄養が減ってしまう原因があります。それは、芽が出てしまうこと。野菜が目を出すには、多くの栄養素が必要です。
芽が出てしまうと、にんにくの栄養は、減ってしまうのでなるべく早いうちに冷凍することをおすすめします。
にんにくを冷凍しても緑に変色してしまうことも・・・
生のにんにくをすりおろすと、にんにくの香りや辛味の元になっているアリインという物質が、アリシンという成分に変化します。
そして、それが空気に触れて酸化がおこり、にんにくが緑に変色してしまうことがあります。
緑に変色してしまったとしても栄養分や効果には変化がなく、安心してたべることができるのですが、できれば、変色は防ぎたいですよね。
にんにくが変色しやすいのは、すりおろした時です。にんにくをすりおろす時に鉄のおろし金よりもセラミックや陶器のおろし金を使うことで、変色を防ぐことができるようです。
にんにくを賢く冷凍しよう
メリットいっぱいのにんにくの冷凍保存ですが、やっぱり丸ごと冷凍庫に入れておくだけじゃもったいない!
少しだけひと手間加えて保存しておくだけで、次に使うときにかなり調理時間が短縮できますよ。
1片ずつ
にんにくの外皮をむき、1片ずつフリーザーバックに入れて保存します。
こうすることで、にんにく同士がくっつかず、使いたい分だけ料理に使えるので便利です。
スライスにんにく
にんにくの芽をとり、スライスしてアルミプレートなどに並べてから冷凍します。
にんにくが凍ったら、フリーザーバックに入れ替えましょう。こうするとにんにく同士がくっつきません。
みじん切りにんにく
にんにくをみじん切りにし、1回分の量ずつラップで包んで、フリーザーバックへ。
小分けにすることで、1回分ずつ使いやすいですね。
すりおろしにんにく
にんにくをすりおろしたら、フリーザーバックにいれて平らにして冷凍しましょう。
このときに菜箸などでスジを付けておくと、使いたい分だけパキッと折って使うことができるので便利です。
製氷皿などに小分けにして凍らせてからフリーザーバックに入れ替えるのもいいですね。
[box class=”red_box” title=”ポイント”]フリーザーバックに入れて保存する場合は必ず空気を抜くことをお忘れなく![/box]冷凍にんにくを使う時のポイント
冷凍にんにくは、凍ったまま料理に使うことができます。
ここで、気を付けてもらいたいのが解凍してから使う場合。解凍する場合はかならず自然解凍しましょう。
水に濡らしたりすると水っぽくなりべちゃべちゃになるので気を付けてくださいね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]確かに、にんにくの下処理を1回で済ませておけばかなり便利になるわよね!にんにくがないからこのレシピは今日はやめとこ。ってことにもならないし![/voice]
にんにくにアレンジを加えて保存する方法も!
にんにくのオリーブオイル漬け 冷蔵保存1か月
オリーブオイルに漬ける保存方法もあるんですよ。そのやり方は
- にんにくをスライスし、芽をとる
- きれいな瓶などの容器にスライスしたにんにくを入れる
- にんにくが隠れるくらいオリーブオイルを入れる
とっても簡単ですよね。このにんにくは普通のにんにくと同じように料理に使うことができます。
さらに、オリーブオイルににんにくの香りが移り、こちらはパスタなどに使うととてもおいしいですよ。
にんにくオリーブオイル漬けを使ったアヒージョも簡単なのでおすすめです。
こちらはにんにくのオリーブオイル漬けの方法がわかる動画です。
ぜひ参考にしてみてください。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/6XzG3zjeNtY” mode=”normal” /]おすすめのアヒージョのレシピも紹介します。
[box class=”blue_box” title=”砂肝とマッシュルームのアヒージョ”]<材料>
砂肝200g
マッシュルーム、キノコなど 100g
にんにく 2片
にんにくオリーブオイル漬け 1片分
にんにくオリーブオイル漬けのオイル 大さじ2くらい
赤唐辛子 3本
オリーブオイル 適量
岩塩 適量
ブラックペッパー 適量
引用:https://cookpad.com/recipe/3403657
[/box]にんにくの醤油漬け 冷蔵保存2か月
醤油に漬けて保存する方法もあります。
こちらもオリーブオイルと一緒の手順で、オリーブオイルを醤油に変えるだけ。
もちろんこちらもにんにくは料理に使えますし、醤油にもにんにくの香りが移っておいしい調味料になります。
こちらの醤油は、チャーハンなどの炒めものにおすすめですよ。
[box class=”red_box” title=”注意”]醤油に漬けたにんにくと、醤油は味が濃くなっています。料理の味付けに使うときは少しずつ使って調節しましょう。[/box]こちらは、にんにくの醤油漬けを使ったチャーハンのレシピです。
ぜひ、作ってみてください。
[box class=”blue_box” title=”にんにく醤油漬けチャーハン”]<材料>
米 1合
ひき肉 70g
卵2個
青ネギ 適量
にんにく醤油漬け 3個
にんにく醤油 大さじ3
鶏がら(顆粒)3g
塩 少々
引用:https://cookpad.com/recipe/3691850
[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]このオリジナル調味料はかなり万能そうね![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]どのレシピもおいしそう!早く食べたいな。[/voice]まとめ
- にんにくは栄養豊富で食べるとうれしい効果がたくさん
- にんにくの保存にはメリットたくさんの冷凍保存がおすすめ
- 下処理をして保存しておくことで次に使う時にとても便利に
- アレンジを加える保存方法もぜひ試してみて
主婦のみなさんが今まで一度は経験しているであろう、
にんにくを余らせ、腐らせ、捨てる・・・ということ。
だけどにんにくは色んな料理の味を際立たせる、あるととても役立つ食材ですよね。
あらかじめ下処理をしておくことで、料理の手間がグッと減りますし、にんにくをいままでよりずっと
気軽に使うことができるのではないでしょうか?
しかも、にんにくは栄養豊富で継続して食べつづけることで、たくさんのうれしい効果があることがわかりましたね。
正しい保存方法で、にんにくをおいしく、賢く使い切りましょう。
そして積極的ににんにくを食べて、健康と美容をゲットしましょう。
他の食材の冷凍保存の方法や、にんにくの活用方法についての記事もご紹介しますので
ぜひ、参考にしてみてください。
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