今年も秋がやってまいりました。好きなのは読書の秋?スポーツの秋?
私は断然、食欲の秋!!
そして今回はそんな秋の味覚の代表格、さつまいもを落ち葉で焼き芋にして楽しくおいしく食べる方法をお教えします。
普通に調理して食べるのとは、全然違ったおいしさに満足する事まちがいなしです!
焼いて食べるだけだけど、ほんとめちゃくちゃおいしいし、そしてなにより楽しい!
お芋掘りしたあのさつまいもを♪
落ち葉拾いも楽しいし、焼いて楽しくておいしくて最高。
秋の楽しいイベントになります。もう私、わくわくしてきました。
家族・友達・恋人、誰とでもいい思い出になる事間違いなしです。
だけど火を扱うので、きちんとした知識を持って楽しい思い出になるように一緒に焼き芋名人目指しましょう!
焼き芋に使うお芋の種類は?
- 紅あずま 焼き芋屋さんに多く使われている品種 ほくほく系 水分は少なめ
- 鳴門金時 ほくほく系で上品な甘さ 水分は少なめ
- 安納芋 最近人気のさつまいも ねっとり系で、甘い 水分は多め
- 紅はるか ねっとり系で、とても甘い 水分は多め
おススメというより、自分好みのさつまいもを選んでください。
ほくほく系が好きなのか、ねっとり系が好きなのか何種類か試して食べ比べとかも楽しいですよ!甘味が多いのは一つで満足ですが、ほくほく系はまだ食べれちゃったりします。
自分でお芋掘りしたサツマイモは掘った直後は水分が多いので、すぐ焼き芋にするよりも1週間ほど土を付けたまま日陰に置いておくと水分も飛び内部のでんぷんが糖化して甘みが増してほくほくした焼き上がりになります。
焼きあがりの好み
まずはよくサツマイモを洗いましょう。
- そのまま焼く!→ちょっとスモーキーな香りがついてこげも美味しい!(ワイルドな上級者向け)
- アルミホイルで焼く!→ほくほくして、おこげも出来て香ばしい!
- 新聞紙を巻いて、濡らしてからアルミをしっかり巻く。→しっとりして甘く柔らかい仕上がり。(初心者にオススメ)
どれも美味しそう~!少し焦げた感じも美味しいけれど、失敗が少ないのはやっぱり3番かなぁ。
みんなで色々やってみて、少しくらいこげちゃうのも楽しい思い出になりそうだね!
焼き芋を作る場所は?
昔は結構いろんなところで出来たのかもしれませんが、やはり楽しくやるからには自分たちだけが楽しいなんてのはダメですよー。
(ほんとは自分の庭でやっちゃいたいですが、ご近所さんが燻されちゃう!)
みんなが気持ちよく、おいしく食べる為にやっていい場所、ダメな場所知っていきましょう!
やっちゃダメな場所
市街地や近くに住宅がある場所は焚火はまずダメです。煙は風向きで思ったより広範囲に広がります。
焚火によるダイオキシン発生を注意喚起する自治体が増えて来て、最近は公園や空き地も火気厳禁のところがほとんどなので火が使える場所は少ないです。特に子供が遊ぶような場所は危ないのでやめましょう。
おススメの場所
他の人の迷惑にならない場所。それはキャンプ場!!
焚火を前提としている場所なので、キャンプ場やバーベキュー場でしましょう。
ただ私はアウトドアが大好きでよくキャンプ場へ行きますが、直火禁止の所が多いです。
もちろんお近くのキャンプ場が直火OKならいいのですが、焚火台かバーベキューコンロを使えばどこのキャンプ場でも焚火の問題なしです。安い物なら2~3千円くらいで購入できます。
100均で焚火台をつくった強者もいたので、気になる方はこちらをクリック。
https://solocamp.tabinchuya.com/gekiyasu/gekiyasu_takibidai.html
この100均の焚火台はソロツール用なので落ち葉で焼き芋するには小さいですが、この仕組みで焚火台はできます。
焚火のやり方
まず用意するもの
- 枯れ木・落ち葉
- さつまいも
- チャッカマン
- アルミホイル
- 新聞紙
- 軍手
- とんぐ
- うちわ(あると便利)
- ゴミ袋3、4枚(落ち葉を集める用40L、2・3枚程、後かたずけ用に1枚)
- バケツ(火消用)
- 直火がダメな場所なら、焚火台かバベキューコンロ
服装は、火の粉で服に穴が開いてしまう事がよくあるので、ウールやコットンが火に強くてオススメです。
化学繊維はすぐに溶けて穴が開いてしまいます。経験済みですが、好きな服に穴が開くと悲しいですよー!
落ち葉を集めよう
さて、どれくらいの落ち葉を集めればいいのでしょうか?
大量の落ち葉が必要です。目安としては40Lのゴミ袋2、3枚がパンパンになるくらいあれば無難です。
落ち葉だけでは難しいので枯れ枝も多めに拾いましょう。
枯れ枝は細い物や太い物と色々な大きさの物を拾ってください。ただ生木はダメです。木を折るのは可哀想だし、何より水分量が多くなかなか燃えない上に火にくべてもかなり煙たいです。
松ぼっくりや枝が着火剤になってくれます。
ちなみに松ぼっくりは松ヤニがついてるので燃えやすくて着火剤としては優秀ですが、煙が上がりやすいので入れすぎは注意です。
スモークする時、スモークチップでもサクラはいい香りを付けてくれますが、枯れ枝でもそれは同じで桜の枯れ枝はいい香りを出してくれます。
美味しくなるコツ
ほくほくおいしい焼き芋をつくる為にはコツがあります。大事なのは温度と水分。
低温で焦らずじっくり水分を適度に飛ばす事!
サツマイモは60℃前後と結構低い温度で、じっくり焼くことでイモ類に含まれるでんぷんが糖分に変わり、あのねっとりしたおうちでは難しい美味しさが生まれます。70℃を超えてしまうと酵素が壊れてしまいます。更に火力が強いと悲しい丸焦げ姿に変わります。
水分は15%~30%程抜けると、とても甘いものになります。
寒い中、はふはふ食べるサツマイモ。それだけで美味しいのに、甘味が凝縮されて忘れられない格別な味になります。
そこで大事になってくるのが低温にする為の熾火(おき火)です。
熾火(おきび)
熾火とは、炭や薪が燃え切って白くなりかけた状態の事をいいます。
見た目で言うと燃えているけど、火が上がってない状態です。
熾火の作り方
直火OKのキャンプ場であれば、まず焚火をする地面の状態が大事です。
湿ってる場所では、火床を作るのに時間がかかってしまうのである程度乾いた場所でしましょう。
焚火をする場所の周りを石で囲いを作りましょう。
枯れ木や松ぼっくりにチャッカマン等で火をつけて、その上に落ち葉を山の様に置いて火を付けていきます。
空気を入れると燃えやすくなるので、枯れ枝を置く際に空間を大事に少し空気が入るような感じで置いてみてください。
乾いた落ち葉は勢いよく燃えるので注意が必要です。しめった落ち葉で火力調整をしましょう。
そして初めのうちはよく燃えますが、だんだん火が落ち着いてきて熾火の状態になります。
熾火が出来たら、沢山の灰の中にサツマイモを入れて灰をかぶせたら、上からまた枯れ葉を載せて蓋をします。
隙間から煙が出ていれば大丈夫です。煙が弱ければ、うちわなどで空気を送ったり燃える物を少しずつ足してみたりしましょう。
サツマイモを焼くのも時間がかかりますが、熾火を作るのも焦らずじっくり。
焦って炎が上がっている時にサツマイモを投入してしまうと、短時間で出来るという訳ではなく黒焦げなのに生焼けの所が有ったりと、火力の調整が非常に難しく残念な結果になってしまいます。
焦らない。焦らなーい。一休み、一休み。
分かりやすい焚火で焼き芋を作る動画がありました。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/hai3ksdOUyY” mode=”normal” /][box class=”pink_box” title=”火を扱う際の注意事項”]・乾燥注意報が出てる日や、風の強い日にはしない。
・必ず周囲に燃える物がない場所でしましょう。
・大人が火の扱いを管理し、子供だけではしない。
・バケツに水を用意して、終わったら完全に火をけしましょう。
・確実に火が消えた後にはゴミ袋にいれて可燃ごみに出しましょう
(ゴミはキャンプ場の分別に従ってください。)[/box]
焼き芋を焼く時間
大きさにもよりますが、熾火で30分~1時間。15~20分程で一度向きを変える。
熾火になるまで待つ間にマシュマロを竹串に付けて軽くあぶると美味しですよ♪
焼き芋は周りから火が入っていくので、周りが柔らかくても真ん中がまだの場合があるので竹串などで中まで刺さるか確認しましょう。
さぁ、もう少しで美味しい焼き芋が出来ますよ!
まとめ
焚火でおいしい焼き芋を食べる為には!
焦らず信じて、待つことです。
しまった。まとめ過ぎた。
簡単な手順を♪
- オススメの場所はキャンプ場。
- 大量の落ち葉を集めましょう。目安としては40Lのゴミ袋2、3枚がパンパンになるくらいあれば無難です。大小様々な枯れ枝も一緒にたくさん集めましょう。
- 焚火を作っていきましょう。空気が入る様に小枝を組んで火を付けましょう。その上に山の様に枯れ葉を載せて大量に灰を作ります。
- 大事なのは熾火(おきび)の状態。火が上がっていない、炭や薪が燃え切って白くなった状態です。その中でサツマイモを焼きます。
- 美味しい焼き芋のコツは低温でじっくりです。熾火の状態で1時間程様子をみます。15~20分程でたまにひっくり返します。
- 竹串が刺さるようになれば出来上がりです!
- 寒い中、みんなではふはふ言いながら美味しくいただきましょう!
熾火を作り、時間をかけてゆっくり低温で焼くことが美味しい焼き芋を作るコツ作るです。
待ってるだけで、その間においしさが増していくなんて、なんてすばらしい。
甘い焼き芋はもはやスイーツ。
焚火を見ながら楽しく話すのも、もちろんいいですし、焚火を見ながら椅子に腰かけて普段話せない事を語り合うなんてのもいいですよ。
火を見ながら話すとなんだか一段と仲良くなれるものです。
だから私はキャンプ場に行くのです。
そして食べ比べで、焼き芋いっぱい作ったら、おなか一杯になってその日の料理、作らなくてよくなるかなぁ。
それなら楽ちんなのになぁー。なんて。