結婚式は大安にやると良い
お葬式は友引にしないもの
宝くじを買うなら一粒万倍日
こんなことを聞いたことはありませんか?
曜日や日にちでもなく、その日はどのような日かと気にする考え方がありますよね。
その中で鬼宿日のことは知っていますか?
鬼がつくとなんだか怖そうな日ですよね。今回は鬼宿日について紹介します!
鬼宿日…読めますか??
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”r”]おにやどにち![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]残念!違いまーす。[/voice]正解はキシュクビ(またはキシュクニチ)と読みます。
みなさんは読めましたか?実は私も最初は夫と同じ読み方をしました(笑)
ちなみに鬼宿だけだとたまほめと読むこともあるのだとか。
カレンダーにはなかなか書いてないので初めて聞いたという方もいるかもしれませんね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]僕も初めて聞きました[/voice]この鬼宿日は二十八宿のうちの一つなのです。
二十八宿(にじゅうはっしゅく)とは何?
そもそも二十八宿とはどういうものなのでしょうか。
二十八宿とは?
二十八宿とは、天の赤道に沿って1日ごとに選ばれた、月が宿る恒星のことです。
ちなみに天の赤道とは地球にある赤道を天球に延長したもので、恒星や惑星などの位置を決める基準になるものです。
引用 新地学教室
月の1周を28個に分け、この区分を宿(または星宿)とよび、それぞれに星座名をあてはめました。
そうすることで太陽の位置を推測し、季節を正すために使われていました。
そもそもは中国で生まれ、インドに広まると吉凶を知るために使われるようになりました。
月の動きは地球上に大きな影響があると考えられていたこともあったからといわれています。
また、人の運勢だけでなく行事や祭事に対しても吉凶をみることは大切とされて二十八宿として使われるようになりました。
二十八宿の分類
中国では東西南北にそれぞれを守る神獣の考えがあります。
東-青龍(せいりゅう)
西-白虎(びゃっこ)
北-玄武(げんぶ)
南-朱雀(すざく)
そしてそれぞれに7宿ずつ配当したのです。
引用 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ちなみに鬼宿は南の朱雀にあたります。
始まりは季節を正すためだったことが、日の運勢にかわっていったのです。
なので、生活に関する吉凶も定められていますよ。
例えば種まきや酒造り、開店や稽古始めなどです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]個人的に面白かったのは「便所改造に吉」という日です![/voice][the_ad id=”11303″]
鬼宿日の意味は?良い日!?悪い日!?
さて、鬼宿日はどんな日なのでしょうか。
「鬼」の文字があるとなんだか悪い日のような気がしますね。
でも、鬼宿日は二十八宿の中では最も運気の良い日なのです!
公の行事はもちろん、一般の祝い事にも良いとされているのです!!
鬼宿日は「鬼が宿にいて出歩かないので邪魔されない」という意味があります。なので何事をするにも良いとされています。
またお釈迦様(しゃかさま)が生まれた日であるとも言われているのです。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]ちなみにお釈迦様の誕生日は4月8日(または4月15日)だそうですよ[/voice]全てが吉ではない!?
何事もよいといわれる鬼宿日ですが婚礼だけは凶とされているのです!!
理由ははっきりと伝わっていないようですが、鬼宿日に結納、入籍、挙式などの婚姻に関わる物事をすると悪影響が出るといわれています。
なのでみなさん、婚礼だけは気を付けてくださいね。
鬼宿日はいつ?
では鬼宿日はいつあるのでしょうか。
2019年は
1月11日 | 2月8日 | 3月8日 |
4月5日 | 5月3日、31日 | 6月28日 |
7月26日 | 8月23日 | 9月20日 |
10月18日 | 11月15日 | 12月13日 |
となっています。
それ以降はこちらから 鬼宿日を調べる ke!san
日本では明治時代まで太陽太陰暦使われていました。
[box class=”green_box” title=”太陽太陰暦とは”]月の満ち欠けに合わせて1ヶ月の日付を考えたもの。
数年に1回閏月(うるうづき)をおいて1年を13ヶ月としたもの。
日本の旧暦[/box]
当時は28日で1ヶ月だったため、毎月15日が鬼宿日でした。
現在では太陽暦(グレゴリオ暦)となっています。
[box class=”green_box” title=”太陽暦(グレゴリオ暦)とは”]地球が太陽の周りも回る周期を1年とする考え方。
4年に1度、閏日(うるうび)がある。
現在の暦の考え方。[/box]
そのため毎月違う日に鬼宿日がやってきます。
他にもある暦の吉凶
二十八宿以外にも吉凶を表すものはいろいろです。
六曜(ろくよう、りくよう)
最初にもふれた、大安、仏滅といったもので、一番なじみのあるものではないでしょうか。
わが家のカレンダーにも最初から書かれています。
六曜はその一日の中で縁起の良い時間と悪い時間を示したものです。
また縁起の良いこと、悪いこともあります。
大安(たいあん) | 1日中吉。何事にも良いとされる日。 |
友引(ともびき) | 朝と夕が吉。昼ごろは凶。お葬式には凶日。 |
先勝(せんしょう、さきがち) | 午前は吉。午後から凶。勝負事は吉とされる日。 |
先負(せんぶ、さきまけ) | 午前は凶。正午から吉。平静を守ることが良いとされる日。 |
赤口(しゃっこう、しゃっく) | 正午ごろは吉。他は凶。特に祝い事は凶日。 |
仏滅(ぶつめつ) | 一日中凶。祝い事、祭り事は避けられる。 |
江戸時代には民衆であまりにも流行ってしまい、幕府から「信じすぎないように!」とお触れが出たのだとか。
明治時代に一度削除されますが、戦後に復活して現在も使われていますね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]普段はあまり気にしませんが、やはり両親からの勧めもあり結婚式の日だけは大安を選びました。[/voice]十二直(じゅうにちょく)
北斗七星の動きを吉凶判断をしたものです。
六曜よりも古く、飛鳥時代から使われていたようです。
昭和初期までは「よく当たる!」として最も重視されていたそうです。
建(たつ) | 万事大吉の日。動土、蔵開きは凶。 |
除(のぞく) | 井戸掘り、治療開始は吉。結婚、動土は凶。 |
満(みつ) | 新規事、結婚などは吉。動土、服薬は凶。 |
平(たいら) | 旅行、結婚などは吉。穴掘り、種まきは凶。 |
定(さだん) | 開店、結婚、種まきは吉。旅行、訴訟は凶。 |
執(とる) | 祝い事、祭祀、種まきは吉。金銭の出入りは凶。 |
破(やぶる) | 訴訟、出陣、漁猟は吉。祝い事、契約事は凶。 |
危(あやぶ) | 万事控えめに。 |
成(なる) | 新規事業、建築、開店は吉。訴訟は凶。 |
納(おさん) | 収穫、商品購入は吉。結婚、見合いは凶。 |
開(ひらく) | 建築、移転、結婚などは吉。葬式は凶。 |
閉(とづ) | 金銭出納、建墓は吉。棟上げ、結婚、開店は凶。 |
長く使われていただけあって、細かい吉凶がありますよね。
二十八宿と同じで生活に関わる吉凶が具体的に書いてあります。
その他にも十二支、九星、選日などたくさんのものがあります。
これら全てを気にしているととても大変なことになってしまいます。
また科学的根拠のあるものではありません。気にする、しないもひとそれぞれではあります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]そう言えば、婚姻届出した日も大安だったよな![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]そうそう!一応縁起の良い日にしよっか、ってなったのよね。[/voice]
まとめ
いかがでしたか?
実は良い日の鬼宿日よかったら覚えておいてください!
今回は
- 鬼宿日はキシュクビと読む。
- 二十八宿とは中国で生まれた暦の吉凶を占うもの。
- 鬼宿日は最良の日!でも婚姻は凶!!
- 鬼宿日は28日ごとに来る。
- 六曜、十二直など他にも吉凶を表すものがある。
以上をお伝えしました。
昔ほど暦の吉凶を気にする風習は薄れているようにも感じます。
ですが、大切な日を選ぶような機会があればぜひ気にかけてみてください。
みなさんの記念日がもっと素敵に感じられるかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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