宅配便を送る際、佐川急便やヤマト運輸に並んで利用されるのが「ゆうパック」
「ゆうパック」は日本郵政が請け負っているものなので、荷物をゆうパックで送る時は郵便局に持ち込まないといけません。
しかし、近くに郵便局が無い場合や、郵便局の営業時間中に行けないという方はコンビニでゆうパックを出すことも可能なんです。
今回はゆうパックを出せるコンビニや、コンビニから発送できるゆうパックについて解説していきたいと思います。
コンビニでも簡単にゆうパックが出せる?
郵便局の営業時間は、地域による差はありますがおおむね平日は9:00~17:00、土日祝は休業といったところが多いです。
ゆうパックはハガキや封筒のようにポストに投函するだけで良いというわけにもいかず、窓口まで行って手続きをしなければなりません。
社会人の方は特に「仕事が始まる前に出すことも、終わった後に出すこともできない。仕事が休みの日にも出せない」というケースが多いのではないでしょうか?
しかし、ゆうパックが24時間営業をしているコンビニでも発送できるのなら、便利ですよね。
ゆうパックをコンビニで発送するためにはどうすればいいか解説していきたいと思います。
「ゆうパック」を受け付けてくれるコンビニは?
ゆうパックを出せるコンビニは、以下の4つです。
- ローソン
- ミニストップ
- セイコーマート
- ローソンストア100
「セイコーマート」「ミニストップ」「ローソンストア100」の3つは店舗の無い都道府県もありますが、「ローソン」は全国的に展開されています。
これらのコンビニなら、郵便局の営業時間外でもゆうパックを受け付けてくれます。
ただし「ローソンストア100」「セイコーマート」は24時間営業ではない店舗もありますので、ご利用の際にはご注意ください。
また、一部の店舗ではゆうパックの受け付けをしていない店舗もあります。
荷物の発送をしたいコンビニがゆうパックを取り扱っているかどうかわからない場合は、事前に問い合わせることをおすすめします。
コンビニで出せるゆうパックの種類って?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”ママ友” type=”r”]ゆうパックっていろんな種類があるけど、コンビニではどんなものを受け付けてくれるの?[/voice]上記のコンビニが、ゆうパックを受け付けてくれるのはわかりました。
しかし郵便局では受け付けができても、コンビニでは受け付けができないゆうパックがあります。
コンビニでも受け付けができるゆうパックと合わせて、解説していきたいと思います。
着払い・元払いの一般的なゆうパック
四角い段ボール箱に荷物を詰めた、一般的なゆうパックは勿論受け付けることができます。
ゆうパックの料金支払い方法には、送る人が支払う「元払い」と、受け取った人が支払う「着払い」があります。
コンビニでは「元払い」も「着払い」でも受け付けています。
荷物をコンビニに持ち込んだあと「宅配便を送りたいので伝票をください」と店員さんに伝えてください。
その時に元払いか着払いか聞いてくるので、欲しい伝票の種類を伝えてくださいね。
[box class=”red_box” title=”着払いについて”]着払いは、送料とは別に20円の手数料がかかるので、受取人は送料+20円を支払う必要があります。
自宅やコンビニで着払いのゆうパックを受け取る際は、現金以外での支払いは不可能になっています。ただし、郵便局で受け取る場合は切手も利用できます。
また、後ほど説明するスキーゆうパックや空港ゆうパックには着払いは利用できません。
[/box]なお、郵便局でゆうパックを出す場合は支払いに切手が使えますが、コンビニで出す場合は切手が使用できなくなります。
かわりに、一部のクレジットカードや電子マネーが使えます。それぞれのコンビニで使用できるものは以下の表を参考にしてください。
使える電子マネー | 使えるクレジットカード | |
ローソン、ローソンストア100 | Suica、WAON、楽天Edy 等 | VISA、JCB、Mastercard 等 |
ミニストップ | WAON | なし |
セイコーマート | なし | なし |
なお、ゆうパックは縦+横+高さの合計が170cm以下かつ重さが25kg以下の荷物を取り扱っています。
それよりも大きかったり、重かったりする荷物は重量ゆうパックとみなされ、コンビニでの受け付けはできなくなってしまいますのでご注意ください。
スキーゆうパック
スキー板やストックなどのスキー用品をスキー場やホテルへ届けたい場合は、スキーゆうパックを利用すると便利です。
スキーゆうパックの伝票は専用のものがあり、片道用と往復用の2種類があります。
基本的には一般的なゆうパックと同じ書き方ですが、スキー用品を使う前日までに届けなければならないので、スキーで遊ぶ日をきちんと記載してください。また、往復用のラベルを使う際は荷物の返送をする予定日も記載してください。
なお、スキーだけでなく、ゴルフゆうパックというものもあります。こちらもスキーゆうパックと同じ伝票で送ることができます。
空港ゆうパック
空港ゆうパックとは、旅行スーツケースなどを出発前日までに空港へ宅配し、カウンターで受け取るゆうパックです。
空港ゆうパックは
- 新千歳空港
- 仙台空港
- 新潟空港
- 成田空港
- 羽田空港
- 中部国際空港
- 関西国際空港
- 広島空港
- 福岡空港
の「手荷物一時預かり所」や「手荷物宅配カウンター」等で承っています。
こちらも「スキーゆうパック」「ゴルフゆうパック」と同じ伝票が使えますが、空港ゆうパックは料金が640円加算されるのご注意ください。
コンビニで受付できないゆうパックは?
反対に、コンビニで受け付けができないゆうパックは以下の通りです。
- 代金引換のゆうパック(差出人の指定する代金を配達員が受取人からお預かりするゆうパック)
- チルドゆうパック(生ものなどの要冷蔵の荷物を送るためのゆうパック)
- 重量ゆうパック(縦×横×高さの合計が170cm以上で重さが25kg以上のゆうパック)
- 宛名変換ゆうパック(匿名で配送ができるゆうパック)
- セキュリティサービス付きゆうパック(配送の過程を記録し、破損等が起きた場合に実損額分を50万円まで補償するゆうパック)
これらのゆうパックを利用したい場合は、コンビニではなく郵便局を利用してください。
ゆうパックのサービスって何があるの?
ゆうパックは、支払いを現金ではなく切手で支払えるという説明を先ほどいたしました。
切手を持て余しているという方は、荷物を送る際に切手を使えば有効活用できますね。
切手は段ボール箱に直接貼り付けたり、窓口で切手を渡して支払うことができます。
また、切手が足りない場合は現金と合わせて支払うことも可能です。(切手で支払いはコンビニではできないのでご注意ください)
https://twitter.com/moemoekohu/status/716145244778070016
他にもゆうパックのサービスは、何があるのでしょうか?
コンビニでも使えるサービスと、郵便局でのみ使えるサービスを分けて解説していこうと思います。
郵便局・コンビニ両方で使えるサービス
持込割引
郵便局の窓口やコンビニのレジまで荷物を持ち込むと、持込割引が適用され1個につき120円が割引されます。
同一あて先割引
過去1年以内にゆうパックを送ったあて先と同じ住所に送る場合、同一あて先割引が適用されて1個につき60円の割引が適用されます。
ただし、前回利用した送り状が必要になります。また、1度同一あて先割引が適用された送り状を再び使うことはできません。
また、着払いには適用されないのでご注意ください。
複数口割引
同じあて先の荷物が複数ある場合は、複数口割引が適用されて1個につき60円の割引が適用されます。
こちらも着払いでは適用されません。また、同一あて先割引との併用はできません。
郵便局でのみ受けられるサービス
集荷サービス
荷物を送りたいけど、郵便局まで運ぶ時間や手段が無いという方は、郵便局員が荷物の回収をしてくれる集荷サービスが便利です。
集荷サービスは1個から無料で利用することができ、電話やインターネットから申し込みができます。
郵便局員が集荷に伺う時間は指定ができますが、申し込みをした時間によって集荷が可能な時間が違います。
詳しくは、日本郵政公式ホームページのWeb集荷サービスお申込み時の注意点を参考にしてください。
申し込みの際に伝票が必要な場合、その旨を伝えれば郵便局員が伝票を持参してきてくれます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]集荷サービスを使った時は「持込割引」は適用されないから気を付けてね[/voice]番外編・ゆうパックスマホ割アプリ
「ゆうパックスマホ割アプリ」というアプリをご存知ですか?
「ゆうパックスマホ割アプリ」をインストールした後にゆうびんIDという無料会員に登録すると、割引をはじめとしたさまざまなサービスを利用することができます。
ここでは主に「ゆうパックスマホ割アプリ」で使える割引について解説したいと思います。
まず、ゆうパックスマホ割アプリを利用すると、1個につき180円の割引が適用されます。
ただし「持込割引」「同一あて先割引」「複数口割引」との併用はできないのでご注意ください。
また、発送は郵便局からのみ受け付けていて、集荷サービスやコンビニ持ち込みではこの「ゆうパックスマホ割アプリ」を利用できません。
支払いはクレジットカードのみとなっており、現金や切手での支払いはできません。
次に、受け取り先を郵便局受け取りにすると、100円の割引が適用されます。
ゆうパックの受け取りは、郵便局とコンビニとはこぽす(郵便局などに設置されたロッカー)の3つでとり行っています。自宅では受け取りが不可能なのでご注意ください。
そして、年に10個以上の荷物を発送した場合、11個目以降から10%の割引が適用されます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”ママ友” type=”r”]うまく使えば数百円の節約になるわけね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]ただ、決済方法がクレジットカードだけだから、持っていない人は注意してね[/voice]まとめ
いかがでしたか?
今回は
[box class=”red_box” title=”コンビニで出せるゆうパックの種類って?”]- ゆうパックは、ローソン、ローソンストア100、ミニストップ、セイコーマートで配送ができる。
- 着払い・元払いのゆうパック、スキーゆうパック、空港ゆうパックなどが利用できる。
- チルドゆうパックや重量ゆうパックなど、受け付けができないゆうパックもあるので注意。
- ゆうパックの料金支払いには一部の電子マネーやクレジットカードを使うことができる。
- ゆうパックは現金だけでなく、切手での支払いも可能(コンビニでは切手での支払いはできない)
- 「持込割引」をはじめ、さまざまな割引制度がある。
- 荷物を運べない場合は、郵便局員が自宅まで回収に来る「集荷サービス」がおすすめ
- 「ゆうパックスマホ割アプリ」を利用すればさまざまな割引を使うことができる。
について解説させていただきました。
ゆうパックを送りたくても、郵便局の営業時間が短いためなかなか頼みづらい・・・という方もいたと思います。
しかし、コンビニで発送ができるのならば気軽に配送を頼めますね。
手軽かつお得なゆうパックの制度を知って、賢くゆうパックを使っちゃいましょう♪
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