ほっと一息つきたくてカフェに入ったものの、
「色んな種類があって、どれを飲んだら良いのか迷ってしまう」
「他のメニューも気になるけど、結局いつもと同じものを頼んでしまう」
こんな経験ありませんか?
今までの私がまさにそうでした。
カフェで注文するのは、いつも決まって同じもの。
たまに違うのを頼んでみても、何だか思っていた味と違っていたり…
そこで今回、改めて一つ一つ調べてみることにしました。
すると、それぞれに良さがあって、コーヒーの趣や奥深さを
再認識することができたんです!
今回は私のようにコーヒーの種類がよくわからないという方向けに
その違いや特徴、甘さやカフェイン量の違いまで
コーヒーライフをより楽しむための情報をご紹介したいと思います♪
では早速それぞれの違いから。
図で見るととてもわかりやすいです。
それぞれ番号を振っていますので、その番号ごとに解説していきますね。
コーヒー豆
この段階のコーヒー豆は、皆さんご存知のあの茶色のコーヒー豆ではないんです。
ここでは生豆のままになっており、淡緑色をしています。
味や香ばしさはほとんどない為、この状態では飲むことはできません。
焙煎(ロースト)
焙煎とは、コーヒーの生豆を加熱することによって炒ることです。
( 炒るとは熱することで水分を飛ばしてカリッとさせることです )
熱の度合いや時間のかけ方によって、焙煎の度合いが変わってきます。
焙煎度合いは全部で8段階に分かれており、一番浅いのがライトロースト
一番深いのはイタリアンローストになっています。
この焙煎によってコーヒーの味の8割が決まるといわれる程大切な作業です。
ライトロースト ( 焙煎→浅い、味→酸味がある ) |
シナモンロースト |
ミディアムロースト |
ハイロースト |
シティロースト |
フルシティロースト |
フレンチロースト |
イタリアンロースト( 焙煎→深い、味→苦味がある ) |
ドリップ式抽出
ドリップ式抽出とは、写真のように上段にコーヒー粉をセットして
お湯を注ぐことでコーヒーが重力によって下に落ちるという抽出方法です。
ペーパーフィルターを使用すると「ペーパードリップ」
布フィルターを使用すると「ネルドリップ」と言います。
家庭やオフィスで使用されているのは、ペーパードリップですよね。
お手入れなどが必要なく、使い捨てできるのでとても便利です。
ネルドリップだと少々お手入れは大変ですが、コーヒーの微粒子を通さず、
コーヒーオイルのみを沢山抽出できます。
そのため滑らかな口当たりになり、コーヒーそのものの味を楽しめます。
エスプレッソ式抽出
こちらは機械を使います。
機械の中で圧力をかけるので短時間で抽出できるという特徴があります。
短時間で抽出することによって、コーヒー豆が持つ「苦味」
という美味しい部分のみを抽出できます。
こうして抽出したコーヒーをエスプレッソと言います。
「エスプレッソ」はイタリア語で「急行」という意味です。
エスプレッソだけを飲む場合は、短時間で少量を抽出し
小さいカップでいただきます。
カフェイン量はどちらが多い?
カフェイン量が多いのは「ドリップ式」の方です。
単純に短時間で濃く出すエスプレッソ式の方が多そうですよね?
しかし、ポイントは”短時間で”という所。
短時間であるためカフェインが溶け出しにくい上に、
飲む分量がエスプレッソの方が少ないことから
ドリップ式の方がカフェインは多くなっています。
さぁ、ここまできたら後は何を追加するかで
飲み物の種類が変わってきます!
カフェオレ (ドリップ式コーヒー + 牛乳)
カフェオレはフランス語で、ミルク入りコーヒーという意味になります。
コーヒーと牛乳の割合は、半々。
ちなみに、コーヒーに牛乳を入れたものは「カフェオレ」
牛乳にコーヒーを入れたものを「コーヒー牛乳」と言います。
ドリップ式コーヒーで作れるので、ミルクや砂糖の分量を自分好みにして
家庭でも簡単に作れますね♪
ドリップするコーヒーの種類で味が変えられるのも嬉しいポイントです。
私もカフェラテが大好きで良く飲みます。
忙しくて余裕のない朝などはコーヒーの顆粒タイプを使っていますが、
余裕があって美味しいコーヒーが飲みたい時やお客様にお出しする際は
ペーパードリップを使用します。
少し工夫するだけで、とっても美味しいコーヒーを淹れることができるので
そのポイントをご紹介しますね♪
美味しいドリップ式コーヒーを淹れるポイント
粉の分量 1杯10g 程出来上がり量の標準は120cc
分量が適切でなければ、味が薄かったり濃くなりすぎたり
するので、ここも大切なポイントです。
せっかく適切な温度でコーヒーを淹れても
器具が冷たかったら冷めてしまいます。
使用する全ての器具を温めておきましょう。
美味しいコーヒーを淹れるために最も重要なポイントです!
最初にお湯を注ぐ際、ゆっくり細く少量のお湯を注ぎます。
中心から外側、外側から中心に円を描くように注ぎます。
そうすると表面が膨らんできますので、
そこで30秒程コーヒー豆を蒸らします。
(この膨らみがしっかりあると、コーヒー豆が新鮮ということです)
この作業を行うことによって、お湯が均一に行き渡りやすくなり
コーヒーの味を引き出しやすくなります。
「ついついもったいないから、最後の最後まで出し切りたい!」
と思ってお湯がなくなるまで入れていましたが、そうすると
何だかとっても苦いです…
それもそのはず、最後に残っているのはえぐみや雑味だそうです。
ある程度抽出したら、すぐにドリッパーを外しましょうね。
詳しい動画の説明があるので、こちらもどうぞ♪
「おいしいコーヒーの入れ方(基本編)」
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カフェラテ ( エスプレッソ + 温めた牛乳/スチームミルク )
カフェラテはイタリア語で、コーヒー・牛乳という意味になります。
ラテの特徴は、温めた牛乳(スチームミルク)が入っているということ。
エスプレッソが20%、スチームミルクが80%の割合が一般的です。
ラテはベースになるコーヒーがエスプレッソのため、
ミルクが多くてもエスプレッソのコクや苦味を感じることができます。
今ではコンビニでも本格的なカフェラテが購入できるようになりましたね。
私はローソンのカフェラテが大好きです。
コク・甘み・まろやかさが凝縮されている、かなりのハイクオリティーな商品。
150円という安さも魅力的でついつい寄ったら買ってしまいます。
そして、ラテアートができるのもカフェラテの特徴です。
スチームミルクを注ぐという動作だけでできるアートを
フリーポアと言いますが、とても難易度が高いんですよ。
カプチーノ ( エスプレッソ + 泡立てた牛乳/フォームミルク )
カプチーノはイタリア語です。
カプチーノの特徴は、泡立てた牛乳(フォームミルク)が入っているということ。
割合は、エスプレッソ30%、スチームミルク30%、フォームミルク40%と
ほぼ同じ分量で作られるのが一般的です。
ミルクの割合は多いですが、泡がほとんどなのでミルクのまろやかさの中にも
コーヒーの苦味をしっかりと楽しめます。
カフェマキアート ( エスプレッソ + 少量の泡立てた牛乳/フォームミルク )
カフェマキアートの特徴は、エスプレッソに
少量のフォームミルクが入っているということ。
マキアートとはイタリア語で、染みのついたという意味です。
エスプレッソに注いだミルクの模様が染みのように見えることから
この名前が付けられたそうです。
スターバックスにキャラメルマキアートという商品がありますよね?
こちらはたっぷりのフォームミルクとキャラメルソースでとても
甘く作られていますが、本来のマキアートは、味が濃いエスプレッソに
少量のフォームミルクしか入っていないためとても苦いです。
私は根っからの甘党なので、コーヒーも甘くして飲むのが大好きです。
以前、スターバックスのキャラメルマキアートを想像して
喫茶店でマキアートを頼んだら、とっても苦くて
ほとんど飲めませんでした…
みなさんも注文の際は気を付けてくださいね。
カフェモカ ( エスプレッソ + 温めた牛乳/スチームミルク + チョコレートシロップ )
エスプレッソにスチームミルク…?
先ほど出てきたカフェラテと一緒ですね!
カフェモカは、そこにチョコレートシロップを追加したものです。
ホイップクリームをたっぷり乗せて楽しむ方も多いですよね。
エスプレッソの苦味とクリームやチョコの甘みが絶妙にマッチしていて
女性のファンが多い1品です。
頭や身体を沢山使って本当に疲れた時、私はカフェモカをよく飲みます♪
糖分が身体の隅々まで行き渡り、元気になった気がするからです。
なんとなく飲んでいたカフェモカですが、
調べてみるとカフェインとチョコの組み合わせは
とても良いことが研究で明らかになっていました。
チョコによる疲労回復はみなさんお馴染みですが、
それにプラスして集中力の向上が期待できるそうですよ!
リラックスにはもちろん、これから大事な仕事!
という場面でも大活躍してくれそうですね。
甘みが強いのはどれ?
砂糖を加えるとまた変わってくるので、
今回は砂糖なしのランキングにしています。
この場合甘みの正体は”ミルク”が握っているので、
単純にミルクが多い順、エスプレッソかドリップ式かで
このようなランキングになりました。
①カフェモカ (甘い)
↓
②カフェオレ
↓
③カフェラテ
↓
④カプチーノ
↓
⑤カフェマキアート (苦い)
今後カフェなどで注文する際の参考にしてみてくださいね♪
まとめ
- 焙煎でコーヒーの味の8割が決まる
- ドリップ式抽出・エスプレッソ式抽出のどちらかによってコーヒーの種類が変わる
- カフェインが多いのは「ドリップ式抽出」の方
- カフェオレ:ドリップ式コーヒー + 牛乳
- カフェラテ:エスプレッソ + 温めた牛乳/スチームミルク
- カプチーノ:エスプレッソ + 泡立てた牛乳/フォームミルク
- カフェマキアート: エスプレッソ + 少量の泡立てた牛乳/フォームミルク
- カフェモカ:エスプレッソ + 温めた牛乳/スチームミルク + チョコレートシロップ
- 最も甘みが強いのは「カフェモカ」
焙煎一つを見てもコーヒーがとても奥深いことが分かります。
まだまだほど遠いですが、私もコーヒーを極めてみたくなりました!
ぜひ自分好みのコーヒーを見つけてくださいね。
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