皆さんは夏が好きですか?
暑さが苦手、けれど冷房も苦手でこの時期はなんとなく不調な私は、毎日天気予報を見てさらにうんざりしてしまいます。
猛暑・酷暑・熱帯夜・干ばつ・水害・台風etc.気象に関わる怖い言葉が気になりませんか?ほかにも天気予報には出てこないのに、ニュースを賑わすことが怖い言葉があります。
ゲリラ豪雨です。
子供の頃はにわか雨とか夕立などといい、降ったあとはちょっと涼しくなって、夏も終わりに近づいたのだな~なんて幼いながらも季節の移り変わりを感じたものですが。
最近のゲリラ豪雨は夕方でなくても突然暗くなったと思ったらザザザーときたり、雨が上がってもまだ蒸し風呂のような暑さだったりしますから夕立とはちょっと違いますね。
ずっとムシムシして、まるで亜熱帯気候のようです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]湿度のせいかな?朝から無性にだるい時もあるのよね…[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]ママ、お昼に眠そうにしてる時あるもんね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]そんなつもりはないんだけど…[/voice]実はこの時期、体調不良を訴える人が少なくないのをご存知ですか?
梅雨時から延々と不調で「あれ?夏バテかな??」なんて思っている人も、「なんだか眠気がしてだるいわ」とか「頻繁に頭痛が起こってつらい」とか感じている人も
ひょっとしたら気象と関係のある不調かもしれません。
気象が体調に影響するメカニズムを知って対処できるようになりたいと思いませんか!
今回はその辺を調べてみたので最後まで読んでみてくださいね。
ゲリラ豪雨って何だろう
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/ZMSZHY5Yqro” /]ゲリラ豪雨とは積乱雲による局地的大雨、集中豪雨のことです。
マスコミなどが近年の局地的大雨の被害などを伝えるために使用した言葉で正式な気象用語ではありません。
ゲリラという言葉には「不意を衝く」とした意味合いがあるので不意打ちとは言わないまでも急速に発達した積乱雲による突然の集中豪雨・予測不能の大雨ということですね。
一つの積乱雲の大きさは十数キロメートル(イメージとしては車で20分くらいの範囲でしょう)ほどで、天気図上には低気圧と出てきません。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]わずか数百メートルの範囲だけが猛烈な雨!なんてこともあるのですって[/voice]そのくらいピンポイントの狭い地域であっという間に積乱雲が発生します。
積乱雲のある所は気圧が低いので強い上昇気流が起こっています。そのために強い風が吹いたりもします。
近年の温暖化の影響で、夏の地上の気温が数十年前よりもずっと高くなっているので積乱雲もたっぷり水蒸気を含み発達をします。
そのためにわか雨とは呼べないくらい長い時間たくさんの雨や雷をもたらし、大きな被害が発生することがあるのです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]雨だけでなく雷が鳴ったりや雹(ひょう)が降ることもあるので怖い!
アッというまに道路が川になったり、停電が起こったり
道路の排水処理が追い付かずにマンホールが飛んでしまうなんてこともあったよね
[/voice]
体調不良の原因は低気圧
さて、皆さんは気象病という言葉をご存知でしょうか?認知度が広がりつつある病名で、気象の変化で起こる様々な不調の総称です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]聞いたことが無いのだけど、どんな症状なのかしら?[/voice]イライラや不安が増す、めまいがする、肩が凝るなどの症状で検査を受けても原因がわからない場合や
片頭痛がひどくなる、関節痛が増す、首や肩がひどく痛む、古傷が痛むなどの痛みを伴う場合(これを天気痛という)があります。
日本初の「天気痛外来」を開設された愛知医科大学の佐藤純教授によると、
日本中に1000万人以上の気象病に悩む人がいると推測されるそうです。7対3の割合で女性が多いようです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]そういえば、おばあちゃんはよく「膝が痛むから雨になる」とか言ってたなあお年寄りの迷信だと思ってたけど、あれも気象病なのかも[/voice]
気象病の原因は気圧の変化によるものですが、中でも気圧の低下するときに不調を訴える人が多いです。
低気圧が定期的にやってくる春や秋、梅雨時や台風の時期や、天気図上に低気圧はなくても、ゲリラ豪雨の発生するとき(急速に積乱雲の発達しているところ)は
急激に気圧が下がっているので気象病が起こりやすいのです。
気圧変化の体への影響 メカニズムは?
気圧が変化すると人間の体はストレスを感じ、抵抗しようとします。すると自律神経が活性化されます。
自律神経とは、自分の意思でコントロールできない血流や臓器の働きをつかさどる神経のことです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、それぞれが次のような働きをします。
交感神経(アクセル的役割) | 血管を収縮させ心拍数を上げる からだを興奮や緊張させる |
副交感神経(ブレーキ的役割) | 血管を広げ体をリラックスさせる 眠くなる |
この交感神経と副交感神経の調整がうまくいかないと免疫力が下がり体調不良を起こしやすくなってしまいます。
眠気に襲われるのも実は気象病の可能性があるのです。
低気圧帯では上昇気流が起きるため、空気中の酸素が薄くなり体や脳がうまく酸素を取り入れられないで酸欠状態になります。
息苦しさを感じたり、生あくびが出たり眠気が強くなるのも、酸素不足によるものと考えられます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]そういえば、雨が降る前の猛烈にムシムシした日に外を歩いてたら息苦しくなってきちゃって。なんとなくぼーっとした感じになったし…[/voice]また自律神経がバランスを欠き、副交感神経が優位に働くと体をリラックスさせようとするために眠気に襲われます。
現代人はストレスにさらされる機会が多く、交感神経が優位になりがち(緊張状態が多い)ですし、
近年の気象状況は一日の寒暖差が大きかったり、猛暑の影響で室内と室外の温度差が大きいなど、
自律神経を狂わせる要素がとても多くなっています。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]何も変わったことしてないのに、ものすごく肩が凝る日があって。これも気象病?気象病になりやすい人っているのかな?[/voice]
どんな人が気象病になりやすいのかがわかれば予防策があるのかもしれませんね。調べてみましょう。
耳が敏感な人?
鼓膜の奥にあるカタツムリのような形の内耳が気圧の変化を感じ脳へと情報を送り、自律神経を活性化させます。
この内耳が敏感だと少しの気圧の変化で過剰に自律神経が反応してしまうと考えられます。
乗り物酔いの人?
乗り物に酔いやすい人も内耳が敏感なのでなりやすいと考えます。
気象病の症状が乗り物酔いと同じようなら、酔い止めの薬も効果がある可能性があります。
その他
ほかにも、ストレスを感じやすい人、几帳面な人、もともと片頭痛持ちの人、古傷のある人などは症状が出やすいようです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]気象病・・・誰にでも起こり得るってことじゃないかな?[/voice]
対処方法は?
ゲリラ豪雨に限らず、低気圧の発生するときに自律神経のバランスが崩れ、それが様々な体調不良を起こす原因だということがわかりました。
そして誰にでも起こり得る不調だということもわかりましたね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]原因がわかってもお天気はどうにもできないよね[/voice]気象状況を変えることはできませんが、自律神経のバランスを整えることで症状を抑えることは出来るのかもしれません。
どんな対処法があるのか見ていきましょう!
朝日を浴びましょう
朝日を浴びて目から光の刺激を受けましょう。体内時計にスイッチが入り一日のリズムが生まれます。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]雨の日はどうするの~?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]う~~~ん。カーテンを開けるだけでもいいのじゃない?朝だ!って体に気付かせてあげようね![/voice]
朝ごはんをしっかり食べましょう
起きたらまずお水をコップ一杯飲み、胃腸が働きだしたらしっかり朝食を摂りましょう。
食事を摂ることで体温があがり免疫力もアップしますし、脳の働きもよくなります。
自律神経を整える効果のあるトマトや緑黄色野菜、乳製品などもおすすめです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]やっぱり朝ごはんて大事なんだわ。けど朝は忙しいし…[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]わぁ~!おいしそう~~![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]彩り良いワンプレートだと子供たちもお子様ランチ気分でよく食べてくれるのねぇ[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]ワンプレートにしちゃえば、洗い物も少なくて済むから忙しい朝も後片付けがラクかな![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]どうしても時間の無い朝はフルーツヨーグルトや、トマトジュースなんてどうかな?前の晩にゆで卵を用意しておいたら簡単でいいかも![/voice]
腸内環境を整えましょう
腸内環境が整わないとどんなに体に良いものを食べても、サプリメントを飲んでもちゃんと栄養になりません。
毎日の食事に食物繊維(野菜や海藻類、キノコ類など)や醗酵食品(納豆や漬物、ヨーグルトなど)を積極的に摂り腸内細菌を増やしましょう。
腸の働きはストレスと密接に関係しており、ストレスは交感神経を優位にします。お通じに通じる腸の運動は副交感神経が支配しているので交感神経が優位になると便秘を引き起こします。
ホットタオルを首筋にあてる
リンパを流し、血流を良くします。リラックス効果もあります。
PCやスマホで疲れた目にもホットタオルは有効です。
耳のマッサージをしよう
日頃から耳のマッサージをして耳周辺の血流を良くしましょう。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/BmY3CTmOaYQ” /]スクワットをしましょう
スクワットで下半身を鍛え血流を良くしましょう。
スクワットはゆっくり無理なく、大きく複式の深呼吸をしながら行うと自律神経を整える効果があります。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/Ie9-FghmOYM” /]湯船につかりましょう
シャワーで済ませずにゆっくりと湯船に浸かってリラックスしましょう。
お湯は39~41度で15分くらい(目安です)入ると副交感神経が優位になり、睡眠の質も良くなります。
からだを冷やさないことも大切です。
寝る前にスマホは見ない
おやすみ前のスマホのブルーライトは交感神経を優位にしますので良い睡眠を妨げてしまいます。
寝室も暗くすることをお勧めします。
病院へ行こうかなと思ったら
具体的な病気ではなさそうなのに、お天気の悪くなる時に体調不良を感じるならば記録をつけてみませんか?
[box class=”green_box” title=”チェック項目”]- どんな天気の時なのか(ゲリラ豪雨がおきる半日前とか、2時間前とか)
- どんな症状が出たのか
- どのくらい続くのか
- 何を試した→効果があった・なかった→このタイミングで試すと効果があった[/box]
などと、自分自身の体調を観察して、対処法を見つけてくことも必要なのかと思いますし、記録があれば病院にかかるときにも医師に説明しやすくなりますね!
漢方薬
五苓散(ごれいさん)は水分の循環を良くし、めまいの薬と似た効果があります。
抑肝散(よくかんさん)は神経の高ぶりをおさえる効果があります。
いずれも勝手に飲まずに医師や薬剤師に相談しましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]対処法がいろいろあるようだけれど一番大切なのはストレスを溜めずにゆとりを持って規則正しい生活をしなさいってことなのかと思います[/voice]
まとめ
ゲリラ豪雨(急な低気圧)が引き起こす体調不良について調べてきました。
温暖化の影響からか天気の変化も激しくなっているように思いますし、ゲリラ豪雨も増えていると感じます。
なんとなく体調が優れないと思っていた方、ひょっとしたら気圧の変化が引き起こしている不調なのかもしれません。
私も思い当たることがいろいろありました。
[box class=”blue_box” title=””]- ゲリラ豪雨とは急激に気圧が低下してピンポイントで起こる集中豪雨のこと
- 気圧の低下によって引き起こされる体調不良がある
- 体調不良を起こすメカニズムは自律神経の調節が上手くいかないことによる
- 自律神経を整えるにはストレスを溜めない健康的な生活が一番
ただし、体に不調があるのに、勝手に気圧の変化によるものだと判断するのは良くないと思います。
耐え難い頭痛があるときや、だるさが続くなど、生活に支障がありそうな状態は絶対放置しないで医師に相談しましょう。
つらいときは無理をせず、自分を休ませてあげることも大切なことだと思います。
私は耳マッサージはじめました!今まで耳を触ることほとんどなかったと思うので、何か効果があるかもしれません!
皆さんも上手に乗り切りましょう!
[box class=”pink_box” title=”関連記事”] [/box]