でもなんで6月がジューンブライドと呼ばれるようになったのかしら[/voice]
6月の結婚・花嫁を意味するジューンブライド(June Bride)は、幸せになれる…と、憧れを持たれている女性も多いのではないでしょうか。
6月に挙式を上げると幸せな結婚生活が一生涯続くといわれています。
その詳しい由来や意味、日本で広まった理由についてご紹介します。
ジューンブライドの由来と意味
ジューンブライドはヨーロッパが起源とされていますが、その由来には3つの説があります。
今回はその3つをそれぞれ解説します。
ローマ神話の女神が6月を司るのが由来となった説
ローマ神話では1月から6月までの各月に、それぞれの月を司る神様がいます。
そのなかで6月を司る神様が、結婚・出産を司り、女性の結婚生活を守護する女神ユノとされています。
それが転じて、女神ユノが司る6月に結婚式をあげると、女神の湯の加護を受けることができ一生涯にわたって幸せな結婚生活が続くとされることがジューンブライドの由来とする説があります。
[box class=”blue_box” title=”女神ユノ”] 女神ユノはローマ神話に登場する主神・ユピテルの妻とあれており、ローマ神話では最大の女神とされています。
神権を象徴する美しい王冠をかぶった荘厳な姿で描かれ、孔雀がその聖鳥。女性的気質を神格化しています。
女神ユノのスペルはJunoであり、これは6月(June)の由来にもなっています。
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[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]
女神ユノを象徴する花としてユリがあるんだけど、それを結婚式の中に取り入れることができれば、ロマンチックで良いわよね
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[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]
ウエディングドレスに白いユリの花をシンプルにコーディネートすれば、清楚で上品なイメージになるわね!
またウエディングドレス以外にもブーケやテーブルコーディネートにもいいかも!
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結婚が解禁になる月が6月だった説
ヨーロッパでは3月~5月の3か月間は農作業で大変忙しくなる時期です。
そのため、3月~5月の3か月間は結婚が禁止されており、結婚が解禁される6月に、結婚を待ちわびていた多くの男女が結婚式を挙げたそうです。
それをジューンブライドの由来とする説があります。
ただし、3月~5月の3か月間が本当に結婚が禁止されていたか定かではありません。
気候・時季ともに6月が結婚式に最適だった説
ヨーロッパでは1年間でもっとも雨が少なく、天気の良い日が多い季節が6月です。
天気にも恵まれ多くの人から祝福をうけられることから、6月に結婚式を挙げると幸せな結婚生活が送れるということを由来とする説もあります。
ジューンブライドが日本で広まった理由
ジューンブライドはもともとヨーロッパの風習だとわかりましたね。
その風習がどうして日本で広まったのでしょうか。
ジューンブライドといえば6月ですが、日本の6月というと梅雨前線の影響で晴れの日が少なく、また祝日が無い月です。
そのため、日本では6月に挙式を上げる人が少ない傾向にありました。
6月に挙式を誘致したいブライダル業界が、ヨーロッパの風習であったジューンブライドに着目し、これを宣伝文句として広めていったことが、日本でジューンブライドが広まった理由となります。
ジューンブライドを成功させる方法
日本に広まった理由がブライダル業界の企業戦略だったものとはいえ、ジューンブライドに挙式を上げたい人はたくさんいると思いますので、6月の結婚式を成功させる方法をご紹介します。
全天候型の式場での結婚式
ホテルなど全天候型の式場であれば、雨の影響をあまり受けずに挙式をすることができます。
海外での結婚式
ジューンブライドの起源であるヨーロッパであれば6月はベストシーズンとなりオススメです。
また、ハワイやタヒチ、フィジーなどリゾート地も乾季となりオススメです。
北海道・沖縄での結婚式
出典:星野リゾート トマム 水の教会|北海道挙式|JTBウエディング
海外での挙式が難しい場合は北海道や沖縄県でも、梅雨を避けることができます。
北海道は日本で唯一梅雨のない都道府県であるため、6月でも天候が安定しやすいです。
また、沖縄県には梅雨がありますが6月下旬には梅雨明けをし夏入りするので、梅雨を避けることができます。
入籍日を6月にする
昔は結婚式と入籍日は同じでしたが、現在の日本では、結婚式を挙げても役所に入籍届を提出しないと、結婚したとはみなされません。
そこで、結婚式は天候の良い月にあげて、入籍届を6月にするという方法もあります。
日本でジューンブライドが広まったのは企業戦略によるものだったとはいえ、6月は花嫁が幸せになれる月と言われていることには変わりません。
ジューンブライド(6月)に挙式するメリット・デメリット
ジューンブライドだからに6月に挙式したい!と思うものの、6月に挙式するメリットとデメリットが気になるはず。
そこで、6月に挙式するメリットとデメリットをそれぞれご説明します。
6月に挙式すると費用が安い!?
前述しましたが、日本の6月は梅雨のため雨の多い日が多く6月は、結婚式に人気の時期とはいえません。
そのため、人気の時期に比べると、結婚式費用が安い式場もあります!
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”] 比較的安くなる傾向があるので、ワンランク上の式場であげることもできるかも[/voice]新婚旅行にピッタリ!?
こちらも先ほど記載しましたが、新婚旅行で人気のヨーロッパや、ハワイやタヒチ、フィジーなどリゾート地はベストシーズンなので、新婚旅行先での天候の心配が少なくなります
でもやっぱり雨の日が多い
6月のデメリットはやはり雨が多いこと。それに尽きますね。
雨天の場合だと、屋外の演出ができない、ドレスが濡れる、髪型が崩れる、ゲストから不満の声・・・などに繋がります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”] ただ、ジューンブライドを成功させる方法で紹介した方法であればこれらを回避することができるので、諦めないで![/voice]挙式の多い月・少ない月
実際にジューンブライドにこだわる人はどれくらいいるのか、また人気のシーズンはいつなのかをリクルートブライダル総研が月別の挙式実施率を調査し下図のグラフのようなデータがでています。
一番人気はダントツで10月,11月の秋です。
季節的にもちょうどよく、身の回りのイベントが少ないの理由ではないでしょうか。
メリットとしては気候が安定し、祝日も多いことからゲストの負担も少ないことでしょうか。
ただ、人気のシーズン故、料金が高めの傾向にあるのがデメリットですね。
逆に不人気なのは8月と1月です。
暑すぎるもしくは寒すぎる月はやはり敬遠されるようです。
また、盆休みや元旦などゲストも予定を入れていることが多く敬遠されるようです。
メリットとしては不人気なシーズンなので料金が比較的安いことでしょうか。
それ以外の月はほぼ同じ割合をしめしています。
春の気候も問題ないのですが、春は新生活の時期なのでなにかと慌ただしいため秋と比較して低い傾向にあります。
雨の多い6月もジューンブライド効果で平均並みとなっています。
まとめ
- 結婚・出産を司り、女性の結婚生活を守護する女神ユノから6月がジューンブライドとなった説が有力
- 3月~5月の3ヵ月間は農作業が忙しくて結婚が禁止されており、結婚が解禁される6月がジューンブライドとなった説がある
- ヨーロッパでは気候・時季ともに婚式に最適だった6月がジューンブライドとなった説がある
- 日本ではブライダル業界が6月の結婚式件数を増やすためにジューンブライドを広めた
ジューンブライドの由来としての説を3つと、日本でジューンブライドが広まった理由についてご紹介しました。
日本では宣伝広告で広まったものの、ジューンブライド本来の意味は変わりません。
参列する多くの人に祝福をもらい、また参列者にも幸せを与える結婚式になるよう拘りをもった結婚式にしたいですね