花言葉には色んな意味が込められていますが、中にはハッピーになるものもあればちょっと怖い意味を持つお花もあるんです。
皆さんは好きなお花ってありますか?
好きなお花の花言葉を知ると更に特別に感じること間違いなしですよ!
是非、これを機会に花言葉について調べてみてくださいね。
今回は水仙の花言葉や、その花言葉ができた由来なんかをご紹介しますよ!
最後までご覧ください。
水仙とは
水仙とはヒガンバナ科スイセン属の花で原産地はスペインやポルトガルになります。
12月〜4月が開花シーズンなので、まさにこれからが楽しめる季節になりますね。
学名は『Narcissus(ナルシサス)』。
この学名の由来はギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスにあるといわれます。
このお話は後ほど登場しますのでお楽しみに♪
日本では別名『雪中花(セッチュウカ)』とも呼ばれていて、これは寒い雪の中でも花を咲かせる事からと名付けられた名前です。
なんだかこちらの方がしっくりくる気がしますが…
よく知られている水仙という花名は中国で水仙と書いていたものを日本に渡った時に音読みした事が由来だそうですよ!
水仙の種類
水仙というと思い浮かべるのは白い花ですが、実は形も色もたくさんの種類がありました!
好きな水仙をぜひ見つけてみてください。
リプリート
ナルキッススバルボコディウム
https://www.instagram.com/p/Bhk_LYFHO3O/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=1agemd35o56ss
ラッパの様な形が特徴で鮮やかな黄色ですね。
ピンクパラソル
よく見る水仙よりフェミニンですね!
私好みです。笑
マウントフッド
ベラエステラ
ピンクじゃない方がベラエステラという水仙です。
お星様のような形が可愛いですね。
ラインベルトアーリーセンセーション
約2ヶ月も開花しているそうです。
黄房水仙
日本水仙
このお花が水仙と言えばコレ!といっても過言ではないですよね。
どれも綺麗で可愛いですが、毒を持っているので注意が必要です!
[box class=”glay_box” title=”毒がある花⁈”]この水仙には毒があるってご存知ですか?たまーにですが、数年に一度くらいのペースでニラと間違えて食べてしまい…というニュースを見かけますよね。
水仙の根は玉ねぎに似ていて、葉はニラにそっくりなんです!
家庭菜園などでニラと一緒には育てない様に注意が必要ですね。
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水仙の花言葉
さて、気になるのが水仙の花言葉ですよね。
先ほどたくさんの水仙の種類をご紹介してきましたが、実は種類によって違う花言葉を持っているんです。
水仙全体の花言葉・由来
- 『自己愛』
- 『自惚れ』
この花言葉の由来はギリシャ神話に由来しています。
ナルキッソスという美少年がいました。
彼はそれはそれは美しくたくさんの女性を虜にしたそうです。
ですが女性にいつも言い寄られていたことから、自分の美しさを鼻にかけ自分からは誰の事も愛さなかったとの事。
(ちょっと高慢な性格をもつ美少年なんですね。笑)
女性達をあしらうナルキッソスに呆れた復讐の女神ネメシスは彼に『自分自身を愛してしまう呪い』をかけたそうです。
その後ナルキッソスは水を飲みに泉へ行きますが、水鏡に映る自分を見て恋をしてしまいます。
水鏡に映っているのが自分自身だと気付いていないナルキッソスは、結局充たされない恋のため毎日飲まず食わずで憔悴し息絶えてしまいました。
その亡くなったところに一本の水仙が咲いた事が由来とされています。
このナルキッソスが今とナルシストの語源とされていますよ!
日本水仙の花言葉・由来
- 『自己愛』
これもナルキッソスから来ている花言葉です。
実は、私も今回調べて知ったのですが日本水仙は『ニホンズイセン』と読むそうです!
黄色い水仙の花言葉・由来
- 『愛に応えて』
- 『私のもとへ帰って』
こちらも物語から生まれた花言葉になります。
他の花言葉と違い失恋をイメージさせるような気がしますが…。
本当に由来となる物語が別だったんです!
それも、母と娘の物語なんですよ。
冥界の王ハデスは、美の女神アフロディーテの策略により、女神デメテルの娘、ペルセポネに恋をします。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]このペルセポネはギリシャ神話の中では、全知全能の神ゼウスと豊穣の女神デメテルとの間に生まれた最強のサラブレッドと言われた女性です![/voice]毎日のように花を摘み楽しく暮らしていたペルセポネですが、ある日谷で花摘みをしていた際、あのナルキッソスの花である水仙を掴んでしまいます。
白い水仙を摘み取った瞬間に大地が割れ、そこから冥界の神ハデスが現れ彼女を冥界へ連れ去ってしまいました。
連れ去られた時にペルセフォネの手からこぼれた水仙の花がこの時黄色に変わったと言われています。
このお話を見ると『私のもとへ帰って』という花言葉はペルセポネの母であるデメテルが娘を思う気持ちが花言葉になったと分かりますね。
そもそもですが、冥界の王ハデスがペルセポネを連れ去ったのには理由があります。
最初に出てきた美の女神アフロディーテの策略により、『恋の矢』を打たれてしまっていたんです。
結果、連れ去ったハデスはペルセポネにアプローチを続けますが、一度も応えることはありませんでした。
『愛に応えて』という花言葉はハデスがペルセポネへの想いがついたようですね。
白い水仙の花言葉・由来
- 『神秘』
- 『尊敬』
花束を送る時に意味を考えると躊躇ってしまいそうですが、白い水仙だと失礼がなさそうで良いですね!
神秘とは…
人間の知恵では計り知れない不思議なこと。普通の認識や理論を超えたこと。また、そのさま。
引用:goo辞書
と言いますが、白い水仙は清楚なイメージなのでピッタリな花言葉ですね。
ラッパ水仙の花言葉・由来
- 『尊敬』
イギリスのウェールズの国花とされていますよ!
黄色いラッパ水仙の花言葉・由来
- 『あなたを待つ』
- 『自尊』
- 『尊敬』
- 『心遣い』
良い意味も悪い意味も混在していますね。笑
このたくさんの花言葉もギリシャ神話の物語から由来しています。
口紅水仙の花言葉・由来
- 『素敵な装い』
- 『詩人の心』
口紅水仙はその名の通り周りを縁取ったような花ですよね。
まるで口紅を塗ったように見えるところから来ています。
水仙の花言葉は怖い意味を持つ?
『偽りの愛』『報われない恋』の花言葉・由来
ナルキッソスは、水面に写る自分の姿に恋してしまい、他の人を愛せなくなった…と言うか事から「偽りの愛」と言う花言葉が付いたとされています。
報われない恋は西洋で言われている花言葉ですが意味的には同じですね。
自分と知らず恋してしまったために…確かに怖いです。
まとめ
- 水仙の全体の花言葉は『自己愛』『自惚れ』
- 水仙は『報われない恋』『偽りの愛』という怖い花言葉を持つ
- 種類によって花言葉の意味が変わる
- 学名『ナルシサス』はギリシャ神話に出てくる『ナルキッソス』に由来している
- 水仙には毒があるから要注意!
ギリシャ神話って中々聞く機会がないですが、色々なお話があって面白かったですね。
水仙の事も国の花としているところもありましたが、
日本では福井県が水仙を県花としているそうです。
なんでも、
日本海のきびしい風雪に耐えぬいて寒中に咲くこの花の忍耐強さは、県民性に通ずる
というところからだそうです。
引用:福井県ホームページ
なんだかとっても素敵ですね!
これから水仙シーズンを迎えますので、花言葉の由来と一緒に楽しんでみてくださいね!
ワンちゃんやおこさんとも楽しめますよ!
私も家族で行ってみようと思います!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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