暑い季節が近づいてきましたね。
夏になると、どうしても飲みたくなるのがビール!ですよね。
外から帰ってきて、冷た~いビールをぐいー!
…ってやりたいところですが、酔っ払ってしまうと、後が困ることも。
- 車の運転をしなくていけない
- 仕事や家事が残っている
- 二日酔いになったら明日の仕事に差し支える
そもそもお酒に弱くて、あまり飲まない人も少なくないですよね。
そんなとき、「ノンアルコール飲料」、ノンアルはとても頼りになります。
最近のノンアルコール飲料は、外観も味もお酒にそっくりですよね。
グラスに注いでしまえば、もうどちらがアルコール飲料か見分けがつきません。
飲んでも、すぐには分からない、なんてことも。
でも、ノンアルコールを飲んだはずなのに「酔ったような」状態になることがあります。
それが「空酔い」と呼ばれる症状です。
今回は、ノンアルコール飲料と空酔いについて、詳しく紹介していきます。
本当に0%なの?ノンアルコール飲料の基準
日本で販売されるお酒は、「酒税法」という法律で決められています。
酒税法 第2条 酒類は「アルコール度1度以上の飲料」と定義
つまり、アルコール度数1%未満の飲料は、「ノンアルコール」ということになります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]えっ、アルコール入っているの?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]そうなの。“ノンアル”って表示されていても、含まれているものもあるのよ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]じゃあ、たくさん飲んだら酔うね。車は運転できないなぁ。[/voice]そもそも、ノンアルコール飲料が本格的に作られたのは、飲酒運転を減らすため。
それなのに、はじめのうちは“ノンアル=アルコールが全く入っていない飲み物”
と勘違いして、飲酒運転で警察に検挙された、という本末転倒なことも。
でも、ご安心ください。
現在、大手のビールメーカーで発売しているノンアルコール飲料のほとんどは、“Alc.0.00%”。
つまり、アルコールは含まれていません。
[box class=”blue_box” title=”主なビールメーカーのノンアルコール飲料”]- アサヒ ドライゼロ・ドライゼロスパーク・ドライゼロフリー・スタイルバランス・アサヒヘルシースタイル・ゼロカク・アサヒノンアル
- サッポロ 麦のくつろぎ・プレミアムアルコールフリー・サッポロプラスノンアルトクホ
- キリン 零ICHI・パーフェクトフリー・ゼロハイ氷零
- サントリー オールフリー・のんある気分・まるで梅酒なノンアルコール[/box]
また、各ビールメーカーのサイトのQ&Aでは、「ノンアルコール飲料を飲んで運転しても問題ありません。」と回答しています。
[aside type=”warning”]注意ちょっと気を付けたいのが「ホッピー」です。
焼酎と割って飲むときに入れることが多いですよね。
実は、アルコール度数0.8%。アルコールが含まれているのです。
でも、度数が1%未満なので「ノンアルコール飲料」になります。 [/aside] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]ねえ、アルコールが入っていないなら、私たちも飲んでいいの?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]いや…、これお酒の代わりの飲み物だし、子供には飲ませられないよ。[/voice]
コンビニなどでは、子供(20歳以下)にノンアルコール飲料を売ってくれません。
「お酒の類似品を買うことは、飲酒を勧めることになる」という意味で、販売は20歳以上を対象にしています。
Alc.0.00%を飲んだのに酔っ払った? プラシーボ効果とは
ビアガーデンや飲み会の席、バーベキューや慰労会、女子会…。
みんなでワイワイやりながら、お酒を飲む場所って楽しいですよね。
そんな時、ノンアルコールビールしか飲んでいないのに、なんだか飲んでいるみんなと同じように、楽しくなって顔も赤くなってきた…。
そんな経験はありませんか?
お酒を飲んでいないのに、まるで飲んだ時と同じような症状がでること。
これを「空酔い(からよい)」といいます。
なぜ、こんな症状がでてしまうのでしょうか?
実は、これ人間の脳の錯覚の力が、体に影響したもの。
[aside type=”boader”] お酒の席で、お酒にそっくりな飲み物を飲む
↓
脳が「お酒を飲んだぞ。」と思い込む
↓
以前にお酒を飲んだ時と同じ反応をするように、体に指令を出す
↓
顔が赤くなったり、気分が高揚して楽しい気分になったりする
[/aside]
ノンアルコールを飲んだ時、脳はこんな風に反応しているのです。
これは、以前にお酒を飲んだ経験がある人の反応なので、お酒を飲んで酔っ払ったという経験が少ない人には、あまり効果が見られません。
これを心理学の専門用語で、「プラシーボ効果」といいます。
この「プラシーボ効果」は、主に医療現場で研究されてきました。
痛みなどを訴える患者さんに、実際には効果ないものを飲んでもらっても効果が表れる。
このことから、実際の薬の効果を知るために研究されているのです。
また、これとは逆に、思い込みで体を悪くすることを「ノセボ効果」といいます。
薬効のない薬なのに「副作用がでるかもしれない」と言われて飲むと、本当に副作用と同じ反応がでたりすることです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]昔から言う「病は気から」って本当のことかもしれないね。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]そうだね。人間の脳って、本当に不思議だね。[/voice]
この「思い込みの力」は、暮らしのいろいろな場面で、登場します。
例えば、仕事。
上司たちを前にプレゼンテーションしなくちゃいけない。
こんな時に、「準備はしてきた。資料も完璧。俺ならできる!」と、自分を奮い立たせる場面。
恋愛中で、自分をきれいで魅力的に見せたい時。
「ヘアケアもしているし、お化粧もばっちり。今日はいつもよりかわいい。大丈夫。」
と、気持ちを高めてデートに行く場面。
もちろん実際の努力や作業は必要ですが、「思い込む」力が、それをさらに高めてくれるのです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]ねえ、ねえ。見て!買ってきちゃった!ノンアルコールビール![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]わっ!どうしたの?こんなにたくさん?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]飲むと、脂肪や糖分の吸収を抑えてくれるんだって。これ飲んできれいになるぞ![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性怒り.png” name=”夫” type=”r”]いや、ならないでしょ。…これもプラシーボ効果かなぁ…。[/voice]こちらは、おすすめのノンアルコールビールセットです。
ノンアルの飲み比べも面白いですよね。
まとめ
ノンアルコール飲料を飲んだのに、酔っ払ったようになる「空酔い」について調べてみました。
- ノンアルコール飲料はアルコール度数1%未満の飲料のこと。アルコール分を含むものもある。
- アルコール度数0.00%のノンアルコールを飲んでも酔っ払ったようになることを「プラシーボ効果」という。
これで、お酒を飲めない場面でも、ノンアルで「お酒飲んだぞ」って思って飲めば、本当にテンションがあがりますよ。
アルコールを飲んだ人も、ノンアルコールを飲んだ人も、一緒に楽しく飲めるのがいいですよね。