毎日使うキッチンはこまめに掃除しないとすぐ汚れていきますよね。
特にコンロの換気扇は油やほこりでギットギト・・・。
気づいてはいるけど見ないふり。
掃除しないといけないのは分かってる!分かっているけど!
日常の家事や育児や仕事に追われてもうクタクタ・・・。
こまめな掃除なんてしていられない!!
掃除の時間があるなら「誰か私に寝る時間をください!!」って言いたくなることありませんか?
共感してくださったあなた!ありがとうございます。
なにを隠そう、この私も寝る時間を欲している主婦のひとりです。
そんなあなたの為に、ここではキッチンの換気扇掃除をずーっと拒んできた方でも漬け置きで簡単にお掃除できる方法をご紹介します。
でも、漬け置きだと汚れた水の処理とか大変なんじゃない?と思われたあなたに朗報です!!
これからご紹介する掃除方法だと、なんと片付けまでスマートに出来てしまうのです!
換気扇のお掃除開始前に準備するものをまとめて紹介
換気扇のお掃除手順をご紹介する前に、今回のお掃除で必要なものをまとめて確認しておきましょう!
[box class=”pink_box” title=”スマートにお掃除するために必要なもの”]新聞誌またはビニールシート (換気扇まわりの壁や床を汚さないために)ビニール手袋 (手を汚したくない方はあると安心)
軍手 (換気扇の取り外し中にはめて怪我を予防)[/box]
[box class=”pink_box” title=”換気扇の周りのお掃除で必要なもの”]スプレーの空ボトル
重曹 小さじ2
お湯 200ml(42度くらいが良い)
雑巾 1~2枚(水で濡らして使います)
古歯ブラシ 1本(細かい箇所の掃除に便利)[/box]
[box class=”pink_box” title=”換気扇の中の部品をお掃除するときに必要なもの”]セスキ炭酸ソーダ 大さじ8(1Lのお湯に対して大さじ1が目安)
大きめのビニール袋 1~2枚
段ボールの箱(箱型なら何でもOK!大きさは部品がすべて入るくらい)
お湯 すべての部品が浸かるくらい(60度くらいが良い)
古歯ブラシ 1本[/box]
換気扇のお掃除開始前にするべき4つのこと
- 換気扇の電源を切る
換気扇の掃除はまず換気扇を分解することから始まります。
その際に換気扇の中に手を入れてネジを回したり等、部品を触ることに夢中になって万が一、何かの拍子に換気扇が動いてしまうと非常に危険です。念には念を入れてブレーカーも落としておくと安心です。 - 換気扇の周りを養生
換気扇を分解中に油の汚れなどが垂れてきたり、分解した部品を置いておく場所が汚れてしまっては余計な掃除が増えてしまいます。
他の場所を汚して新たな掃除を増やさないためにもコンロや床、壁は新聞紙やビニールシートで保護しましょう。 - 足場を固定する
換気扇は大抵コンロの上の方にありますよね。
分解作業する時はどうしても夢中になりがち。足場が不安定だと大変危険ですのでしっかり固定しましょう。
脚立や踏み台が滑らないような滑り止めマットを使用するのもオススメです。 - 軍手をはめる
油だらけの換気扇の部品を素手で分解するのは手も汚れるし滑るし効率も悪いのでオススメ出来ません。
怪我を予防する意味でも軍手は必須アイテムです。
軍手が準備出来なければ厚めのゴム手袋もGOOD!
換気扇のタイプを知って安全に作業開始
換気扇が汚れていることは分かっていても羽根(ファン)がついているし、よく分からないから触るの危険だし怖いな・・・。
と思って掃除を後回しにしていませんか?
恥ずかしながら私は分からないから面倒だな~と思うことがあると、脳内の頑張るスイッチが切れて物事をどんどん後回しにするタイプでして・・・苦笑
どうして面倒だと思うとスイッチOFFになるかと言うと、
- 「なんだかよく分からなくて時間がどれくらいかかるかも分からないなぁ。」
- 「何を準備して何から手をつけたらいいんだろう。」
- 「そもそも私一人で出来る作業なのかな・・?」
こんなことを考え始めて、悩んで、無駄に時間を使って、また日常の家事育児などに追われて・・・また今度でいっか!
となってしまう訳です。
今回こそ換気扇の掃除に取り掛かれるように、まずは換気扇のタイプを知ってタイプ別に効率的な作業方法を見ていきましょう!
まず換気扇について簡単に仕組みを説明しますと、羽根(ファン)を回転させることで空気の流れを作り、キッチンから外へ空気を排出する装置のことです。
換気扇にはシロッコファンタイプとプロペラファンタイプの2つがあります。
それぞれ分解方法が異なるのでお家の換気扇がどのタイプなのかチェックしてからお掃除を開始してくださいね!
シロッコファンタイプの換気扇の取り外し方法
それでは早速、換気扇を取り外していきましょう!
まず、シロッコファンタイプの換気扇は円筒型のファンを使って空気を外に排出する仕組みとなっています。
コンロ周りなどの空気を吸い込み、その空気はダクトを通って外に排出されます。
またの名をレンジフードとも呼ばれています。この名前の方がピンとくる方も多いのではないでしょうか。
このレンジフードのタイプはいくつか種類があるので取り外し方法と共にご紹介していきます!
取り外しステップ1 換気扇のフィルターを取り外す
深型レンジフードのフィルターの取り外し方法
深型レンジフードの多くはフィルターに取ってがついているので、その取っ手を持ちながら上にずらせば簡単に取り外すことが出来ます。
整流板付レンジフードのフィルターの取り外し方法
整流板付レンジフードの場合、整流板の開け方が2パターンあります。
1パターン目 固定のストッパーを押し上げて整流板を開ける。
2パターン目 固定されているネジをゆるめて整流板を開ける。
整流板を開けたら中のフィルターを取り外すのですが、こちらも2パターンの取り外し方法があります。
1パターン目 留め具を外してフィルターを外す。
2パターン目 フィルターについている取ってを持ちながら上にずらして外す。
(こちらは深型レンジフードのフィルターを取り外す時と同じですね!)
浅型レンジフードのフィルターの取り外し方法
こちらは換気扇本体のすぐ下にフィルターがついているのですが、その多くはフィルターがネジで留まっています。
なので、そのネジをゆるめれば簡単にフィルターを取り外すことが出来ます。
取り外しステップ2 換気扇のベルマウスを取り外す
フィルターを外し終えたら、次はファンの周りのベルマウスという環状の板を外します。
取付けネジを反時計回りに回すことで取り外すことが出来ます。
取り外しステップ3 換気扇のシロッコファンを取り外す
シロッコファンの真ん中に大きなネジがあるので、それを反時計回りに回してネジを緩めてファンを取り出します。
[box class=”pink_box” title=”注意点”]ネジをゆるめるとシロッコファンが重さで落ちてくることがあり危険です!必ず片方の手でファンを固定しながら少しずつネジをゆるめてくださいね。[/box]
プロペラファンタイプの換気扇の取り外し方法
プロペラファンとは、扇風機のような羽根がついている換気扇のことです。
おじいちゃんやおばあちゃんのお家でよく見かけた、ちょっと懐かしさのあるアレですね。
プロペラタイプの換気扇はフィルターが付いるものと付いていないものあります。
フィルターがついているものは、フィルターを手前にパカッと引いてみてください。簡単に外れます。
取り外しステップ1 換気扇のプロペラを取り外す
大抵のプロペラファンタイプは羽根の部分を抑えながら、ファンの真ん中にあるネジをクルクルと左に回すと取り外すことが出来ます。(稀に右回りのものもあります)
プロペラは水平に引き抜きましょう。
[box class=”pink_box” title=”ここでワンポイント”]油がギトギトに固まってネジが回せない場合のお助けアイテムはドライヤーです!ドライヤーの温風で少し温めてみるとネジが回しやすくなります。困ったらぜひお試しを。[/box]
取り外しステップ2 換気扇のサイドカバーを外す
換気扇のサイドカバーは、少し上に持ち上げてからひっぱって取り外します。
重曹スプレーとセスキ漬けで換気扇のお掃除完了!
換気扇の分解が出来たらお掃除の3割は終わったも同然!笑
あとは簡単な拭き掃除と漬けおきだけで簡単にピカピカの換気扇に元通りです。
ではこれから、具体的なお掃除方法のご紹介をしていきますね。
換気扇の外側や周りの拭き掃除方法
[box class=”pink_box” title=”準備するもの(先にまとめてご紹介しましたが、改めておさらいしましょう)”]スプレーの空ボトル
重曹 小さじ2
お湯 200ml(42度くらいが良い)
雑巾 1~2枚(水で濡らして使います)
古歯ブラシ 1本(細かい箇所の掃除に便利)[/box]
- まずは空のスプレーボトルにお湯と重曹を入れて、重曹水スプレーをつくります。
- 重曹水スプレーを換気扇の外側や周りに吹きつけて、絞った雑巾で拭き掃除します。換気扇のスイッチや強弱のボタンなど細かい箇所は古歯ブラシで磨いてキレイにしていきましょう。
換気扇の部品の漬けおき掃除方法
[box class=”pink_box” title=”準備するもの”]セスキ炭酸ソーダ 大さじ8(1Lのお湯に対して大さじ1が目安)
大きめのビニール袋 1~2枚
段ボールの箱(箱型なら何でもOK!大きさは部品がすべて入るくらい)
お湯 すべての部品が浸かるくらい(60度くらいが良い)
古歯ブラシ 1本[/box]
- 段ボールの箱にビニール袋を入れて、口を折り返します。
ゴミ箱にビニール袋を取り付けるときと同じやり方ですね。ビニール袋は破れた時のために2枚重ねておいた方が安心です。 - ビニール袋の中に約60度のお湯を溜めます。
- お湯1Lに対して大さじ1の割合でセスキ炭酸ソーダを入れます。
※大体の目安なので、お湯が白濁色になればOK! - セスキ炭酸ソーダ入のお湯の中に、先ほど取り外したファンやフィルターなどを入れて、袋の口をしめてサウナ状態にします。
サウナって聞いただけで根こそぎ汚れが浮き出てきそうで期待大ですね! - 30分以上放置。(汚れがひどい場合は1時間~2時間ほど漬け置き)
- 古歯ブラシでフィルターやファンを撫でるように汚れをおとす。
※漬け置きだけで汚れは浮いてきますが、古歯ブラシを使うことで一層きれいに汚れが落ちます。 - キレイになったフィルターやファンを乾かして、元の状態に取り付ければお掃除完了!!
ここまで文字でご説明しましたが、漬け置きについての分かりやすい動画があるので是非こちらをご覧ください。
キレイを長くキープする換気扇掃除の仕上げ
せっかくお掃除したら、キレイな状態は少しでも長くキープしたいですね!
そこでオススメなのが仕上げにリンス(または柔軟剤)で換気扇の表面をコーティングすることです。
リンスや柔軟剤に入っている界面活性剤の成分が汚れを付きにくくするので新たな汚れをブロックしてくれるのです。
リンスでコーティングして新たな汚れをブロックする方法
換気扇の掃除が終わったら、きれいな布または雑巾にリンスをつけて換気扇全体を優しく拭けばOK!
これで換気扇の表面に薄い膜ができるので新たな汚れをブロックしてキレイな状態を少しでも長くキープすることが出来ます。
お掃除の片付けで発揮!セスキ炭酸ソーダを使うメリット
掃除が終わって換気扇もきれいになったし、なんだか空気が爽やかに感じる!
漬けおきだと意外に簡単だったな~
なんてルンルン気分で掃除道具の片付けをしていたら、忘れているものに気が付きませんか?
そう、漬けおきした汚~い水・・・。
これ、どこにどやって流そう。キッチン?おふろ?トイレ・・?庭の方がまだマシ??
どこに流すにしても環境に悪そう・・・。
なんてこと思いませんか?
実はここでセスキ炭酸ソーダを使って漬けおきした最大のメリットが発揮されるんです。
漬けおき後のセスキ炭酸ソーダと油が混ざった状態というのは、いわゆる石鹸になった状態と同じなんだそうです!!
[box class=”pink_box” title=”最大メリットの方程式”]セスキ炭酸ソーダ+油=せっけんの成分(合成洗剤より環境に優しい)[/box]それなら、お風呂でせっけんを使って身体を洗った後にシャワーで洗い流す状態と同じですね。
これで心おきなく漬けおきの排水を流して、お掃除を終えられますね!
まとめ
それでは換気扇掃除のポイントを簡単にまとめてみましょう。
- 換気扇のお掃除開始前に準備するものをチェック
- 換気扇のお掃除開始前に電源は必ず切ること
- 換気扇のタイプ別取り外し方法をチェック
- 重曹スプレーとセスキ炭酸ソーダで漬け置きするだけで簡単にお掃除完了
- キレイを長くキープする換気扇掃除の仕上げはリンス
- セスキ炭酸ソーダを使うとお掃除の片付けが楽
漬け置きの時間に一息休憩するのもオススメですよ。
キレイな換気扇でキレイな空気!簡単にお掃除できて休憩もできて良いことづくし!
敬遠していた換気扇のお掃除はこれでサクッと終わりそうですね!