最近やっと春らしい気候になり、休日はお出かけやレジャーを楽しみたくなりますね!
これからの季節、休日に「潮干狩り」に行く方も多いのではないでしょうか。
今回は「潮干狩り」での「貝の種類」や「貝の見分け方」をご紹介いたします。
みなさんのそんな疑問を私と一緒に解決しましょう!
貝の種類と特徴
まずは潮干狩りで目にする一般的な貝の種類とそれぞれの特徴をご紹介します!
アサリ
潮干狩りには欠かせない貝です。表面はザラザラしているのが特徴です。
浅い場所に生息し、サイズは6㎝から、大きいものだと10㎝ほどの大きさになることもあります。
実はアサリの砂抜きの方法を一工夫するだけで旨味が変わりますよ♪
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ハマグリ
年に1回しか産卵しないため、貴重な貝です。
ハマグリの貝合わせ部分は白く、表面はツルツルしています。
貝殻は丸みがあり、サイズは6㎝から8㎝、大きいものだと10㎝ほどの大きさとなります。
もしそんな貴重なハマグリを採ることができれば贅沢に焼いて食べてみたいですね!
絶品焼きハマグリのレシピはこちらから▼
シジミ
黒くて、丸みを帯びた貝殻が特徴的です。
アサリより小さく、大きさは2㎝ほど。
シジミと言えばやっぱりシジミ汁ー!
シジミの旨味と味噌がとてもマッチして、心も体も温まりますよね。
シジミ汁のレシピはこちらから▼
カガミ貝
色が青みがかったとても特徴的な貝です。
サイズは6㎝から7㎝ほどで、10㎝の大きさになることもあります。
また、貝の蝶番(つなぎ目)の部分がS字に曲がっていることも特徴的です。
表面はザラザラしています。
15㎝ほど深い場所に生息しているので、探し出すのは大変かもしれません。
引用:Wikipedia
シオフキ
大きさが4㎝から5㎝と、小粒で、厚みがある貝です。
アサリと似ていますが、シオフキには貝殻の模様がないことが特徴です。
写真のように模様がある場合もありますが、茶色の曲線模様のみです。
引用:Wikipedia
ホンビノス貝
大きめの貝で、8㎝から10㎝以上になることもある貝です。
アメリカ産の外来種で、色は基本的に白。
表面はザラザラしていて、厚みがあります。
カガミ貝と似ていますが、ホンビノス貝は蝶番の部分がS字に曲がっていません。
ホンビノス貝の下処理方法はとても面倒で、砂抜きだけでは終わりません。
ホンビノス貝の詳しい下処理方法についてはこちらから▼
マテ貝
茶色い、棒状の長い貝です。
7㎝から8㎝の長さで、長いもので10㎝になることも。
深さ50㎝ほどの場所に生息しているため、砂浜に食塩を撒き、マテ貝が出てきたところを掴み取ります。
殻が割れやすいため、慎重に採取しなければなりません。
このマテ貝とても珍しい形をしていますが、なんとイタリアンでとても美味しく食べることができるんです!
詳しくはこちらのレシピをご覧ください▼
簡単おいしい☆お洒落にマテ貝のイタリアン by あやまんくっきんぐ
ちなみにこちら、マテ貝の採り方です!コツが分かれば面白い程とれます!
【マテ貝 採り方を達人が伝授ww そのポイントは・・・】
虫が苦手な人は動きが少し気持ち悪く感じる事もありますが、そこを乗り越えればすごく美味しい貝です♪
ツメタガイ
見た目はカタツムリのような貝です。
アサリの天敵であり、大きさは5㎝ほど。
軟体部が貝殻から飛び出しているため、その姿も特徴的です。
引用:Wikipedia
バカガイ
ハマグリに似ていますが、貝殻がとても鋭利で、薄く割れやすいです。
表面はツルツルしていて、8㎝ほどの大きさです。
色は茶色から白にグラデーションがかっているのが特徴です。
引用:Wikipedia
サルボウガイ
大きさは4㎝から6㎝ほどの大きさ。
殻の表面に32本の膨らんだ筋があり、赤みがかったオレンジ色が特徴です。
殻は硬く、厚みがあります。
サルボウガイ は「赤貝」の一種なので煮付けにするととても美味しいですよ♪
サルボウガイの写真と詳しいレシピはこちらから▼
「食べられない貝」ってどういうこと?
「食べられない貝」とは、いわゆる「下処理が面倒な貝」や「毒を持っている貝」と解釈すると良いでしょう。
基本的に潮干狩りで採取できるものに「食べられない貝」はありません。
「下処理が面倒な貝」というのは「砂抜きができない」ものが多いです。
- 具体例
・カガミ貝:茹でる→剥き身にする→砂肝を取る・シオフキ:茹でる→剥き身にする→砂を洗い落とす
・ツメタガイ:茹でる→剥き身にする→ぬめりと砂を洗い落とす
・バカガイ:茹でる→剥き身にする→砂を洗い落とす
アサリ、ハマグリ、シジミ、マテ貝、サルボウガイについては
砂抜きのみで下処理完了です。
そして、「毒を持っている貝」の代表的な種類としては「イモガイ」があります。
刺されると死に至るほど危険な生物です。
引用:Wikipedia
サイズは10㎝から20㎝ほどで、サトイモの形に似ているとのことで、「イモガイ」という名前がつけられたと言います。
貝殻の模様は種類によって異なります。
潮干狩りで必ず注意してもらいたい「貝毒」について
「イモガイ」以外にも毒を持っている貝は複数存在します。
- 採取する上での注意点
- ①潮干狩りをする県や市の公式HPに記載のある安全情報を事前に確認すること
②漁協が管理された区間でルールを守って潮干狩りを楽しむこと
③旬の貝を食べること
④内臓は食べないこと!(毒を持っていることが多い)
⑤適切な調理方法で下処理を行うこと
管理区間外での潮干狩りや、調理方法を少しでも誤ってしまうと、最悪死に至ることもあります。
「貝毒」を甘く見ず、適切な最新情報を入手することが「貝毒」を防ぐ有効な手段と言えます。
まとめ
- アサリ、ハマグリ、シジミ、カガミ貝、シオフキ、ホンビノス貝、マテ貝、ツメタガイ、バカガイ、サルボウガイの特徴や見分け方
- 「食べられない貝」とは「下処理が面倒な貝」や「毒を持った貝」のこと
- 「下処理が面倒な貝」とは砂抜きできないものがほとんど
- 毒を持った貝「イモガイ」には要注意!!
- 貝毒の最低限の知識は頭に入れておくこと(事前に最新情報を入手しておくこと)
いかがでしたでしょうか。
潮干狩りでこんなにたくさんの種類の貝が採取できるのですね!
たくさんの貝が採取できるとなると、いざ潮干狩りに出かけた際は、どれが食べても大丈夫なのか不安になってしまいますよね。
これからの行楽シーズン、潮干狩りに行かれる方が多くいらっしゃるかと思います。
潮干狩りに行かれる際は、「事前の情報収集」がとても大切だと思います。
「貝の種類の見分け方」を少し知っているだけでも、「食べても大丈夫かどうか」の判断を適切に行うことができます。
「この貝は毒を持っているかもしれない」ということを念頭に置いた上で、潮干狩りを楽しんでいただければと思います。