てるてる坊主の歌の意味が怖い!美少女とお坊さんに何があった!?

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]てるてるぼうず~てるぼうず~明日天気にしておくれ~♪[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]ママどうしたの?明日は何かあるの?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]明日はみんなお休みだからお出かけしようかなと思ってね![/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]やったぁ♪
それじゃあ私も一緒に歌う~!![/voice]

お出かけや運動会、遠足が控えた前日に「てるてるぼうず~てるぼうず~明日天気にしておくれ~」と歌いながらてるてる坊主を作った方は多いと思います。

しかしその中で「てるてる坊主」の歌詞の全ての内容を知っている人はどのぐらいいるのでしょうか。

実はてるてる坊主の歌詞にはとても怖いフレーズがあり、そして恐ろしくも残酷な物語が背景にあるんです。

これを知ったら、てるてる坊主をへらへらしながら作ることはできなくなるかもしれませんよ・・・。

てるてる坊主の歌詞

さて、みなさん。

てるてるぼうず~てるぼうず~あ~した天気にしておくれ~

の後に続く歌詞をご存知ですか?

まずは今回、肝となる歌詞を全てご覧ください。

童謡『てるてる坊主』
作詞・浅原鏡村  作曲・中山晋平

-1番-
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ

-2番-
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
わたしの願いを聞いたなら あまいお酒をたんと飲ましょ

-3番-
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

引用先:J-Lyric.net

 

[arve url=”https://www.youtube.com/embed/Ek7lZDXquuk” mode=”normal” /]

童謡は歌詞もメロディラインもなんとなく怖いものが多いですが、てるてる坊主もそれに当てはまっていたんですね。

次からはがっつり掘り下げていきますのでぜひ見ていってください。

てるてる坊主の歌詞が怖い!どんな意味がある?

てるてる坊主の歌と言えば「てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ」の部分しか知らなかったという方のほうが多いのではないのでしょうか。

実は3番までしっかりとした歌があったんですね。

ただ、そんなことよりも3番の歌詞にぞっとしませんでしたか?

てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞ

引用先:J-Lyric.net

まさかの斬首宣言。

1番は「金の鈴」、2番は「あまいお酒」をあげるから晴れにしてね、とプレゼント作戦を決行しています。

しかし3番になると「首をチョンと切るぞ」突然の恐怖の脅しが入ります。

アメとムチの差が激しい!

脅しのクセが強い!

なぜいきなりこんな怖い歌詞になったのかというと実ははっきりとした事はわかりません。

しかし有力な2つの説があるんです。

それではなぜ「首をチョンと切るぞ」という怖ろしい歌になったのか元になるお話をまとめてみました。

あなたはどの説を信じますか?

中国の美少女の生贄(いけにえ)説

そもそも「てるてる坊主」は平安時代に中国から伝わった「掃晴娘(そうせいじょう)」という美しい娘の伝説から出来たと言われています。

 

昔々のある町に美しい少女がいました。

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/nigaoemaker2.png” name=”晴娘” type=”r”]わたしは晴娘。
紙切り細工が大好きなの!
[/voice]

ある時、その娘が住む町にとてつもない大雨が降り続き町ごと水没してなくなってしまいそうでした。

すると突然、天から声が聞こえてきたのです。

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/nigaoemaker.png” name=”天の声” type=”l”]その美しい娘をわたしの妃と差し出せばこの雨を止めて晴れにしてやろう。
差し出さなければ雨は降り続きこの町は大惨事になるぞ![/voice]

なんという無茶ぶり。

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/nigaoemaker2.png” name=”晴娘” type=”r”]わたしが行けば町も町のみんなも助かるなら喜んでこの身を捧げます![/voice]

娘は町を大雨から救うため天の声に従うことに決意し、天に召されていきました。

すると途端に大雨はやみ空は雲をほうきで掃いたように青空になったのです。

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/03/nigahkjl.png” name=”町人たち” type=”l”]町のため、わたしたちのためにありがとう。
紙切り細工が好きだったあの子のために紙人形を掲げよう。[/voice]

犠牲になった少女を偲んで町の人々は、少女の好きだった紙を使って「掃晴娘」を作り吊るすようになりました。

「掃晴娘」の「掃」は大雨を作り出した雲をほうきで「掃いた」ように空を晴れにした、ということだったんですね。

 

これが「てるてる坊主」の元となった話とされている伝説でした。

首はチョン切りませんでしたが、命を差し出したということですね。

しかし、この話では「曇っていたら首をチョン切る」という歌詞にはあてはまりません。

てるてる坊主の元となったという話だけで、あの怖い歌詞の由来の話とは言えないのではないかなと思いますがどうでしょうか。

日本の嘘つき坊主説

はるか昔、日本のあるところで大雨が降り続き困り果てていました。

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/nigaoemaker3.png” name=”お殿様” type=”r”]だれかこの大雨をどうにかせぇ![/voice]

殿様の無茶ぶりの圧がすごい。

そうするとひとりのお坊さんが名乗り出てきました。

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/nigaoemaker4.png” name=”お坊さん” type=”l”]わたしがお経を唱えれば必ず晴れます。
お任せください![/voice]

そのお坊さんは祈祷をすると雨を上がらせることが出来ると有名でした。
しかしお坊さんが唱えても次の日もその次の日もいっこうに雨はやみません。

業を煮やした殿様は権力を振りかざします。

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/nigaoemaker3.png” name=”お殿様” type=”r”]この嘘つきめ!
この嘘つき坊主は処刑だ!![/voice]

殿様の命令でお坊さんは首をはねられ、その見せしめとしてその首を白い布にくるみ吊るしました

そうすると次の日は嘘のように雨があがり青空が広がりました。

 

これが「てるてる坊主」の始まりと言われているもう一つのお話でした。

こちらのお話しのほうが「てるてる坊主」の歌にぴったりとハマりますね。

首を白い布でくるんで吊るす姿を想像すると(想像したくないけど)まるでてるてる坊主になります。

結論、どちらに軍配があがる?

有力な2つの説を紹介してきましたが、そもそもてるてる坊主は「掃晴娘」の話と共に平安時代に中国から伝わってきました。

そして日本では、女の子よりもお坊さんのほうが魔力が強いため願いが叶いやすいのではないかという事で、てるてる「坊主」になったと言われています。

そうなると、日本の坊主説は後からとってつけたようか感じが拭えないなぁとも思います。

どちらの話も確かな起源はないので信じるか信じないかはあなた次第、という事になりますね。

あなたはどう思いましたか?

「てるてる坊主」には幻の歌詞があった!

「てるてる坊主」の歌詞は4番まであったというのはご存知でしょうか。

実は一番最初の歌詞がまるごと削除されてしまったそうなんです。

その歌詞というのがこちら。

[box class=”glay_box” title=”幻の歌詞”]てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
もしも曇って泣いてたら 空をながめてみんな泣こう[/box]

しくしく泣いてる子どもたちの姿が想像でき悲しい情景が目に浮かびます。

実はこの詩の部分は、この歌の作曲家である中山晋平氏が削除してしまったそうなんです。

中山氏は1795曲もの曲を作り,記念館もあるほどのすごい作曲家です。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]でもだからといって人の作った詞を無くすってひどくない?[/voice]

消すなら首をチョン切るほうにすればいいのにと思うのは私だけではないはず。

歌詞をまるごと消したりチョン切る歌詞残したりする中山氏もある意味残酷で怖いですね(笑)

なぜ怖い歌詞のほうを残したの?

みんなで泣いちゃうほうを無くし、首をチョン切ってしまうほうを残したという理由はなんなのでしょうか。

[box class=”glay_box” title=”残酷な歌詞を残した理由”]・虫をちぎるなど残酷な一面をもつ子供の特性
・願望を通そうとする権力者の暴力[/box]

こういった事を表現したかったのでは、という説があります。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]確かに子どもの頃、同級生の男の子アリンコ食べてたなぁ。[/voice]

雨が降ってみんなで泣くよりも、残酷なほうが子どもの目線に近いと思ったということなのでしょうか。

てるてる坊主の正しい作法

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]てるてる坊主の顔ってどんな風にする?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”l”]普通に(^^)な顔かな。
たまに(^▽^)みたいに書くよ。それから窓に吊るす~。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]それダメーーー!!![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”l”]え・・・[/voice]

てるてる坊主の正しい使い方や作法とは一体どんなものなのでしょうか。

そもそも作法なんてあったのか!という感じだと思います。

てるてる坊主を飾るなら正しく吊るして効果をあげてみましょう。

てるてる坊主の顔は吊るす前に書いてはだめ!

[box class=”pink_box” title=”ダメな理由”]

・先に顔を書くと雨で顔が滲んでしまい泣いたような表情になって雨をもたらしてしまう

・晴れてから瞳を書き、神様にお供えするお酒と共に川に流していたため

[/box]

こういった事からてるてる坊主を吊るす前に顔を書いてしまうと意味がなくなってしまうと言われています。

左目だけ書かないで、晴れて願いが叶ってから左目を書くという説もあります。

これ以外にも正しいてるてる坊主の作法というものが存在するのでご紹介します。

晴れたら顔を書いて処分する

前日は顔を書かないor左目だけ書かない、という状態のてるてる坊主さん。

次の日晴れたら感謝の気持ちを込めて顔を書いて処分しましょう。

 

↑晴れなくっても、これはかわいそう。

晴れてほしい日の前日に吊るす

「てるてる坊主 てる坊主 明日天気にしておくれ」という歌詞の言うとおり前日に歌いながら吊るすのがいいですね。

南側の窓に吊るす

太陽がよく見える南側の窓に吊るすと効果が上がるようです。

晴れたら供養してあげる

てるてる坊主の歌で『晴れたらあまいお酒をあげる』という歌詞があったのは覚えていますか?

大人ならチューハイでもいいかもしれませんが、お子さんとだったら一緒にジュースをあげてみてはいかがでしょうか。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]てるてる坊主さんとおやつの時間だよ。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]てるてる坊主さん!今日は晴れにしてくれてありがと~![/voice]

かんぱ~い!!

こんなノリも楽しくていいですよね!

ふれふれ坊主で雨よ降れ!

https://www.instagram.com/p/BHCxW_TA05B/?utm_source=ig_web_copy_link

 

今までてるて坊主のお話をしてきましたが、ふれふれ坊主なるものがあるのはご存知ですか?

ふれふれ坊主とは、てるてる坊主と真逆で雨が降って欲しい日につるすものです。

雨雨坊主、るてるて坊主という地域もあるようです。

こちらにも正しいやり方というものがあるのでご紹介します。

 

[box class=”glay_box” title=”ふれふれ坊主の正しい作法”]
  • てるてる坊主を逆さに吊るす
  • 黒の折り紙や布で作る
  • てるてる坊主のひらひらのところに切り込みを入れる
[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]運動音痴の姉は運動会の前日にふれふれ坊主を吊るしてたなぁ[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”l”]なんか一種の呪いみたいで怖いね。
ある意味てるてる坊主よりも気持ちがこもってる(笑)[/voice]

次の日に雨が降るようにお願いしたい人はぜひこの方法をやってみましょう。

かわいいてるてる坊主で気分転換!

残酷な歌詞とその背景を知ってしまったせいで、てるてる坊主が怖くなってしまった方のために最後はかわいいてるてる坊主を紹介していこうと思います。

https://www.instagram.com/p/BvMblR7BTAt/?utm_source=ig_web_copy_link

お友達思いの素敵なご主人様が作ったかわいいてるてる坊主ですね!

 

https://www.instagram.com/p/BuqwSuuHcv6/?utm_source=ig_web_copy_link

どんだけ晴れてほしいのでしょう♪

雨の予報が晴れて遠足に行けてよかったですね!きっとこの子のおかげです!

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]洗濯ピンチハンガーに吊るすというところに、この子のO型感が溢れてると思うのはわたしだけ?(笑)[/voice]

 

https://www.instagram.com/p/BwJGbGwAC9b/?utm_source=ig_web_copy_link

どんなものにでもインスタ映えが存在しますね!

こんなかわいいてるてる坊主たちがいるなら、怖いてるてる坊主のお話も忘れることができそうです。

まとめ

  • てるてる坊主の3番の歌詞に「首をチョン切る」というフレーズがある。
  • 中国の美少女生贄説
  • 嘘つき坊主説
  • てるてる坊主の歌には幻の歌詞があった
  • てるてる坊主は先に顔は書かない
  • 必ず晴れてほしい日の前日に吊ろう
  • 太陽がよく見える南側に吊るすと効果的
  • 晴れたらジュースで供養してあげよう
  • 雨が降ってほしい日には「ふれふれ坊主」!

いかがでしたでしょうか。

今まで何気なく口ずさんでいた「てるてる坊主」の歌がこんなに怖い意味が隠されていたとは驚きでしたね。

わたしは日本の坊主説をリアルに想像してしまい知らなきゃよかったと後悔しました(笑)

それでも、晴れてほしい日に吊るされているてるてる坊主に罪はありません♪

そんな背景があったと頭に片隅に置きながら、いい天気を願ってかわいいてるてる坊主を飾ってあげてくださいね!

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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