日常生活で困ることは少ないかもしれませんが、あぐらがかけない人って案外多いのですよね。
身体固すぎて股関節90度も開かないから胡座かけない
飲み会が畳の個室だと割と地獄
— はやた (@hayataSEC) October 17, 2019
困ることは少ないから、あぐらがかけなくても大丈夫。なんて思っている方がいたら、ちょっと待ってください。
あぐらがかけない事が、身体の様々な不調に繋がる事もあるのですよ。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-1.png” name=”夫” type=”r”]えっ!?そうなの?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]そうよ。まずは、あぐらがかけない原因を調べましょ。[/voice]
あぐらがかけない原因は何?
あぐらがかけない原因は、主に2つあります。
- 骨格、骨の形状が原因
- 股関節周りの筋肉の硬さが原因
あぐらがかけない人は、このどちらかが原因だと考えられます。
骨格、骨の形状が原因
あぐらをかく時に影響する関節は、骨盤と大腿骨(太ももの骨)を繋ぐ股関節です。この股関節で大腿骨を外側に開いた時に、大きく開くとこができないと、あぐらがかけないのです。
この股関節の可動域(どれだけ開けるか)には個人差があります。骨盤の開き具合や大腿骨頸部の角度などによって、股関節を開ける限界は変わります。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-2.png” name=”夫” type=”r”]骨格が原因だったら、諦めるしかないのか…[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]パパ、まだ諦めないで。[/voice]たしかに股関節の可動域が狭い人は、座禅を組んだり180°開脚をしたりするのは難しいと思います。しかし、ほとんどの人はあぐらがかけるくらいの可動域はあるのですよ。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]骨格以外にも原因があるんだね。[/voice]そう、あぐらがかけない1番の原因は、股関節周りの筋肉が硬いからなのです!
股関節周りの筋肉の硬さが原因
あぐらがかけない1番の原因として考えられるのが、股関節周りの筋肉の硬さです。股関節周りの筋肉がコリ固まってしまうと、股関節を十分に開く事ができなくて、あぐらがかけないのです。
それでは、股関節の周りにはどのような筋肉があるのでしょうか。
腸腰筋[ちょうようきん](腰のインナーの筋肉)
腰椎と大腿骨を結んでいて、内臓と脊髄の間にあるインナーマッスルです。主に股関節を屈曲させる働きがあります。
大臀筋[だいでんきん](お尻の筋肉)
臀部(お尻)にある筋肉の中で、1番外側にある1番大きな筋肉です。股関節の伸展や外旋をするときに使います。
大腿四頭筋[だいたいしとうきん](太もも前側の筋肉)
太ももの前側にあり、大腿骨を四方からかこんでいる、人間の筋肉の中で最も強く大きい筋肉です。
この筋肉が硬いと、ひざを十分に曲げられないのです。
ハムストリング(太もも裏側の筋肉)
大腿四頭筋の反対側、太ももの裏側にある筋肉で、股関節の伸展に大きな影響を与える筋肉です。
内転筋[ないてんきん](太もも内側の筋肉)
太ももの内側(内もも)にある筋肉で、股関節の内転・屈曲をするときに使います。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-1.png” name=”夫” type=”r”]こんなにあるんだ!?[/voice]この5つの筋肉を柔らかくすれば、あぐらがかけるようになりますよ。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]ちょっと待って、その前に「あぐらがかけないと身体に不調に繋がる」ってのが気になるけど。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”l”]それについては、次の章で教えるね。[/voice]あぐらがかけないと身体に悪影響?
前章で紹介した股関節周りの筋肉は、腰・骨盤・脚を繋ぐ重要な筋肉たちです。
その筋肉が硬くなり本来の役目を果たせなくなると、どのような悪影響が出てくるのか見ていきましょう。
[box class=”yellow_box” title=””]- 腸腰筋・・・骨盤が前傾になる。
- 大臀筋・・・お尻がたるみ、腰に負担がかかる。
- 大腿四頭筋・・・骨盤が前傾になる。
- ハムストリング・・・骨盤が後傾になる。
- 内転筋・・・骨盤が歪む。
どの筋肉も凝って硬くなると、骨盤が前傾・後傾あるいは歪むなど、骨盤に悪影響を及ぼします。
骨盤が悪影響を受けると、どうなるのでしょうか。
[box class=”black_box” title=””]- 骨盤が前傾になると反り腰になり腰痛になる。
- 骨盤が後傾になると猫背になる。
- 姿勢が悪くなり、首・肩が凝る。また、それによる頭痛にも繋がる。
- 姿勢が悪くなると、膝痛にもなる。
- 骨盤が歪むと血行が悪くなり、冷え性や足のむくみに繋がる。
あぐらがかけない人向け、簡単ストレッチ
身体の不調があらわれる前に、ストレッチで股関節周りの筋肉を柔らかくして、あぐらがかけるようになりましょう。
股関節が硬いといっても、その硬さは人それぞれですよね。
今回は、股関節の硬さを3段回に分けて、それぞれの硬さに合ったストレッチをRevel1〜3まで紹介します。
必見更に、とっておきの簡単マッサージも教えちゃいます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]どれも5分〜10分くらいで出来るものです。それでは、皆さん一緒にやってみましょう![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]よし、やってみよう![/voice] [aside type=”warning”]注意ストレッチを行う際は、絶対に無理をせず痛みを感じた時はやめましょう。また、息は止めないでゆっくり呼吸しながら行うと効果的です。 [/aside]
あぐらがかけない人向け簡単ストレッチ・Revel3
最初は超硬い人向け、ストレッチRevel3です。
お尻のストレッチ①
四つん這いになって、右足を前に出して曲げます。左足は後ろにまっすぐ伸ばして、両肘を床につけます。
この状態で10秒、右のお尻を伸ばしていきます。
10秒を1セットで、左右交互に3セットずつ行いましょう。
お尻のストレッチ②
体育座りになって、後ろに手をつきます。右足を組んで、左足はお尻の方に引きます。
お尻を少し浮かして、10秒。組んでる足側のお尻を伸ばします。
こちらも10秒1セットで、左右交互に3セットずつ行います。
ハムストリングのストレッチ
左足を曲げて、右足はまっすぐ伸ばします。両手で右足の爪先を持って10秒。太ももの裏側、ハムストリングを伸ばします。
次は、そのままの体勢で右足を少し外側に開きます。爪先も外側に開いて、手は前にまっすぐ出します。こちらも10秒。
次に、右足を内側に伸ばして、爪先も内側に倒します。手をまっすぐ前に出して、10秒。
正面・外側・内側と10秒1セットずつを、左右両方行いましょう。
大腿四頭筋のストレッチ
右足を曲げてお尻の下に(正座の状態)、左足はまっすぐ伸ばします。手を後ろについて太ももの前側を伸ばします。
曲げた足がキツい場合は、お尻の横に出しても大丈夫ですよ。
10秒1セットで左右交互に3セットずつ行います。
内もものストレッチ①
左足は曲げて右足は開脚します。右足は開ける範囲で大丈夫ですよ。右手で爪先をタッチして、内ももを伸ばします。
10秒1セットで左右交互に3セットずつ行います。
内もものストレッチ②
以上画像9点参考:股関節が『超』硬い人向け!体を柔らかくするストレッチ【10分一緒に画面を観ながら】
最後に開脚です。左右の足を開いて(開ける範囲で大丈夫です。)、手をまっすぐ前に伸ばしていきます。なるべく前の方に、伸ばしていきましょう。
10秒1セットで3セット行いましょう。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/3br07_9ZbyQ” /] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]以上になりま〜す。おつかれさまでした。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-2.png” name=”夫” type=”l”]これは、僕にはキツくて出来ないよ〜。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]そうしたら、Revelを1つ下げましょう。[/voice]あぐらがかけない人向け簡単ストレッチ・Revel2
それではレベルを1つ下げて、股関節が超・超硬い人向け、ストレッチRevel2です。
お尻のストレッチ①
まず、あぐら(のような感じで)座ります。そのまま手を前の方に伸ばしていきます。お尻のストレッチなので、膝が浮いてしまっても大丈夫です。
10秒1セットで3セット行います。
お尻のストレッチ②
次は、右足だけ少し前に出します。(膝を90°くらい曲げる)その状態で手を前の方に伸ばしていきます。右のお尻が、より伸びますよ。
10秒1セットで左右交互に3セットずつ行いましょう。
お尻のストレッチ③
左足をまっすぐ伸ばして、右足は膝を立てて左足の外側にクロスさせます。その状態で右足の膝を抱えて、胸の方に引き寄せます。抱えるのがキツい方は、手で引き寄せましょう。
10秒1セットで左右交互に3セットずつ行います。
内もものストレッチ①
左右の足の裏をつけて座り、手を前の方に伸ばしていきます。
10秒1セットで3セット行います。
内もものストレッチ②
左右の足の裏をつけたまま、両膝を上から押さえていきます。足があまり開かない方は、肘を使って膝を外側に押しましょう。
10秒1セットで3セット行いましょう。
内もものストレッチ③
最後に開脚です。仰向けになってお尻を壁につけ、足は上に伸ばします。膝が曲がらないようにしましょう。
以上画像8点参考:股関節『超・超』硬い人向け!体を柔らかくするストレッチ!【10分一緒に画面を観ながら】
膝が曲がらない範囲で、出来るだけ足を開きます。
こちらも10秒1セットで3セット行います。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]パパ、どうだった?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-2.png” name=”夫” type=”l”]Revel3よりは出来るけど、もう1つレベルを下げようかな。[/voice]あぐらがかけない人向け簡単ストレッチ・Revel1
それではRevel3もRevel2もキツい方は、このRevel1から挑戦しましょう。
内もものストレッチ
壁に寄りかかって、体育座りになり足は腰幅に広げます。手をクロスさせて、膝の内側に当てます。(右手は左膝の内側、左手は右膝の内側)
足はその状態をキープして、手で足を開こうとしてください。この時、内ももに力が入っていればOKです。
10秒1セットで3セット行います。
お尻のストレッチ
同じように座ったまま、手で両膝を内側に押します。足は腰幅のままキープさせましょう。この時ももの外側からお尻にかけて、力が入っていればOKです。
こちらも10秒1セットで3セット行います。
内もものストレッチ
足の裏をつけて足(膝)を開きます。足は開ける範囲で大丈夫です。自分の開けるところから、少し足を閉じます。
その状態をキープして、手で両膝を上から押します。手で足を開こうとしますが、足は動かさないようにしましょう。
10秒1セットで3セット行います。
お尻のストレッチ
ボールを1つ用意します。左足をまっすぐ伸ばして、右足は曲げて横に開きます。右足の膝の下にボールを置いて、足でボールを上から潰すように押します。
足があまり開かない方は、大きめのボールを用意してください。この時、お尻に力が入っていればOKです。
10秒1セットで左右交互に3セットずつ行いましょう。
股関節をほぐす
膝を曲げて足を肩幅くらいに開き、両手を後ろについて座ります。
この状態で、両足を左右交互に倒します。
左右合計20回(右左右で3回)行いましょう。
ハムストリングのストレッチ
仰向けに横になります。左足はまっすぐ伸ばし、右足は曲げて太ももの裏側を両手で持ちます。仰向けのままだとキツい方は、少し上体を上げても大丈夫です。
以上画像7点参考:股関節が『超・超・超』硬い人向け!体を柔らかくするストレッチ【あぐらができるようになる!】
太ももの裏側を持ったまま、右足も伸ばします。足は伸ばせる範囲で大丈夫です。
10秒1セットで左右交互に3セット行います。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”r”]これなら、僕でも出来そうだ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”l”]パパ、無理をしたらダメだからね。[/voice]あぐらがかけるようになる簡単マッサージ
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]ここで、とっておきの簡単マッサージを教えちゃいます。[/voice]あぐらがかけない最も大きな原因は、大腰筋が硬い事ともいわれています。
そこで、この大腰筋をマッサージして柔らかくしましょう。
簡単大腰筋マッサージ
仰向けに横になって、ケアしたい側の膝を立てて、もう片方の足は伸ばします。
次に、両手の指を手の甲側で合わせます。おへそから指4〜5本分外側に大腰筋があるので、合わせた手で大腰筋の位置を、上から下に押します。
まっすぐ下に押し込んだら、少し身体の中央側に指を曲げます。イメージとして、腹筋の裏側を触る感じです。
以上画像3点参考:【あぐら かけない】あぐらがかけない人必見!あっという間にあぐらをかけるようにする方法【埼玉県 和光市 股関節 整体 整体院祐】
膝を立てた足を外側に開いて、手を上下に動かして大腰筋をマッサージします。
しばらくすると足が開きやすくなるので、更に足を開いてマッサージしてください。
片側30秒くらいを目安にマッサージしてください。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”r”]このマッサージをやってからストレッチをやれば、効果的だね。[/voice]まとめ
いかがでしたか。股関節は、身体と脚を繋ぐ重要な部分です。「あぐらがかけないだけだから」と思わずに、柔軟な股関節を手に入れて、健康生活を送りましょう。
[box class=”green_box” title=”あぐらがかけない原因”]- 骨格・骨の形状か原因
- 股関節周りの筋肉の硬さが原因[/box]
- 腸腰筋(腰のインナーの)
- 大腿四頭筋(太ももの前側)
- 大臀筋(お尻)
- ハムストリング(太ももの裏側)
- 内転筋(太ももの内側)[/box]
ストレッチの効果は、一朝一夕には表れません。焦らず無理をしないで、毎日の積み重ねが大事ですよ。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”r”]僕もストレッチを毎日の日課にするぞ![/voice] [box class=”red_box” title=”関連記事”]