暖かくなってくるとやってくる厄介なヤツがいますね。そう蚊です。
気が付いたら刺されていて、一度かゆいと思うと止まらない…悩ましい敵ですよね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/サイトキャラクター.png” name=”友人” type=”r”]わたし本当によく蚊に刺されるのよね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]ちゃんと虫よけ対策してる?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/サイトキャラクター.png” name=”友人” type=”r”]そういわれると…してないかしら笑[/voice]実は「ただの蚊に刺され」では済まない場合もあります。なので全く対策をしないというのはちょっと考えものです。
今はいろいろなタイプの虫よけ対策商品がありますが、ハーブを使って蚊などの虫よけ対策をする人もいるんですよ。
天然のものを使っているという優しいイメージから赤ちゃんやペットを飼っている人は気になる人も多いのではないでしょうか。
今回は蚊などの虫よけ対策に使えるハーブやその効果を紹介します。
そもそも蚊はなんで血を吸うの?
蚊は血を吸わないと生きていけないの?
いやいや、そうでもありません。
普段の蚊たちは糖分が主なエネルギー源になるので花の蜜や果汁を吸って生きています。
ではどうして血を吸うのでしょうか。
それは産卵前に栄養を蓄えるためです。卵を成長させるためにたんぱく質が必要になります。そのために血を吸うのです。
なので血を吸うのはメスだけで、オスは吸いません。
蚊は気温が15度以上になると血を吸い始め、25~30度でより活発になります。だから夏によく蚊に刺されてしまうのです。
ただ、35度以上になるとあまり活動しなくなるようです。猛暑日が増えてきた近年の夏は蚊にとってもしんどかったのかもしれませんね。
蚊に刺されるとかゆいだけじゃない!?
蚊に刺されるとそのあたりがぷくっと腫れてかゆくなりますよね。
あれは唾液によるアレルギー反応です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]ちなみに蚊が体に止まっているときに叩き潰すと体内に唾液が入りやすくなるので、指ではじき飛ばすといいらしいですよ。[/voice]かゆいアレルギー反応ももちろん困りますがそれ以上に怖いことがあります。
それは伝染病です。
蚊はマラリア、デング熱などの病原体を媒介します。
マラリアとは…
マラリア原虫をもった蚊(ハマダラカ属)に刺されることで感染する病気です。
世界中の熱帯・亜熱帯地域で流行しており、2018年11月に公表された統計によると、1年間に約2億2000万人が感染し、推計43万5,000人が死亡しています。日本でも60人前後が輸入感染症として届け出られています。
1週間から4週間ほどの潜伏期間をおいて、発熱、寒気、頭痛、嘔吐、関節痛、筋肉痛などの症状が出ます。
マラリアには5種類(熱帯熱マラリア、三日熱マラリア、四日熱マラリア、卵形マラリア、サルマラリアPlasmodium knowlesi)があります。その中でも、熱帯熱マラリアは発症から24時間以内に治療しないと重症化し、しばしば死に至ります。脳症、腎症、肺水腫、出血傾向、重症貧血など、さまざまな合併症がみられます。
引用 厚生労働省検疫所HP
デング熱とは…
デング熱は、蚊に刺されることによって感染する疾患です。
デング熱は急激な発熱で発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔気・嘔吐などの症状が見られます。通常、発症後2~7日で解熱し、発疹は解熱時期に 出現します。デング熱患者の一部は、まれに重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあり、早期に適切な治療が行われなければ死に至ることがあります。
屋外の蚊が多くいる場所で活動する場合は、でぎるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど、蚊にさされないよう注意してください。
引用 厚生労働省HP
ここ数年、地球温暖化のせいなのか気温が高い傾向にある日本でも他人ごとではなくなってきているのが怖いところです。
それにどの蚊が病原体を持っているかなんてパッとみてわかりませんよね。
なので虫よけ対策をしっかりしてほしいのです。
ハーブの効果とは?
ハーブの何が蚊に効果があるのでしょう。
ずばり香りです。
植物はその場から動くことができませんよね。そのために外敵から身を守るため様々な力を持っています。
その力の一つとして香りがあるのです。
植物自身が虫を寄せ付けないために身に付けた香りの力を使おうということです。
ちなみに香りの強い植物=ハーブと思っていませんか?
実はハーブとは人に役立つ植物のことを言います。
アロマテラピー(芳香療法)という言葉は有名ですからそう思ってしまっても無理はありませんよね。
蚊の対策に使えるハーブ
蚊などの虫よけ対策に使えるハーブたちを紹介します。
ミント
料理や美容などにも使われる身近なハーブですよね。アイスなどに飾られていますよね。
ミントはシトロネラという成分を含んでいます。これは蚊が嫌がる成分と言われています。
繁殖力が強く駆除が難しいですが、鉢に植えれば簡単に育てられます。肌を撫でるだけでも効果が見込めるようです。
バジル
イタリア料理には欠かせないハーブの一つですね。
原産国はインドでヒンズー教徒のあいだでは神に捧げる高貴な植物とされいます。
バジルの香りにはシネオールという成分が含まれています。これが蚊が嫌う香りといわれています。
それに蚊だけでなくハエの侵入も防いでくれるとか。
レモングラス
アジア原産で料理や石鹸など幅広く使われるハーブです。実は100㎝以上にもなる大きい植物でもあります。
レモングラスにはシトラールという成分が含まれています。蚊の嫌いなニオイで虫よけ効果があるとすでに確認されいます。
ラベンダー
地中海地方が原産で南フランスで多く栽培されています。日本では北海道のラベンダー畑は有名ですよね。
紫以外にも白やピンクの花の色もあります。花だけでなく全体から香ることから「香りの女王」とも言われます。
ラベンダーは癒しのイメージが強いですが、虫が嫌いな香りとして防虫ハーブとしても使えるんですよ。
特に蚊や部屋の中の小さな虫が嫌いな香りと言われています。
ニーム
インド原産で15~20mにまで成長します。インドでは「奇跡の木」とも言われています。
ニームにはアザディラクチンという成分が含まれています。
蚊よけに良いと言われるだけではなくて、ゴキブリやアブラムシなどの害虫200種類にも効果があると言われています。
こんなにも害虫にも効果があるので人間の体に悪そうな気がしますよね。
でもインドではニームを薬やお茶としても使われているので体にも良い植物なので安心してください。
ゼラニウム
南アフリカ原産で世界で最も栽培されている鉢花の一つなんだとか。
「網戸」を使う文化のないヨーロッパのベランダには「網戸」の代わりにゼラ二ウムを置いて、虫よけに使っているという話もあります。
蚊は嫌がる香りですが、爽やかでいい香りがします。
ユーカリ
オーストラリア原産で大きいものだと100m近くにまでなります。ユーカリといえば、コアラが食べる葉として知られていますよね。
葉からは樟脳(しょうのう)に似た香りがします。この香りが虫たちに効きます。
その葉には毒性があり、ハーブのように口に入れるというわけにはいきませんので、庭木やかわいい葉を他の植物と合わせて、寄せ植えにするのに使われます。
タイム
地中海原産で全体からとても強い香りを出しています。
歩道のグランドカバー(地被植物)としても最適で、葉の香りが蚊を遠ざけてくれます。
他にも殺菌効果や消毒、防腐作用もあるとも言われています。
シトロネラ
スリランカ原産でレモングラスとよく似ています。
シトラス系の爽やかな香りはとても人気で昔から洗剤や化粧品などにも使われていたと言われています。
この爽やかな香りは実は虫たちにとってはとても嫌な香りなのです。
そのため古来からシトロネラは蚊帳(かや)に編み込んだり、ろうそくに広く使われたりしてました。
ローズマリー
地中海地方原産で実は1mにまでなります。若返りのハーブとしても有名です。
ローズマリーはピネン、シネオールという成分が含まれています。
全体からとても強い香りがします。この香りの強さも虫を寄せ付けない理由とも考えられています。
マリーゴールド
メキシコ原産で花の色素を着色料として使われることもあります。
やや強めの香りが虫を寄せ付けないと言われています。
それだけでなく根にも虫よけ効果があり、家庭菜園でも様々な虫よけの目的として植える人もいるようですよ。
タンジー
アジアからヨーロッパにかけて広く生息しています。日本でも昔からいろいろな虫よけのために使われていました。
香りは花よりも葉に強くあります。香り自体はローズマリーと似ている、樟脳と似ているなどいろいろ言われています。
その香りは虫たちだけでなく猫も嫌がるようなので猫を飼っている人は注意してくださいね。
キャットニップ
肉料理の香りづけなどにも使われますが、猫に与えるとマタタビのように反応するのだとか。
キャットニップにはネペタラクトンという成分が含まれています。これには市販の防虫剤などに使用されている成分の約10倍もの蚊よけ効果があるそうです。
蚊嫌草(かれんそう)
または蚊連草と呼ばれることもあります。シトロネラールという成分が含まれています。
害虫を防ぐ植物であるゼラニウムとシトロネラをかけ合わせたより害虫予防効果が高いハーブです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]虫よけ対策に使えるだけあって夏の時期に花を咲かせるものが多いですよ[/voice]
ハーブを取り入れてみよう
どのハーブたちも私たち人間にとっては素敵な香りに感じますよね。これが蚊を寄せ付けないとは不思議!
もちろん、人それぞれ好きな香り、苦手な香りがあると思うので、自分の好きなものを使ってくださいね!
育てる
庭や花壇がある場合は植えてみてはいかがでしょう。もちろん鉢植えにしてベランダや部屋の中でも育てることができますよ。
目で見てもきれいなハーブたちが虫もよけてくれるなんて一石二鳥ですよね。
簡単に育てられるものもあるのでぜひ挑戦してみてください!
精油やアロマオイルを使う
精油やアロマオイルにはハーブの持つ香りの成分が入っています。
手軽に手に入るようにもなっているので簡単に取り入れることもできますよね。専用のランプやディフューザーもありますし、それがなくともハンカチやタオルなどを使うこともできます。
もちろん手作りすることもできます!こんな商品だってありますよ。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]自分で作ると特別感も増すよね[/voice]
ハーブを使った商品
もちろんハーブの効果に注目して商品化されているものもたくさんあります。
天然由来であることから赤ちゃんから使えるものもありますよ。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]わが家の玄関にはラベンダーのアロマストーンを置いています[/voice]
他にもいろいろなものがあるのでぜひ自分のお気に入りを探してみてください!
まとめ
いかがでしたか?
身近な虫でもある蚊。上手に対策していきたいですよね。
今回は
蚊について
- 蚊が血を吸うのはメスが卵を産むため
- 25~30度で活発になる
- 痒くなるのは蚊の唾液のアレルギー反応
- 知っていてほしい感染症
ハーブについて
- ハーブとは人の役に立つ植物のこと
- 蚊除けに使えるハーブ
- ハーブの取り入れ方
について紹介しました。
どんなものでもそうですが、効果のあるハーブたちも完全に蚊たちを防げるわけではないのです。
また精油やアロマオイルを使う場合は必ず注意事項を守ってくださいね。
とくに肌に付けるものの中には妊娠中の方は避けた方が良いものもあるみたいですからね!
まだまだ蚊と戦う季節は続きます。香りのよいハーブで癒されながら素敵な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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