カタツムリの赤ちゃんに殻はある?殻の役割や飼育の方法を紹介します

葉物野菜が美味しい季節。

直売所で買ったりした時に、こんなことありませんか?

お母さん、見てみて!レタスの中にカタツムリがいたよ!
かな
え~!わぁ、本当だ。小っちゃいね。
ねえ、カタツムリって、生まれた時から殻があるの?取れたらナメクジになるの?
かな
え…。う~ん、どうだろう?

子供の小さな疑問に、タジタジですよね。

ここでは、そんなカタツムリのいろいろをご紹介します。

お子さんと一緒に、カタツムリの謎を解き明かしていきましょう。

カタツムリの殻の謎

カタツムリの殻には、どんな秘密があるのか?ご紹介していきましょう。

 

カタツムリはいつから殻をつけているの?

答えは、「生まれた時から」です。

カタツムリの殻は体の一部で、大事な内臓が収まっています。

殻を取ったらナメクジになる、ということはありません。

出典:Wikipedia「カタツムリ」

 

カタツムリの殻は何でできているの?

カタツムリの殻は、体と一緒に成長していきます。その成分は主に炭酸カルシウムです。

よく雨の日に、濡れたコンクリートに集まるカタツムリを見たことはありませんか?

あれは、濡れたコンクリートから炭酸カルシウムが溶け出しているから。

それを舐めに集まってきているのです。

コンクリートがない場合には、カルシウムを含む石やサンゴ、死んだ仲間の殻などから摂取します。

カタツムリの殻は、割れても再生します。

体が傷ついた時と同じで、ゆっくりと補修されていきます。

けれども内臓まで傷ついてしまうと、死んでしまうこともあります。

特に赤ちゃんカタツムリは、殻が丈夫ではないので優しくしましょう。

 

殻はどんな風に大きくなるの?

生まれたばかりのカタツムリは、体長約2㎜。米粒くらいの小さい姿です。

でも、自力で土の中から這い出して来るのです。たくましいですね。

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成長はゆっくりで、1か月で体長約3㎜。

殻は、入り口からだんだんと巻いていって、大きくなります。

また、内側も厚みを増して大きくなります。

生まれたばかりの殻は、1周り半くらいですが、大きくなると3~4周りほど巻いています。

また、大人のカタツムリだと、殻の入り口が反りあがってきます。

どのくらいの大きさになるかは種類によって違います。

日本の固有種では、1㎜前後の小さな種類から、数㎝までいろいろです。

一番大型のカタツムリは四国の「アワマイマイ」で殻の直径が6㎝まで大きくなります。

また、アフリカには殻が20㎝、体長が40㎝になる巨大なカタツムリも生息しています。

 

なぜカタツムリは殻をもっているの?

カタツムリの祖先は、もともと水の中で暮らしていた貝の仲間でした。

それが、水から陸に上がるときに、陸地の環境に慣れるために体を進化させていったのです。

進化がさらに進み、殻をなくしたのが「ナメクジ」と考えられています。

殻は、乾燥から体を守り、急に気候が変わっても耐えられるようになっています。

また、外敵から身を守る役目もあり、眠る時に殻の入り口を閉じて眠ります。

さらに冬眠する時は、入り口を2重3重にして閉じ、寒さと乾燥から身を守っているのです。

 

カタツムリの殻は右巻き?左巻き?

日本に生息するカタツムリの大部分は「右巻き」です。

遺伝的に巻く方向が決まっています。

左巻きは少数で、「ヒダリマキマイマイ」という種類になります。

出典:Wikipedia「マイマイ属」

巻き方は、殻の渦巻きを上から見て、殻の入り口が右を向いているか、左を向いているかで判断します。

カタツムリの飼い方の謎

 

お母さん、カタツムリを飼ってもいい?
かな
…いうと思ったよ。でも、カタツムリってどうやって育てるんだろう?

知っているようで、知らないことの多いカタツムリ。

でも、気を付ける点が分かっていると、案外簡単に飼育することができます。

ここからは、長く元気に飼うためのコツをご紹介していきます。

 

カタツムリは何を食べるの?

カタツムリは雑食ですが、主に柔らかい葉っぱを好みます。

家庭で飼うのであれば、野菜の皮や芯、外側のちょっと痛んだ葉っぱなどで大丈夫。

けれども、赤ちゃんカタツムリの場合には、柔らかい葉っぱでないと食べられません。

芯に近い部分の柔らかい葉を与えてあげましょう。

また、殻が大きく成長するためには、炭酸カルシウムが必須です。

卵の殻、貝殻などをあげます。細かく砕かなくても大丈夫です。

鳥用の「カットルボーン」や爬虫類用の「カルシウムパウダー」でも代用できます。

 

野菜をあげる時は、農薬が付いている場合があるので、軽く水洗いしてからあげましょう。

アジサイによくいるイメージがですが、アジサイの葉には毒があるので、あげないようにしましょう

 

面白いことに、カタツムリは食べ物の好みが、それぞれ違います。

甘い野菜が好きなカタツムリがいれば、そうでないカタツムリもいるので、観察してみましょう。

野菜も卵の殻も、鮮度が落ちると食べてくれません。

できれば、毎日取り換えるようにしましょう。

また、炭酸カルシウムが足りなくなると共食いをしてしまうことも。

何匹か一緒に飼う時には、気を付けましょう。

 

どんな入れ物に入れればいい?

蓋がきちんとできて、空気が通るものであれば、何でも大丈夫です。

ただし、ダンボールなど湿気を吸って変形するものなどは向きません。

昆虫用の飼育ケースなど100均で売っているもので大丈夫です。

生野菜を入れるので、コバエが心配な方は、コバエが侵入しないタイプの飼育ケースをお勧めします。

 

 

飼育ケースの中は何を入れればいい?

赤ちゃんカタツムリと大人のカタツムリでは、入れるものが少し違ってきます。

底にひくもの
①濡らしたティッシュペーパー、キッチンペーパーまたはタオル
赤ちゃんカタツムリを飼う時におすすめ。
土と違って、白いので見分けがつきやすいですし、取り換えも簡単です。
大人のカタツムリを飼う時にも使えます。

 

②川砂・腐葉土
大人のカタツムリを複数飼うときに入れましょう。
卵を産むときには、土が必要になります。
腐葉土にカビが生えないように時々日光消毒をしましょう。

そのほかに入れておくとよいもの
① エサ皿
用意しておくと、エサの取り換えが楽になります。

 

② 木の枝や石など
高低差をつけると、カタツムリが上ったり下りたりする様子が観察できます。
カタツムリも自然に近い環境でストレスが減ります。

 

ケースはどこに置くのがいい?

日陰の風通しの良いところがおすすめ。

カタツムリの適温は20℃前後です。

暑すぎても寒すぎても、殻の入り口を閉じてしまいます。

また、乾燥は厳禁

1日1回、乾燥がひどい時には2回、霧吹きで水を撒いてあげましょう。

冬場になると、気温が下がり、5度以下になると冬眠します。

腐葉土や木の枝などを多くして、1日1回霧吹きで水を撒いてあげましょう。

もしも、20℃で保たれる場所に置いていれば、冬眠はしません。

その場合も霧吹きで水を毎日あげましょう。

 

寿命はどのくらい?

2~3年くらいですが、記録では15年生きたものもいるそうです

種類によって、寿命はだいぶ違いますし、飼育環境でも大きく違ってきます。

 

カタツムリはどうやって生まれるの?

カタツムリは雌雄同体。オスメスの区別がありません。

2匹以上いれば、交尾をして卵を産みます

5月~8月に産卵。1回に20~30個ほどの卵を産みます。

卵は1か月ほどで孵化して、赤ちゃんカタツムリが地上に出てくるのです。

生まれて1年ほどで大人になりますが、目安は、殻の入り口が反っているかどうかです。

 

カタツムリの危険な謎

 

あっ、キャベツ食べてる!かたつむりって、可愛いね~。
かな
そうだね。でも触ったら必ず手を洗ってね。危険な虫がついていることもあるんだよ。

 

カタツムリは、寄生虫に侵されていることがあります。

気を付けないと、人間にもうつることがあるのです。

 

ロイコクロリディウム

成虫は鳥の腸に寄生していて、その卵が糞と一緒に出てきます。

それをカタツムリが食べると、体内で孵化し、脳を操って次の宿主である、鳥を誘います。

寄生されたカタツムリを食べてしまうことで、人間にもうつることが心配されます。

主にヨーロッパが生息地ですが、近年北海道で見つかった例もあります。

 

広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)

主にネズミなどに寄生していますが、その糞を食べたカタツムリやナメクジにも寄生します。

人間に感染すると、2週間ほどしてからインフルエンザに似た症状を発症し、髄膜炎を起こします。

アフリカマイマイに寄生することが多く、東南アジア・沖縄・小笠原・奄美大島などに生息しています。

野生のカタツムリを食べて寄生されてしまったケースが報告されています。

食用のアフリカマイマイは寄生されないように、厳重に管理しているので心配ありません。

 

いずれもカタツムリの種類が限定されていたり、海外だったりしますが、注意は必要です。

死に至る病気ではなくても、雑菌などの心配もあります。

カタツムリに触ったら、必ず手を洗いましょう。

まとめ

カタツムリの殻の謎や赤ちゃんカタツムリの成長、お家での飼い方を紹介しました。

 

  • カタツムリは生まれた時から殻をもっていて、成長とともに大きくなります。
  • カタツムリをお家で飼う時には、野菜と炭酸カルシウムをあげて、霧吹きで水をあげましょう。
  • 危険な寄生虫を持っていることもあります。触ったら忘れずに手を洗いましょう。

 

カタツムリののんびりと這う姿は、せかせかした気持ちを癒してくれます。

いろいろな謎を解き明かしながら、お子さんと一緒に、夏休みの研究にしてもいいかもしれませんね。

 

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