寒い冬も終わり、暖かく過ごしやすくなってくる季節。
日差しも強くなってきて、帽子は欠かせないですよね。
でも、お散歩にでも行こうと思って帽子を出したら
「色が褪せている…」なんて経験はありませんか?
特に黒やネイビーなど濃い色の帽子だと、色褪せが目立って、使いづらくなってしまいますよね。

でも、色褪せた帽子を元に戻せたら、お気に入りの帽子をずっと使えていいですよね!
そこで今回は色褪せた帽子を復活させる方法について調べてみました。
目次
なぜ色褪せてしまうのか?
そもそもなぜ色褪せが起こるのかと言うと、
- 汗ジミ
- 紫外線
- ホコリなどの汚れの酸化
こちらに挙げた3つが主な要因と言われています。
汗ジミ
帽子をかぶると、思っているより人は頭部に汗をかき、それが帽子の中で蒸れて、汗を吸収します。
また頭皮から出る汚れ、皮脂なども付着します。
これが何度も続いて蓄積されていくと、汗や汚れが酸化し汗ジミとなり、色褪せの原因となるのです。
汗や皮脂などは帽子の繊維に入り込んで、雑菌を繁殖させてしまい、帽子の劣化を早めてしまいます。
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紫外線

人の皮膚も紫外線で日焼けしますが、帽子も同じです。
紫外線によって、帽子の繊維に化学変化が起こり、変色してしまい、色褪せてしまいます。
染料によっては紫外線にとても弱いものもあり、日光に直接さらすことは極力避けなければなりません。
ホコリの酸化

帽子をかぶって生活しているうちに付いてしまうホコリや砂、空気中の汚れなどが積み重なり、それが酸化することで色褪せの原因となります。
そのほか、漂白剤による色落ちや、雨に濡れたままにし、その雨に含まれていたホコリなどが作用して色褪せてしまう、という原因もあります。
色褪せた帽子を復活させるには
色褪せの原因がわかったところで、ではそれを復活させるにはどうしたらいいのでしょうか?
1.汚れを落とす
まずは帽子に付いた汚れを落としましょう。
洗濯機だと形が崩れたり、力が入りすぎてしまい傷みの原因になってしまいますので、手洗いしましょう。
用意するものは、
- 洗面器(洗面台に水を張れればそれでもOK)
- 中性洗剤
- タオル
- ザル(あれば)
です。
次に洗い方です。
- ぬるま湯に中性洗剤を適量混ぜ、そこに帽子を浸し、優しく押すようにして洗います。
汚れが溜まっていそうなところや細かいところは使い古しの歯ブラシなどで優しくこすって汚れを落とします。 - その後洗濯液を捨て、2〜3回水を替えてすすぎます。
洗剤が残らないように、しっかり流します。 - すすぎ終わったら、タオルで帽子を包んで水気を切ります。
- その後、風通しの良い日陰で乾燥させます。
サイズの合うザルがあれば、それに帽子をかぶせて干すと形が保たれて干しやすくなります。
これで洗濯は完了です!
2.染料スプレーで染め直す
色褪せた帽子を復活させるには、スプレーで染めると良いです。
役立つスプレーがこれ!
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その名も「染めQ」です。
「染めQ」とは、色褪せてしまったものを再度染め直すことが出来るスプレーです。
カラーバリエーションも豊富にあり、染め直したいアイテムに合った色を選ぶことが出来ます。
ナノ単位の粒子が素材の表面に密着し、まるで染めたかのような仕上がりに。その密着力は、引っ張っても、ねじっても、割れたり剥がれたりすることはありません。
超速乾で作業性も抜群。革製品のカラーチェンジにも、古く色あせたものの補修にも最適です。
引用:http://somayq.com/products/somayq
それではやり方を説明します。
必要なものは、
- 染めQスプレー
- 新聞紙など、下に敷くもの
- 必要に応じてマスキングテープ
です。
やり方
- 染めたくない部分(ロゴマークなど)があれば、マスキングテープで保護する。
そのまま染めても大丈夫な場合はそのままで。 - 屋外に出て、地面にスプレーがつかないよう新聞紙等を敷く。
その他、スプレーが付きそうな場所や服などを適宜保護する。 - 帽子から15cmほど離してスプレーをかける。手を上下に振りながら、全体にまんべんなくかかるようにする。
- 染めムラがないように、何度もまんべんなくスプレーをする。
- 乾燥させる
- ムラなく染まっていれば完成です!
詳しいやり方はこちらの動画でも紹介してあります。
ARVE Error: Mode: lazyload not available (ARVE Pro not active?), switching to normal mode
これを使えば、思ったよりも簡単に、誰でも帽子を復活させることが出来るようです。
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リフォーム店・クリーニング店に依頼する

そんな方は、帽子のリフォームやクリーニングをしてくれるお店を探し、依頼するのも一つの手です。
コストは少しかかるかもしれませんが、プロにお任せするので出来栄えは間違いないでしょう。
色褪せのお直しはもちろん、UVカット加工や撥水加工をしてくれるオプションが
付けられる場合もあるので、汚れがひどいものや特にお気に入りの帽子などは
プロの力を借りてみるのもいいかもしれませんね。
色褪せを防ぐにはどうすればいい?
帽子を復活させることができることはわかりました。
でも、最初から色褪せないように予防できていたら、それに越したことはないですよね。
どうすれば帽子が色褪せてしまうのを防げるのでしょうか。



その通り。
帽子を使う前に、防水スプレーを表と内側にシュッと、
UVカットスプレーを表面にシュッと、吹きかけてコーティングすればいいのです。
防水スプレーで汗や雨など水分、汚れを弾いてくれ、UVカットスプレーで紫外線から帽子を守ることが出来ます。
最近では布製品用のUVカットスプレーも販売されています。
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また、汗をたくさんかいたり、汚れてしまったなあというときは、
中性洗剤を混ぜた洗濯液で湿らせたタオルなどで、叩くようにして汚れを落としておきましょう。
こういった日々のお手入れが帽子を綺麗なままで使い続けるために大切なことなのです。
まとめ
- 優しい手洗いで汚れをしっかり落とす。
- 染料スプレーを使って染め直す
- 思い切ってプロに頼む
- 防水スプレー、UVカットスプレーで予防。
- 汚れが付いたらこまめに落とす。
これを知っておけば、お気に入りの帽子をやむなく捨ててしまう…
なんてことなく、綺麗なまま使い続けられそうですね!
私もクローゼットの奥にしまい込んでいた帽子を復活させたいと思います!
日差しが強くなってくる時期に向けて、
今のうちに帽子のお手入れをして、万全の体制で真夏の太陽を迎え討ちましょう!

まだ使いたかったけどどうもみすぼらしくて捨てちゃいました…