暑い夏の時期、皆さん体調はいかがでしょうか。
夏になると体がだるく、元気が出ない。体調不良が続く…という方も多いですが、こんな経験はありませんか。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]エアコンの効いたお部屋にいたら、腹痛とめまいがしたのよね。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]僕は暑い日に外で、頭痛やめまいが起こったことがあるよ。[/voice]これらは熱中症、クーラー病、夏バテ、どの症状にあてはまるのでしょうか。
この記事では熱中症、クーラー病、夏バテの違いや症状をわかりやすくまとめています。
それぞれの違いを知っておくなら、いざという時にとても役立ちます。
体調不良になった時どのように対処できるのか、また予防するにはどうしたらよいのかがわかります。あなたやご家族や周りの方が、夏を楽しく健康に過ごすためにぜひご活用ください。
熱中症って何?
熱中症とは、
- 気温や湿度の高さ
- 体内の水分や塩分の不足
- 長時間の外での作業
- 冷房無しの暑い空間
- 疲れや体調不良
などの状況によって、めまいや頭痛、吐き気、痙攣(けいれん)、意識障害などの体調不良が生じることです。
時には命に関係することもありますので、すべての人にとって注意が必要です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]猛暑日が続いたり、アスファルトの照り返しで暑さが増すことがあるから、熱中症には気をつけないとよね。[/voice]熱中症になるとどんな症状がでるの?
熱中症の症状はI度~III度(軽度~重度)に分類されています。この基準を知っていると、もしも熱中症になった時にどう対処したらいいのかわかります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]体調が悪くなった時、どの段階なのかこれでわかるんだね。よしっ。覚えておこう。[/voice]分類 | 症状 |
I度 | めまい・失神
「立ちくらみという状態で脳への血流が瞬間的に不十分になったことを示し、”熱失神”と呼ぶこともあります。 神経痛・筋肉の硬直 筋肉の「こむら返り」のことで、その部分の痛みを伴います。発汗に伴う塩分(ナトリウム等)の欠乏により生じます。 手足のしびれ・気分の不快 |
Ⅱ度 | 頭痛・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感
体がぐったりする、力が入らない等があり、「いつもと様子が違う」程度のごく軽い意識障害を認めることがあります。 |
Ⅲ度 | Ⅱ度の症状に加え、意識障害・けいれん・手足の運動障害
呼びかけや刺激への反応がおかしい、体にガクガクとひきつけがある(全身けいれん)、真直ぐ走れない、歩けない等。 高体温 体に触ると熱いという感触です。 肝機能異常・腎機能障害・血液凝固障害 これらは、医療機関での採血により判明します。 |
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- 暑さで体調が悪いと感じたなら、すぐに涼しい場所へ行く。
- 水分(スポーツドリンクや経口補水液など)をとる。
- 体の各所を冷やす。特に首、わきの下、大腿(つまり足のつけ根)の全面を冷やす。
- 症状がII度以上、また少しでも意識障害がある場合はすぐに医療機関へ行く。
※意識障害がある場合は、無理に水分を与えず、医療機関で点滴をしてもらいましょう。誤って気道に水分が入ってしまう可能性があるからです。
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熱中症を予防しよう
熱中症は予防ができます。毎日の少しの心掛けで快適に過ごせることを知ると安心できますよ。
これであなたも今日から熱中症対策、万全です!
熱中症予防1 日よけ
外にお出かけする際は、帽子や日傘で日よけ対策をすると暑さも半減します。最近は日よけグッズがたくさん出ていますよね。
日差しを100%遮断できるグッズはおすすめですよ。
熱中症予防2 飲み物はこまめに摂取
- 外出する前にはたっぷりと水分を取り、その後もこまめに取ります。
- 室内にいる場合も同様にこまめな水分補給が必要です。
- 水分と一緒に、塩分を含むタブレットや飴、梅干しなどを取り入れるのも熱中症対策にぴったり。
- 長時間の外での作業やスポーツの際には、水分や塩分のほかに糖分も補給することが最適です。スポーツドリンクなどを飲みましょう。
室内であっても気をつけましょう。寝る前、入浴前や入浴後などもしっかりと水分補給をしましょうね。[/box]
熱中症予防3 室内では適度に冷房などで涼む
節約しようと思って、冷房をあまりつけない場合もあるかもしれません。しかしそれで熱中症になり医療機関に行くとかえって出費がかさむことも…。冷房を適度に活用してください。
適切な温度設定に関しては、この後の「クーラー病の予防」で示されています。
熱中症予防4 無理をせず、日陰や涼しい場所で休憩
ずっと炎天下にいると、熱が体内から逃げにくくなり熱中症になりやすい状態です。
外出中も、涼しい場所へ行き、こまめに休みましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]子どもたちは暑い日でもお外に行きたがるのよね。木陰や涼しい場所で休みながら遊ぼうかしら。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]そうだね。僕も仕事で外に出なければならないけど、スポーツドリンクなどをこまめに飲むようにしようかな。[/voice]クーラー病って何?
室内では冷房で体が冷えすぎるのに、外は暑い…。この温度差によって自律神経が乱れ、体調に不調が出ることを意味します。
自律神経がうまく働かないために、発汗や体温調節をコントロールできなくなり、体の冷えや腹痛などが起こります。
これは正式な病名ではありませんが、確かにクーラーなどで体が冷えることで起こります。(冷房病とも呼ばれています。)
クーラー病になるとどんな症状がでるの?
体の冷え、むくみ、疲労感、肩こり、頭痛、神経痛、腰痛、腹痛、食欲不振、便秘、下痢、頻尿、不眠、鼻炎、月経不順など。
引用:Wikipedia
他にも、冷えによって血流やホルモンバランスが乱れて、めまい、イライラ、肌荒れなどが起こります。
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クーラー病を予防しよう
クーラー病は熱中症とは違い、エアコンなどの冷房による冷えから生じます。この冷えを軽減することで、クーラー病に負けずに、元気に過ごせますよ。
クーラー病予防1 エアコンの使い方
設定温度が24℃を下回ると冷えすぎて体に負担がかかります。25℃~28℃など冷えすぎない温度設定にしましょう。
扇風機などを併用するなら、エアコンの設定温度を下げすぎなくても快適に過ごせます。また、外気温と室内温度の差を5℃以内にすると自律神経に優しいです。
適度にエアコンを止めたり、除湿に変えたりして、冷えを撃退してください。
クーラー病予防2 服装
エアコンのガンガン効いた場所に長時間いると、体の芯から冷えてしまうことがありますよね。体を冷やさないように、カーディガン、スカーフ、ストールなどで寒さ対策をしましょう。
靴下やレッグウォーマー、ひざ掛けなどで足を冷やさないようにしたり、夏でも使える腹巻をして体の芯が冷えないように工夫できます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]私もエアコンが効いたお部屋で長時間いたら体調が悪くなったことがあったの。あれはクーラー病だったのね。冷えって気をつけないとね…。[/voice]クーラー病予防3 お風呂や運動で血行を良くする
夏は暑いからといって、シャワーだけで済まさずに、お風呂の湯船に浸かるなら血行が良くなります。ポイントはぬるめのお湯にゆっくり入ることです。体を芯から温めることができます。
ウォーキングなどで体を動かすのも効果的です。
クーラー病予防4 飲み物
室内の冷房で体が冷えすぎないように、常温や温かい飲み物で温まりましょう。しょうがやココアなど体を温めるものはおすすめです。紅茶やお味噌汁にしょうがを入れても温まりますよ。
夏バテって何?
夏の気温の高さ・湿度の高さが原因で、食欲なくなったり体に不調が起こることです。
また、暑いからといって冷たいものばかり飲んだり、エアコンをガンガン使うのは夏バテに拍車をかけます。胃腸や自律神経がダメージを受け食欲が落ち、食欲が落ちると体もだるくなるという悪循環に陥ってしまうのです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]クーラー病は涼しい室内に長時間でいることで起こる症状だったけど、夏バテは高温多湿で起こるんだね。[/voice]夏バテになるとどんな症状がでるの?
夏になると体力が落ちることがあります。すでに夏バテになっているのか、または夏バテ予備軍なのか…。
以下の症状に当てはまるかチェックしてみましょう。
- 体がだるい
- 食欲がなくなる
- やる気がでない
- 便秘、下痢
- たちくらみ
- 肩こりなど
夏バテを予防しよう
夏が始まったらいつの間にか夏バテになっているという方も多いのではないでしょうか。また、すでに夏バテ予備軍になってしまっているかもしれません。
暑いとそうめんとか冷たいものばかりになって栄養が偏ってしまいがちかもしれません。しかし夏こそ栄養をしっかり取って、体をいたわってあげましょう。
栄養が取れていれば暑さを吹き飛ばせる力が出てきますよ。
夏バテ予防1 ビタミンB1・B2
豚肉、レバー、ウナギ、大豆食品、玄米などです。特に豚肉はビタミンB1が豊富で夏バテにぴったりです。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/0gP51XDdoMU” mode=”normal” /]夏バテ予防2 クエン酸
お酢、レモン、梅干しなどの酸っぱいクエン酸は疲れを取るのに役立ちます。梅シロップも夏には爽やかで飲むと元気がでますよ。
梅シロップの関連記事:梅ジュースに使った梅は食べられる?しわしわの実の活用法5選!
まとめ
- 熱中症は、体内の水分や塩分の不足などで起こる。しっかり水分、塩分、糖分を取ることで予防できる。
- 熱中症は命に関わることもある。
- クーラー病(冷房病)は、冷房で体が冷えすぎて自律神経が乱れることが原因。体が冷えすぎないように注意する。
- 夏バテは、高温多湿で食欲がなくなったり、だるくなったりすること。栄養をしっかり取り、予防できる。
外の暑さも、室内の寒さも体を弱めてしまうことがわかります。人って5度以上の温度差が苦手なんですね。
でも、熱中症も、クーラー病も、夏バテも、予防をしっかりおこなっていれば防ぎやすいことがわかり、安心できます。体をいたわってあげましょう。
皆さんもぜひ熱中症、クーラー病、夏バテにならずに、楽しい夏をお過ごしください!
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