夏は昆虫たちの季節です!
私は昆虫が苦手です。けれど、子供がいるとそうも言っていられないことがいろいろありますよね。
子供たちは昆虫が大好き!
ムシキングの大流行以来、ホームセンターには飼育キットが並んでいますし、家族で出かけた先にもカブトムシやクワガタ採取が出来るところや販売所があったりしますよね。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”r”]カッコいい~[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]かわいい~[/voice]ママたちがそうした場所をスルーしようとしても、おじいちゃんおばあちゃんが昆虫を買ってくれたりしませんか?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]ママ友も言ってたな~おじいちゃんが毎年カブトムシ買ってくれるって…[/voice]
子供たちとパパは嬉々としているけれどママとしてはあまり嬉しくない昆虫の飼育…ではないでしょうか?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-8.png” name=”かな” type=”l”]大騒ぎするのは初めの一週間くらいで…全然お世話なんてしてくれないよね[/voice]
子供たちに大人気のカブトムシやクワガタ。
頑張って私がお世話しても夏の終わりには死んでしまいショックを受けたりしたことありませんか?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”l”]アニメやゲームの中とは違って、本物はエサも食べるしフンもするし死んでしまうのよ…[/voice]
早死にはカブトムシの寿命なのか、私の飼育方法が悪かったのか?
わからないままに、今年も我が家にカブトムシがやってきました。
どう飼育したら長生き出来るのか、カブトムシの寿命や、寿命が尽きる前の兆候はあるのか?
今年こそ長生きさせたい!そんな気持ちで調べてみました。
是非最後まで読んでみてください!
国産カブトムシ
昆虫界の王様は?と聞かれたら皆がカブトムシと答えるのではないでしょうか?
世界には1000種類以上のカブトムシが生息していますが、日本には6~7種くらいしかいません。
そもそもカブトムシは熱帯地域に生息する昆虫ですので温帯気候で四季がはっきりしている日本に生息していることも奇跡的だと考える人もいるようです。
私たちが国産カブトムシとイメージするものはヤマトカブトムシと呼ばれています。
独特の丸い厚みのあるフォルムに、鎧兜(よろいかぶと)のような角のある姿が人気です。
体長は54㎜くらいで、1983年に沖縄でヤンバルテナガコガネが見つかるまで、日本最大の甲虫と言われていました。
ヤンバルテナガコガネはこれ↑ 引用先:琉球大学博物館
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]こっちの方が大きいの!?メスのカブトムシそっくり![/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”r”]ママ~角がないよ~[/voice]
カブトムシは樹液のある餌場などで、ひときわ目立つ大きな体で他の昆虫を蹴散らすほどの闘争心とパワーの持ち主。
甲虫バトルでは、自分よりも体の大きなヘラクレスオオカブトなどにも勇敢に立ち向かい、相手を投げ飛ばす姿に見ている方も力が入ってしまいますね。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/P8MqgefNK1M” /] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]自然界ではありえないバトルが魅力なんだよな~[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”r”]カッコイイ~~~[/voice]子供が夢中になるのもわかる気がしてきました。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”l”]虫は嫌いなはずなのに、私まで夢中になって動画みちゃった…[/voice]
国産カブトムシとクワガタの寿命
国産カブトムシと同様に人気の高いのがクワガタですね。
平たいフォルムと大きなアゴが格好いいです。
クワガタを飼育している人からは「この子は昨年捕まえて…」とか「冬眠していて…」とか聞くことがあります。
家にきたカブトムシはすぐに死んでしまうので複数年飼育できるなんて信じられません。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]カブトムシとクワガタで寿命に違いがあるのかな?[/voice]カブトムシとクワガタの平均寿命を比べてみました。
卵から幼虫の期間 | 成虫の活動期間 | |
カブトムシ | 9か月~10か月 | 1か月~3か月 |
オオクワガタ | 2年~3年 | 3年以上 |
コクワガタ | 1年~2年 | 1年以上 |
ヒラタクワガタ | 約1年 | 半年以上 |
ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタ | 1年~3年 | 半年以内 |
なんと、ダントツで寿命が短いカブトムシ。オオクワガタとは比較のレベルではありません。
寿命の差は生体の違いにあります。
クワガタは夏の終わりに成虫になり、すぐに冬眠して冬を越します(稀に早く成虫になってしまうのもいる)。
けれども、カブトムシは夏に成虫となって活動し、寒い冬を成虫のまま越すことができません。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]カブトムシが死んでしまうのは私のせいではなかったんだ[/voice]カブトムシの一生はこのようなサイクルで一年で終わってしまいます。
もともと寿命が短いカブトムシですが、最近は6月に羽化したものが10月になっても生きているという話を聞きました。
そこで長生きさせるためのポイントを調べてみました!
長生きのためのポイントはこれ!
カブトムシのカッコいい姿を、少しでも長く子供たちにも見せてあげたいですよね。
どんなことに注意したら長生き出来るのかを見ていきましょう。
餌(エサ)
なんといっても昆虫ゼリーがお手軽で良いです。
特別お値段の高いゼリーを選ぶ必要はないそうです。保存も利くし汚れにくく扱いやすいですね。
他にもバナナやリンゴなどのフルーツもお勧めです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]難しく考えなくていいんだ![/voice]NGな餌(エサ)
スイカやメロンなど水分の多い餌を与えるとおしっこの量が増えて飼育ケースの中が不衛生になるので良くないそうです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]私が子供の頃は食べ残しのスイカをカブトムシにあげていました好きそうだし、それでいいと思ってたなぁ[/voice]
飼育ケースのサイズ
長生きをさせたいならペアリングはさせずに1つのケースに一匹で飼育します。
飼育ケースはなるべくゆったりとしたサイズを選んだ方が長生き出来ます。
サイズの目安は体の大きさにもよりますがSサイズ以上にしましょう。
長生きを目的としないならSSサイズでも良いです。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/06/nigaoemaker-4.png” name=”かな” type=”l”]Sサイズってどんな大きさなのかさっぱりわからないわ[/voice]参考までにサイズの目安を表にまとめました。
SSサイズ | W185×D110×H150 |
Sサイズ | W235×D155×H185 |
Mサイズ | W305×D195×H232 |
Lサイズ | W375×D220×H280 |
ペアリングさせたいときは大きな飼育ケースを用意します。産卵用ですね。
大きなケースにオスとメスを一緒に入れるのは三日くらいで良いようです。ずっと一緒に入れておくとストレスになり寿命が短くなってしまうこともあります。
カブトムシは成虫の期間がとても短く、その間に子孫を残すために必死で生きているので闘争心がとても強いのだそうです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”l”]そのことも寿命が短い一因では?と言われているのよメスともケンカしちゃうこともあるんだって[/voice]
飼育ケースの中身
飼育用昆虫マットをケースの4~5分目程度まで敷き詰め、カブトムシが潜れる環境を用意してあげましょう。
転倒防止用に枯葉や止まり木も入れてあげましょう。
針葉樹マットは抗菌効果があり、ダニやコバエが発生しにくいといわれています。が、ブリーダーの中にはカブトムシの寿命を縮めてしまうと考える人もいます。
コバエの侵入を防ぐには餌は毎日取り換えるなどして衛生面に気を配ること。最近はコバエガードのついたケースやグッズがあります。
温度・湿度の管理
夏に活動するカブトムシ。だからと言って35℃で元気に活動するわけではありません。
20~28℃くらいで、湿度はほどほどにあるのが望ましいですので、飼育ケースの中をカラカラに乾燥させないよう気を付けましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]そういえば子供の頃のカブトムシ取りって、早朝の涼しい時間に行ったよ。[/voice]かまい過ぎない
飼育しているとついついケースの外に出して遊びたくなり…ますよね?
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”r”]ほかの虫とバトルさせる~[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”r”]おぉ!いいね[/voice]けれど、それって昆虫にとってはものすごいストレスなのです。
私たちは相撲を応援するような気持ちで眺めますが、昆虫たちにとっては命を懸けた闘いです。
もともと闘争心の強いことが短命の原因かもと言われているカブトムシですから、長生きして欲しいならばケースの外に頻繁に出すことはせずに鑑賞しましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]もちろん餌を入れ替えたり、時々はダニが付いていないかチェックし掃除してあげるなどのお世話もします![/voice]
寿命が尽きる兆候
どんなに大切に飼育していても、寿命はやってきます。
そろそろ寿命かも…という兆候を調べてみました。
土(昆虫マット)の中に潜って出てこない。
メスは土に潜って出てこなくなります。
オスは長い角が邪魔になり、潜ることができないので、止まり木などでじっとしていることが増えます。
ひっくり返る
頻繁にひっくり返るようになります。もともと丸い体でひっくり返ると戻るのが難しいカブトムシですが、寿命が近づくと元に戻してもすぐにひっくり返るようになります。
食欲がなくなる
本来は食欲旺盛なカブトムシ。食べなくなると寿命が近いのかもしれません。
足関節の先が折れる
足関節の先端が折れてしまいます。
元気な時は止まり木などに登って、自分で治しますがそれができません。
どんなに大切に飼育しても、生き物には寿命があるのです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”l”]なんか寂しい…[/voice]外国産のカブトムシ
ムシキングのおかげでカブトムシだけでなく、外国産の昆虫も人気になりました。
からだも大きくて角の形も独特で、なかなかカッコイイです。一時期と比べたら購入も容易になりました。
外国産のカブトムシの平均的な寿命も調べてみましたのでご覧ください。
ヘラクレスオオカブト
中央アメリカや南アメリカに生息する世界最大のカブトムシ。
体長は180㎜くらいになるものもあります。
幼虫期間は1年半~2年くらい。成虫期間は1年~1年半くらいです。
体長が160㎜以上の個体になると10万円以上で販売されることもあります。
ネプチューンオオカブト
コロンビア・エクアドル・ペルーに生息しています。
世界で2番目に大きなカブトムシです。体長は大きなものは160㎜くらいになります。
幼虫期間は2年半から3年と長く、成虫の期間は半年から1年です。
コーカサスオオカブト
アジア最大のカブトムシで体長120㎜。3本の角が人気です。
野生下での生態調査があまり進んでおらずはっきりしたことはわかっていませんが、おおよそ
幼虫期間は2年、成虫期間は4か月程度と思われます。
カブトムシの仲間の中でも群を抜いて強い闘争心が短命の原因ではないかと言われているようです。
アトラスオオカブト
東南アジアに生息するカブトムシでコーカサスオオカブトとよく似ていますが若干小さいです。
体長100㎜くらい。
幼虫期間は1~2年。成虫期間は半年程度。
コーカサスと並んで近年は大量に輸入され、安価で販売されているようで、国産のカブトムシより数百円高い程度で購入ができます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]国産のカブトムシはオスメスのペアで1000円くらいで販売されてますよ[/voice]サタンオオカブト
画像引用先:weblio辞書
南米ボリビアに生息する珍しいカブトムシ。
ネプチューンオオカブトとよく似ているがネプチューンほど大きくならず、110㎜くらい。
幼虫期間は約2年。成虫期間は半年~1年くらい。
希少性が高く、過去には100万円で取引されたこともあったようです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性怒り.png” name=”夫” type=”r”]ひゃ、100万円!!![/voice] [box class=”green_box” title=”カブトムシの価格の傾向”]同じ種類の比較だと
- サイズが大きな個体の方が高額
- 角が大きな個体の方が高額
- 色がレアな個体の方が高額
外国産のカブトムシは寿命が長くても、クワガタのように冬眠はしませんので日本の寒い冬は越せません。
飼育環境を生息地と同じような温度・湿度にしてあげる必要があります。
まとめ
わずか一年の命のカブトムシ。
ペアリングをさせて子孫を増やしていくことに情熱をかけて飼育する人もたくさんいますね。
最近は幼虫専用のマットや、産卵時用のマットなどもあるようです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]私はイモ虫が嫌いだから、幼虫はちょっと無理…[/voice]成虫の飼育でも、コバエが侵入しないような飼育ケースやカバーもあるので、マンションや子供部屋でも飼育しやすくなってきました。
夏休みの子供の自由研究としてカブトムシの飼育日記なども良いのではないでしょうか?
[box class=”blue_box” title=”まとめ”]- カブトムシは冬を越せない
- 夏に成虫となって1~3か月で寿命がくる
- 長生きさせるためには1ケースに1匹で飼育する
- 寿命が近づくと、ひっくり返ってしまうことが多くなる
寿命が尽きたカブトムシは近くの公園や土の多いところに埋めてあげる、という人が多いと思います。
けれども、人に飼育されることで自然界にはない細菌などが知らず知らず付着していることもあるのだそうです。
埋めることでそれが繁殖し生態系を破壊する可能性も懸念されます。
少しかわいそうな気もしますが、飼育マットごと、きちんとゴミとして処分した方が良いようです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]生き物を飼育したら、最後まで面倒を見る子供にちゃんと教えなくちゃ[/voice] [box class=”green_box” title=”関連記事”]
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