ジャック・オー・ランタンの由来って?本当は怖い?知られざる謎とは!

  • 2019年7月12日
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”ママ友” type=”l”]私、最近疑問に思ってることがあって、あのハロウィンのシンボルみたいになってる、ちょっと不気味な「かぼちゃのお化け」って、あれ何なんですかね?子供にもきかれたんですけど、うまく答えられなくて。。。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]ああ、あれね。あれは「ジャック・オー・ランタン」っていうカボチャのランタンだよ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”ママ友” type=”l”]へぇ~名前あるんですね。でも、ハロウィンとどう関係があるんですか?いったい何者なんですか?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]んー、えっと。。。それは。。。[/voice]

そういえば、ハロウィンはかなり日本でも認知されてきたお祭りだけど、あのかぼちゃのお化けについて深く考えた事なかったな。

皆さんはどうでしょう?なんとなく気が付いたら、ハロウィンにはかぼちゃのお化けって、当たり前になってたりしませんか?

その疑問すっきり解決しちゃいましょう!

今回はハロウィンには欠かせない「ジャック・オー・ランタン」について、詳しく調べてみました。

ハロウィンってどんなもの?

まずは、ジャック・オー・ランタンが出てくるハロウィンについてご紹介します。

言葉の意味は?

ハロウィン(英語表記:HalloweenHallowe’en)

万聖節(All-hallow)の前の晩に行われる、という意味の「All-hallow-even」を短縮したもの。

つまりハロウィンは、万聖節の前夜祭の事。

万聖節(ばんせいせつ)

キリスト教の祭日。11月1日(東方教会では聖霊降臨祭後の最初の日曜日)。全聖人と殉教者を記念する。「諸聖人の日」「全聖人の日」ともいう。ハロウィーンはこの前夜祭。

引用:コトバンク

どんなことするの?

もともとは、毎年10月31日に行われる、ヨーロッパを発祥とする祭り、収穫感謝祭。

秋の収穫を祝って、農作物に悪さをする悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事だったそうです。

発祥の地は、アイルランドだと言われています。アイルランドでは、10月最後の月曜日から11月2日まで学校が休みになるハロウィン休日があるのだそうです。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]学校がお休みになるくらいの国民的なイベントなんですね。[/voice]

その由来とは?

ハロウィンの由来は、古代ケルト民族のドゥルイド教で行われていたサウィン祭が起源といわれているそうです。

古代のケルトでは、11月1日から10月31日までが1年間とされていました。

その新年の11月1日の前日、つまり大晦日にあたる10月31日には、先祖の霊や亡くなった人の魂が家族の元へ帰ってくると信じられていました。

しかし、その反面悪霊や魔女なども一緒に人間界にやってきて、作物に悪い影響を与えたり、子供をさらってたりして、生きている世界の人間に悪影響を及ぼすといわれていました。

そこで人間たちは、悪霊などが悪さをしたり自分たちの家に入らないよう、仮面をかぶったり、仮装して驚かせたり、魔除けのかがり火(魔除けの提灯)をたいたりしたと言われています。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”l”]魔除け。。。そんな怖い事が由来なんですね。[/voice]

ハロウィンについてもう少し詳しく知りたいという方はこちらの記事も読んでみてください。

[box class=”blue_box” title=”ハロウィンについて”]ハロウィンの起源や由来は?いつ?なにをするの?まとめて解説!

ハロウィンの由来・意味は?いつ日本に広まったの?全部まとめて解説![/box]

現代のハロウィン

現代では、本来の宗教的な意味合いはほとんど失われていてアメリカや日本などでも、楽しい民間行事のお祭りとして定着しています。

海外では、子どもたちが魔女やお化けに仮装して、近所の家の玄関で「トリックオアトリート!(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と唱えてお菓子をもらったりする風習があります。

一方、日本ではちょっと違った盛り上がりとなっていて、仮装した人たちが集まってパーティーをしたり、仮装自体を楽しむイベントになっていますよね。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”ママ友” type=”l”]そういえば、近年、渋谷の街が仮装した人たちですごい事になっていますよね。[/voice]

そんなハロウィンの仮装について、もっと詳しい記事はこちらを参考にしてください!

[box class=”blue_box” title=”仮装についてはこちら”]ハロウィンはコスプレ衣装がカギとなる!おすすめや定番を大公開!

ハロウィンパーティを子供と簡単に!おすすめの仮装や飾り付け方法 [/box]

ハロウィンとジャック・オー・ランタンの関係

 

さて、ではハロウィンとかぼちゃのお化けとの関係ってどういうものなのでしょう。

ハロウィンに悪さをする悪霊や魔女の魔除けとして使っていたかがり火が、今ではカボチャの提灯となったといわれています。

子どもや農作物、家畜などを守るために、カボチャをくり抜いて怖い顔をつくり、それに火をともす事で悪霊や魔女の魔除けなると考えたようです。

そして時代を経て、この魔除けとして飾るようになったカボチャの提灯が、やがてハロウィンのシンボルとなっていったとされています。

そのカボチャの提灯は、ジャック・オー・ランタンと名付けられました。

ジャック・オー・ランタンって何?

 

言葉の意味

英語表記:Jack-o’-Lantern

呼び方としては「ジャックオーランタン」「ジャコランタン」など。

そのまま直訳すると「ジャックのランタン(提灯)」ですが、日本語では「ちょうちん持ちのジャック」「ちょうちん持ちの男」「ちょうちんジャック」と言われています。

その由来とは?

これにはある物語が関係していると言われています。

[box class=”pink_box” title=”アイルランドの伝承物語”]昔々、あるところにジャックという、怠け者で嘘つきで酒好きのずる賢い男がいました。

ジャックは悪い事をしては、いつも嘘ばかりついて人々を騙していました。

あるハロウィンの夜のこと。

ジャックは、地獄からこの世に来ていた悪魔と遭遇しました。

そして悪魔に命を取られそうになった時のこと、ジャックは言葉巧みに悪魔を騙し「今後10年間は魂を取りに来ない」と約束させてしまいました。

その後10年が経ち、約束通り悪魔はジャックの魂を取りに来たのですが、またもやジャックは悪魔を言葉巧みに騙し、今度は「ジャックの魂は取らない」と約束させてしまいました。

あきらめた悪魔は言われた通り約束を守り、二度とジャックの前には現れませんでした。

やがて、月日は経ち、とうとうジャックが一生を終える日がやってきました。魂となったジャックは、すぐさま天国へと向かいました。

しかし、生前悪い事ばかりをしていたジャックが天国に入れてもらえる事などありえません。天国の門は固く閉ざされてしまいました。

あきらめたジャックは、仕方なく今度は地獄へ向かう事にしました。地獄へと到着したジャックは、驚きました。

なんと、そこで待っていたのは、あの時ジャックが騙した悪魔だったのです。

悪魔は、ジャックにこういいました「約束した通り魂は取れないので、地獄に入れる事も出来ない」と。

困り果てたジャックは「それじゃあオレは、どこへ行けば良いんだ。。。」真っ暗な闇の中に立ちつくすジャック。

それを見かねた悪魔は、ジャックに地獄で燃えている小さな炎の塊を与えました。

それは消えそうな位の小さな炎だったため、ジャックは道端に転がっていたカブをくり抜いて炎を入れて、ランタン(提灯)にしたのでした。

行く当てもなく、永遠にひとり彷徨い続けるジャック。その手にはカブで作ったランタンがしっかりと握られていたそうです。[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]え?カブ?カボチャじゃないの?[/voice]

本当はカボチャじゃなかった!

アイルランドの伝承からもわかる通り、そもそも現代に伝わっているシンボルのカボチャのランタンは、カブで作られたものだったのです。

さらに調べると、古代のケルト人たちはカブの一種「ルタバガ」という根菜をくり抜いて、提灯にして魔除けとしていたそうです。

こちらがカブで作ったランタンだそうです。めちゃくちゃ不気味ですよね。


画像引用:ウィキペディア

やがて、いつのまにかジャックの持つ提灯のカブが、死んだひとの魂のシンボルとなり、死者や悪霊が戻ってくるハロウィンと結びついていったのです。

そして、その伝承がアメリカへ伝わると、あまり馴染みのないカブではなく、手に入りやすいカボチャへと変わったというわけです。

[box class=”glay_box” title=”ちなみに”]

アメリカでは「pumpkin(パンプキン)」はハロウィンで使われる橙色のカボチャのこと。食用には向かないとされています。

日本で一般に食用されているカボチャは「squash(スクウォッシュ)」と呼ばれています。[/box]

動画にハロウィン用のお化けカボチャの作り方があったのでよろしかったらご覧ください。

[arve url=”https://www.youtube.com/embed/tdOB9u5exi8″ mode=”normal” /]

ハロウィンをもっと楽しみ方はこちらの記事をもどうぞ!

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もうひとつのジャック・オー・ランタン?

ここで紹介する「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」の『鍛冶屋のウィル』というお話は、ジャック・オー・ランタンの伝承物語にそっくりなんです。

言葉の意味

英語表記:will-o’-the-wisp

その呼び方は「ウィル・オー・ザ・ウィスプ」  「ウィルオウィスプ」「ウィルオウィスプ」

「一掴みの藁のウィリアム(松明持ちのウィリアム)」「ウィルの藁(わら)の束」という意味。

日本語では「鬼火(おにび)」「狐火(きつねび)」「怪火」などと言われ、正体不明の火の玉のことを言います。

その由来とは

[box class=”pink_box” title=”『鍛冶屋のウィル』”]むかしむかし、あるところに鍛冶屋のウィルという男がいました。彼は口は上手いが暴力的でいつもトラブルばかり起こしていました。

そんなある日の事、ウィルは喧嘩が災いして、とうとう殺されてしまいました。

死んで魂となったウィルは「死者の門」に辿り着き、天国に行くのか地獄へ行くのかを判定をする聖ペテロという裁定人の前に引き出されました。

ウィルはここで持ち前の口の上手さを利用して、まんまと聖ペテロを言いくるめ、また人間界へ戻る事に成功しました。

しかし、そんなウィルの気質は変わる事はなく、二度目の死を迎える事となります。

そんなウィルの姿を見ていた聖ペトロはこう言い放つのでした。

「お前をせっかく人間界に戻したのに、ちっとも心を入れ替えてはいないではないか!お前のような人間は地獄にすら入れるのがもったいない。

天国でも地獄でもない煉獄(れんごく)を彷徨い続けるがいい!!」死者の門は目の前で閉ざされてしまったのです。

天国でも地獄でもない「煉獄(れんごく)」を永遠に彷徨う運命となったウィル。

そんなウィルの姿を見ていた悪魔は、同情し、地獄の劫火の中で燃えさかる石炭をひとつ取り出し、ウィルに明かりとして与えたのでした。

ウィルはその小さな種火を持ち、今も現世と煉獄の間を彷徨い続けているそうです。

時折、ウィルの持っている種火の光だけが、ぼんやりと浮かんでは懐かしそうにうろうろと彷徨った後、再び煉獄へと戻っていくそうです。[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]本当にジャック・オー・ランタンの伝承物語によく似ていますね。[/voice] この二つの逸話は、諸説あるのですが、同一のものであるとも言われています。

ハロウィンと関係の深い映画

ハロウィンやジャック・オー・ランタンはいろいろな映画に登場します。その中でもおススメの映画をご紹介します。

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

この映画は「ハロウィン・タウン」という仮想の街が舞台となっている物語です。(1993年アメリカ 原案・原作ティムバートン)

その主人公の名前がジャック・スケリントンというんですよね。これはジャック・オー・ランタンからきているみたいですね。

あらすじをご紹介しますね。

「ハロウィン・タウン」の住人達は怖い事や人を驚かせる事が大好き。その日は丁度「ハロウィン」当日、住人達は大盛り上がり。だが、「ハロウィン・タウン」の王様であるパンプキン・キング、ジャック・スケリントンは、毎年毎年同じことの繰り返しでしかない単調な「ハロウィン」に虚しさを感じていた。

そんな時、ジャックは森の奥で不思議な扉の付いた木を見つける。その一つを開いてみると、恐怖と悪夢に満ちた「ハロウィン・タウン」とは全く違う、陽気で明るい『クリスマス・タウン』の別世界が広がっていた。初めて見る美しい雪景色の中、色鮮やかな電飾で飾られた街全体が祝う「クリスマス」に心を奪われたジャックは、自分達の力で「クリスマス」を作り出そうと計画を立てる。

そんな中、ジャックに密かに想いを寄せるサリーは、何か悪いことが起きるのではないかという予感にとらわれていた。サリーの心配を他所に、「クリスマス」の準備は着々と進んでいく。だが、ジャックも住人達も本当の「クリスマス」が何なのか理解出来ずに暴走していき、事態はどんどんおかしな方向へと転がって行く。

引用:ウィキペディア

不気味なんだけど、ちょっと可笑しなキャラクターがとてもかわいくて、なんとも言えない魅力のある物語です。

大人から子供まで一緒に楽しめる映画ですよ。ぜひ家族皆さんでご覧になってみてください。

[arve url=”https://www.youtube.com/embed/OHiUnVVs0Oc” mode=”normal” /] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]

ジャック・オー・ランタンについていろいろと調べてみたけど、不気味なカボチャの謎はどうだった?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”ママ友” type=”l”]ハロウィンって、ちょっと思っていたものとはちがいましたね。ジャック・オー・ランタンがなぜあんなに不気味なのか、ちょっとわかった気がしますね。[/voice]

まとめ

いかがでしたでしょうか?ハロウィンやジャック・オー・ランタンについて知らない事たくさんありましたよね。今年のハロウィンはちょっと違った見方になりそうですね。では、まとめです!

  1. ハロウィンの言葉の意味は、万聖節(All-hallow)の前の晩に行われる、という意味の「All-hallow-even」を短縮したもの。
  2. もともとはヨーロッパ発祥の秋の収穫祭で、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いがあった。
  3. 現代のハロウィンは民間行事のお祭りとして定着しており、トリックオアトリート!仮装を楽しむイベントとなっている。
  4. ジャック・オー・ランタンの由来はアイルランドに伝わる伝承物語である。
  5. ジャック・オー・ランタンはもともとはカブで作られていたが、その伝承がアメリカへ伝わると手に入りやすいカボチャへと変わった。
  6. ウィル・オーザ・ウィスプの「鍛冶屋のウィル」というお話は、はジャック・オー・ランタンの伝承物語とそっくり。
  7. ハロウィンのおススメの映画はナイトメアー・ビフォア・クリスマス。
[box class=”pink_box” title=”関連記事まとめ”]

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