お正月になると毎年用意するのが、しめ縄をはじめとするお正月飾りですよね!
各家の玄関先にお正月飾りが飾られているのを見ると、お正月だというのをより実感するという方もおられるんじゃないでしょうか?
私は子供のころからあの空気感が大好きで、お正月飾りが飾られているのを見ると、
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/友人.png” name=”筆者” type=”l”]お正月だ!冬休みだ!家族みんなでゆっくり過ごせるぞ![/voice]
と心躍らせていたのを今でも覚えています笑
ところで、そんなお正月飾りも時期が来れば処分することになります。
その処分方法というのを正しく把握しているという方はなかなか多くはないようです。
そこで今回はお正月飾りの正しい処分法を、ぜひこの記事を通して知っていただければと思います!
お正月飾り(しめ縄・門松・破魔矢)を取り外す時期とは?
まず初めにお正月飾りを処分する時期の前に、取り外す時期を覚えておきましょう。
一般的に、門松やしめ縄などお正月飾りを飾る期間のことを松の内といいます。
この松の内の終わりが来ると、飾っているお正月飾りを取り外します。
それに合わせて行うのが鏡開きというもので、お正月に飾っていた鏡餅を下ろして食べることをいます。
そしてこれらは、きちんと期間が決められています。
知らない方がほとんどだと思いますが、関東地方と関西を含む一部の地域ではこの期間に違いがあるんです。
これにはある理由があります。
関東をはじめとする一般的な松の内・鏡開きの始まり
関東を中心とした一般的な松の内は始まり12月13日で、12月28日までの間であればいつでも飾り始めてよいとされています。
なぜ12月28日までに飾るようになったかというと、29日は月末の苦で、「苦を待つ」ということからお正月飾りを飾るのにふさわしくないという理由からそうなっているようです。
30・31日に飾るべきではないのは、年末の最後の最後まで慌ただしくして新年を迎えるのは縁起が良くないという理由から、お正月飾りを飾るのは12月28日までとされているのです。
でも確かに、バタバタとしていて準備が終わったのもつかの間、新しい年を迎えるというのはなんだか気持ちの良いものではありませんよね笑
どうせなら早いうちから準備を済ませておいて
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/niga.png” name=”男性” type=”r”]いつでも来い![/voice]くらいな心構えでいたほうが、新しい年を気持ちよく迎えることができそうですし、何よりも新しい1年をやる気を持って迎えられそうじゃないですか!?
関東をはじめとする一般的な松の内・鏡開きの終わり
松の内の終わりの時期が1月7日とされています。
1月7日の朝に七草がゆを食べ、その後正月飾りを取り外すというのが風習となっている地域が多いです。
七草粥をお正月に食べた記憶がありませんがそのような文化があったのですね。
お餅ばかりをバクバク食べていた自分が恥ずかしいです笑
いっぽう、鏡開きは一般的には1月11日とされていて、飾っていた鏡餅を食べる風習があります。
鏡開きは松の内の終わりから少し遅れた時期に行われているようです。
関西を中心とした一部地域の松の内・鏡開きの始まり
始まりの時期は、関東地方と変わらず12月13日から12月28日までの間です。
始まりの時期は全国で大きな差はないようです。
関西を中心とした一部地域の松の内・鏡開きの終わり
続いて、関西地方を中心とした一部地域のお正月飾りを取り外す時期ですが、1月15日が松の内の終わりとされている地域が多いようです。
関東地方とは約1週間ほどずれているんです。
ということは鏡開きも時期が違ってきます。
関西地方を中心とした一部地域では、鏡開きを1月20日に行います。
関東と関西で時期に違いがある理由とは
この違いにどんな由来があるのか、豆知識として覚えておくといいことがあるかもしれません笑(もしかしたらないかもしれません…)
もともとは関西だけでなく全国的に松の内は1月15日、鏡開きは1月20日と定まっていたのです。
しかし、当時の江戸幕府、徳川三代将軍・徳川家光が慶安4年4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避けて11日になったといわれているのです。
将軍や天皇など権威ある人物が亡くなった時、その人物に敬意を表して文化の一部を変えるというのは日本特有の文化なのでしょうか。
私はこういった日本ならではの文化がとても好きなんですよね。
敬う気持ちが全面に出てきているのを感じませんか?
世界のどの地域でも正月などはありますが、やはり日本のそれはほかの国のものよりどこか不思議な魅力があるように感じています。
お正月飾りの処分方法
さて、お正月飾りの取り外す時期をご紹介したので続いてお正月飾りを処分する方法をご紹介していこうと思います!
せっかく神様を招き、身近な人間や実りの繁栄を祈るために飾ったお正月飾りをごみ箱へ簡単に捨ててしまっては罰が当たりそうですし、なんだか心が痛みます。
そうならないよう正しい処分法をきちんと把握しておきましょう!
お正月飾りの代表的な処分法 どんど焼き
お正月飾りの処分方法として最も多くの方が知っているとされるどんど焼きです。
どんど焼きは日本全国各地域で行われる正月の代表的な行事の一つでもあります。
全国的に行われているどんど焼きでは基本的にはしめ縄などのお正月飾りを燃やして、その年の無病息災を祈ります。
地域によって様々なルールがあるので、燃やせるもの・燃やせないものを知っておくと、いざというときに焦らず参加することができるでしょう。
どんど焼きについてはこちらの記事で詳しく書いているので、是非ご覧くださいね!
お正月飾り 神社で処分する方法
お正月飾りを処分する代表的な方法としてどんど焼きを紹介しましたが、だれもがみなどんど焼きに参加できるわけではないものです。
中には忙しくて予定が合わな語り、どんど焼きは地域の行事という場合が多く、人とのかかわりが面倒で参加しないという方もおられます。
そこでお正月飾りを正しく処分する方法として、神社に持っていく方法があります。
神社にお正月飾りをもっていくと、神社のほうでお清めを行った後で、焚き上げてもらえます。
どんど焼きは1度きりしか参加するチャンスがないので一度逃すとそれまでですが、神社であれば一般的にどんど焼きが行われる1月15日前後の時期が多少過ぎていたりしても対応してもらえる場合が多いようです。
実は私、どんど焼きに参加するのは気が進まないなぁという気持ちが強く、近年はもっぱら神社へ納めて炊き上げてもらっています笑
持って行って、神社の人へ渡すだけで終わるのでわずらわしさもなく、気持ち的にもスッキリできるので私はこの方法をお勧めしますね!
お正月飾り 自分で処分する方法
最後に、お正月飾りを自身で正しく処分する方法です。
どんど焼きにも行けない、神社に行くのもちょっと…。という方はお家でできるお正月飾りの正しい処分法を知っておくといいでしょう。
- 紙を広げて正月飾りを並べる。
- 上から下に向かって、左・中・右の順に塩をふる。
- 塩をふった後で上から紙で包む
- ゴミ袋に入れる。(他のゴミを混ぜない)
この順番で丁寧にお正月飾りを扱いましょう。
中にはプラスチック部品を含むものもあるので、お住いの自治体のルールに沿って分別することも忘れてはいけませんよ!
こうやって処分することでも神様への敬意はしっかりと伝わります。
とにかくきちんとした方法を踏んで処分することができれば、その年を気持ちよく始められるので、何もせずにごみ箱へ捨ててしまうのだけはやめましょう!
鏡餅の処分方法
正月飾りの処分が終わると次は鏡開きを行わなければいけません。
お供えしていた鏡餅を家族みんなでおいしく食べることで鏡開きの正しい処分方法となります。
お供えしていたので、硬くなってしあっていると思いますが、焼いたりお雑煮にしたりすれば何の問題もなくおいしく食べることができます!
ちなみに私のおすすめは焼いたお餅をぜんざいに入れていただく方法です。
ぜんざいの程よい甘さと、焼いたお餅の香ばしさが添それはもうたまらなくマッチしているんですよ!
あ~。想像しただけで食べたくなってきた…。笑
まとめ
お正月飾りの処分一つをとっても、様々なエピソードが絡んできてなんだかおもしろさを感じませんでしたか?
お正月飾りを正しい方法で処分数rことは非常に大切なことなのでしっかりと覚えておきましょう。
- お正月飾りを処分する時期は関東と関西では多少異なる部分がある。
- お正月飾りの処分はきちんと正しい方法で行う。
- お正月飾りを処分する方法には、どんど焼き・神社に持っていく・自宅で行う方法がある
- それぞれ環境へ配慮して分別をしっかりとする
以上がお正月飾りを正しく処分する方法です。
時間がない!という方も多くおられると思いますが、どんど焼きに参加する方法以外にも手軽に処分する方法はあるので、少しの時間を見つけて正しく処分するようにしてくださいね!
そして、気持ちよく1年をスタートさせましょう!