花火大会、夏祭り、盆踊り…。
浴衣を着ていく機会は何度かあります。
でも、浴衣を何枚も持っている人は少ないですよね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]明日の花火大会は何を着ていく?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]私は浴衣を着ていくよ。ばっちり決めていくからね♪[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]浴衣かぁ…。去年と同じになっちゃうんだよね。マンネリだぁ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]ふっふっふっ。そんな時には“浴衣コーディネイト術”だよ![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]“浴衣コーディネイト術”?何それ?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]私も浴衣は一着しか持っていないけど、コーディネイトしだいで全然違う印象になるよ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]えっ、どうやるの?私にも教えて![/voice]一着の浴衣でも、帯や小物で全く違った印象になります。
そんな浴衣のコーディネイトについて調べてみました。
夏の夜のお出かけに、いつもと違う浴衣姿を披露してみませんか。
浴衣や着物は帯で変わる
「着物一枚に帯三本」と言う言葉を聞いたことはありませんか?
これは、着物に合わせる帯によって、全く違う着こなしができることを表しています。
同じ着物でも、帯によってフォーマルにも普段使いにもなるのです。
浴衣も同じで、合わせる帯を変えると、全く違う印象になります。
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同じ浴衣なのに、全く違う印象ですよね。
帯によって、浴衣全体の雰囲気が変わることがよく分かります。
では、帯はどんなものがあるのか、ご紹介していきましょう。
浴衣に合わせる帯の種類
浴衣帯
浴衣用に作られた一枚仕立ての半幅帯です。
薄めの綿や麻、ポリエステルなどの素材で織られています。
リバーシブルで、両面で色が反転しているものが多いです。
無地や古典文様が主ですが、朝顔や金魚、菊や牡丹が地紋として織り込まれたものも。
最近では、軽く柔らかい素材の帯もあり、結びやすくなっています。
半幅帯
浴衣用ではなく、普段使いや街着に使える帯です。
浴衣帯と違い、袋状になっています。
素材や模様によって、浴衣にも合わせることができます。
こちらも最近では、リバーシブルのものもあり、結び方によって色の変化を楽しめます。
夏の帯として代表的なのは、博多献上帯でしょう。
滑りが良く結びやすく、ずれにくいのが特徴で、浴衣以外の着物にも合わせられます。
年代を問わず、長く身に着けることができる一生ものと言えるでしょう。
半幅帯をうまく選べば、夏だけでなく、春や秋の小紋や紬に合わせて着ることもできます。
兵児(へご)帯
本来は子供用の帯ですが、クシュクシュとした質感が魅力的です。
最近は、大人用のものも販売されています。
大人用は、色も落ち着いたトーンで、グラデーションがつけられたものが多いようです。
結び方もシンプルに、蝶結びが代表的です。
また、半幅帯と一緒に結ぶ方法もあります。
半幅帯と重ねて結び、帯の上に“ちらり”と見せたり、結び目を大きくしてアクセントにしたり。
こんな合わせ技が使えれば、コーディネイト上級者ですね。
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浴衣にあう帯の結び方は、こちら↓を参考にしてください。
動画で詳しくご紹介しています。
[box class=”glay_box” title=”色合わせは自由自在?”]コーディネイトする時に、気になるのは色の組み合わせですよね。
- 同系色でまとめるのか、反対色でまとめるか。
- 暖色系でまとめるか、寒色系にするのか。
いろいろと合わせ方がありますが、注意点がひとつ。
それは、洋服と同じ感覚でなくていい、ということです。
浴衣、着物はかなり奇抜な色の組み合わせでも大丈夫。
素材や模様あるいは小物づかいで、全体をまとめることができるのです。
- 全体を同系色にして、ちょっとアクセントに小物を反対色にしてみる。
- 帯を反対色にして、小物を浴衣と同じ色にしてみる。
それだけで、小物に目がいき、全体の雰囲気が変わります。
また、同じ白地に紺の模様でも、型染めと絞りでは、まったく違う着こなしができます。
華やかに飾るコーディネイトと、よそゆきのちょっと上品なコーディネイト。
どちらも浴衣の素材で印象を変えることができるのです。
和装だからと決まった着方にせず、ちょっと冒険したコーディネイトにも挑戦してみましょう。[/box]
帯は小物で飾って変える
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]リバーシブルの半幅帯は持っているけど、一本だけだし。今から買う訳にもいかないし…。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]大丈夫。それなら小物で飾ってイメージチェンジしよう![/voice]浴衣も帯も一揃いだけという時には、様々な小物を飾りに使うと印象がガラリと変わります。
飾り紐・飾り帯締め
帯の上に着けると、印象が全く変わります。
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本来の帯締めとは違い、あくまで飾りですから、締め付ける必要はありません。
ビーズやフェイクパール、トンボ玉などが使われており、帯に華やかさをプラスしてくれます。
芯に針金が入っていて、好きな形に曲げることができる飾り紐もあります。
可愛らしい結び飾りを作って、帯の印象を変えていきましょう。
根付・帯飾り
古くは江戸時代からあった、根付。
もともとは、財布や印籠を帯に挟んだ時に、落とさないようストッパーの役目をしていました。
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時代劇で、帯に挟んだ印籠が落ちないようにしてある場面を見ますよね。
細かな職人芸による象牙細工や彫刻の粋を極めた逸品ものがあります。
けれど、浴衣にはもっとカジュアルで華やかなものを使いましょう。
根付が、さらに華やかに女性向けになった帯飾りがあります。
帯に挟み込むプレートの先に、ビーズや造花、羽根やチェーンなどが飾られています。
1つのプレートを使ったものや、チェーンでクリップをつなぎチャームを付けたものもあります。
浴衣姿を華やかにしたい、あるいは可愛らしくしたい時には、ぜひ着けてみたいですね。
また、さりげなく帯の印象を変えたい時や、ワンポイント欲しい時もおすすめ。
不思議なことに、ちいさな根付や帯飾り1つで、浴衣姿全体の印象が変わります。
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コーディネイトするときのワンポイント。
飾る帯の部分だけでなく、全身を見て合わせていきましょう。
できれば、下駄や手提げなどもそろえて、決めていくといいですね。
ヘアクリップ・コサージュ
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]でも今から、根付や帯飾りなんて揃えられない…。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]それなら髪飾りを代用しちゃおう![/voice]お手持ちのヘアクリップを帯飾りに代用する方法もあります。
[aside type=”boader”]帯飾りにできるヘアクリップ- クリップ部分が飾りで見えないタイプのもの。
- 飾りがクリップからチェーンやビーズで離れているタイプのもの
[/aside]
使い方は、帯にヘアクリップを挟むだけ。
この時、クリップの挟む部分で帯が傷むことがあります。
気になる時には、紙や布を挟んで、直接帯にクリップの歯が当たらないようにしましょう。
同じように代用品として、コサージュもおすすめです。
色鮮やかなコサージュが帯に差してあれば、それだけで華やかさがぐんとアップします。
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ただし、テグスでビーズやフェイクパールが飾られている場合もあります。
帯周りに使う時、傷むこともありますから、人込みなどでは注意しましょう。
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扇子・団扇
古典的ともいえる飾りのアイテムですが、帯に差してあると和の風情が増して見えます。
携帯用として持ち歩く方もおられますし、目にする機会が多いですよね。
扇子は、少し小ぶりのものだと、帯に差しやすいのでおすすめです。
この時、持ち手の方を帯に差しこみ、少し斜めにすると粋に見えます。
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また団扇は、帯の結び目と背中の間に差し込みます。
こちらも小ぶりのものを選びましょう。
絵柄によっても印象が変わりますよ。
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[box class=”blue_box” title=”浴衣の柄は秋冬が多い?”]浴衣や帯の模様には、秋や冬をイメージするものが多いですよね。
夏なのに、なぜ?と思いませんか。
実は、着物は季節を“先取り”するのが「粋」とされています。
冬なら、春先の椿や梅。
夏なら、菊や牡丹、秋の七草など。
さらに、盛夏の時には、雪花や雪輪などの冬の文様を使います。
「見ているだけで、涼しくなる」ことを狙っているのです。
視覚から涼しさを感じることができるのは、和装の醍醐味かもしれません。
帯飾りなどで、冬や雪のイメージのものがあれば、ぜひ浴衣に着けてみましょう。[/box]
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帯締めで一つ上のコーディネイト
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]私、おばあちゃんの帯締めを持っているけど、使えないかな?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]帯締めを浴衣に使うのは、上級者のコーデだよ。[/voice]帯が緩んだり形が崩れたりするのを防ぐのが、帯締めの役割です。
浴衣に結ぶ帯は半幅帯なので、基本的には帯締めをしません。
袋帯の半分の幅ですから、きちんと結べば崩れることもなく、支える必要がないからです。
けれども、帯の真ん中に一本の帯締めがあるだけで、全体の印象が変わることも確かです。
上手にコーディネイトに取り入れれば、浴衣が一層楽しく着こなせますね。
レース帯締め
夏の帯締めの代表は、透けるように織られたレースのような帯締めです。
半幅帯にあわせるなら、細めの帯締めがいいですね。
色や素材も様々なものがあるので、色々な合わせ方ができます。
定番は、白系・青系の涼しげな印象のものでしょう。
また、グラデーションになっている帯締めもあるので、締め方によっては一本でもいろいろな使い方ができます。
三分紐・丸組
三分紐は、帯留めが通るように細目に織られた帯締めです。
三分とは幅の事で、「一分」=3㎜なので、三分紐は9㎜幅になります。
帯留めを通しやすいように、少し短めに作られています。
また、同じように丸組という、組み紐の帯締めもあります。
こちらは、トンボ玉などを帯留めにしたい時に、向いています.
太さはいろいろあるので、帯留めを通しやすい、細めのものを選びます。
どちらも、浴衣に合わせやすい帯締めですが、帯留めと一緒に使うのがよいでしょう。
[aside type=”warning”]注意!金糸銀糸は使わない!
“浴衣の色合わせは自由”とは言いましたが、1つだけ注意点が。
それは、「金糸・銀糸」の織り込まれた帯締めは使わない、ということです。
金糸銀糸の織り込まれた帯締めは、完全なフォーマルの装いです。
カジュアルな浴衣に合わせると、ちぐはぐになってしまいます。
選ぶときには、気をつけましょう。 [/aside]
帯留め
浴衣に結んだ半幅帯に帯締めを締める時、体の正面で結ぶとよそゆきな感じになってしまいます。
浴衣のようなカジュアルな装いの場合、全体の印象として違和感を感じることも。
ここは、帯留めを使ってみましょう。
トンボ玉やビーズ細工、ガラス細工など夏らしい涼しげなものがおすすめです。
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帯留めを使う時には、先に通してから結びます。
この時、帯締めの紐先がひらひらしないように、帯の中に収めるようにしましょう。
また、手持ちのブローチなどでも代用できます。
クリップ式のブローチなどを帯締めに挟むだけです。
レース帯締めの場合は、クリップの歯が引っかかることもあるので、気をつけましょう。
同じように、帯飾りで紹介したヘアクリップを使ってみるのもいいですね。
アイデア次第で、色々なコーディネイトができますよ。
浴衣をよそゆきに変える
浴衣は、湯上りに着る「湯帷子(かたびら)」がその始まりとされています。
湯上りに羽織るごくごくプライベートな服が始まりですから、フォーマルにする時はひと工夫必要です。
まずは、浴衣の素材がポイントです。
- 木綿に麻が織り込まれたもの→「綿麻(めんあさ)」という素材です。
- 木綿を絽(ろ)で織りあげたもの→「綿絽(めんろ)」という細かな隙間のあるレース状の織りものです。
- 全体を絞りで染め上げたもの→有馬絞りなどが有名です。
- 木綿の生地に凹凸があるもの→「綿紅梅(めんこうばい)」という糸の太さを変えた織りものです。
このような浴衣地は、ちょっと大人な素材です。
ですから、夏の帯を合わせても、違和感なく上級コーディネイトが楽しめます。
帯は、先ほど紹介した博多献上帯などがおすすめです。
こちらにレース帯締めをあわせれば、浴衣がぐっとよそゆきの装いになります。
同じ浴衣姿でも、ちょっとだけあらたまった雰囲気を感じますね。
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[box class=”pink_box” title=”しぐさでもワンランクアップ!”]着物を着ると、洋服を着た時としぐさが変わってきますよね。
袖は袂が長いし、裾はスカートと違って足に沿っています。
自然と、歩幅の小さな歩き方になりますし、手を上にあげる時には袂を押さえます。
そのしぐさが、浴衣姿をより美しく見せるのです。
また、ハンカチなどを袂の中に入れておいて、さりげなく出し入れするのも着物を着こなしている感がでます。
この時、必ず肩口の下にある振りの方から手を入れましょう。
間違って、手首の方から手を入れてしまうと、男しぐさになってしまいますよ。[/box]
まとめ
一着の浴衣を帯周りの小物や帯締めを使って、コーディネイトする方法をご紹介しました。
- 半幅帯を変えて、着てみましょう。
- 飾り紐や飾り帯締め、根付や帯飾りなどの小物で華やかなコーディネイトにしましょう。
- 夏の帯締めと帯留めでちょっとよそゆきのコーディネイトも楽しみましょう。
「去年と同じ浴衣」なんて言わず、ちょっと小物をプラスしてみましょう。
コーディネイトしだいで、全く違う浴衣姿になりますよ。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]決めたよ!おばあちゃんの帯締めと、ヘアクリップを合わせてみるね。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]楽しみだね~。私も今年は飾り帯を着けていくつもり。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]どっちのコーディネイトがいいか、勝負だね!![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]え…と、浴衣姿の勝負って、だれが勝敗決めるの?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]インスタにアップして、世界中の人に決めてもらおう![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-8.png” name=”かな” type=”l”]や~め~て~![/voice] [box class=”blue_box” title=”関連記事はこちらから”]浴衣のおはしょりをきれいに!長い時、短い時の処理の仕方を紹介!
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