節分に投げる豆の種類や食べる数は?豆まき以外の方法ってあるの?

あっという間にお正月も終わり慌ただしい日常如何お過ごしでしょうか?

そんな私たち主婦に来る次のイベントと言えば節分。毎年豆の準備をしたり鬼役のお父さんと綿密な打ち合わせをしたり恵方巻きを注文したりと、中々に手がかかる行事ですが、皆さんはどんな豆を使っていますか?

定番の大豆?それとも味付きの豆やピーナッツ?それとも変わり種でアーモンドだったりしますか??

最近スーパーでも色々な種類の豆を各メーカーさんが出されていますよね。我が家では散らからないように個別に袋に分けられた豆を使っています。

子どもがやりたいと言うのでじゃあやるかーという感じです。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-8.png” name=”かな” type=”l”]なんの豆を使えばいいかよく分からないけど、とりあえず大豆買うか![/voice]

でも、本来はどんな豆を使うのかよく分からないんですよね・・・・。

子どもたちにも「なんで食べなきゃいけないの?」と、質問されても説明出来なかったり(トホホ 今回はそんな節分の豆についてや節分の知らない事などを調べてみたいと思います!

最後まで見ていただけるように、楽しい内容にしていきたいと思っているので最後までよろしくお願いします!

 

節分とは

立春の前日を指す言葉であり季節を分けるという意味を持っています。江戸時代の頃に定着していったようです。季節の節目には邪鬼が宿るという事で、それを祓うという行事を年4回行っていたそうです。

宮廷の行事として悪霊払いが行われていましたが、平安時代には土で作った牛と童子の人形を各門の板に飾っているだけだったようです。

古くは平安時代より行なわれており追儺(ついな)と呼ばれていました。どこから突っ込んでいいのやら・・・。

現代の節分とは随分と違いますね(汗 室町時代の応永32年の文献に豆まきの事が書かれており、この頃には現在のように炒った豆を使って邪気を払う方法についての書いてあり、主に武家や公家の間で行われていたようです。

また他の文献には炒り豆を投げて鬼の目を潰し災厄から逃れたという伝説も残されています。

となにやら神話みたいになってしまいましたが、鬼を退治するという内容は少なくとも室町時代には既にあったという事ですね!

その後一般人にも広がって現在のような節分に変わっていきました。

ちなみに現在は2月3日が節分の日となっていますが、その年その年で2月2日に替わる事もあるようですよ!これは地球の自転の速度の変化で時間が1秒増える事と同じ理由でうるう年を取り入れる結果のようです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]何年か後には節分が2月2日に変わることも!?混乱しそうですね。[/voice]

 

豆の種類

一般的には大豆を使いますよね。日本では古き時代より米などの穀物には神様が宿ると

言われておりそれを撒く風習がありました。

大豆はその米より大きい事からより沢山の神様が宿ると言われており、そのため厄を祓うには最適なんですね。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]やっぱり神様が多いほうが強そうですもんね。鬼をやっつけてくださ〜い☆[/voice]

ちなみに炒った物を福豆と呼びます。炒る理由は生の大豆だと目が出てしまう可能性もあり、それだと縁起が悪いとされているからです。

下の画像を見てください。東北や北海道の方では殻付き落花生を使うようですよ。

こちらの理由としては雪の中で見つけて拾いやすいから(笑 確かに大豆では小さすぎて見つけにくいし拾いにくいですよね。家で豆をまくとしても大豆は片付けが大変です(汗  

だからスーパーでは豆まき用に個包装の大豆が売ってあるんですね!最近では落花生生産日本一の千葉県でも節分に使ってもらえるように動いているようですよ。

また、京都の蘆山寺では蓬莱豆と呼ばれる砂糖でコーティングした紅白の豆を使うそうです。紅白一粒ずつ食べると寿命が6年伸びるのだとか!甘くて美味しそうな豆ですね。

健康的に年を取るためにもぜひとも一度行ってみたいですね(笑 

 

豆の数

よく年の数の豆を食べると聞きますよね。子どもたちのお口には合わないようで

いつも「何粒食べるの!?」と、言われます・・・。「分かんない(汗」

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]私が子どもの頃は家で行う事がなかったので、何故食べるのか?など全く考えたことがありませんでした。[/voice]

節分では数え年の数だけ豆を食べるという風習が残っています。

食べる理由ですが福豆には名前の通り福が詰まっている訳ですが、その福の詰まった大豆を

体に取り込みそのおかげで健康でいられるという願掛けを兼ねているみたいなんです。

なお年の数(数え年)にプラス1粒の場合は次の年まで健康で!という願いが込められているので、こちらでも問題はありません。お好みでどうぞ!

何故年の数だけなのか?年の数以上食べていいのか?と、疑問に思った事があると思いますが

残念ながらそれに関する答えは見つかりませんでした。あくまでも願掛けなのであまり細かいルールがないのでしょうね。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]欲張りな私は今年の節分から福豆をわざと年の数以上に沢山食べてしまいそう。目指せきんさん・ぎんさん(古[/voice]

 

豆をまく時の掛け声

これはもちろん「おには〜そとっ・ふくは〜うちっ」ですよね。と、思ったら違う掛け声もあるんですって!?個性的な掛け声をご覧ください。

[box class=”pink_box” title=”掛け声一覧”]

・鬼は外福は内 こちらは定番の掛け声。みなさんも使っていますよね!

・鬼は内福は内 神社が鬼を奉っていたり、某大名は九鬼という名前の為藩主に配慮した言い方。

・鬼 外 おにそとと言い、こちらも藩主に配慮した結果なのだそう

[/box]

鬼は外福は内の掛け声に合わせて、ごもっともごもっともとあいの手を入れる地域もあります。これも初耳です!下記動画は秩父の神社で行なわれているみたいです。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=WfTh7RWBgso]

また、浅草寺にはごもっともさんという役が鬼と共に登場するみたいですよ。長崎ではモットモ爺と呼ばれる3人組が家に訪れなまはげのように子どもを驚かせるのだとか。

子どもにとっては怖い行事になっていそうですね。

 

節分の鬼の種類

これもなんだかびっくりなんですが節分=鬼だけかと思っていたらそれ以外の物の怪の伝承があるようなので簡単にまとめてみました。

みなさんご存じの赤鬼青鬼の事ですね。
付喪神(つくもがみ)
廃棄された道具の神様が節分の日に怒って暴れるそうです。
百鬼夜行(ひゃっきやこう) 節分に鬼や妖怪などが深夜に群れ歩く事を言うのだそう。
一本足 柊鰯を飾るのはこの一本足という妖怪避けの為だとか
銭貸し 節分の夜に現れてお金を快く貸すが、次の年の節分の夜に返さないと恐ろしい事が起こるらしい・・・・
カイナデ 節分の夜にトイレでお尻を撫でてくる妖怪

意外にいますね・・・。鬼というよりは妖怪のようです。それにしてもカイナデはあまり害がなさそうな・・・?怒ると案外怖いのかもしれませんね!?

 

豆まき以外の祓い方

・柊鰯(ひいらぎいわし)
節分と言うと豆まきを真っ先に思い出しますが、それだけではなく節分の夜に出る鬼や妖怪から身を護る為に魔除けを飾る地域もあるみたいですよ〜。

下の画像のようなもの見たことあります?私実は去年初めて見ました!

画像参照:ウィキペディア
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]えっ魚の頭を飾るなんて気持ち悪い!黒魔術やら何か良からぬ事に使われているの?![/voice]

とビックリしたら物知りな友人に

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人” type=”r”]豆まきのおまじないみたいなもんだったと思うよ・・・。[/voice]

って冷静に突っ込まれた事を覚えています・・・笑

これを柊鰯(ひいらぎいわし)と言って、立派な魔よけの1種だったのです!

柊の枝にいわしの頭を飾って玄関などに飾るようです。同じような風習としては、たらの木や

トベラ、柊の葉に煮干しを括り付ける風習が愛媛県にあり、鬼喰いと呼ばれています。

山口県の瀬戸内海側にも、たらの木やトベラやススキを括り付ける風習がありようです。

西日本では「やっかがし」や「やいがし」とも読んでいるそうです。


このように目籠を逆さまにして竹竿につるし柊鰯のような物を戸口に飾る所もありますよ。
画像参照:豊富郷土資料館のブログ

・護符
かにかや」と呼ばれる護符をトイレや納戸や土蔵に貼り付ける習慣がありました。それを読んだ鬼は意味が分からず夜明けになってしまい逃げていくという。

鬼めくりという物は短冊に鬼の顔と13個の点を書き五芒星を書いた鬼札と呼ばれる物を戸口に挿す事によって、鬼はそれを見て実際の月と点の数を数えなおしたり、五芒星の一筆書きの最初を探すうちに世が明けて退散していくと伝えられています。

なんだか鬼が可愛らしく見えてくる言い伝えですね(笑

・鬼の豆
こちらは香川県独特の風習です。子どもたちが袋を持って商店を巡り「鬼の豆をください」

といって豆やお菓子をねだる風習で、幼い頃の平賀源内が豆まきを見て子どもが鬼になって豆を

貰えば掃除も要らないし食べ物も粗末にならない!と言い、その言葉に納得した商人たちが始めたといういわれがあります。

子どもがお菓子をねだりに来るといえば真っ先に思い浮かぶイベントのハロウィンですが、日本にもこんな風習があったんですね。メーカーさんが企画していくと案外盛り上がっていくかも!?

 

まとめ

  • 節分は平安時代より悪霊祓いとして存在しており時代を経て豆を撒くようになった。
  • 節分には神様が沢山宿ると言われる大豆を使う所が多かった。
  • 節分に豆を年の数だけ食べるのは福を取り込んで健康に入られるように願掛けをしている。
  • 節分の掛け声にも地域によって変化していった。
  • 節分と言えば鬼ですが鬼以外にも祓う対象がいました。
  • 節分は豆を撒くだけではなく、今でも厄を落とす為に柊鰯を飾ったり豆を子どもたちがもらいに行く風習が残っている。

節分の豆の種類や食べる豆の数を調べていくうちに、節分の起源や知らなかった豆まき以外の習わしなど、なかなか日頃知る機会のない面白い話が沢山出てきました。

意外に知らない事だらけでこれはちょっと豆知識として、節分の日にママ友さんたちに教えてあげねば!と思いました。

そして今年は子どもたちにもきっちり理由を説明出来るぞ〜〜!そんな節分の豆知識、探せばまだまだ沢山出てきそうです。

間もなく2月!皆さんのお宅ではお父さんが鬼役になるのでしょうか!?

しかし実はお父さんは一家の大黒柱として豆まいて鬼を追い払い、子どもとの絆を深めるという意味合いもあるようなので

鬼役はあまりよくないみたいですよ

我が家ではいつも主人が忙しい為毎年ペットボトルに鬼のお面をつけてぶつけるという方法で楽しんでいます。

お父さんも楽しく豆まきに参加出来るような方法を、今年は色々考えてみるのもいいかもしれませんね!それではまた別の記事でお会いしましょう〜。

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