暑くなってくると、増えてくる厄介者・・・
そう、「蚊」です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]外に出ると、必ずといっていいほど刺されるし、いつの間にか家の中にも入りこんでて、ほんと厄介者~![/voice]あの「プ~ン」という独特の羽音を聞くだけで、なんだかかゆくなってきます。
キャンプや海水浴など、アウトドアで楽しむ機会も多い夏に虫除けは欠かせません。
数ある虫除けグッズの中で、効果的なのはどれなんでしょう。
今回は、憎き蚊から身を守る方法や、最強の虫除けグッズを紹介します。
蚊の生態
蚊は世界中に約2,500種類が生息しており、日本国内には約100種類が生息しています。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]蚊ってそんなにいっぱいいるんだ![/voice]このうち、日本でよく見かける蚊は次の3種類です。
アカイエカ
- 家の中で多く見られる
- 夕方から夜に活動する
- 刺されるとかゆみが長引く
チカイエカ
- アカイエカに似ている
- 地下の水源で発生することが名前の由来
- 気温が低くても産卵でき、一年中見られる
ヒトスジシマカ
- ヤブカともよばれる
- 昼間に活動する
- 主に森林など屋外に棲息する
画像出典:アース害虫駆除なんでも事典
https://twitter.com/kingyonohun16/status/1139090106143260672
蚊は長いストローのような口を持ち、普段は果物や花の蜜などをエサにしています。動物の血を吸うのはメスだけで、吸血することでタンパク質を得て卵巣を発達させ、卵を産むんです。
蚊が最も活発に吸血を行うのは26~31℃くらいで、それ以上暑いと木陰などでじっとしているそう。近年の異常な暑さは、蚊もこたえるみたいですね・・・。
蚊は流れのない池や水たまりなどの水中に卵を産みます。幼虫はボウフラとよばれますね。全身を使って棒を振るように泳ぐことから、棒振りがなまってボウフラとなったそうです。その後、さなぎを経て成虫へと成長します。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]梅雨から初夏の気候は、気温といい水分といい蚊が繁殖するのにうってつけなわけね・・・[/voice]蚊‼️(笑) pic.twitter.com/jF7ATw8RXg
— RN.かずちゃん (@buri2469) June 14, 2019
蚊は血を吸う際、口を皮膚に突き刺して、抗凝固作用のある物質を含んだ唾液を血管に注入します。この唾液によって血が固まりにくくなり、効率的に吸血することができるのです。
しかし蚊の唾液は、人体にとって異物で、アレルギー反応を引き起こします。このアレルギー反応によって血管拡張などが起こり、かゆみが発生するのです。
注入された唾液は、吸血の際に吸い戻されるため、蚊が止まっているのを発見したらすぐに追い払わず最後まで吸わせた方がかゆみが抑えられるといわれています。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]そういわれても、蚊を見つけたら叩きたくなっちゃうよ・・・[/voice]
蚊に関する疑問:冬はどうしているの?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]蚊って、夏にしか見ない気がするけど、冬の間はどこにいるのかしら?[/voice]夏のイメージが強い蚊ですが、種類によって異なる方法で冬を越しているんです。
アカイエカ
アカイエカは通常、成虫になってから約1か月で寿命を迎えます。しかし、冬が間近に迫った晩秋に羽化したメスは、冬を越すのに適した場所に移動し、休眠状態に入ります。
選ぶ場所としては山にある薄暗い洞窟や、人家の床下、押し入れの中など、寒さをしのげる暗い場所を好みます。そうして冬を越したアカイエカのメスは、春に一度だけ産卵をし、次の世代へつなぎます。
チカイエカ
チカイエカの場合は、一年中活動が可能なので、冬でも吸血などを行います。成虫のまま冬を過ごすことが可能なんです。建物の中などそこまで寒くない環境では活発なので、注意が必要です。
ヒトスジシマカ
ヒトスジシマカの成虫は寒さに弱く、冬になると死に絶えてしまいます。ヒトスジシマカは、卵の状態で冬を越します。卵は寒さや乾燥に強く、越冬することができます。
蚊に関する疑問:天敵はいるの?
人間以外に、蚊の天敵っているの?という疑問も湧いてきますが、実はいっぱいいるんです。
ボウフラ時代には、魚類やゲンゴロウ、ヤゴなどの水生昆虫が捕食にかかります。
成虫になると、鳥やカエル、クモ、トンボなどがよく捕食するそうです。
これらの捕食者を蚊の防除に利用する研究も行われているようです。
蚊に刺されやすい人とは?
https://twitter.com/omankodechu/status/1139241378796298240
同じ環境にいても、「なんだか私ばっかり刺されてる気がする・・・」ということはあるものです。どのような人が蚊に刺されやすいのでしょうか?
よくいわれているのが、血液型による違いです。特定の血液型だと刺されやすいというものですが、科学的な根拠はありません。血液型による刺されやすさの違いは、ないだろうとされています。
蚊が反応するのは、以下のものです。
- 二酸化炭素
- 温度
- 湿度
- におい物質
人などの動物は、体温が37℃前後と気温よりも高く、呼吸によって二酸化炭素を発生し、汗によって水分を発するため、蚊に吸血対象と認識されるわけです。
そのため、蚊に刺されやすいのは、呼吸が多くて体温が高く汗をかきやすい人、つまり新陳代謝が活発な人ということになります。子どもも、これらの条件に当てはまるため、注意しましょう。
また、黒い色は熱を吸収して温度が上がるため、黒色の服を着ていると刺されやすくなります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]アウトドアに出かける時は、白い服を着て行くのがいいわね。[/voice]また、お酒を飲むと、アルコールを代謝する際に二酸化炭素をたくさん発生するため、刺されやすくなります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]キャンプに来てビールばっかり飲んでいると刺されまくるわけね。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]ぎくっ・・・[/voice]
蚊に刺されるのを防ぐには?
蚊に刺されるとかゆいだけでなく、様々な病気の感染源となる可能性もあります。蚊に刺されるのを防ぐには、どうしたらいいのでしょうか。
一番いいのは、蚊が好みそうな茂みや水たまりなどに近づかないことですが、蚊はわずかな水分からでも発生するため、なかなか難しいですね。
呼吸や体温を変えることはできませんが、汗をかいたらこまめに拭く、黒い服を着ないといったことで刺されにくくすることができます。
さらに、最近になって、足の常在菌が多いと刺されやすくなる、という説が発表されました。常在菌とは、普段から人の皮膚にいて、人体に害などは与えない菌のことです。足の裏をアルコールシートなどで消毒すると刺されにくくなるそう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]すごくお手軽な方法で刺されにくくなるのね!これはやってみなきゃ。[/voice]
虫除けグッズを使う
色々な工夫をしても、完全に刺されるのを防ぐことは難しいもの。蚊から身を守るために、様々な虫除けグッズを使うのが効果的です。ここからは、虫除けグッズに含まれる薬効成分や、種類を解説していきます。
虫除け効果のある成分
ピレスロイド
出典:Wikipedia
除虫菊という植物に含まれる物質で、殺虫作用があります。速効性で、忌避効果もあります。
昆虫や爬虫類の神経に作用する一方、人などの哺乳類には毒性を示さず、安全性の高い成分です。また速やかに分解され、環境にもやさしい成分となっています。
ディート
世界で最も多く使われている虫除け成分です。蚊が吸血対象を認識できなくする効果を持ち、忌避効果があります。ただし殺虫効果はありません。
濃度が12%以上のものは医薬品、10%以下は医薬部外品に分類され、日本では濃度30%まで認められています。30%のものは12歳未満の子どもは使用できないので注意しましょう。
イカリジン
日本では2015年に認可された新しい虫除け成分です。ディートと同様の効果を持ちますが、肌にやさしく、子どもから使うことができます。また虫除け特有のにおいが少ないという特徴もあります。濃度15%まで認められています。
[aside]虫除け成分の濃度が変わっても、虫除け効果の強さ自体は変わりません。濃度が上がると、効果の持続時間が長くなります。
[/aside]
また、以下のようなハーブにも虫除け効果があるといわれています。
- ペパーミント
- ハッカ
- タイム
- バジル
- ローズマリー
これらのハーブ由来の天然成分を使った虫除けグッズもあります。天然由来の成分ということで、赤ちゃんやペットがいる家庭でも安心して使うことができます。ただし、効果は化学成分を使ったものよりも弱くなります。
虫除けグッズの種類
蚊取り線香
蚊を退治する虫除けグッズとしてまず思い浮かぶのは、蚊取り線香でしょう。
蚊取り線香に火をつけると、練り込まれたピレスロイドが周囲に拡散して殺虫効果をおよぼします。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]拡散するピレスロイドは目には見えない(煙とは異なる)んだって。[/voice]電子式液体蚊取り
電子式のものは、火を使わないので安全に使えます。煙が立たずにおいもしないので、服などににおいがつく恐れもありません。効果が安定しているので、部屋の窓を開けても虫の侵入を防ぐことができます。
スプレータイプ
蚊がいる場所に直接噴射して使うものや、人体に塗布するものがあります。手軽に使え、持ち運びにも便利です。人体に塗布するものは、汗などによって効果が薄れてしまうので、こまめに塗り直す必要があります。
吊るし型タイプ
玄関やベランダに吊り下げておくだけで蚊などの虫が寄ってこなくなります。一度吊り下げておけば、ワンシーズン以上効き目が持続するものが多いです。
他にも、マットタイプや、ブレスレットのように腕につけるタイプもあります。
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おすすめの虫除けグッズをご紹介!
一口に虫よけといっても、さまざまなタイプのものがあり、屋外/屋内など状況に応じて使い分けるのが有効なんですね。
ここからは、これからの季節に使いたい虫除けグッズを紹介していきます。
蚊取り線香といったらこれですね。なんと一世紀以上にわたって使われてきました。コストパフォーマンスもよく、蚊を撃退する効果もばっちりです。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/nigaoemaker-4.png” name=”口コミより” type=”l”]蚊取り線香はやっぱり金鳥が一番効くように感じます。
[/voice]
次に、爽やかなブルーの電子蚊取り器です。効果がしっかり、2か月持続します。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/90.png” name=”口コミより” type=”l”]のどが痛くならないのでいいです。また長時間つけっぱなしでも長持ちするので助かります。
[/voice]
こちらは、電池式でどこにでも置けるタイプです。コンセントがなくても使えて便利です。
蚊がいそうな場所にスプレーしておくと、その場所から蚊がいなくなるという優れものです。植物にかかっても枯れることはなく、安心して使えます。
部屋の中で1プッシュすれば、薬剤が部屋のすみずみに行きわたり、壁にとまった蚊を落とします。1プッシュで効果が長時間続くのも魅力です。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/01/nigaoemaker-1.png” name=”口コミより” type=”l”]簡単に蚊対策ができて便利です。火を使わないので安全性も良いと思います。
[/voice]実際に蚊がいなくなるのかこんな実験の動画がありました!
バタバタ倒れると気持ちいいですね!
【キンチョー「蚊がいなくなるスプレー」本当にいなくなるのか実験!】
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/HJ9tdrDfVIA” mode=”normal” /]
ウォーターインのミストタイプで、肌にうれしいうるおい成分も入っています。低刺激で子どもにも安心して使えます。
虫除け成分のイカリジンを、最高濃度の15%配合しており、効果が長持ちします。肌にやさしい成分も含まれています。
ベランダや軒下に吊るすだけで、虫除け効果が得られます。効果はなんと366日間も持続します。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/nigaoemaker-5.png” name=”口コミより” type=”l”]これを置いてからは全く来なくなり、ビックリ!本当に効いてるんですね!
[/voice]
腕や足、ベビーカーなどに取り付けて使います。屋外でもしっかり効果が得られるのがうれしい!
口コミより:
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/nigaoemaker-9.png” name=”口コミより” type=”l”]森林の中で使用しましたが、虫はほとんど寄って来なかったです。
[/voice]実際に使っている動画を発見しました。気になる方はこちら。
【どこでもベープは蚊などの虫除け効果あり?登山で実際に使ってみた結果をレビュー】
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/g6qhAaWCjjI” mode=”normal” /]
まとめ
蚊の対策についてのあれこれを紹介しました。
[box class=”pink_box” title=””]- 日本で主に見られる蚊は、アカイエカ、チカイエカ、ヒトスジシマカ
- 蚊が吸血する際の唾液によってアレルギー反応が起こりかゆみが発生する[/box]
- 汗をこまめに拭く
- 黒い服を避ける
- 足を清潔にする[/box]
虫除けグッズにも、最近は色々なものがあるんですね。
殺虫能力のあるもの、子どもから使える肌にやさしいものなど、ご自身に合ったものを見つけていただければと思います。
虫よけグッズを上手に使って、今年の夏を乗り切りましょう!
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