


食事やおしゃべりを楽しみながら桜の花を愛でる花見。とても楽しいけれど、マナーが悪いと迷惑がかかるだけでなく、下手をすればトラブルにもなってしまいます。
そうならないためにも、いろいろ知っておく必要がありますね。今回は場所取りのポイントやマナーについてご説明していきたいと思います。
あると便利なもの、必要なものもご紹介いたします!
目次
花見の場所取りのポイント
どうせ花見をするなら、桜がきちんと見えたり地面が平らだったりと、いい場所のほうがいいですよね。条件のいい場所を確保できるようにポイントをお教えします。
事前にチェックをする
前もって確保したい場所の情報を仕入れる必要があります。何時ごろに行けば確保できそうなのか、チェックしておきましょう。
このときに花見場所で禁止されていること(徹夜やバーベキューの禁止など)も併せて確認しておくとベストです。

早めに現地入りする
いいところで花見をしたいのは皆同じ。こぞって人が場所取りにやってくるでしょう。そのため想像していたよりも人が多いこともあるかもしれません。
人が多かったから場所が取れなかった、となっては花見をすることができなくなってしまいます。そうならないためにも早めに現地入りしておきましょう。


複数人で行なう
場所取りは最低でも2人、できれば男性のほうがいいでしょう。
まず1人で場所取りをした場合、離れている間に場所をずらされたり、警備員にシートを剥がされることがあるからです。

そのため席を立つことも考えて複数人で場所取りをするのがベストです。
あとなぜ男性のほうがいいのかというと、女性だとトラブルに遭う場合があるからです。

シートを広げて場所を確保する
目的の場所に着いたら、シートを広げましょう。
しかしそれだけだと風が吹いたときなどにめくれ上がってしまうので、四隅を石やペグ、中身が入った2リットルのペットボトルなどを置いて、めくれ上がらないようにしましょう。
さらに大き目の紙にグループ名や人数を書き、シートの前の方に置いておきましょう。

待つ時の装備は冬用で!
春とはいえ、そのときの気候や時間によって寒いときもあるかと思います。それにじっとしていると、どんどん冷えてくるものです。
そのため十分厚着をして、カイロや毛布も持って行くといいでしょう。

場所取りのマナーについて
場所取りをするときにもマナーはあります。ここでは場所取りのマナーをご説明したいと思います。
必要以上に場所を確保しない
花見をするのは自分だけじゃありません。ほかの人も同じように楽しめるように、必要以上に場所を取るのはやめましょう。

花見をするときの場所の面積は、人数×1平方メートルで計算するのがおすすめです。
必ず誰かがいること
必ず誰かがその場にいないと、先述しましたが警備員にシートを片付けられることがあります。
シートの固定場所に注意する
ペグを使う場合、桜の根に打ちこむのはやめましょう。桜が痛んでしまいます。
どんなものを持って行けばいい?
花見にはいくつか必需品があります。
レジャーシート
人数に応じた大きさのものにしましょう。大きすぎると周りの人たちが場所を確保できなくなってしまうので注意が必要です。
夜には下にアルミなどを敷くと寒さが軽減するのでおすすめです。
近頃はカバンのように持ち運べるおしゃれなレジャーシートもあります!
ガムテープ
グループ名を書いた紙を貼ったり、シートを貼り合わせるのに使います。紙タイプよりも、丈夫な布タイプのものを選びましょう。
マジック
グループ名を紙に書くのに使います。
使い捨て容器
紙コップ、皿、プラスチックのスプーンやフォーク、割りばしなどを指します。
風で飛ばされることもあるので、多めに用意しておきましょう。

ウエットティッシュ
食べる前や手が汚れたときにあると便利です。さらには通常用とは別に水に流せるタイプのものがあると、トイレに紙がないときに使うことができます。
ゴミ袋
楽しんだあとはきちんとと後片付けをしましょう。ゴミ袋は大小大きさが異なるものを、それぞれ多めに持って行きましょう。

そしてそのゴミはきちんと持ち帰りましょう。

軽食、飲み物
やっぱり花見をするなら、なにか食べ物や飲み物があると一層盛り上がりますよね。飲み物は来る人達の好みを考えて、ジュースやお茶など幅広く用意しましょう。

小銭
実はあると意外と便利なのが小銭。自動販売機に飲み物を買いに行ったり、割り勘をしたときのおつりとしても役に立ちます。

ほかにも以下の物があると便利です。
- クーラーボックス
- 日焼け止め、マスク
- 懐中電灯(夜の場合)
- 折りたたみ傘(雨の心配があるとき)
- カメラ
- カイロ、ひざ掛け
- 簡易トイレ(トイレが混んでいるとき)
どんな場所を選べばいいの?
場所選びをするときに桜の見え具合や広さのほかに、こんな場所だと便利だと思います。
トイレの距離が近すぎず、離れすぎていない場所
トイレが近すぎると臭いがしたり、気持ちの問題でも嫌だと思う人もいるでしょう。かといって遠すぎると、いざ行くときに大変だったりします。
このときにトイレ自体のチェックもしておきましょう。
トイレそのものがきれいか、トイレットペーパーはきちんとあるか以外にも、数もチェックしておきましょう。
またほかにもトイレがあるならその位置も把握しているとスムーズに案内できます。

座り心地
地面に大きな岩が埋まっていたり、ごつごつしていたり、斜めに傾いていると座り心地が悪くなっていると、せっかくの花見も台無しになってしまいかねません。
そのため地面をチェックするだけでなく、段ボールを敷いたり椅子を用意することもおすすめです。

その他に気をつけることってある?
幹事なら場所取り以外にもやらなくてはいけないことがたくさんありますよね。

そんなやることの中でも気をつけたほうがいいことをご紹介したいと思います。
副幹事を誰かに頼む
友達数人くらいなら1人でもなんとかなるかもしれませんが、会社の部署で行なうとなるとそうはいきません。
人数が多いのであれば副幹事を複数頼むことも大事です。伝達や会費を集めるのもうまくいきやすくなります。

雨が降った場合のことを考える
その日の天候が必ず晴れとは限りませんよね。それなら雨が降ったときのことも一緒に考えておきましょう。

そして別の日に延期した場合、料理や飲み物などに再びお金がかかる、つまり更に費用がかかることも伝えておきましょう。
正確な参加人数を把握し、予算を組む
参加人数があいまいだと、料理の量や軽食が足りなかったり、反対に余ってしまうことが予想されます。
また予算もはっきりしていないとオードブルなどを注文する、使い捨て容器などを購入するときに、参加者に高額を払わせることになるかもしれません。

まとめ
花見の場所取りのマナーは皆が楽しく花見をするために、きちんと守りましょう。花見をする場所は皆のものですからね。それではおさらいをしていきましょう。
- 事前に情報を仕入れる
- 禁止事項をチェックする
- 程々早めに現地入りする
- シートを広げ、大き目の紙にグループ名を書いたものを置いておく
- 必要以上に場所を確保しない
- 必ず誰かはその場にいること
- シートの四隅は固定する
- 桜の根にペグを打ちこまない



