誰しも一度は食べた事がある、日本人の身近な冬の果物「みかん」!
みんなが大好き、みかん!
こたつにみかん、マジ最強。
日本で一番食べられている果物が、そう!みかん!
しかし、そんなみかんをついつい食べ過ぎると、





と、いうわけで早速なぜ黄色くなるのか?どうすればいいのか一緒に見て行きましょう!
目次
黄色くなるのは手だけ?

みかんの食べ過ぎで黄色くなるのは、実は手だけではありません。
足も黄色くなるのです!主に出やすいのは手のひらと足の裏と顔です。
そして、手のひらや足の裏から始まり全身の皮膚に広がっていきます!
ちなみに臓器など脂肪のある所は黄色くなるそうです。

https://twitter.com/shizudai_mikan/status/942939767108333568?s=20
なぜ手が黄色くなるの?
まず、手や足などが黄色くなる原因はこちら。
- みかんの食べ過ぎ!
- みかんの皮の剥き過ぎ!
もう少し詳しく言うと、βクリプトキサンチンなどの天然色素の摂取のし過ぎです。
そして、手足が黄色くなるこの症状には名前があります。

そう、手足が黄色くなるのは病気の一種なのです!
柑皮症とは?

みかんにはカロテノイドと呼ばれる天然色素が含まれています。
- βカロテン
- βクリプトキサンチン
- αカロテン
- リコペンルティン
- ゼアキサンチンなど
みかんに多く含まれるβカロテンやβクリプトキサンチンの摂取のしすぎで、手や足など皮膚が黄色くなる症状です。
みかんの皮にもβカロテンやβクリプトキサンチンなどの成分が多く含まれています。
大量に摂取したβカロテンやβクリプトキサンチンなどの色素は、「脂溶性」で体内で脂肪に蓄積してしまうのです。
そしてその色が皮膚にでるのが、まさに手が黄色くなったと感じた症状です。
食べる際や剥く際にもこの色素特有のオレンジの色が手や指に付着し、黄色っぽくなってしまいます。
食べたから手に色がついただけかな?と思いきや、その色は洗っても取れません。
ホルモンや脂肪の量の関係で、男性より女性の方が柑皮症になりやすいようです。
小さい子供も肝機能が発達していない為、柑皮症になりやすいです。
βカロテン(βカロチン)・βクリプトキサンチンとは?
カロテン(Carotene)は英語で、カロチン(Carotine)はドイツ語です。
カロチンの方が浸透していますが、「食品標準成分表」の表記が「カロテン」に変わったのでここではカロテンでお話させて頂きます。
- 植物や動物に存在する色素の一つ
- 体内でビタミンAに変換される。
- 緑黄色野菜に多く含まれる。
- 生活習慣病(動脈硬化・心筋梗塞)から守ってくれる。
- 皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ。
- 免疫力を高めてくれる。
- 疲労回復に効果あり。
- がん予防にも効果あり。
- 植物や動物に存在する色素の一つ
- 体内でビタミンAに変換される。
- 温州みかんに多く含まれる。
- 免疫力を高めてくれる。
- 肝臓の機能改善効果。
- 骨密度低下予防。
- がん予防にも効果あり。
- 関節の痛みを和らげる効果。
- 糖尿病予防。
- 難聴を予防する効果。
- 美肌・ダイエット効果。
分子構造は二つともよく似ています。
両方体内で必要な分だけ、ビタミンAに変換さるのでプロビタミンAとも呼ばれます。
そう必要な分だけを変換してくれるので過剰摂取しても特に問題ないのです!
みかん以外でも手は黄色くなる?

みかん以外でもβカロテンやβクリプトキサンチンなどのカロテノイドを大量に摂取すると柑皮症になります!
みかんだけなら冬だけの話かなと思いきや、
最近は健康志向で野菜ジュースやサプリなどで年中、柑皮症になる可能性があります。

ちなみに海藻類にもこのカロテノイドは含まれていて、過去に「焼きのり」で柑皮症になった方もいるようです。
焼きのり美味しいから無心でパリパリ無限に食べちゃったろうなぁ~。
野菜ジュースには濃縮したカロテンが入ってますし、サプリも適量が大事です。
https://twitter.com/21MOO8/status/1103551253429141505?s=20
そんな体に良いβカロテンも摂取するにあたり、一つ注意事項があります。
特にたばこを吸う方は、サプリからの過剰摂取は発がん率が上がると言われています。
野菜や果物からの摂取は問題ありません。
カロテンの多い食品の表です。

画像引用:http://hklesson.blog66.fc2.com/blog-entry-1185.html?sp
βクリプトキサンチンは温州みかんや柑橘系系に多く含まれています。
ダイエットされてるかたでも大事なのはバランスです。バランスに気を付けて健康的に減量してください。
どれくらいみかんを食べると柑皮症になるの?

人によって体質(代謝率や吸収率)が違うので絶対に手が黄色くなる量は分かりませんが、
一度に数十個単位のみかんを毎日食べ続けると4~7週間程でだんだん黄色くなってきます。
βカロチンは脂溶性なので、高脂血症の人は柑皮症になりやすいといわれています。
段ボールで大量にみかんもらったり、買ってしまった方はこんなオススメの関連記事がありました。
少量で手が黄色くなった方は注意!
少量のみかんを食べて手が黄色くなった方は重大な病気の可能性があります!
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 高脂血症
- 肝臓が弱っている可能性有
みかんの中にあるβークリプトキサンチンやβカロテンは主に肝臓でビタミンAに変換されます。
大量に摂取しすぎた場合は変換されなかった余りは血液中の脂肪に溶けて皮膚が黄色くなる原因になります。
そう、βークリプトキサンチンやβカロテンは脂肪に溶けやすいのです。なので、少量のみかんで肌が黄色くなってしまう人は血中に流れる脂肪が多い可能性があります。
このことから、身体に脂がたまりやすい糖尿病や脂質異常症の恐れがあるのです。
そして、少量で柑皮症になる場合は肝臓が弱りビタミンAに変換できなくなっている可能性も考えられます。
ちなみに通常ならこのβカロテンやβークリプトキサンチンの効果は美肌やがん予防などとても素晴らしいです!
嬉しい効果がたくさんですが、少量のみかんで柑皮症になってしまった人は体からのシグナルだと受け取って注意が必要です。
柑皮症を治すには?

答えは簡単!

柑橘類やにんじん・モロヘイヤ・ほうれんそう・かぼちゃ・パセリなどカロテンを摂取している原因の食べ物を減らせば自然と元にもどります。

どれくらいで治るの?
期間は個人差があり、数週間~数か月程です。
食べるのをやめても黄色いままの場合別の病気の可能性もあります。
黄疸との違いは?

同じように体が黄色くなる病気に「黄疸(おうだん)」があります。
黄疸とは、肝機能の低下により起こる症状でビリルビンという色素が血中に増加し全身の皮膚や粘膜に沈着して起こります。
柑皮症との違いは「目」を見ればすぐに分かります。
黄疸は皮膚だけではなく、目の白目の部分も黄色くなります。

画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/黄疸
他に黄疸になると皮膚のかゆみがあったり、尿の色が濃くなったり、便が灰色になる事もあります。
- 急性肝炎・肝硬変
- 結石・腫瘍
- 溶血性貧血
- 体質性黄疸
黄疸が出た場合は病院に行き医師の診断を受けてください。
みかんの栄養素。
みかんのカロリーは100g当たり45㎉、Mサイズのみかんは1個約75gなので34㎉程。
みかんにはビタミンが多く含まれその中でも、ビタミンCが豊富に含まれています。
成人が1日に必要なビタミンCは100mgです。
M~Lサイズのみかん3・4個で1日に必要なビタミンCが取れます。
ビタミンCは免疫力を高め、風邪予防にもってこいです。
みかんの白い筋。
みかんの白い筋の正式名称は「アルベド」といいます。
なんだかかっこいいとすら思える名前です。
みかんの白い筋は食感がよくないので、綺麗に取って食べたりしますよね。
だけど実はアルベドには水溶性食物繊維のペクチンが豊富に含まれています。
このペクチンは腸内の不要物を排泄するのに役立ちます。
そして、更にみかんの身以上にヘスペリジンを含んでいます!
- 美肌!
- 冷え性対策。
- 毛細血管・血流の強化。
すごいぞ!アルベド!
本気で美肌目指すなら、白い筋を積極的に食べましょう!
手を汚さないみかんの剥き方。

特に女子の皆さまは爪が長かったり綺麗にしていたりで、みかんの食べ過ぎで爪が黄色く染まってしまうのイヤですよね。
そんなあなたには和歌山剥きがオススメです。
【話題の「みかんのむき方」2選】
イモムシ剥きは、男性向きかな?虫苦手だとなんとも言えず、嫌かも。
楽しいみかんの食べ方。
いっぱい食べていると途中で剥くの飽きてきたら、こんな楽しみ方も出てきますよね!
【この冬にチャレンジ!みかんの皮アートまとめ】
【全米の子共達が喜んだ!?みかんのむき方ベスト3】
私的にはみかんを腕に付けてむしゃむしゃ食べてるの、ツッコミ所満載で好きです。
【みかんパンツの作り方】これ好き。なるほど竹串を使うのか!竹串を使えば発想が広がるね~!
【みかんアート「ゾウ」の作り方】これは可愛い!作りたい!!
まとめ

みかんを食べ過ぎると、主に手や足が黄色くなるのは柑皮症という病気です。
- 黄色くなるのは?☆手のひら。
☆足の裏。
☆顔。
☆全身の皮膚。
☆臓器など脂肪のある所。 - 柑皮症とは?
みかんに含まれる天然色素のカロテノイド(βカロテン・βクリプトキサンチン)は必要な分はビタミンAに変換されます。
余った分は「脂溶性」で体内で脂肪に蓄積してしまい、手や足など皮膚が黄色くなる症状です。
みかんなど原因となっている食べ物を食べるのをやめれば自然に治ります!
みかんには体や美容に良い効果がいっぱいあります!食べ過ぎても必要な分だけビタミンAに変換されるのでビタミンAのとりすぎなんてことにはなりません!
冬になるとみかんが美味しいし、段ボールで実家から送られてくるなんて方もいらっしゃるとおもいますが、手が黄色くなったら食べる量を減らせばいいのです。それだけで元通り!
だけどやっぱり、何事もバランスが大事なんだろうな~。