セミの寿命は長い!?なぜ短いと思われているのか理由を大解説します!

通学、通勤中に鼓膜が破れるんじゃないかと思うほどに鳴り響くセミの鳴き声。ふとこんなことを思ったことはありませんか?

OL
1週間しか生きないはずなのに、ずっとうるさいんだけど…
小学生男子
夏やすみの自由研究はセミについて調べてみようかな

この記事ではそんな「セミって一体なんなの?」という疑問を、セミ大好きなプチ・セミ博士である私の観点から解説します。

具体的には

  • 「セミの寿命が1週間」はウソ!
  • なぜセミの寿命が1週間だと勘違いされているのか?
  • セミの飼育が難しい理由
  • セミの小ネタ集

の順番にご紹介していきます。

5分くらいで読めますし、セミへの考え方が劇的に変わる可能性が高いので、まずはご一読を!

 

セミの寿命は1週間ではない

まずこの事実に驚く人は多いのではないでしょうか?

わたし自身、この事実を知ったときは衝撃を受けました。

セミの寿命が1週間というのは「赤信号はとまれ」「キリンの首は長い」と同じくらい当たり前のように教わりましたから(笑)

しかし事実を述べますと、成虫(外でミンミン鳴いているあの状態)であっても、セミは1週間では死にません。鳥や人間に襲われなければ3週間~1か月程度生きます。

さらに、私たちが考えているのは成虫状態のセミだけですよね?

セミの一生はそれだけではありません。

セミには土の中で過ごす幼虫期間があります。

セミはこの幼虫期間が長いんです。

種類によってばらつきはありますが、基本的には3年~17年の間セミは土の中で過ごします。

日本で一番一般的であるアブラゼミは約6年の間、幼虫として土の中で過ごすのです。

そして土の中で過ごす期間がもっとも長いのが「周期ゼミ」というセミです。

周期ゼミはアメリカに生息していて、絶対に13年、17年の周期で成虫になり大量発生します。

不思議ですよね(笑)

他の周期ゼミも昔はいたようです!15年とか16年、18年・・・今では13年と17年の周期ゼミしかいなくなってしまったようです。

この周期ゼミは十何年と土の中で眠っており、その間はもちろん繁殖行動も起こせないので、周期が来た時に繁殖できるように大量発生するそうです。

また、周期ゼミは1度に大量に発生することによって、天敵から襲われるリスクを減らします。

そして面白いのが13年、17年という期間です。13、17という数字は素数なんですが、繁殖するうえで素数の周期というのはとても長生きできるようになっているそうです。

少し難しい話になるかもしれませんが、例えば2年と5年の周期のセミがいたとします。

2年周期ゼミと5年周期ゼミ、この2つのセミが同時に発生するのは2と5の最小公倍数である10年後です。

今まで2年周期ゼミ同士で勾配していたから、綺麗に2年周期ゼミが誕生してましたが、5年周期ゼミと同時に繁殖した場合、2年周期同士、5年周期同士で勾配するとは限りません。

となると、次産まれてくるのが3年になるのか4年になるのか・・・分からなくなってしまします。バラバラで発生するとそれだけ繁殖数も少なくなり、次第に2年周期ゼミや5年周期ゼミが消えてしまうのです。

少ない数で発生してしまうと、天敵に狙われるリスクも上がります。

それを考えたうえで、現在素数同士の13年、17年は繁殖するにはとても効率の良い数字と言われています。

周期ゼミは13年と17年という周期で大量発生するので、221年毎には周期が合わさって、それはそれは恐ろしく大量発生します。

実際に特定の年では1本の木の根元から4万匹の周期ゼミが這い出てきたそうですよ(笑)

これなら天敵に襲われる心配も減りますし、頻繁に繁殖期が重なるわけではないので、生き延びているんです。

それにしても4万匹のセミの発生は恐ろしい…

周期ゼミの生息地がアメリカで良かったです(笑)

 

「セミが1週間しか生きない」ってどこからきたの?

「こんなに長生きなセミなのに、なんで1週間しか生きられないなんて言われているの?」

みなさんはこんな疑問をお持ちになっていると思います。

ずばり答えを言うと、「セミの寿命が1週間」というのは、セミの飼育が難しい事からきた俗説です。

私も子供の頃にセミの飼育に挑戦してみました。

当時はまだ小学1年生くらいだったはずです。

セミを大量に捕まえて、虫かごに入れて。エサがなにかも分からずにほったらかし。

お察しのとおり、大量のセミたちも2日後にはパリパリになってしまっていました。

いまでは虫を見るだけでも怖いのに、当時はよくやったものですね(笑)

セミの飼育が難しい理由

では、セミの飼育って具体的にはどう難しいのでしょうか?

この疑問にお答えします。

セミの飼育が難しい理由を解説するには、2つあるセミの弱点を知らないといけません。

弱点の1つ目は「暑さ」です。

セミは他の昆虫と同様に暑さに弱いのです。

じゃあなんで夏に出て来るのって話なんですが(笑)

だから夏の暑さが和らいだ9月ごろに出てきたセミは1か月以上生きます。

しかしセミの飼育が難しいのは「暑さ」のせいだけではありません。

むしろ暑さはほとんど原因ではないと言っていいでしょう。

セミの飼育が難しいもう一つの理由はエサの確保にあります。

セミのエサは樹液です。

この樹液の確保が難しいのです。

セミと木の相性がまったく合っていないと2~3日で死んでしまいます。

おそらく、このことから「セミの寿命が1週間」だとする俗説ができたのでしょう。

多少なりともセミと木が合っていた場合、成熟はしますが2週間程度で死にます。このとき、オスの発音活動やメスの産卵数は少ないです。

もう少しセミと木が合ってくると、3週間程度生きるようになります。このときはオスの発音活動、メスの産卵数はまずまずです。

さらにセミと木が完全にあった場合、4週間以上生きれるようになります。このときオスの発音活動、メスの産卵数は自然界のセミと何らそん色のないものとなります。

ここまで読めばもうお分かりですよね?

セミはとても素人が飼育できる昆虫ではないのです(笑)

むやみやたらにセミを捕まえるのはやめましょう(笑)

堅苦しい内容が続いたので、ここからはセミの小ネタを紹介していきましょう!

自由研究の参考にしてみてください!

セミの小ネタ集

セミはオスしか鳴かない

セミはオスしか鳴きません。あれだけうるさい夏のセミ達はみんなオスなんです。

セミのオスとメスの割合は5:5だから、あれほどの音量はセミのたったの半分が出していると考えると、恐ろしいですね(笑)

 

オスの40%は童貞のまま死んでいく

童貞とは、生殖活動をしないという意味です。

セミの成虫の役割として、オスは大きな音を出しメスにアピールすること。メスはオスと交尾をして卵を産むことです。

そしてオスは何度でも交尾できますが、メスは1度しか交尾できません。

よって大きな音を出せる魅力的なオスが何匹ものメスと交尾をし、約40%オスが童貞のまま死んでいってしまうのです。

交尾をするためだけに長い年月をかけて成虫となったのに、40%は交尾できずに死んでいく。

セミの一生とはいったい…

セミは一夫多妻制なんですね(笑)

 

死んだふり?いいえ本当に死にかけです

皆さん子供のころに、死んだと思ったセミに近づき、急に騒がれて驚いた経験はないでしょうか?

地域によってはセミ爆弾なんて呼ばれ方をしているそうで。私の地元ではセミは死んだふりをするという認識でした。

しかし実際はそうではありません。本当に死にそうなんです。私たちが近づいたときに急に暴れだすのは、身の危険を察知したセミが最後の力を振り絞ってだしたものです。

寝っ転がっているセミを見たら、そっとしておいてあげましょう。

とはいえ、死んだのか死にかけなのか見分けがつかないよ!

という意見があると思います。

ということで、見分け方も紹介します!

 

あおむけ状態の時、足が開いているならまだ生きている

セミがあおむけ状態で寝っ転がっていた場合、足に注目してください。足が閉じていたら死んでいて、開いていたらまだ生きています。

これを知っているだけで、セミ爆弾を回避できますね!

 

セミのおしっこはほぼ水

朝の通学時間や通勤時、セミにおしっこをかけられたら1日のスタートが最悪…

大丈夫です!

セミのおしっこはほぼ水なんですから!

セミのエサは樹液なので、おしっこに有害な成分は含まれておらず、その成分はほぼ水になります。

もしセミにおしっこをかけられた時は、自然のシャワーができたと思いましょう(笑)

(それはちょっと無理があるか・・・)

 

まとめ

セミについて、理解できましたか?
簡単におさらいすると

 

  • 「セミの寿命が1週間」はウソ!

→セミの成虫は時期によって1か月近く生きる

  • なぜセミの寿命が1週間だと勘違いされているのか?

→飼育が難しいから

  • セミの飼育が難しい理由

→暑さ?いいえ。餌である樹液です。

  • セミはオスしか鳴かない
  • オスの40%は童貞
  • 死んだふりではなく本当に死にかけ
  • あおむけ状態の時、足が開いているならまだ生きている
  • セミのおしっこはほぼ水

 

でした!

セミの寿命が短いと思われていたのは、私たちが捕まえて飼育しようとするとすぐ死んでしまうからだったんです。

セミは自然界で生きるのが一番ってことですね!

夏休みの自由研究にセミの生態をしらべてみても面白そうです

ぜひ小ネタ特集も活用されて下さい!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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