祝日と祭日の違いって何?具体例を交えてそれぞれの意味を大解説!

毎月カレンダーをめくるたびに気になるのが、祝日の数。

特に勤めていた時はとてもとても重視していました。6月は祝日がないので辛いですよね…

それはさておき、祝日の事を考える時、ずっと気になりつつ放置していた事があるんです…

それは、「祭日」について。

「祭日」って、言葉を聞いたことはありますよね。

おそらくこの2つを合わせて祝祭日なんて言い方もします。

「祝日」が、私たちが休みだ休みだと喜んでいる日を指していることはきっと間違いないと思うのですが、じゃあ「祭日」って何!?

友人
何かのお祭りの日?
いやいや、単純にそれだと無限に祭日が増えてしまう…

何年もの間、うっすら疑問に感じながら放置してきたこの問題。

今こそ向き合って解決しようと思います!皆様の参考にもなれば光栄です!

 

祝日と祭日の違い

 

祝日と祭日の違いを知りたい…。さっそくそれぞれの意味を調べていきましょう!

祝日の意味

祝日とは建国や独立などのその国の歴史的な出来事に由来したり、功績のあった人物を称えて制定された記念日

引用元:Wikipedia‐祝日

とされています。日本に限らず各国で、それぞれの国にとって特別な意味を持つ日が祝日として定められているのです。

日本での祝日は、正式名称は国民の祝日で、1948年7月20日に施行された「国民の祝日に関する法律」(以下「祝日法」と記載します)で定められ、「休日」です。

祝日法第1条では、

自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

引用元:Wikipedia‐国民の祝日

とされています。

仰々しい…非常に仰々しいです…
そしてなんだか少し恥ずかしい気持ちになる表現ですね。
でも、ただただ「休みだー!!」と浮かれるのではなくて、何のための日なのか考えて過ごさなければならないですね。

祭日の意味

祝日は祝日法で定められた現行のお休みでした。

それに対して祭日は、実は現在は存在しません!

祭日とは宗教儀礼上重要な祭祀(さいし)を行う日のこと

引用元:Wikipedia‐祭日

とされています。

日本では祭日は皇室祭祀令と言う法律で定められ、天皇や、掌典職(しょうてんしょく)と言う皇室の祭祀を担当する部門の担当者が祭典を行う、大祭日と小祭日がありました。

皇室で行われる儀式としてのお祭りの日だったわけです。

「お祭りの日」はあながち間違いではなかったのですね!

ところが、皇室祭祀令は1947年に廃止されています。その為、現在の日本において、祭日は存在しないのです。

祝祭日とは

「祝祭日」と言う言葉があるのは、皇室祭祀令が廃止される前に「祝日」と「祭日」が存在していた時に、2つの総称としてこのように呼んでいたからです。

また、祭日の中には祝日に受け継がれたものもあるので、「祝祭日」と言う言葉が今でも聞かれると考えられます。

 

祝日の具体例

それでは、祝日にはどのような日があるのでしょうか。

先ほどご紹介したように、祭日から引き継がれた祝日や、元々祝日として存在したもの、近年日や名前が変わった祝日など、さまざまです。

いろんなパターンを紹介しますね。

祭日から引き継がれた祝日

現在の祝日の中には祭日から引き継がれたものがいくつかあります。

春分の日(3月19日~22日)
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」です。

皇室祭祀令では「春季皇霊祭」という祭日で、天皇が歴代天皇や皇后などの神霊(しんれい)祀る行事が行われていました。

私たちが春のお彼岸にお墓参りをするのと同じような意味合いですね。

秋分の日(9月22日~24日)
「先祖を敬い、なくなった人をしのぶ」日です。

皇室祭祀令では「秋季神霊祭」と言う祭日でした。「春季神霊祭」の秋盤です。

やっぱり、秋のお彼岸ですね!

勤労感謝の日(11月23日)
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝し合う」日です。

皇室祭祀令では「新嘗祭(にいなめさい)」という収穫祭でした。

新嘗祭とは、天皇が、その年に収穫せされた穀物を天地の神に供え、自らも食すことで、収穫に感謝するものです。

現在も新嘗祭は行われています。宮中で行われた貴重な映像をもとに、新嘗祭を解説している動画を紹介します。

日本の宮中行事らしい厳かさがあって、素敵ですね。

これら3つの祝日が、祭日から祝日に受け継がれたものです。
お彼岸や収穫祭など、先祖や自然の恵みを大切にしていたんだなあと思います。
でも今の私たちには、先祖や自然に感謝する気持ちは正直あまり受け継がれていないように感じてしまいますね。

日が固定されている祝日

祝日の多くは、日が固定されていて毎年同じ日です。以下のものがそれにあたります。

  • 元日(1月1日):年のはじめを祝う
  • 建国記念の日(2月11日):建国をしのび、国を愛する心を養う
  • 昭和の日(4月29日):激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。
  • 憲法記念日(5月3日):日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
  • みどりの日(5月4日):自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ。
  • こどもの日(5月5日):こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。
  • 山の日(8月11日):山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。
  • 文化の日(11月3日):自由と平和を愛し、文化をすすめる。
  • 勤労感謝の日(11月23日):勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう。
  • 天皇誕生日(12月23日):天皇の誕生日を祝う。
それぞれの意味を見ると、難しい言葉で表されていることもあってなんだか驚いてしまいますが、
なかでも私がびっくりしたのが「こどもの日」!
母に感謝するんですって!!母の日はまた別にあるけど、祝日ではないですものね。
えっ!?父は??
うーん…ドンマイ!

 

ところで「文化の日」って、何の日かご存知ですか?11月3日は憲法が「交付」された日なんですよ。詳しくはこちらの記事を!

年によって日が変わる祝日

年によって日が変わる祝日があり、「移動祝日」と言います。その中でも最も多いのは曜日によって決まるので年によって日が変わる、いわゆる「ハッピーマンデー制度」によるものです。

他には天文事象によって決定される祝日。そして、祝日とは少し異なりますが、他の祝日との兼ね合いで時々現れる「国民の休日」「振替休日」があります。

ハッピーマンデー

ハッピーマンデー制度は、学校官公庁や、多くの企業で週休二日制が浸透したことから、月曜日を休みにして3連休を作ろう!と言うありがたい考えによるものです。

いくつかの祝日が、固定日から特定の週の月曜日に変わりました。

ハッピーマンデーによる祝日
  • 成人の日(1月の第2月曜日):おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。
  • 海の日(7月の第3月曜日):海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。
  • 敬老の日(9月の第3月曜日):多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。
  • 体育の日(10月の第2月曜日):スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。

連休を増やして、買い物や旅行など、経済活動をしてもらおう!と言う狙いもあるのでしょうね。

天文事象によって決定される祝日

天文事象によって決定される祝日は、春分の日秋分の日です。

この2つは、それぞれ二十四節気と言う季節の区分上の「春分」と「秋分」の日を祝日としているものです。

  • 春分:季節の節目の4番目。昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。黄道(太陽の通り道)と天の赤道の交点である「春分点」を通過した日。
  • 秋分:季節の節目の16番目。昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。黄道(太陽の通り道)と天の赤道の交点である「秋分点」を通過した日。

このように定義されています。太陽が春分点を通過してから、次にもう一度春分点を通過するのが365日ピッタリなら簡単だったのですが、残念ながら約365日と5時間49分で一周するので、毎年少しずつずれます。

その為、春分の日・秋分の日は固定することができず、数日ずれることになるのです。

ちなみに4年に一度、うるう年があるのも、このずれを調整するためです。

365日5時間49分と言うこととうるう年を考慮すると、数年先の春分の日・秋分の日を計算することができます。
…理論上は…。
でも正直難しいので、2030年まで計算してくれているページを紹介します。
気になる方は参考になさってくださいね!

何年か後の春分の日・秋分の日はわかるの? -国立天文台-

 

ところで二十四節気って、風水でも使われています。特に春分の日は一年のスタートとされていて、とても大切な日なんですよ!古いものの整理なんかも、春分の日までに終わらせるほうが良いそうです。良かったらこちらの記事も見てみてくださいね♪

日や名称が変更された祝日

実は祝日、結構変わっているんですよね。昭和生まれの私と、平成生まれの若者の間には認識に差があるのです…

先ほど紹介したハッピーマンデー制度による祝日もそうです。

ハッピーマンデー制度による祝日と、元々の日
  • 成人の日(1月の第2月曜日):1月15日
  • 海の日(7月の第3月曜日):7月20日
  • 敬老の日(9月の第3月曜日):9月15日
  • 体育の日(10月の第2月曜日):10月10日

知らなかった人はきっと若い人…その他にもありますよ!

渡り歩いている「みどりの日」
  • 昭和の日(4月29日):1948年~1988年までは「天皇誕生日」だった(昭和天皇の誕生日)。1988年に平成に変わるとともに1989年から名称が「みどりの日」となり、2007年からは昭和の日となっている。
  • みどりの日(5月4日):1989年~2006年までは4月29日がみどりの日だったが、2007年に変更された。
私の印象では、まだみどりの日は4月29日だと思ってしまいます…

時々現れる「国民の休日」と「振替休日」

数年に一度、9月の後半に「シルバーウィーク」と呼ばれる大型連休が登場しますよね。これには「国民の休日」「振替休日」が関係してきます。

国民の休日

祝日と祝日に挟まれた平日を休日とする制度。連休を増やす目的で祝日法第3条第3項で規定されている。

2015年は、9月の第3月曜日の敬老の日が9月21日、秋分の日が9月23日であったので、挟まれた9月22日がこれにあたり、大型連休となった。

振替休日

祝日が日曜日にあたるときは、その日の後の最も近い平日を休日とするもので、祝日法第3条第2項で規定されている。

残念ながら、土曜日は当てはまらないんですよね…

2019年天皇退位・即位に関係する祝日

ところで2019年に天皇陛下が退位され、皇太子様が即位されますね!それに伴って、祝日が増えるんですよ!

平成30年12月14日に「天皇の即位の日及び即位礼正殿の魏の行われる日を休日とする法律」が交付され、これによって

 

  • 天皇の即位の日:2019年5月1日
  • 即位礼正殿の儀が行われる日:2019年10月22日

 

は祝日として扱われ、休日になるんです。

そしてさらに…お気付きですか?先ほどの「国民の休日」と「振替休日」が当てはまるんですよ!

その結果、2019年のゴールデンウィークはこのようになります♪

2019年のゴールデンウィーク
  • 4月29日:昭和の日
  • 4月30日:国民の休日
  • 5月1日:天皇即位の日
  • 5月2日:国民の休日
  • 5月3日:憲法記念日
  • 5月4日:みどりの日
  • 5月5日:こどもの日
  • 5月6日:振替休日

そして、4月29日は月曜日なので、土日がお休みの会社なら4月27日(土)~5月6日(月)まで、カレンダー通りに休んでも10連休です!

すごーい!!
すごーい…けど、そんなに休んだら私は5月病発症しそうです(笑)
今は専業主婦だから関係ないんだけど…

 

日本は祝日が多い?

特別にお休みが多い年もありますが、基本的には日本の祝日は一年に16日間です。

「働きすぎ」と言われることが多い日本人なので、祝日も少ないのかな…と思っていたのですが、海外と比べると意外なことに結構多いんですよ!

いくつかの国の祝日数をご紹介しますね。

各国の祝日数
  • 中国:23日間
  • 韓国:16日間
  • シンガポール:11日間
  • タイ:15日間
  • インドネシア:16日間
  • オーストラリア:9日間
  • アメリカ:10日間
  • カナダ:11日間
  • メキシコ:11日間
  • ブラジル:14日間
  • イングランド:8日間
  • ドイツ:9日間
  • フランス:11日間

 

各国、振替休日の制度などもありますので、その年によって異なりますが、おおよそこのようになっています。

アジア圏が比較的多く北米や欧州は少ない印象ですね。

働き者の日本人ですが、祝日の数は割と多いようです。

 

ちょっと気になる海外の祝祭日

海外の祝祭日を見ていると、

  • 5月1日:メーデー
  • 12月25日前後:クリスマス

が祝日とされている国がすごく多いんです。日本は一応仏教国なので、いくら大騒ぎしていてもクリスマスは祝日にはならないですよね。

その他、ちょっと気になった祝日をご紹介します。

中国の旧正月

もう日本でもおなじみになりつつある、中国の旧正月…「春節」

何が気になるって…長い!2月15~21日までの丸一週間。羨ましい…

と思っていましたが、日本のゴールデンウィークも負けず劣らずになってきましたね。

スリランカの満月祭

スリランカの祝日を見ていて、驚いたのが「満月祭」と言う祝日の数の多さ!それもそのはず、スリランカでは毎月満月の日は祝日になるそうです。

ただお休みになるだけではありません。満月祭は満月を祝う仏教のお祭りで、不浄とされる経済活動、食肉、飲酒が禁止されます。

その為、官公庁はお休みとなりますし、お店でも肉類の販売は停止されます。そして、旅行者と言えど、飲酒は禁止となりますので注意が必要ですね。

欧米のクリスマス

欧米の国々では、クリスマスは12月25日だけではなく、26日も祝日とされている国がたくさんあります。25日~26日まで合わせて「クリスマス」とされていたり、26日を「ボクシング・デー」「聖ステファノの日」とされている場合もあります。

どちらもキリスト教に由来していて、

  • ボクシング・デー:教会が貧しい人たちの為に募った寄付のクリスマスプレゼントの箱(ボックス)を開ける日だったことから
  • 聖ステファノの日:イエス・キリストが神の子であると伝えユダヤ人に処刑された殉教者ステファノを偲ぶ日

と言った意味があります。

本来クリスマスは宗教的な意味を持つ日で、ただケーキを食べてプレゼント交換する日…ってわけではないんですよね。

なんだか反省…

 

まとめ(日本の祝日一覧表)

いろいろとご紹介してきましたが、最後は一覧表にしてまとめますよ!

えっ、最初からこれがあれば説明いらなかったって!?

まあまあ、そんなことおっしゃらずに(笑)

祝日名日付由来(祝日か祭日か)意義・その他備考
元日1月1日祝日年のはじめを祝う。

宮中行事の「元日節会」が由来だが、祭日だったわけではない。

成人の日1月の第2月曜日祝日おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。

元は1月15日だったが、1999年にハッピーマンデー法によって変更

建国記念の日2月11日祝日建国をしのび、国を愛する心を養う。

戦前の「紀元節」の日。建国記念の日のみ、祝日法ではなく政令によって日が定められている。

春分の日3月19日~22日祭日自然をたたえ、生物をいつくしむ。

元は「春季皇霊祭」と言う祭日だった。二十四節気の春分日と定められているので、年によって日が少しずれる。

昭和の日4月29日祝日激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす。

1948年~1988年までは「天皇誕生日(昭和天皇)」1988年~2006年までは「みどりの日」であった。

憲法記念日5月3日祝日日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する。
みどりの日5月4日祝日自然に親しむとともにその恩恵に感謝し豊かな心をはぐぐむ。

1989年~2006年までは4月29日が「みどりの日」だったが、移動した。

こどもの日5月5日祝日こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する。

端午の節句。

海の日7月の第3月曜日祝日海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。

元は7月20日だったが、ハッピーマンデー制度によって2002年に移動した。

山の日8月11日祝日山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。

2016年に制定された、新しい祝日。

敬老の日9月の第3月曜日祝日多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う。

元は9月15日だったが、ハッピーマンデー制度によって2002年に変更された。

秋分の日9月22日~24日祭日先祖をうやまい、なくなった人をしのぶ。

元は「秋季皇霊祭」と言う祭日だった。二十四節気の秋分日と定められているので、年によって数日ずれる。

体育の日10月10日祝日スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう。

元は10月10日だったが、ハッピーマンデー制度によって1999年に変更。10月10日は昭和39年の東京オリンピックの開会式の日であったので、これを記念した祝日。

文化の日11月3日祝日自由と平和を愛し、文化をすすめる。

日本国憲法の交付を記念した祝日。

勤労感謝の日11月23日祭日勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう。

元は「新嘗祭」と言う祭日だった。新嘗祭は、収穫を祝う行事。

天皇誕生日12月23日祝日天皇の誕生日を祝う。

この天皇は、平成天皇。

祝日について、詳しくなっていただけたでしょうか?

最近増えた祝日には、「お休みを増やす目的」と感じる日もありますが、やっぱり昔からある祝日は自然からの恵みや、人に対しての感謝を込めた意味合いが多いですよね。

日本人らしい意義がたくさんの祝日ですから、私はこれを機に今後の祝日はただ休みを喜ぶばかりではなく、少し意味を考えて過ごしてみようと思います。

 

この記事上の祝日の意義は、国民の祝日に関する法律で定められている通りに記載しています。

参考サイト:国民の祝日について - 内閣府

 

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