2月と言えば節分。
節分と言えば皆さん何を思い浮かべますか?
私はやっぱり豆まきを思い浮かべます。
パパに鬼の役をやってもらって子供達と一緒に(鬼は〜外〜)っていっぱい豆まきををするのが節分の楽しみなんです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”r”]今年も楽しみだね[/voice]
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]豆まき大好き〜[/voice]
でも豆まきが終わったあとの片付けってちょっとめんどくさいな〜って思いますよね。
なにか後片付けが楽になる方法ないかな〜と思って調べてみたら、北海道や東北地方では豆まきに落花生を使っていて、後片付けも楽ちんだということが分ったんです。
他にも地域によって色々特色があり、特に食べ物に関してはたくさん面白い情報があったので皆さんにも教えたいと思います。
節分の食べ物
節分とは各季節の始まり(立春、立夏、立秋、立冬)の前の日のことで季節を分けるという意味でもあります。
旧暦では春から新しい年が始まった為、立春の前の日の節分は大晦日に相当する大事な日として重要視されてきました。
その為、節分は年に4回あるのに節分と言えば2月という認識が広まったのです。
昔から季節の分かれ目、特に年の分かれ目には邪気が入りやすいと考えられています。
邪気が入りやすい節分には厄払いの行事が行われますが節分に食べる食べ物にもそれぞれ厄払いの意味が込められています。
地方によって食べ物の違いがあるので食べ物に込められた意味も含めて紹介します。
関西の食べ物
まずは関西で主に食べられているものについて紹介します。
恵方巻
皆さんご存知恵方巻です。
実は恵方巻は関西が発祥なんです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”] 関西が発祥だったなんて全然知らなかったな〜[/voice]戦後、寿司屋さんが幸運巻き寿司として売り出しのがきっかけと言われています。
それが少しずつ広がっていき、1989年広島のセブンイレブンが『恵方巻き』という名前で巻き寿司を売り出し、2000年以降に全国に広まったと言われています。
今では節分の時期にはどこのスーパーやデパートに行っても必ず販売しており節分には無くてはならないものとなりました。
恵方巻は恵方を向いて食べると良いとされています。
恵方とはその年の福徳を司る歳徳神(としとくじん)のいる方角で、その方角に向かって事を行えば福が訪れると言われています。
恵方巻には様々な具材が使われていますが、基本的には7種類の具材が使われています。
7種類の7という数字にはいろんな意味があり、7福人の7からきていたり7つの宝という意味があります。
縁起の良い7という数字の具材を海苔で巻くことで、福を巻き込むという願いも込められています。
いわし
関西ではいわしを食べる習慣があります。
いわしには独特の臭みがあります。このニオイは鬼が苦手なニオイなので邪気を追い払うという意味でいわしを食べる習慣があります。
ところで柊鰯(ひいらぎいわし)って聞いたことありますか?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]全く聞いたことなかったよ
[/voice]柊鰯とは柊の小枝と焼いた鰯の頭を突き刺したもので関西では節分に柊鰯を飾ることが古くからの風習です。
鬼は、尖った葉が目を刺すといわれるため柊を嫌います。
鬼が嫌いな柊といわしを組み合わせて鬼を寄せ付けなくしています。
柊鰯を飾りそして食べることで邪気を追い払い、災いから身を守るようにしているのです。
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関東の食べ物
次に関東で食べられているものについて紹介します。
けんちん汁
主に関東の一部の地域でけんちん汁は食べられます。
昔は節分の他にえびす溝、初午など冬の行事が今よりずっと盛んでした。
寒い冬の行事につきものの暖かい飲み物がけんちん汁でした。
今では節分以外の冬の行事はどんどん無くなっていき節分だけが残ったため、節分にけんちん汁というイメージがあるのです。
けんちん汁に限っては縁起物としての意味は特に無く冷えた体を温めるために食べていただけだったのです。
しもつかれ
栃木県では節分にしもつかれという郷土料理を食べる風習があります。
しもつかれとは塩鮭の頭、節分の福豆の残り、大根鬼おろし、人参鬼おろし、地元の酒蔵の酒粕で作る料理です。
塩鮭の頭には悪霊を追い払う力が、福豆には邪気を追い払う力があるとされ縁起の良い料理になっています。
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その他の地方の食べ物
次に、その他の地方で食べられているものを紹介します。
くじら
山口県の風習では節分の日にくじらを食べます。
なぜくじらを食べるのかというと、『大きいものを食べると縁起が良い』とされているからです。
節分という大事な節目に1年を良い年にしようといろんな思いを託した風習です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]
くじらって美味しいのかな?
[/voice]こんにゃく
四国では節分にこんにゃくが食べられています。
昔からこんにゃくは『お腹の砂下ろし』や『胃のホウキ』などと呼ばれていました。
こんにゃくには便秘解消や血圧降下、コレステロールの抑制など様々な健康効果があります。
節分に体内の毒素を体外へ排出して、身を清めて新しい1年を始めようということです。
ナマコ
隠岐の島ではナマコを節分に食べる習慣があります。
ナマコは海底に沈んだ有機物を餌にします。
その時に砂も一緒に取り組んでしまうのですが、その不要な砂は排出する構造になっています。
これは『砂おろし』といわれ、健康を願い体内の老廃物を出すためにナマコを食べる習慣があります。
そば
出雲地方では節分にそばを食べる習慣があります。
節分そばといって、江戸時代の後期には全国的に広がっていました。
そばは非常に縁起が良い食べ物で『そばのように細くても、長く生きる』という意味が込められていたり、簡単に噛み切れることから『厄を断ち切る』という意味が込められています。
落花生
北海道や東北地方では豆の代わりに落花生をまく風習があります。
元々は北海道や東北地方でも大豆を使用していたのですが、昭和30年代北海道で落花生を使用したのが始まりだといわれています。
なぜ豆の代わりに落花生を使うのかというと豆よりも大きくて拾いやすいし、殻に入った豆のほうが衛生的という理由だからです。
全国共通
福豆
節分と言えば豆まき。
豆まきに使う豆は大豆が良いとされています。
魔の目(魔目)に豆をぶつけて魔を滅する(魔滅)という語呂合わせがあったりぶつけたときの音が大きいことから悪霊を追い払うのに最適であるということから豆が使用されています。
福豆を食べる意味は『年の数だけ食べることで、年齢と同じ数だけ福を身体に取り入れる』ことにあります。
1つ多く食べることで『来年も健康でありますように』という願いを込めています。
まとめ
以上、ここまで節分の食べ物に関して関西と関東での違いについて見てきました。
関西と関東では節分の食べ物に違いはありますが、さらに関西、関東の他にも地方によって独自の風習があることがわかりました。
節分の食べ物は縁起良い食べ物ばかりなので、美味しそうなものがあればぜひ食べてみるのも良いですね。
最後にもう一度関西と関東の違いについてまとめておきます。
[box class=”pink_box” title=”関西の食べ物”]- 恵方巻
- いわし
- けんちん汁
- しもつかれ
- くじら
- こんにゃく
- ナマコ
- そば
- 落花生
節分と言えば福豆を想像する人がほとんどだと思いますが、今後は『片付けが楽になる』『衛生的で無駄にならない』といった理由で福豆の代わりに落花生を使う家庭が増えてきそうですね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]節分で食べる料理の意味を知ってから食べると気持ち的にも体に良さそう[/voice]
次の節分は是非今までの節分よりも少しでも有意義な1日を過ごしてください。
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