今回は、エアコンの選び方やおすすめのエアコンについて分かりやすく解説していきます。
エアコン選びの前に
実際にエアコンを購入する前に、いくつか確認しておくべきことがあります。
エアコンの設置基準を満たさないと、せっかく購入しても取り付けられなくなってしまうかもしれませんので、しっかりと確認しておきましょう。
エアコンを設置する部屋の畳数を確認する
まずは、エアコンを設置する部屋の畳数を確認しましょう。
エアコンには、設置する部屋の畳数の基準が設けられています。
もし、畳数基準より大きい部屋にエアコンを設置した場合、エアコンの効きが悪くなり、エアコンが常にフルパワーで稼働し続け、エアコンが早く故障してしまう原因になったり、電気代の無駄につながったりしてしまいます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]リビングとか広いから、畳数基準の大きいエアコンを買うとすごく高いけど、変に小さいの買ってしまうと大変なことになるのね。今後のランニングコストなどを考えると、きちんと適した大きさのエアコンを買うことが大切なんだね。[/voice]実際にエアコンを設置するスペースを確認する
壁に取り付けるタイプのエアコンには、設置するための基準がいくつかあります。
[box class=”pink_box” title=”室内機の設置基準”]- 配管の穴よりも高い位置にエアコン本体が取り付けられること
- 近くにエアコン用コンセントがある
- 火災報知器よりも1.5メートル離れている
- エアコン本体の周りに5センチから7センチのスペースを確保できるか[/box]
配管穴よりも高い位置に取り付ける
なぜ、配管穴よりも高い位置にエアコンを設置しなければいけないかというと、エアコン本体から、配管を伝ってエアコンから出た水を外へ排出しているからです。
もしも、配管穴がエアコンよりも高い位置にあった場合、水が逆流して水漏れや故障の原因になってしまいます。
近くにコンセント
エアコンを取り付けるには、エアコン専用のコンセントが必要になります。
延長コードなどは、火災の危険があるため、禁止されていますので、コンセントに届く位置に設置しましょう。
火災報知機から離す
火災報知機とエアコンが近くにあった場合、万が一火災があった時に、エアコンの風で煙が正確に感知できなくなってしまう恐れがあります。
エアコン本体の周りにスペースを作る
エアコンは、周りの空気をエアコン本体に取り込んで、冷やしたり、温めたりして、出しています。
エアコン本体の周りにスペースがないと、空気が取り込めず、うまく稼働することができなくなってしまいます。
エアコンの種類によって、エアコン本体の周りに確保するスペースが異なってきますので、購入したいエアコンがあったら、エアコン本体の大きさとエアコン本体の周りに確保するスペースを確認しておきましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”あい” type=”l”]エアコンを設置するためにこんなに確認するべきことがあるなんて知らなかった。エアコンを安全に使うためにも正確に設置しなくちゃだね。[/voice]忘れちゃいけない室外機を設置するスペースの確認
意外に忘れがちなのですが、室外機の設置スペースの確保です。
室外機にも設置するための基準がいくつかあります。
[box class=”pink_box” title=”室外機の設置基準”]- 室内機と近いところに設置する
- 室外機の周りに10センチから30センチ以上のスペースが必要
- 地盤がしっかりしている
- 点検しやすい位置に置く
- 直射日光を避け、風通しの良いところ[/box]
室内機と近くに
エアコンは、室内機と室外機の配管を行き来して動いています。
その配管の長さが長くなってしまうと、効率が悪くなり、電気代の無駄につながったり、十分な運転が出来なくなってしまいます。
また、機械によって配管の長さが決められているので、その範囲で設置できるのか、確認をしておきましょう。
室外機の周りにスペースを確保
室外機は、後ろから空気を吸い込み、前から排出する仕組みになっていますので、室外機の周りにはスペースを確保しましょう。
もしも、室外機の周りに十分なスペースが確保されていなかったら、室外機に前面から排出された暖かい空気をもう一度後ろから取り込んでしまい、冷却がうまくいかず、故障の原因になってしまうことがあります。
この現象を、ショートリサイクルと言うそうです。
地盤のしっかりしたところに設置する
室外機は、重量が結構あります。
地盤の緩いところに知らずにおいてしまって、いつの間にか、室外機が傾いてしまって、倒れてしまう危険性があります。
点検しやすい場所
故障した場合に、業者の人が点検や修理がしやすい場所に設置しましょう。
直射日光を避け、風通しの良いところに置く
室外機では、熱交換を行っています。
直射日光が当たってしまうと、熱交換機能に支障が出てきてしまいます。
日光の当たりやすい場所に設置する場合は、室外機専用のカバーなどをかけるようにしましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]室外機の置き方でも、エアコンの運転に影響が出てくるんだね。[/voice]
マンションと戸建ての設置基準
基本的には、マンションも戸建ても設置基準は、先述した内容をクリアしていれば、大丈夫です。
しかし、マンションでのエアコン設置では注意することがあります。
マンションによっては、室外機の設置場所が決められていたり、あるいは、室外機が設置出来ない場合があります。
この場合は、壁掛けタイプのエアコンの設置場所が限られてしまったり、設置できないということになってしまいます。
壁掛けタイプのエアコンが設置できなかった場合は、窓付けタイプや床置きタイプのエアコンを利用しましょう。
戸建ての場合は、自由にエアコン設置箇所を決められますが、配管穴を新しく開ける場合には、家の構造に詳しい業者の方などに相談した方が、安全です。
エアコンの畳数基準に幅があるのは、なぜ?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”あい” type=”l”]エアコンを買う前に、設置する部屋の畳数を確認するって言ってたけど、いざ、エアコンを見に行くとエアコンの設置基準が、○畳~○畳って書かれてるんだけど、なんで畳数の幅があるのかな?[/voice]実は、木造なのか鉄筋コンクリートなのか、建物の造りによってエアコンの効き方が変わってくるのです。
なので、記載されている畳数に幅があります。
見方としては、畳数の小さい方が木造、畳数の大きい方が鉄筋コンクリートのお部屋の基準となります。
具体的に言うと、8畳から10畳用のエアコンだった場合、木造だったら8畳のお部屋向け。鉄筋コンクリートだったら10畳のお部屋向け。ということになります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”あい” type=”l”]なるほど。じゃあ、木造の家で10畳の部屋にエアコン設置しようとして、10畳までオッケーって間違えて解釈して買ってしまったら、エアコンの効きが悪くて不便な思いをしてしまう可能性が出てしまうのね。[/voice]また、部屋の向きが南向きだったり、大きい窓があったり、部屋の密閉度、家具の量などで部屋の畳数にあっていたとしても変化が出てきます。
キッチンが併設している部屋では、夏場クーラーを使う時期、ガスコンロなどを使用しているとなかなか部屋の温度が下がらなかったりするので、実際の部屋の畳数より大きめのエアコンを購入してもいいかもしれません。
部屋に適したエアコンが分からない場合には、店員さんに相談しましょう。
エアコンのおすすめ機能
エアコンには、基本的な冷房・暖房の他に様々な機能の付いたエアコンがあります。
エアコンを設置する部屋によって、必要な機能が変わってくると思うので、生活スタイルに合ったエアコンを選びましょう。
人感センサー・AI機能
人感センサー機能は、主に、人を感知して気流を調節してくれる機能です。
最近では、体の温度が高い人と低い人を見分けて、二つの気流で別々に空気を送ることができるエアコンもあります。
この、代表的な商品は、三菱の霧ヶ峰です。
パナソニックのエオリアはAIがウェザーニュースと連携し、今後の天気から空気の汚れを先読みして、空気洗浄を自動で行ってくれます。
人感センサーやAIによって、つけっぱなしや過度な運転を抑えてくれるので、省エネにもつながります。
Wi-Fi連携
エアコンをよく使用する時期になると、「エアコンのスイッチ切ったかなぁ。」と心配になることはありませんか?
スマホのアプリでエアコンとWi-Fi連携をしておけば、外出先からでもエアコンのオン・オフの確認ができます。
また、操作もできるので、外から帰って来る時に事前にスマホから電源を入れておけば、快適な空間になった状態で帰宅することができます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”あい” type=”l”]うちは、ペットを飼っているから、夏場の一番暑い時期家の中にいるのが心配だけど、この機能があれば、外にいてもエアコンのスイッチが入れられるから安心だね。[/voice]空気清浄
引用 シャープ公式
今では、多くのエアコンに空気洗浄機能がついています。
名前の通り、汚れた空気を洗浄してくれるのですが、その他にも、脱臭効果もあります。
空気洗浄機能で、花粉やアレル物質を除去してくれるので、つらい花粉の時期などに役立ちます。
除湿
昔から、エアコンには除湿機能がついていましたが、最近では、除湿でも様々な機能が備わったものがあります。
例えば、衣類乾燥除湿です。
センサーで衣類を感知して、重点的に衣類乾燥を行ってくれます。
空気洗浄と除湿の二つの機能を合わせて使えば、お部屋に発生するカビを防ぐことができます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]梅雨の時機とか、部屋がジメジメしてると、窓やカーテンの裾にカビが生えやすくなるのよね。除湿を上手に行えば、カビも生えなくてすみそうだね。[/voice]保湿
引用 ダイキン公式
寒い時期にエアコンを使うと乾燥するイメージがありますよね。
しかし、保湿をしてくれるエアコンがあるんです。
この機能は、今のところ、ダイキンのうるさら7にしかありません。
外の空気に含まれる水分を利用して、室内を保湿してくれるので、水をタンクにくんだりする余分な手間は入りません。
寒冷地専用エアコン
寒冷地では、雪が多く降ったり、厳しい寒さになったりするので、エアコンの設置条件が変わってきます。
寒冷地の方は、寒冷地専用のエアコンを購入しましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”あい” type=”l”]エアコンってこんなにいろんな機能があるんだね。みんなで使う部屋とかには、こういうハイテク機能があると便利だね。[/voice]
おすすめエアコンメーカー3選
日本の代表的なエアコンメーカーは、シャープ、ダイキン、パナソニック、三菱、三菱重工、コロナ、東芝、富士通ゼネラル、日立の9社です。
新たに、2017年から、アイリスオーヤマもエアコン産業を始めました。
その中から、おすすめの3社を紹介します。
コロナ
コロナのエアコンは、とってもシンプルな機能のエアコンです。
基本的な、冷房・暖房・除湿機能だけですが、一人暮らしの方や個人の部屋に利用するときにそんなに多くの機能はなく、シンプルなもので良いという方におすすめ。
部品は全て日本製で、とってもリーズナブルで、お買い求めやすいです。
三菱
三菱のエアコンは、霧ヶ峰です。
省エネ大賞を受賞しており、AIが賢い運転をしてくれます。
霧ヶ峰styleと言う新しいタイプのエアコンもあります。
霧ヶ峰styleは、スタイリッシュで、お部屋のデザインに溶け込むような見た目になっています。
省エネ機能はそのままに、見た目を重視した商品です。
ダイキン
ダイキンの商品は、うるさら7です。
ダイキンのエアコンは、プロの人が選ぶエアコンナンバー1ともいえる商品です。
他のメーカーの商品に比べて、故障件数が少ないとも言われています。
ダイキンにも、risoraと言う、デザインに特化した商品があります。
うるさら7には、暖房使用時に保湿してくれる機能もあり、冷房時には湿度を上手に調節してくれます。
まとめ
エアコンの設置について調べていくと、様々なことがわかりましたね。
- 部屋の畳数にあったエアコンを選ぶ
- 室内機と室外機の設置場所を確認する
- どんな機能が欲しいのか明確にする
- エアコンの畳数基準に幅があるのは、建物の造りで条件が変わってくるから