感染対策や花粉症対策、仕事上の理由などでマスクをしなくてはならない時がありますが、メガネをかけている方には、メガネが曇ってしまうからと苦手な方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、メガネを外しては今度は視力の問題で見えなくなってしまいますよね。
ならば、マスクをしてもメガネを曇らせないのが1番の方法です。
そこで、今回はメガネとマスクを併用してもメガネが曇らない方法を集めてみました。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]様々な方法があるので、簡単なものから試してみてくださいね![/voice]マスクでメガネが曇る理由
そもそも、メガネをかけたままマスクをするとメガネが曇る理由は、マスクの上部から息が漏れて結露が発生する為なんです。
空気は目に見えない水蒸気を含むことができますが、その量は温度が高いほど多く、低いと少なくなります。マスクの中や満員電車内など、多くの水蒸気を含んだ暖かい空気が、冷たいレンズに触れて温度が下がると、含みきれなくなった水蒸気が水滴の微粒子になり、レンズ表面に付着します。これが結露(=くもり)です。
引用元:メガネのお手入れナビ
基本的なメカニズムは寒い日の朝に窓が結露するのと同じで、レンズの温度が低く、息に含まれる水蒸気の温度が高いほど、よりメガネは曇りやすくなります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]冬にマスクをすることが多いけれど、気温が低くてレンズが冷える冬こそメガネが曇りやすいのね…[/voice]では、メガネの曇りを防ぐには、どのようにすれば良いのでしょうか。
メガネの曇りを防ぐ2つのアプローチ
マスクを着けることによって発生する眼鏡の曇りを防ぐには、大きく分けて2つの方法があります。
マスクの着け方を工夫する
まず1つ目は、マスクの着け方を変えることです。
マスクの上部から息が漏れることで曇りが発生するのならば、息が漏れないようにしようということですね。
こんなツイートを見つけました。
災害時、埃等防止のためマスクが必須となります。眼鏡の方は、「マスクをすると、自分の息で目の前が真っ白!」の経験ありませんか?解決方法は、マスクの上部を内側に折る、若しくは、マスクの内側にティッシュを添えるだけです。花粉症の季節や風邪の時にも使えますので、一度お試し下さい。 pic.twitter.com/M7pM9WL4Wp
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) October 25, 2018
どちらも、マスクの上部からの息漏れを防ぐ工夫ですね。
ただし、マスクの上部を折り曲げる方法は、曇らないという人も曇ってしまうと言う人もいるので、メガネの形状や骨格等の様々な要因が関わってくるようです。
また、以下の動画のように、ティッシュ以外にビニールや布などを使用するという方法もあります。
- マスクの横側、もしくは下部に隙間を作って空気を逃がす
- メガネの鼻あて部分にマスクを挟み込む
といった方法もあります。
さらに、自分でティッシュを挟んだり、布をくっつける必要のない、メガネを掛けたままで着用することを想定して作られたマスクもあります。
こちらのマスクはノーズクッションが付いていて、息漏れをしっかりとガードできます。
メガネのレンズにひと工夫!
次に、メガネそのものを曇らないものにするという方法です。
これには以下のような方法があります。
- 曇り止めを使う
- 曇りにくいコーティングが施されたレンズに替える
- 曇り止めの代用品を使う
2番の曇りにくいコーティングのレンズに替える方法は、普段のメガネを買い替えるということになるので、今回は1番と3番の、より簡単に出来る方法を主にまとめました。
メガネレンズの曇り止めの種類
メガネの曇り止めには、大きく分けて3つのタイプがあります。
1つは、メガネ拭きのようなクロスタイプ
これは、メガネを拭くようにして曇り止めの成分を馴染ませるものです。
こちらの曇り止めは、繰り返し使えて汚れも落とせるため一石二鳥です。また、1枚あたり約25回使えるのでコストパフォーマンスにも優れています。
2つ目は、ジェルタイプ。
このタイプは指でレンズに馴染ませて拭き上げるものです。長持ちするものが多いですが、水に濡れてしまった場合は塗り直しが必要なため、注意しましょう。
3つ目はスプレータイプ
ムース状になって出てくるものもありますが、基本的にはどの商品でも吹き掛けて拭き上げることで曇り止めの効果を得ることができます。スプレータイプのメリットは、ムラなく塗布できることです。
曇り止めの代用品になるものとは?
曇り止めの代わりに、家にあるものを使ってメガネの曇りを対策することもできます。
市販の曇り止めは界面活性剤を利用しているものが多く、界面活性剤を含む物を利用すれば、曇り止め効果が得られます。
界面活性剤を含む日用品の代表例は
- 中性洗剤(台所用洗剤)
- 石鹸
です。
台所用洗剤や石鹸ならば、大抵のご家庭にはあるのではないでしょうか。
レンズの埃、汚れを落としたあとに、洗剤や石鹸を薄い膜を張るイメージで馴染ませ、拭き取るだけで曇り止めの効果が得られます。
ただし、市販の曇り止めと比較すると当然長くは持ちませんので、これらを利用するならばこまめに塗り直す必要があります。
そして、これは市販の曇り止めを使用する際にも、洗剤や石鹸で代用する際にも大切なことですが、馴染ませて拭き上げる前に必ず汚れや埃を落としてください。
汚れなどが付着したままではレンズが傷付いてしまいます。
また、界面活性剤を始めとした、曇り止めに含まれる成分によってフレームの変質やレンズのコーティングが剥げるという可能性があるので、お使いのメガネのフレームの材質やレンズのコーティング、曇り止めの成分等には注意を払うようにしてください。
まとめ
今回は、地味ながらも困ってしまう、マスクを着けたときのメガネの曇り対策についてまとめました。
- ティッシュ等でマスク上部からの息漏れを防ぐ
- マスクの上部以外から息を逃がす
- メガネの曇り止めを使用する
- 曇り止めの代用品を使用する
- メガネ用のマスクを使用する
以上のように、簡単に対策が出来ることがわかりました。
はじめはティッシュを挟むなど、家にあるものを利用した方法を試してみると良いでしょう。
メガネの曇りという小さなストレスを軽減出来る、自分に適した方法を見つけてみてくださいね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]ここまでお読みいただきありがとうございました‼[/voice][box class=”pink_box” title=”関連記事まとめ”]