暑い暑い夏が終わり…日に日に空が高くなり、日が暮れるのも早くなってきました。待ちに待った秋です!
読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋!そう、誰が何といっても食欲の秋ですよ!
美味しいものがたくさん収穫される実りの秋!キノコや根菜類が美味しい季節ですね。
中でもサツマイモは女性にとって、根菜の王様ではないでしょうか?皆大好きですよね~。
大学いも、天ぷら、甘辛煮、オレンジ煮、サラダにスイートポテト、干し芋、芋けんぴ、きんとん
・・・芋の調理法はいろいろあれど、やっぱり一番は焼き芋です!
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]待ってました!焼き芋の美味しい季節~[/voice]「石焼きいも~♪」の呼び声が聞こえたらついつい買いたい衝動に駆られませんか?
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-2.png” name=”夫” type=”l”]サザエさんみたいだね・・・[/voice]最近は八百屋さんや、スーパーやコンビニでも手軽に焼き芋が買えるようになりましたね。「焼き芋フェス」もあるくらいですし。
わぁ美味しそう~!で、ついつい買いすぎちゃう。そして食べきれないで翌日に持ち越してしまった焼き芋…
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]なんだか萎れてしまって、美味しくなさそうだわ[/voice]萎れてしまっても焼き芋は焼き芋です!今回は焼き芋を翌日も美味しく食べる方法を一緒に研究しましょう!
翌日も美味しく食べるにはトースター
昨日はあんなに美味しそうだった焼き芋がなんだか貧相になっている…と思ったことはありませんか?
冷めていても美味しくないはずはないのです。だって昨日はあんなに美味しかったんですから。
けれど、湯気もなく心持ち色も悪くなっているような気がする焼き芋をお口に運びたくないんですよね。なんとなく。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]そうだ、また湯気が出るくらい温めちゃおう![/voice]と、そのままレンジでチンしちゃうと、ちょっと残念なことになってしまいますよね。経験ありませんか?ボソボソ、かちかちになってしまったり。温めすぎて爆発しちゃったり。
どうしたら昨日のような焼き芋に戻ってくれるのでしょうか?
ここは、美味しい焼き芋復活のためにひと手間かけましょう!
[box class=”red_box” title=”温め直しはレンジとトースターの両方使いで”]- レンジで少し温めます(1分)
- キッチンペーパーを水で濡らして焼き芋に巻き、更にその上からアルミホイルを巻き付けます
- そのままトースターに入れて温めましょう(3~5分)
※時間は目安です。お使いのレンジやトースターの加減を見て調節してくださいね
[/box]水分を飛ばし過ぎずに、芯まで温め直すために慌てずにじっくりと温めましょう!
電子レンジで温め過ぎると、水分が抜けてパサパサになってしまったり、熱がムラに伝わってカチカチのところが出来てしまったりします。
冷えた焼き芋をトースターだけで温めると芯まで温まるまで時間もかかりますし、皮や外側が焦げてしまいがちです。(トースターの熱量や熱線の当たり方で違いがあります)
万一、温め直しが上手くいかずにボソボソになってしまったら、バターを(あれば生クリームも)加えてスイートポテトっぽくして食べちゃいましょう!
[box class=”yellow_box” title=”スイートポテトもどきのレシピ”]- 温め直した焼き芋
- バターたっぷりめ
- 牛乳or生クリーム
- 卵黄
- ゴマ
温め直した焼き芋の皮は取ります(口当たりが悪くなるので)。
マッシャーなどで潰してください。口当たりを優先するなら裏ごしをしますが、お芋の素材感をそのまま感じたいのでつぶす程度で良いです。
熱いうちにバターと牛乳(生クリーム)を混ぜ合わせます。
(生のサツマイモをゆでて作るのではないので焼き芋の甘さを十分に生かしてお砂糖はなくてもいいかな~。好みで適宜加えてください)
アルミカップに入れて、上に卵黄を塗り、ゴマをちょこっと散らして、オーブントースターで焼き色がつくまで焼きましょう!
[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]わぁ~!イッキに高カロリー![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-8.png” name=”かな” type=”r”]美味しければいいの~!食べ過ぎなきゃいいの~![/voice]焼き芋は、細かく刻んでドリアやグラタンのホワイトソースのトッピングにしても味のアクセントになって美味しいですよ!
[aside]補足焼き芋ではないのですが…
干し芋もトースターを使って程良く焼いて食べると、表面カリカリ、中はとろりで最高に美味しいです。[/aside]
美味しく食べるための保存方法
美味しい焼き芋ですが、翌日でもまだ食べきれないほどあったら?上手に保存して、最後まで美味しくいただきたいですよね!
ということで、次は保存方法について調べました。
保存の種類 | 保存の方法 | 保存期間 |
冷凍 |
手ごろなサイズにカットして1つずつラップし、ジップバッグに入れて冷凍庫へ |
1か月を目安に |
冷蔵 | 1本ずつラップで包み冷蔵庫へ | 3~4日を目安に |
常温 | 1本ずつ新聞紙で包む | 1~2日を目安に |
冷凍保存の方法には、ご飯のように熱々をラップして保存した方が美味しいという声もあるようなのですが、私は熱々を包んで冷凍したことがありません。
食べきれずに冷めてしまった焼き芋を上手に保存する方法、と思ってください。
常温保存するときの注意ですが、ねっとり系の芋は水分が多いので日持ちが悪いですので涼しい場所に置くか、念のため冷蔵保存することをおすすめします。
いずれも、上手に温め直してからいただきますが、ねっとり系の焼き芋を冷凍したら、半解凍の状態でシャーベットのようにして食べるのも美味しいのでお試しくださいね。
ねっとり芋とホクホク芋
サツマイモといってもいろんな品種のものが出回っています。一部をご紹介します。
ねっとり系のお芋
安納芋(あんのういも)
近年の焼き芋ブームの火付け役は何といってもねっとり系の安納芋です。
種子島の特産品でしっとりねっとり、はちみつでも入っているのかと思わせるような水分が出ます。強い甘みが口いっぱいに広がります。
紅はるか
2010年に品種登録されたまだ新しい品種です。
見た目が美しく黄白色の果肉で安納芋同様にとっても甘いのです。安納芋よりはるかに甘いので紅はるかの名前が付いたとか。
シルクスイート
こちらも2012年に苗が発売されたばかりの新しい品種です。
しっとりと水分が多く、シルクのような舌ざわりでとても甘いのにすっきりとした後味です。
ホクホク系のお芋
鳴門金時
ホクホク芋の代表選手です!栗のようなホクホク感と甘みが魅力です。中の果肉が黄金色をしているところから金時の名前が付いたそうです。
徳島県の特産品で、鳴門金時を使ったお菓子もたくさんありますよ!
紅あずま
茨城や千葉など関東圏で多く栽培されているサツマイモです。
長く置いておくとやや粘質になってくるので、ホクホクの食感を楽しみたい時は長期間置かないほうが良いようです。
実は収穫したてのサツマイモはあまり甘くありません。
サツマイモのようにデンプン質の多い作物は収穫してから2~3週間置いて追熟させると甘みが強くなります。
デンプンが糖分に変わることで、甘みが増し美味しくなるのです。
[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]芋堀りした時のさつまいもをその日に食べてもそれほど甘くなかったのはそうした訳ね![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]掘ってきた芋は追熟させてあげればいいんだね[/voice] [box class=”green_box” title=”サツマイモのお話②”]掘ってきたサツマイモは土を軽く落とし、表面をよく乾かしたら新聞紙などで1本ずつくるんで段ボール箱などに入れ、風通しの良い日陰に2~3週間置き、追熟させると甘みが増します。
サツマイモは寒さには強くないので冷蔵庫に保管するのはやめましょう。
[/box]ねっとり系もホクホク系もどちらも甲乙つけがたい美味しさです。
好みや気分で食べ分けるのも良いですね。焼き芋になって売っているならお店の人に「今日のは何芋?」なんて品種銘柄を聞いてみるのも楽しいかもしれません!
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]おいも博士目指すね~[/voice]
自分でも美味しく焼き芋焼いちゃおう
焼き芋を美味しく温め直す方法からサツマイモの品種までお勉強しちゃったので、自分で美味しい焼き芋を焼きたくなりました!
自分で焼けば、食べきれる分だけ焼いて熱々をいただけますし。
サツマイモはデンプン質が多いのでデンプンを糖に変えることで甘みが増すのでしたね。
サツマイモにはアミラーゼというデンプンを分解する酵素が含まれています。サツマイモ自体が持っているアミラーゼがデンプンを糖に分解するのです。
そのアミラーゼは60℃前後で活発に働きます。この60℃前後の温度帯が長く続くことで、サツマイモの中のデンプンはどんどん糖に分解され、甘みが増すわけです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]アミラーゼは私たちの唾液にも含まれています。お米をよ~く噛んで食べると甘みが増すのは唾液のアミラーゼがお米のデンプン質を分解するからです。
[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]お米やジャガイモなんかもデンプン質が多いと思うけど、新米とか新ジャガとかって出回るよね?収穫したては美味しくないの?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]お米やジャガイモはアミラーゼをあまり含んでいないので、追熟させる必要がないんですって[/voice]
電子レンジは強い熱が早く芯まで通ってしまうのでアミラーゼがあまり働かないうちに失活(しっかつとは酵素活性がなくなってしまうこと)してしまいますし、蒸したり煮たりは、デンプン質が流れ出てしまいやすいのでお勧めできません。
こうしたことを踏まえて、甘くて美味しい焼き芋を焼くには・・・・
[box class=”red_box” title=”美味しく焼き芋を焼く方法”]- 方法① トースターで焼く(専用黒ホイル使用でかなり美味しく焼ける!動画見てくださいね!)
- 方法② オーブンで90℃くらいで60~90分かけてじっくり、温度を上げて最後に水分を飛ばすように20分くらい焼く
- 方法③ グリルでアルミホイルに包んだサツマイモを10~20分中火で焼きその後火を消してしばらく放置する(余熱で調理)
- 方法④ ストウブやルクルーゼのような鋳物鍋でサツマイモをじっくり蒸し焼きにする
※いずれも途中で転がして熱の当たる場所を変えること。串を刺して焼け具合を確認してください。
[/box] [arve url=”https://www.youtube.com/embed/2B7tHcW4kXU” /]
黒ホイルの存在を知らなかったので、トースター焼き是非挑戦したいと思っています!これなら簡単でとっても美味しくできそうですよね!!
もう一つ、私のおすすめは鋳物鍋で調理する焼き芋です!火加減次第で焦げ目がつけられて石焼き芋みたいになりますし、適当にほっておけるし、火を止めても余熱でじっくり焼けていくのがいいと思います。
大好きなサツマイモの天ぷら、家で揚げるとなかなか火が通らないからと、ペラペラのイモ天にしたり、あらかじめレンジでチンしてから揚げたりしませんか?
天ぷら屋さんでいただくサツマイモの天ぷらは分厚くてとっても甘いですよね。
これも、低温でじっくりと火を通す揚げ方だからです。
大学芋も同様に、じっくりと低温で揚げるとタレが必要ないくらい甘みが出て美味しいです。 [/aside]
まとめ
焼き芋を翌日も美味しく食べる方法から自分で焼いちゃう方法まで調べてきました!
なぜ電子レンジでチンするとイマイチ美味しくなくなってしまうのかや、サツマイモにも品種によってねっとり系やホクホク系と違いがあることもわかりましたね。
[box class=”green_box” title=”まとめ”]- 美味しく温めなおすなら、レンジとトースターの両方を上手に使う
- サツマイモの品種によって、ねっとり系とホクホク系とある
- サツマイモは掘りたてよりも追熟させたものの方が甘い
- サツマイモ自体にアミラーゼというデンプンを糖に分解する酵素が含まれている
- 低めの温度でじっくりと時間をかけて焼くと甘みが増す
美味しい焼き芋を美味しく復活させることができるなら、たくさん焼いて小さくして冷凍保存するのもいいかもしれないと思い始めました。
子供たちのおやつにもってこいですよね!
糖質は体に良くない…ようなことを聞くことも多いですが、糖は脳の栄養に欠かせません。
他にも、サツマイモのビタミンCは豊富なデンプンに守られているので熱にも強く、ナトリウム(塩分)を排泄する役割のあるカリウムも豊富です。
食物繊維も豊富でお通じが良くなりますし、紫色した皮にはポリフェノールも含まれていて抗酸化作用が期待できます。
こうして考えると、焼き芋は余計な調味料も使いませんし子供にも大人にとっても良いおやつになりそうです。
トースターもレンジもオーブンもグリルも鍋も…今は調理器具もいろいろあるので、自分の好みや素材に合わせて焼き芋が美味しくできる方法をあれこれ試してみるもの、主婦の楽しみの一つかもしれません。
寒くなってきたら…家での時間をそんな風に楽しむのもいいかもしれませんね。
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