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誰でも1度は目にしたことがあるでしょう、黒板アート。
文化祭や卒業式などの学校行事で、教室の大きな黒板に書いたり、カフェの店頭などに美味しそうなイラストと共にメニューが書かれていたり。
最近では、趣味で黒板アートを書く方も多いですね。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/06/nigaoemaker-3.png” name=”ママ友” type=”r”]私も書いてみたいけど、初心者には難しいんじゃない?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”l”]大丈夫!初心者でも簡単に書けるコツがあるのよ。[/voice]ということで、初心者にも簡単な黒板アートの書き方のコツを紹介します。
黒板アートに必要な道具
黒板アートを書く時に、どのような道具が必要なのか、あると便利な小道具も合わせて紹介します。
画材
黒板
まず何より必要なのが、キャンバスとなる黒板。学校などで書く時は既にあるとおもいますが、趣味で書く時などは用意しましょう。
サイズも色々あり、通販や100円ショップで手軽に買えますよ。
次に大事なのが描画材料(書くもの)ですね。黒板アートといえばチョークですが、チョーク以外にも黒板アートに適した描画材料があるので、それぞれの特徴を見てみましょう。
チョーク
まず代表的なのが、チョークですね。チョークは色の濃淡が付けやすく、指を使って色をなじませたりぼかしたりと、チョーク1本で様々な表現ができます。
色の種類もありますが、白一色でもぼかしや陰影を使って、素敵な絵を書くことができますよ。
オイルパステル
オイルパステルは、油性のクレヨンのようなもので、発色がよくチョークよりもハッキリとした絵を書くことができます。
ただし消すことができないので、学校の黒板などには使わないよう気をつけてくださいね。
マーカーペン
マーカーペンも発色がよく、色の種類も豊富です。また、水性のものは濡れた雑巾で消すこともできます。
ペン先が細いので、文字を書いたり細かい絵を書くのに適していますが、チョークのようにぼかしたりすることはできません。
あると便利な小道具
黒板とチョークがあれば始められる黒板アートですが、より良い作品を書くために、あると便利な小道具たちを用意しましょう。
ウエットティッシュ
黒板全体を消す時は、黒板消しや濡れた雑巾でいいのですが、部分的に消したい時はウエットティッシュが便利です。
また、指でこすってチョークをぼかしたりするので、手を拭くのにも使えます。
綿棒
綿棒は、塗りつぶした面に線を書く時などに使います。また、少しはみ出た部分など細かい箇所の修正にも便利ですよ。
マスキングテープ
マスキングテープで覆うことで、直線などをはみ出さずに残せます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]100円ショップで揃えられるものばかりなので、初心者でも気軽に始められますね。[/voice]こちらはDAISOのチョークと黒板です。チョークはなんと、白27本、赤青黄が3本づつも入っています。
黒板はA4くらいのサイズなので、初心者の方が練習するには丁度良い大きさですね。
黒板アートを書く準備
道具も揃ったので、さっそく書きましょう。
と言いたいところですが、黒板アートを書く前に大事な準備があります。
シーズニング
シーズニングとは「慣らすこと」という意味で、黒板アートでは黒板にチョークを馴染ませる作業になります。
シーズニングをやらないと、チョークののりが悪かったり、消した線の跡が残ってしまったりします。
学校の黒板など、既に使っている黒板には必要ありませんが、新品の黒板を使う際には、必ずシーズニングをやってください。
それでは、シーズニングのやり方です。
[box class=”green_box” title=”用意するもの”]- 黒板(新品)
- チョーク(何色でも可)
- 黒板消し
- 雑巾[/box]
手順
- 黒板全体をチョークで塗りつぶす。この時、こすりつけるよう強めにぬりましょう。
- 黒板消しで消す。
- 最後に固く絞った雑巾で、キレイに拭き取る。
黒板アートのコツその①新品の黒板は、必ずシーズニングをする
下書き
書きたいものが決まったら、いきなり黒板に書くのではなく、まずは紙に下書きをしましょう。
ある程度ラフな絵でかまわないので、全体の構図と文字を入れる時は文字の配置を考えます。
下書きを書く紙は、黒板と同じサイズのものに書きます。黒板が大きくて同じサイズの紙を用意できない時は、縦横が黒板と同じ比率の紙に書きましょう。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-3.png” name=”ママ友B” type=”r”]縦横の比率が同じなら、上下左右のバランスを下書きと同じように書けるのね。[/voice]黒板アートのコツその②
下書きは黒板と同じサイズか、縦横が同じ比率の紙に書く
黒板アートの書き方・コツ
それでは、いよいよ黒板に絵を書いていきましょう。
全体の構図を決める
下書きを元に、黒板全体に書くものを配置していき、全体の構図を決めていきます。
この段階では、ザックリとした輪郭を書くくらいで大丈夫です。
ここで重要なのはバランスです。黒板が大きくなればなるほど、全体のバランスが崩れやすくなります。
バランス良く書くために、薄く罫線を引くのがおすすめです。縦横に何本か罫線を引いて、下書きと比べながら書きましょう。
黒板アートのコツその③
全体のバランスを取るため、薄く罫線を引く
色を付けていく
まずは大まかに色をつけます。チョークを寝かせて、ふわっとした感じで色をのせていきます。
全体の色味が決まってきたら、細かいところに輪郭を書き、しっかりと色を付けていきます。この時チョークは立てて持ちます。
最初にふわっと色付けしたところと、しっかり色付けしたところを、指で馴染ませましょう。
最後にもう一度輪郭をしっかり書くと、絵がハッキリとしてきますよ。
黒板アートのコツその④
色をふわっと塗る時はチョークを寝かせて、しっかり塗る時はチョークを立てて書く
黒板アートのコツその⑤
指を使って色を馴染ませる
文字の書き方
以上画像5点参照:メッセージ込め華やかに黒板アートの書き方
文字を書く時に1番大事なのは、色の選び方です。文字の周りの絵とは反対の色で書きましょう。
文字と絵の境目をハッキリさせるために、文字を縁どるように絵を消して、黒板の地を出します。
そうすることで、文字がハッキリして目立ちます。また、文字を書く時もチョークを立てて、しっかりと書きましょう。
[aside]反対色とは図のように、円の反対側にある色をさします。[/aside]
参照:色彩学講座
黒板アートのコツその⑥
文字は反対色で目立たせる
最後に
書き始めから仕上げまでを通してなのですが、少し書いたら黒板から離れて全体を見る。これを繰り返しながら、書き進めてください。
大きな黒板に書く時はもちろんですが、小さい黒板に書く時も少し離して全体を見ながら書くと、バランスを崩さずに書けますよ。
黒板アートのコツその⑦
少し書いたら離れて全体を見る
黒板アートの裏技
初心者の方が黒板アートを書く時に、1番戸惑うのは白黒が逆になっていることではないでしょうか。
紙に絵を書くときは、黒い部分を塗りつぶして白い部分を残しますよね。
ところが黒板アートの場合は、黒い部分は塗らずに残し白い部分を塗ります。
例えば、黒板アートで人の顔を書く場合、髪の毛や眉毛、黒目の部分といったところは何も書かず、顔全体の肌や白目の部分などを塗っていきます。
この感覚が、慣れないと意外に難しいのです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]そこで、ちょっとした裏技を紹介します![/voice]裏技①
黒板を白く塗りつぶしてから、消していく。
どういう事かというと、絵を書く部分より大きめに、白く塗りつぶしてしまいます。そこから、黒い部分を消していくのです。
つまり、白く塗りつぶす事で黒板を紙のようにして、鉛筆で書く感覚でチョークを消していきます。
細い線など細かいところは綿棒を使い、広い面は黒板消しやウエットティッシュを使うと良いでしょう。
裏技②
ステンシル
ステンシルとは型紙を使う方法で、書きたいものを実物大に印刷し、白く塗る部分をくり抜いて、くり抜いたところを塗るのです。
特に文字を書く際には、便利な方法ですね。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/06/nigaoemaker-3.png” name=”ママ友B” type=”r”]ちょっとズルしてる感じがしちゃうけど。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]感覚をつかむまでの練習には良いと思うよ。慣れてきたら、必要ない技だよね。[/voice]いろいろな黒板アート
それでは、黒板アートを書いているところを、いくつか紹介したいと思います。
文字やお花などの書き方を、参考にしてみてください。
トロピカルな雰囲気の黒板アート
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/TGodys9sU2A” /]南の島に生息していそうな鳥ですね。鳥の周りを白でぼかす事で、輪郭がハッキリしますよね。
くちばしのところも、色を塗った後に形を整えながら、上下や顔との境目の色を消しているので、黒い線を引いたように見えますね。
文字の色も赤と白に塗り分けられているのが素敵です。
かわいいイルカの黒板アート
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/6XabuyWE5rE” /]かわいいイルカですね。色の濃淡をつける事で、イルカの立体感や質感が表現されています。
星空も周りを濃く、中心に向かって薄くしていく事で奥行きが出てますね。
夜の海で、こんなイルカに出会えたら、幸せになれそうですね。
クリスマスに使える黒板アート
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/YCfl6pd8ieI” /]こちらは文字だけの黒板アートですが、言葉を変えれば様々なシーンに使えますね。
アルファベットのデザインや、周りの装飾も参考にしてください。
お正月に使える黒板アート
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/bM2QUI9Rn2o” /]正月飾りの代わりに、黒板アートを書いて飾るのも良いですね。
花びらや葉っぱの書き方は、他の花にも応用できます。また、正の字とHの字がミックスしているのもオシャレですね。
お祝いに適した黒板アート
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/d36dQJrR2B0″ /]卒業、入学、結婚、誕生日など、桜は活躍の場が多いですから、ぜひマスターしたいですね。
花びらの色の濃い部分と薄い部分を、指で綺麗に馴染ませているのが良くわかりますね。
ハート型の桜の中にLOVEの文字。素敵ですね♪
オイルパステルの黒板アート
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/LMNmT_uszFk” /]オイルパステルを使った黒板アートです。チョークとは違って、くっきりとした色合いですね。
光沢や立体感もリアルに表現されていますね。
マーカーペンの黒板アート
最後に、マーカーペンの黒板アートです。マーカーペンは、より明るい感じの色合いが出せますね。
書き心地も滑らかなので、初心者の方には書きやすいかもしれませんね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]こちらの本も参考にどうぞ。[/voice]まとめ
黒板アートの最大の魅力は、初心者の方でも気軽に始められる事ではないでしょうか。
道具も安く揃えられますし、なんといっても黒板アートは何度も書き直しができるのです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]失敗してもすぐに消せるから、1つの黒板で何回でも練習ができるのよ。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-3.png” name=”ママ友B” type=”l”]そうね、余計な事は考えないで、とりあえず始めてみるね。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]そしたら、書き方のコツをおさらいね。[/voice] [box class=”green_box” title=”必要な道具・あると便利な道具”]- 黒板
- チョーク、オイルパステル、マーカーペンなどの描画材料
- ウエットティッシュ
- 綿棒
- マスキングテープ[/box]
- 新品の黒板は、必ずシーズニングをする。
- 下書きは黒板と同じサイズか、縦横が同じ比率の紙に書く
- 全体のバランスを取るため、薄く罫線を引く
- 色をふわっと塗る時はチョークを寝かせて、しっかり塗る時はチョークを立てて書く
- 指を使って色を馴染ませる
- 文字は反対色で目立たせる
- 少し書いたら離れて全体を見る[/box]