風が冷たくなってくると、温かグッズの出番ですね。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]ママ、明日はマフラーしていきたい![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”l”]ええと、去年使ったのが押入れに…。ああ、しまった。虫にやられてる。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/musumeodoroki.png” name=”娘” type=”r”]マフラーに穴が開いているよ![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]これは古かったし…。
そうだ!新しいマフラーを作っちゃおう![/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/musumeodoroki.png” name=”娘” type=”r”]ええ?今から?どうやって⁇[/voice]
マフラーを手編みするのは、時間も手間もかかるものと思っていませんか?
でも、太めの毛糸と自分の「指」があれば、とっても簡単に編めるのです。
今回は、指編みマフラーを詳しく解説。
編み方は2種類だけ。
これだけで、いろいろなバリエーションのマフラーが作れます。
お子さんと一緒に挑戦してみませんか?
指リリアン編みに挑戦!
指編みは、“指を道具の代わりにして編む”ことです。
指をかぎ針や棒針の代わりにして、毛糸を編んでいきます。
ですから、たくさんの編み方があります。
今回は、最も簡単な「指リリアン編み」の2種類をご紹介していきます。
細い紐と小さな筒状の道具で編む「リリアン編み」をやったことはありませんか?
このリリアン編みの道具を「手」で代用します。
指に引っ掛けた毛糸を「外して」は「引っ掛ける」を順々に繰り返すだけ。
子供でもすぐに編めるようになりますよ。
準備するもの
特別な道具は必要ありません。
- いろいろな毛糸…太めの毛糸(極太以上・編み針が10号~12号)が編みやすいです。
段染めの毛糸やふわふわした毛糸などいろいろ使ってみると面白いものができます。 - 毛糸用のとじ針…毛糸が太いので、穴の大きな太いものを使います。
針先が丸いので、子供でも扱えます。
使う時には、大人がそばにいるようにしましょう。 - ハサミ…毛糸が切れれば、どんなものでも大丈夫です。
毛糸のポンポンを作る時などはよく切れると作業が手早く進みます。
子供が使う時には、大人がそばにいるようにしましょう。 - 手袋または手の形に切った段ボール…手を休めたい時に使います。
子供と一緒だと「おトイレ!」「もう止めた!」などの緊急事態が起こります。
必ず用意しておきましょう。
子供が作る時には、モヘアやファーなど毛羽立ちのある毛糸は避けましょう。
毛糸同士が引っかかって、うまく指から外れない場合があります。
慣れるまでは、純毛毛糸やソフトモールなど毛羽立ちのない毛糸を使いましょう。
また、毛糸によってはアクリル製やポリエステル製のものがあります。
肌の弱い子供が身に着けると痒がることもあります。
表示の確認をして、ウール素材のものを選んでおきましょう。 [/aside]
指リリアン編み~輪編み~
基本の編み方「輪編み」です。
編地は“輪”になり、筒状に編み伸びていきます。
花モチーフにしたり、細く編んで三つ編みマフラーにできます。
準備
毛糸で輪を作って、親指にかける。
外れないために輪にしますが、親指に2回くらい巻き付ける方法でもよいです。
子供の場合は外れやすいので、輪を作る方法をおすすめします。
編み方
①4本の指に交互に毛糸をかけていきます。
POINT 始めは人差し指の後ろにかけていきます。
②小指で折り返します。
③8の字になるように交互に毛糸をかけながら、人差し指まで戻ってきます。
④裏側(手の甲)へ毛糸を廻し、4本指の周りをぐるりと一周させます。
POINT 一周させる毛糸はあまり緩すぎると、最後に引っ張った時に、編地からはみ出てしまうことがあります。
あまり緩めすぎないようにしましょう。
⑤小指から編み始めます。
最初に掛けた毛糸を引っ張って、指をくぐらせます。
POINT ④で指の上に渡した毛糸をまたいで、指をくぐらせます。
この時、ゆるみを持たせるように、毛糸を引いて下さい。
これで毛糸が交差し、1目編めました。
⑥同じように、毛糸を引っ張っては指をくぐらせて人差し指まで編んでいきます。
これで1段目が編めました。
⑦再び、裏側(手の甲)へ毛糸を廻し、4本指の周りを一周します。
⑧小指から編み始めます。これを繰り返していきます。
30段編んだところです。
裏側へ渡した毛糸があって、編地が見えませんが、親指の毛糸を外して引っ張ります。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]ママ、すご~い!こんなに長くなった![/voice]後ろ側に回した毛糸が引かれて、編地が細長く伸びました。
この状態で、長さを計ったり段数を数えたりします。
この輪になる編み方は、常に小指から編み始めます。
出来上がりが早く、見た目の変化もあるので、子供でも分かりやすく飽きません。
最初は、指をくぐらせるのが難しいかもしれません。
指から外れそうになったり、きつくて指が通らないなんてこともあります。
でも、だんだん慣れてくるので大丈夫です。
始めは時間がかかりますが、慣れてくるとマフラー1本を40分程度で仕上げられます。
編み終わりの始末
好きな長さまで編めたら、編み終わりの始末をしましょう。
ハサミだけでもできますが、きれいにしたい時にはとじ針を使います。
①20㎝くらい残して、毛糸を切ります。
②指に掛かっている毛糸に上から通していきます。
POINT 必ず上から下へ通します。
③ 4本指全部の編み目に、同じように通していきます。
④指から編地を外し、毛糸を引っ張って編地を閉じます。
残った毛糸は編み目に縛りつけ、端を見えないように始末します。
モヘアのような毛糸は、編み目にしばるだけで絡まってほどけにくくなります。
普通の毛糸は糸端が出てきてしまうので、とじ針で編地に巻き込んで始末しましょう。
途中で休みたい時の方法
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/%E5%A8%98%E5%9B%B0%E3%82%8A%E9%A1%94.png” name=”娘” type=”r”]ママ!トイレ行きたい![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]え!ちょっと待って!今編んでいる真っ最中だから![/voice]子供と作っていると、こんなことは日常茶飯事。
でも、指編みですから、指から外してしまうと、ほどけたり編み目が分からなくなったりします。
こんな時には、手のひら型の段ボールに、編み目を引っ掛けておきましょう。
用事が済んだら、再び指を通して編み物再開です。
もし、手のひら型段ボールの準備をしていなくても大丈夫。
手近にある、手袋でも代用できますよ。
子供と一緒に作っていて、しょっちゅう付け外ししなくてはいけない。
そんな時は、手袋の上から編む方法もあります。
手袋を付け外しするだけで編むのを中断・再開できるので、子供を待たせずに済みます。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]編むときに、ちょっと指から外れにくいけど、便利ですよ。[/voice]
花モチーフに挑戦!
指リリアン編みの輪編みができると、こんな可愛いお花が作れます。
マフラーや帽子につけたり、ブローチにしてもおしゃれ。
今回は、5枚花弁のお花を作ります。
[box class=”yellow_box” title=”用意するもの”]- 花本体…指リリアン編みを輪編みで30段編んだもの
- 毛糸用とじ針
- ハサミ
作り方
①30段編んで編み目を閉じてから、50㎝ほど毛糸を残して、とじ針を通しておきます。
②花びら5枚なので、6段目のところにとじ針を通します。
③さらに6段上のところに、針を通します。
④6段ごとに毛糸を通したら、ゆっくり毛糸を引っ張り、蛇腹にします。
少しねじるように花びらを作りながら、ぐるりと丸めていきます。
⑤花びらの形を整えて、編地の端と端を中心に持ってきて、とじ付けます。
花の中心を違う色の毛糸で縫いとじると、より花らしくなります。
指リリアン編み~メリヤス編み~
もう1種類の指リリアン編みをご紹介します。
基本の輪編みを、輪にしないで編む「メリヤス編み」です。
4目が横に並び、平らになります。
編み方は、輪編みとほぼ同じですが、1段ごとの毛糸の渡し方が異なります。
何本か作って、横につなげると幅の広い作品を作ることができます。
準備するものは、輪編みの時と同じです。
編み方
①4本の指に交互に毛糸をかけていきます。
POINT メリヤス編みの始めは、人差し指の前に通します。
輪編みと違うので注意しましょう。
②小指で折り返して、8の字を書くように再び指にかけていきます。
③人差し指で折りかえし、最初に掛けた毛糸の上に渡します。
④最初に掛けた毛糸を引っ張って、人差し指をくぐらせます。
1目編めました。
⑤同じように、毛糸を引っ張っては指をくぐらせて、小指まで編んでいきます。
これで一段目が編めました。
⑥ここから2段目になります。
小指側から、再び毛糸を4本の指の上に渡します。
⑦小指から、指に掛けた毛糸を引っ張ってくぐらせ、2段目を編んでいきます。
⑧同じように人差し指まで編んでいきます。
⑨ この後、③~⑧までを繰り返します。
POINT この編み方は、人差し指と小指で折り返して交互に編んでいく編み方です。
横に渡す毛糸をきつくしてしまうと、指に引っ掛ける毛糸も、後できつくなってきます。
ゆるいくらいで丁度良いですよ。
⑩30段編んだところです。
親指の輪にした毛糸を外して、編地を少し引っ張って整えてあります。
整えた編地で長さを確認し、好きな長さになるまで編んでいきましょう。
輪編みよりも整えた後の長さは短いです。
長さを確認しながら編み進めましょう。
写真で分かるように、編地の端と端が離れています。
この端の編み目を拾って、編地をつなげていくと、幅の広いマフラーを作ることができますよ。
2種類の編み方で作ろう!
輪編みとメリヤス編みを覚えれば、色々な形のマフラーが作れるようになります。
材料も少なく、時間もかかりません。
色や素材の毛糸を変えて作れば、バリエーションいろいろ。
プレゼントにもいいですね。
ツートンカラーの大人用マフラーに挑戦!
メリヤス編みで幅広の大人用マフラーを編んでみましょう。
好きな2色で作ります。
今回は、こちらの2色の毛糸を使用しました。
おそろいのポンポンもつければ、大人可愛さ満点!
[box class=”yellow_box” title=”用意するもの”]- 指リリアン編みでメリヤス編みしたマフラー本体…150㎝~200㎝の好きな長さで2本
- 毛糸用とじ針
- ハサミ
- ポンポン…同じ毛糸を使ったもの2つ(作り方はこの後に記載)[/box]
作り方
①2本のマフラーをとじ針で縫い合わせます。
巻きとじ縫いで縫い合わせています。
(分かりやすいように別の色の毛糸を使っています。
実際に作る時には、マフラーに使った毛糸を使用します。)
②ポンポンを作ります。
マフラーと同じ毛糸を手のひらに巻き付けます。
(この写真では、30回巻き付けています。)
②真ん中に毛糸を渡し、きつく縛ります。
POINT ゆるいとポンポンにした時、毛糸が抜け落ちてきてしまいます。
しっかり縛りましょう。
③輪になっている上下の毛糸を一気に切ります。
④丸い形になるように切りそろえて出来上がり。
④マフラーの両端に縫い付けて、ツートンカラーマフラーが出来上がりました。
マフラーは、反対色で組み合わせるのが良いですが、毛糸の種類は同じにしましょう。
別の種類の毛糸を使うと、段数が同じでも、長さが違ってしまいます。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]毛羽立ちやすい毛糸でポンポンを作ると、毛糸くずが服に付いてしまうことがあります。身に着ける時には気を付けてくださいね。[/voice]
花モチーフで子供用ミニマフラー
20gの毛糸玉1個で作れるミニマフラーです。
使った毛糸は、こちらです。
ちょっと肌寒い時のおともにどうぞ。
[box class=”yellow_box” title=”用意するもの”]- 指リリアン編みでメリヤス編みしたマフラー本体…50㎝~60㎝くらい。同色のものを2本
- 花モチーフ…マフラーと同色のもの1つ
- 大きめのボタン…編み目から外れないくらいの大きさのもの。1個
- とじ針
- ハサミ[/box]
作り方
①マフラー2本を巻きとじ縫いで、縫いあわせていきます。
②花モチーフをマフラーの端から10㎝~15㎝位のところに縫い付けます。
付ける位置はお好みで移動させてください。
③花モチーフを付けた裏側にボタンを縫い付けます。
④首にまわして、好きな位置でボタンを留めます。
大人用を作っておそろいにしてもいいですね。
長さ調整できるように、ボタンを使っています。
もし手持ちのボタンがない場合、マフラーの先を通す穴を作り、差し込む方法もあります。
2枚のマフラーを縫い合わせる時に、端から10㎝~15㎝位のところで、マフラーが通る程度に縫い残しておきます。
もう一方の端を差し込めば、花モチーフがボタン代わりになってくれます。
まだまだある!指編みの世界
指編みは、指をかぎ針や棒針の代わりにして毛糸などを編む方法です。
ご紹介した指リリアン編みの他にも、指アフガン編みや指かぎ針編みなどいろいろな編み方があります。
ちょっと難しい編み方になってくるので…。
こんな本を参考に、マフラーだけでなく、色々な温かグッズに挑戦してみるのもいいですね。
より本格的な作品作りには、こちらの本がおすすめです。
編み物の経験がある人向けです。
「難しい編み方はチョット…。簡単なのでいいから。」
そんな時は、いろいろな毛糸で編んでみましょう。
同じ編み方なのに、全く違う印象になります。
これなら、編み方ひとつでバリエーション自由自在ですね。
まとめ
指リリアン編みの基本の編み方を2種類と、花モチーフ・ポンポンの作り方をご紹介しました。
[box class=”pink_box” title=”指編みマフラーのポイント”]- 極太以上の太めの毛糸を使う
- 子供が作る時には、純毛毛糸やソフトモールなど、絡みにくい毛糸を使う
- 輪編みとメリヤス編みの2種類があるので、作るものによって変えていく
- いろいろな毛糸で編むと、同じ編み方でも全く違う印象になる
- 子供もすぐに編めるようになる
- とじ針やハサミは大人と一緒に使う[/box]
手作りのおそろいマフラーなんて素敵ですよね。
今年の冬は、親子でちょっと素敵な温かグッズを作ってみませんか?
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/%E5%A8%98%E5%9B%B0%E3%82%8A%E9%A1%94.png” name=”娘” type=”r”]ママ…。お願いしていい?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/06/nigaoemaker-4.png” name=”かな” type=”l”]どうしたの?そんなにしょんぼりして。できないところあった?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]ううん。疲れちゃった。続きはママが作ってくれない?遊びに行ってきま~す!![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]ええ~。もう…根気がないのは、私譲り…?!
いやいや、頑張って残りを仕上げよう![/voice] [box class=”blue_box” title=”関連記事”]
輪ゴムブレスレットの作り方紹介!100均アイテムで簡単手作り
冬の雑学まとめ[/box]