みかんとはっさく、違いと言えば見た目かしら?
最近食べてないけど、確か味もみかんと違ってすっぱかったような……。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]一緒に食べながら調べて見ましょうか![/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]うん![/voice]というわけで、今回ははっさくについてご紹介します!
特にはっさくの酸味について、いただいたものは美味しかったけど、私の記憶では確かにすっぱかったので、少しこだわって調べてみました。
最後までお付き合いいただければ幸いです!
はっさくってどんな果物?
ほのかな苦みと爽やかな酸味が特徴のはっさく。
サクサクとした食感が味わいを引き立てて、一人で一個ペロリと平らげてしまえそうな果物ですよね。
けれど、はっさくってどんな果物なのか、なかなか答えられる方は少ないのではないでしょうか?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]私も、みかんの仲間、ってことくらいしか知らなかったわ……[/voice]そこでまずは、はっさくの特徴についてご紹介します!
はっさくとは
はっさく(八朔)は、ミカン科に属する柑橘類の果物です。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]やっぱりミカンの仲間なんだね![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]柑橘類と言うと、すぐに思い浮かべるのはやっぱり温州ミカンよね。[/voice]温州ミカン(いわゆる普通のミカン)と比べて、はっさくにはどのような特徴があるのでしょうか?
主なはっさくの特徴を挙げますと、
[box class=”pink_box” title=”はっさくの特徴”]- 独特な苦さと酸味がある。
- 果肉の粒が大きく、水分も少ないため、歯ごたえがよい。
- 皮も果肉も黄色がかっている。
- 温州ミカンよりも一回り大きく、皮が分厚い。
- 広島県が原産で、江戸時代に発見された。
- 旬は2月~3月。
- 加工されるより、そのまま食べることの方が多い。
はっさくの食べ方については、こんな記事もありますので、どうぞご覧ください!
[aside]はっさくについての関連記事はっさくの保存方法!食べきれない時は冷凍できる?その他の食べ方は? [/aside]
また、どうしても皮が剥きにくい!という方には、こんな動画もありますので、是非参考にしてみてください!
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/Ei1n5MEraAo” mode=”normal” /]はっさくの栄養成分
お次ははっさくの栄養成分についてです。
はっさくに含まれる栄養素は、主に、
[box class=”pink_box” title=”はっさくに含まれる栄養素”]- クエン酸
- ビタミンC
- ナリンギン
- オーラブテン
- カリウム、マグネシウムなどのミネラル
などが挙げられます。
これらの栄養素には、どのような効能があるのでしょうか?
主な効能を表にまとめてみました!
栄養素 | 効能 |
クエン酸 | 栄養をエネルギーに変換し、活力を生む。また、疲労回復、殺菌効果もある。 |
ビタミンC | 免疫力を向上させ、風邪やインフルエンザを予防する。また、コラーゲンの生成をし、肌のつやを出させる。 |
ナリンギン | アレルギーの抑制や血流の改善、生活習慣病の予防、ダイエット効果。 |
オーラブテン | 発がん抑制作用やコレステロール値を抑える効果を持つ。はっさくでは香り成分として外皮や薄皮に含まれている。 |
ミネラル(カリウム、マグネシウム等) | 血圧を下げる効果や、代謝を促進させて脂肪の分解を促す効果がある。 |
オーラブテンは、はっさくの皮に含まれているため、普通に食べても摂取することはできません。
そのため、薄皮ごと食べるようにしたり、もしくは外皮もマーマレードなどにして食べるようにしましょう!
はっさくの皮を利用したおすすめレシピはこちら→cook pad 八朔マーマレード☆ [/aside]
ちなみにですが、クエン酸ははっさくの酸味の原因で、ナリンギンは苦みの原因です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]酸っぱい物や苦い物ほど栄養満点ってことね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]だから、好き嫌いせず何でも食べましょうね![/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]は~い![/voice] [aside type=”warning”]ただし、食べ過ぎには注意!食べ心地がよく、パクパク食べられるはっさくですが、食べ過ぎにはご注意を!
はっさくに含まれるビタミンCは、摂り過ぎると下痢や吐き気を引き起こす可能性があります。
また、はっさくに含まれるカロリーは、100gあたり45kcalとなっています。
平均的な大きさのはっさくだと300~400gほどしますので、135~180kcal(食パン一枚と同じくらい)と案外高く、食べ過ぎは太る原因となりますのでご注意![/aside]
はっさくがすっぱい!原因は一体何?
はっさくの特徴の一つでもある爽やかな酸味。
しかしその酸味も、あまりに強すぎるとさすがに……となってしまいますよね。
もちろんすっぱいのが好きだ!という方もいると思いますが、苦手な方にはなかなか食べにくいものです。
この強すぎる酸味の原因は、一体何なのでしょうか?
今度はこのことについて解説していきます。
酸味の原因は体にうれしいクエン酸!
先ほども簡単に触れましたが、はっさくの酸味の原因はクエン酸です。
クエン酸は、栄養をエネルギーに変換し、活力を生んだり、また疲労回復や殺菌効果など、たくさんの効能がある優れた栄養素です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]ですが、いくら体にいいと言っても、すっぱすぎるのは困りものですよね[/voice]はっさくが酸っぱすぎてしまうのは、一体どうしてでしょうか?
一つ考えられる原因は、収穫からまだ日が経っておらず、クエン酸の量が多すぎるから、ということです。
収穫直後のはっさくは、甘みの要素である糖も酸味の要素であるクエン酸も、ともに豊富に含まれています。
ところで、収穫された後のはっさくは、この糖やクエン酸をエネルギー源として呼吸し、鮮度を保ちます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]つまり、収穫から日が経つにつれて、糖もクエン酸も減っていくというわけね[/voice]食べ頃のはっさくとは、クエン酸の量がほどよく、酸味が爽やかな程度に抑えられているものです。
つまり、その程度に酸味を抑えるよう、収穫からしばらくはっさくに呼吸させ、クエン酸を減らしておく必要があるのです。
[aside]はっさくの旬と収穫時期はっさくの収穫は、12月頃から始まるのですが、美味しく食べられる旬は2月~3月です。
このずれは、収穫の後、1~2ヶ月ほど貯蔵することで、クエン酸の量を減らす作業が必要だからです。
※ちなみに、四月の上旬頃に出回るはっさくは、完熟ものと呼ばれ、普通のはっさくよりも甘みが強くなっています[/aside]
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]出回る時期によって、はっさくの味は変わってきます[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]すっぱめのものは1~2月頃、甘めのもの3~4月に出回っているので、お好みに合わせて買う時期を変えてみてはいかがでしょうか?[/voice]豆知識:「八朔」はすっぱいもの?
「八朔(はっさく)」の名前の由来について、「八月の朔(ついたち)」に取れる果物だから、という説があります。
しかし、現代で12月に収穫されるはっさくが、昔は夏の盛りの8月に取って食べていたというのは、少し不思議な感じがしますよね。
どういうことなのか、真相は分かりませんが、もしかすると昔の人は、まだ若すぎるはっさくをとてもすっぱい食べ物として味わっていたのかもしれませんね。
はっさくの酸味を和らげる方法!
ここまではっさくについて色々と解説してきました。
最後に、どうしてもすっぱいのが苦手!という方のために、はっさくの酸味を和らげる方法についてご紹介します。
どなたでも簡単にできる方法ですので、酸味が苦手な方は是非ともお試しください!
1.天日干しにする
はっさくを天日に2~3日さらすだけで、熟成が進み、クエン酸の分解が促進されて酸味を抑えることが出来ます。
天日干しにする場合の注意点は、スーパーなどで買って袋に入っている場合、事前に袋から取り出しておくことです。
袋に入ったままの状態だと、はっさくがうまく呼吸出来ず、クエン酸が分解されにくくなってしまいます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]玉のままでももちろんいいけど、皮を剥いて輪切りにした上で天日干しすると、ドライフルーツみたいに甘さが引き立ちますよ[/voice]2.重曹を振る
重曹を振るの?と驚かれるかもしれませんが、これもはっさくの酸味を抑えるには有効な方法です。
重曹はアルカリ性ですので、酸性のクエン酸と中和されて、酸味が抑えられるのです。
昔からみかんの酸味を抑える方法として知られており、またみかんのシロップ漬けを作る際に薄皮を取るために使われますよね。
元は薬として日本に入ってきたようですね。。。すっぱい食材の処理としては酸を飛ばすのも手ですが中和するのもまた手かと思いまする。
有名どころだと「みかんに重曹」とか。そういえばお蕎麦やパンはアルカリ性だから。。。?— Xi(Kishe❂聖鯖) (@KisheAkaw) June 23, 2019
https://twitter.com/sheep696d/status/1053568670587211777
3.塩を振る
こちらは酸味を抑えると言うよりは、甘みを強めて酸味と中和させるような方法です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]スイカに塩を振って甘みを引き立たせるのと同じ原理ね[/voice]これは、味の対比効果と呼ばれるもので、塩のわずかな塩味が隠し味になって、後に感じる甘みを引き立ててくれるのです。
大切なのは、塩を振りすぎないこと!塩味が強いと甘みが引き立たず、ただただしょっぱいだけになってしまうのでご注意を。
また、塩でなく醤油や砂糖で食べるのも、なかなか乙な物かもしれませんよ!
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/siwZTGOTB2I” mode=”normal” /]4.酸味を和らげるレシピで調理する
それでもやっぱり酸味が苦手……という方には、酸味の目立たないレシピをご紹介します!
[box class=”pink_box” title=”簡単はっさくジャム 材料”]cook pad 簡単はっさくジャム
材料:
- はっさく250g
- 三温糖250g
こちらは皮まで使ったはっさくジャムのレシピ。作り方はとってもシンプルです。
[box class=”green_box” title=”簡単はっさくジャム 作り方”]cook pad 簡単はっさくジャム
- 500mlの湯を鍋に沸かす。
- はっさくの皮をむき、5mm幅に刻む。
- 湯が沸騰したら、皮を入れる。
- 再沸騰してから10分煮て、湯を切る。
- 再度、湯を沸かし③④を繰り返す。※目安は白わたが透明になるまで煮る。
- 十分に湯を切ったら、三温糖と果肉を入れ、弱火で水分がなくなるまで約20分煮詰める。
- 冷まして完成。
ジャムにすれば、はっさく独特の酸味が、甘みに引き立てられて一層爽やかに味わえます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]パンにつけるのはもちろん、クッキーなどに練り込んでもよしと、様々に応用できるおすすめレシピです。[/voice]また、甘さが控えめなはっさくは、サラダの材料としてもおすすめです。
[box class=”pink_box” title=”レモンバウムと八朔のサラダ 材料”]cookpad レモンバウムと八朔のサラダ
材料(2人分):
- レモンバウム1/3パック
- ベビーリーフ1/2パック
- ウド15cm
- 人参1/2本
- 胡瓜1/2本
- はっさく1/3個
- パセリ適量
- 黒胡椒少々
- ドレッシング(お好みの物)適量
こちらは、はっさくの酸味を上手に利用した、さっぱり爽やかなサラダレシピです。
レモンバウム(またはレモンバーム)は、レモンに似たさわやかな香りがするハーブの一種で、はっさくとの相性バッチリです!
[box class=”green_box” title=”レモンバウムと八朔のサラダ 作り方”]cookpad レモンバウムと八朔のサラダ
- レモンバウムは、S&Bが販売しているフレッシュタイプ(紙カップで栽培されている物)を使用。
- ウド、人参、胡瓜はスライサーでスライス(15cm位の長さに)し、丸めてお皿に敷き詰める。
- その上にベビーリーフを敷き、レモンバウム、八朔、パセリを散らし黒胡椒をふる。
- 後はお好みのドレッシングをかけ食べる。
あるいは、こんな商品を買ってみるのもいいかもしれませんね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]他にもたくさんのはっさくレシピが紹介されているので、是非とも挑戦してみてください![/voice] [aside]レシピ紹介サイト日本最大の料理レシピ検索サービス。
様々なレシピが毎日投稿されているので、見ているだけでもとっても楽しい! 私もよく利用しているサイトです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?それでは今回の内容をまとめます。
[box class=”pink_box” title=”まとめ”]- はっさく(八朔)は、ミカン科に属する柑橘類の果物。
- はっさくは、独特な苦みと酸味が特徴。
- はっさくに含まれる主な栄養素として、クエン酸、ビタミンC、ナリンギン、オーラブテンなどがある。
- はっさくの酸味は、クエン酸が原因。
- クエン酸には、栄養をエネルギーに変換し、疲労回復や殺菌効果がある。
- 天日干しにする
- 重曹を振る
- 塩を振る
- ジャムなどの酸味を和らげるレシピで調理する
寒い季節、ますます美味しくなるはっさくです。
甘いみかんももちろん美味しいですが、たまにはほんのり苦くて爽やかなはっさくを食べてみてはいかがでしょうか?
食べたことのない方は、大人びた味わいに思わず舌鼓を打つこと間違いなしです。是非ともお試しください!
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