今年の12月31日は、どんなテレビがやっているのかな。それと、年越しそばも忘れずに食べなきゃだね。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]パパ、年越しそばって絶対に食べなきゃダメなの?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]そうだな~。12月31日に年越しそばを食べないと縁起が悪いんだよ。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]それじゃー、皆、12月31日には、年越しそばを食べているって言いきれる?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]おぉっう。言い切れるよ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]パパ、その返答は自信がないんでしょ?
ママも大晦日に、年越しそばを食べているかどうか分からないから、調べてみるね。[/voice]
というこで、今回は、大晦日の年越しそばについて、色々と調査していきたいと思います。
まずは、年越しそばは、いつから食べるようになったか、そして年越しそばの由来をご紹介していきますね。
年越しそばの由来は?
年越しそばは、いつから日本の習慣として、根付いたかというと江戸時代です。
1814年の大坂繁花風土記に、年越しそばについての記述が以下の通り残っています。
十二月三十一日 晦日そばとて、皆々そば切をくろふ。当月節分、年越蕎麦とて食す。
引用サイト:年越しそばウィキペディア
この文章は1814年に書かれたものなので、その頃の大阪では、すでに年越しそばを食べる習慣があったことが分かります。
今でこそ、年越しそばで馴染んでいますが、実は江戸時代中期には三十日(みそか)そばと呼ばれおり、毎月の末日に食べられていました。
江戸時代には、脚気(かっけ)という流行り病があり、蕎麦を食べると脚気にならないことから、三十日そばを食べることが根付きました。
そして、毎月そばを食べる三十日そばから、今の年越しそばに変わっていったそうです。
ただ、年越しそばを食べることが習慣づいたのは、流行り病を防ぐことだけではないようです。
年越しそばを食べるようになった由来は、諸説ありますので、簡単にまとめておきますね。
- 長寿祈願・延命祈願
蕎麦の長く伸びる様子から、『長寿』や『延命』を祈願して食べられるようになった。
- 悪縁を断ち切る為
蕎麦は他の麺より切れやすくなっていることから、『旧年中の災難や苦労などの悪いことが断ち切れますように』と祈願して食べられるようになった。
- 世直しそばを由来として
生活が苦しくて年の瀬を越せない町人に「世直しそば」としてそば餅をふるまわれ、その人たちは運気が良くなった。この伝説から、蕎麦をたべられるようになった。
- 金銀細工師の習慣から、金運アップを祈願して
金銀細工師が作業で散らばった金粉を集めるために、そば粉を練った団子が使われていたことから、『金を集める』『金運アップ』を祈願して食べられるようになった。
- 無病息災を祈って
室町時代に江戸三長者の一人である増渕民治が、『無病息災』を祈って家族と一緒にそばがきを食べたことに由来して、食べられるようになった。
- 蕎麦の栄養価の高さを理由として
蕎麦を食べることにより足りなかった栄養が取れて、流行り病にならなくなったことから、食べられるようになった。
こんなにも、年越しそばの由来があるからこそ、今でも年越しそばを食べる習慣が残っているですね!
年越しそばの由来は、以前に詳しく記載しているので、良かったら読んでみて下さいね。
[box class=”yellow_box” title=”関連記事”]年越しそばの由来とは?いつ食べる?タイミングやレシピを徹底検証!
[/box]
年越しそばは地方によって違う?
年越しそば、実は地方によって少し内容が異なっていますので、ご紹介していきたいと思います。
にしんそば
にしんそば事態を知らないという方は、少ないとは思います。
ただ、京都と北海道では、このにしんそばを年越しそばとしても、食べられているそうです。
京都と北海道では、にしんそばのお味が少し違うので、ご紹介していきたいきますね。
京都のにしんそば
にしんそばの発祥は、京都とされています。
その歴史は、1882年(明治15年)に松野与三吉が、京都の人々の大事なたんぱく源である身欠きにしんをなんとか、蕎麦と合わせることが出来ないものかと試行錯誤しながら、考えて出来たのが今でも食べられている、にしんそばなのです。
にしんそばの具は、棒炊きと呼ばれる身欠きにしんの甘露煮のみで、お好みで刻みネギをのせて食べます。
御出汁は、京都ならでは上品なもの。
そこに、身欠きにしんの脂が溶け出して、独特の深いコクを生み出して、蕎麦とよく合い美味しいです。
北海道のにしんそば
北海道はかつて、にしん漁が盛んでした。
そこで、商業の町であった江差町というところから、にしんを身欠きにしんにして、京都まで船で運ばれたのだとか。
身欠きにしんを生み出した、江差町でも身欠きにしんをにしんそばにして食べられていたのが始まりで、今では江差町以外でも、にしんそばを食べる地域があります。
北海道のにしんそばは、身欠きにしんの味付けは同じ甘露煮なのですが、御出汁が関東寄りで濃い目のもの、そこに刻みのりを添えて頂くそうです。
わんこそば
わんこそばと言えば、岩手県の花巻や盛岡に伝わるお蕎麦です。
わんこそばは、早くたくさん食べるイメージがありますよね。
本来のわんこそばは、おもてなしの心を重視しており、お客様のペースでゆっくりと最後まで美味しく、お蕎麦を堪能してもう為だそうです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]パパはわんこそばが早食いするものでないと分かっても、早くたくさん食べたくなる~。でも、わんこそばを年越しそばとして食べるなら、縁起を担ぐために食べるので、早くたくさん食べるのは封印します。[/voice]
おかめそば
https://www.instagram.com/p/BsvSLQJgvh9/?utm_source=ig_web_copy_link
おかめそば、関東地方の縁起良いとされているお蕎麦です。
なぜ、おかめそばと呼ばれているかというと、蕎麦の上にのっている具材が、大抵、かまぼこや青菜、卵焼きなどで、その具材が、おかめの顔に似ているから、おかめそばと呼ばれているそうです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]パパは、関東から出たことがないのに、おかめそばを食べたことがないよ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]今年の年越しそばは、おかめそばも良いかもね。子供達も喜びそうだしね![/voice]
越前そば
福井県嶺北地方で主に食べられている越前そば。
そばに大根おろしを添えたシンプルなのに、本鰹の出汁がきいていて、美味しいそうです。
越前そばは長寿食としても注目されています。
年越しうどん
https://www.instagram.com/p/BsSeUS-AUQ4/?utm_source=ig_web_copy_link
うどんと言えば、香川県ですよね。
そんな香川県では、年越しそばならぬ年越しうどんを食べているそうです。
ただ、年越しうどんを香川県民全員が食べている訳でもなく、年越しそばを食べている割合の方が多いようです。
沖縄そば
https://www.instagram.com/p/BsDel9eAxvH/?utm_source=ig_web_copy_link
沖縄県は、沖縄そばを年越しに食べる人の割合が多いそうです。
沖縄そばは、そばと呼んでいますがそば粉は入っておりません。
古くから中国と行き来があったので、その交流をきっかけに、中国から入ってきた麺が沖縄県民の口に合うように発達したのが沖縄そば。
沖縄そばは、そばというよりは、味は中華麺に近いです。
https://www.instagram.com/p/BsCP42DDQ4o/?utm_source=ig_web_copy_link
スーパーでも、蕎麦ではなくて、沖縄そばが鎮座しております。
色々な地域の年越しそばをご紹介してきましたがいかがでしたか?
年越しそばには、色々な種類があるだけではなくて、年越しそばを食べる日も地域性がありました。
続いては、そんな地域性がある年越しそばをいつ食べるのかをご紹介していきたいと思います。
年越しそばをいつ食べる?
年越しそばといえば、いつ食べると思いますか?
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]はーい。その答えなら、私でも分かるよ!12月31日だよ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]大正解だよ!
大晦日で元旦にまたがずに、年越しそばを食べきれたら何時でも良いんだよね。[/voice]
我が家では、年越しそばを夕食の時に食べるのではなくて、夕食を食べてから、22時ぐらいに紅白を見ながら、夜食感覚で、年越しそばを食べるのが定番です。
でも、年越しそばをお昼に食べたり、夕食として食べたりする人など様々なようで、年越しそばを大晦日のいつに食べるかについては、特にルールがないんですね。
ただ、12月31日に年越しそばを食べない地域もあるんです。
では、年越しそばをいつ食べるのでしょうか?
気になりますよね?
年越しそばを12月31日に食べない地域ごとに、詳しくご紹介していきたいと思います。
福島県民は年越しそばをいつ食べる?
福島県の会津地方では、元旦そば、2日もち、3日とろろという言葉があるそうです。
この言葉の通り、お蕎麦を年明けに食べる習慣があります。
ただ、会津地方でも、元旦はもち、2日そばなど、順番は様々なようです。
では、会津地方では大晦日には何を食べているのかというと、ざくざく煮というものです。
https://www.instagram.com/p/xb4GCiq0Bl/?utm_source=ig_web_copy_link
ざくざく煮には、人参、大根、ゴボウ、里芋、こんにゃくが入っており、煮干し、帆立、するめなどで、出汁を取りお醬油で味を調えてたものです。
会津地方の特に山間部にはかかせない郷土料理だそうです。
新潟県民は年越しそばをいつ食べる?
新潟県では、年越しそばを元旦や1月14日(小正月の前日)に食べるそうです。
だから、年越しそばとは言わず十四日そばと言うそうです。
ただ、この風習も年々減少し、年越しそばに移りつつあるそうです。
では、十四日そばを食べている人たちは、大晦日に何をたべているのでしょうか?
https://www.instagram.com/p/BOrU0OpD6OQ/?utm_source=ig_web_copy_link
このインスタグラムの写真を見て貰えれば分かると思いますが、大晦日にご馳走を食べるようです。
青森県民は年越しそばをいつ食べる?
青森県では、大晦日におせち料理を食べます。
その後に、年越しそばも食べるそうです。
https://www.instagram.com/p/xRMEu5CYxX/?utm_source=ig_web_copy_link
岩手県や、新潟県では、年越しそばを大晦日以外の日に食べていたのに対して、青森県では、おせち料理と年越しそばを両方食べるとは、凄いですよね。
ただ、青森県以外でも、北海道など、その他の地域でも、大晦日におせち料理やそれに近い豪華な料理を食べて、年越しそばを食べる習慣があるみたいです。
喪中に年越しそばは食べていいもの?
そもそも、喪中に避けた方が良い食ベ物は、なんなでしょうか?
それは、昆布や紅白なますなど、祝いの意味を込められたものは、避けた方が良いです。
ただ、年越しそばは、長寿や家族の発展、幸せを願い食べるものなので、お祝いの意味を込めた食べ物ではないのです。
したがって喪中でも、年越しそばを頂くことには何の問題はないです。
まとめ
年越しそばと大晦日に何を食べられているかのご紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは、どの地域がどんな年越しそばを食べているのかをまとめていきますね。
[box class=”pink_box” title=”年越しそばの種類”]- 北海道と京都はにしんそば
- 岩手県はわんこそば
- 関東はおかめそば
- 福井県は越前そば
- 香川県は年越しうどん
- 沖縄県は沖縄そば
色んな年越しそばをご紹介しましたが、今はそんな種類の年越しそばを食べてないよって感じる方もいらっしゃると思います。
今住んでいるところが、大晦日にどんな年越しそばを食べていたのかを調べて、今年はいつもと違う年越しそばを食べてみてはいかがでしょうか?
続いては、大晦日に年越しそば以外のものを食べる地域をまとめました。
[box class=”red_box” title=”大晦日に年越しそば以外を食べている”]- 福島県の会津地方で、大晦日にはざくざく煮、年明けにお蕎麦
- 新潟県は大晦日にご馳走、年明けの14日に十四日そば
- 青森県は、大晦日におせち料理と年越しそば
私自身、大晦日には年越しそばで年を越すのが当たり前だと思いこんでたので、大晦日の過ごし方にこんなに地域性があることに驚きました!
[box class=”pink_box” title=”関連記事”]年越しそばの由来とは?いつ食べる?タイミングやレシピを徹底検証!
大晦日の過ごし方、一人の場合は?ランキング形式でおすすめをご紹介
[/box]