PTAの意味や意義とは?いる?いらない?賛成・反対意見をまとめて紹介!

みなさんこんにちは!

もうすぐ新年度ですね。子供を持つ親御さんは、何かと心を砕くことが多くなる季節です。

とりわけ気になるのが、PTAの役員決め……。

私自身はまだ経験したことがないけれど、小学校の子供を持つ友人から聞いて、その大変さは何となく感じています。

娘も4歳、そろそろ小学校に上がる準備を考えた方がいい年齢になってきました。

そこで今回は、PTAについて、その意味や意義、さらにはよく話題に上る「本当に必要なのだろうか」という反対・賛成意見について調べて見ました!

私と同じような不安や興味を感じている方も多いと思われますので、よろしければ最後までお付き合いください。

 

PTAの意味とは?どんな組織?

子供を持つ親であれば、必ずと言っていいほど関わるPTA

みなさんの中にも役員をやっていたり、活動に関わっている方もおられるのではないでしょうか。

時に存在意義を問われることもあるPTAですが、一体どのような団体なのでしょう?

まずはPTAという団体について、おさらいしてみましょう!

PTAとは

PTAは正式名称を「Parent-Teacher Association」といい、親と教師の会(団体)という意味です。

親と教師の会ですので、児童生徒はPTA会員に含まれません

PTAは任意加入の団体で、加入は義務ではありません。基本的にボランティア的な活動を主にする団体です。

PTAには各学校ごとに設けられている単位PTAと、市町村や都道府県、全国といった大規模なレベルで活動するPTA連合会があります。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]日本PTA全国協議会(通称日P)は、代表的なPTA連合会として有名ね[/voice]

普通私たちが関わるのは単位PTAです。今回は、この単位PTAについて詳しく解説して行きます。

PTAは何をやっている?

PTAの活動内容とは、どのようなものでしょうか。

いくつか例を挙げますと、

[box class=”pink_box” title=”PTAの活動内容”]
  • 運動会など学校行事のお手伝い。
  • 課外授業や子ども会など、学校外での活動のお手伝い。
  • 安全・防犯パトロールや、清掃美化活動。
  • 地域へ向けて学校の広報活動。
  • 備品の購入、ベルマーク活動。
[/box]

これらの活動が挙げられます。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]要するに、学校の子供のためになることなら何でもお手伝いする団体なんだな![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]そうね。PTAの大きな理念として、「子供たちの健全な発達に寄与する」というものがあるわ[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]この理念に沿った活動をしているのだ、と考えれば、PTAの活動内容がイメージしやすいわね![/voice]

学校では、年度の初めなどに「PTAだより」といったプリントを配ることが多いです。受け取ったら、ぜひ活動内容や理念などに目を通しておくと良いでしょう。

PTAの組織について

PTAと聞いて、保護者の方々が真っ先に気になるのは、役員についてです。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]小学校の子供がいる友達も、役員になっちゃったって言って、ため息ついてたわ……[/voice]

PTAの役員、どのような席があるのでしょう。

学校により差はありますが、おおむねPTA組織は大きく本部役員と、運営委員会に分けられます。

[box class=”pink_box” title=”PTA組織”]
  • 本部役員:PTA全体をまとめる役員。行事への出席や予算決定、学校内外への連絡などを担う。
  • 運営委員会:運動会の手伝いやパトロールなど、活動ごとに設けられた専門的な委員。
[/box]

さて、一般的に本部役員には会長・副会長・書記などの役職があります。

それぞれの主な仕事内容は、

役職名 主な仕事内容
会長 PTAの顔。行事などへの出席・挨拶、またPTA連合会への出席等を行う。
副会長 会長の補佐役。会長不在時の代役や、学校、委員会間の連絡を担う。
書記 文書作成を担う。パソコンのスキルを求められることが多い。
会計 予算の管理、集金等、お金にまつわる仕事を担う。
会計監査 お金が正しく使われているかの監査を行う。

役職に就く人数は、学校にもよりますが、会長が1人、他の役職はおおむね2~3名選出されることが多いです

続いて、運営委員会にはクラス委員会、文化委員会、校外委員会など、各PTAで活動している内容ごとに、委員会が設けられています

いくつかの例を挙げますと、

委員会名 活動内容
クラス委員会 親子で行うクラスの親睦会などの企画・運営を行う。
文化委員会 保護者向けの講演会や講習会の企画・運営を行う。
校外委員会 防犯パトロール、見回りなどを行う。
企画委員会 学校全体で行う親睦会などの企画・運営を行う。
環境委員会 校内・校外の美化活動を行う。
ベルマーク委員会 ベルマークの回収、備品の購入を行う。
推薦委員会 次期役員の推薦・選出や、アンケートを実施する。

委員会はそれぞれのPTAで力を入れている活動ごとに設けられますので、学校によって差があります

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]自分の学校の役員・委員会について知りたいときは、PTAだよりや学校のホームページをチェックしてみるといいわね[/voice]

 

PTAに賛成?反対?問題点とは?

ここまでPTAとはどのような団体なのか、簡単に解説してきました。

ところで、PTAについてはしばしばその存在意義が問われています

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]実際に関わったことのある方なら、感じたことがあるかもしれませんね[/voice]

一体PTAの何がそれほど問題視されているのでしょう?

次はPTAの抱える問題点について、賛成・反対意見を押さえつつ見ていきましょう!

PTAはどうして問題視されるの?

学研教育総合研究所が2016年に実施した調査で、PTAに関わりたくないという保護者が過半数に上ることが分かりました。

画像引用:小学生白書Web版 学研教育総合研究所|学研

どのような理由から、PTAに関わりたくないという人が増えているのでしょうか。

学研教育総合研究所のアンケートでは、人間関係の煩わしさが最大の理由であるとされてます。

また、2017年に神奈川県のPTA協議会が県内のPTA会長に対して実施したアンケートでは、279人中253人がPTAは問題を抱えていると感じている、という結果が出ました

参考サイト:アンケート(教育環境委員会) – 神奈川県PTA協議会

このアンケートの回答で最も問題だとされたのは、役員決めでした

https://twitter.com/77_nobubu_/status/1242593746018906117

また、アンケートではPTAの活動が負担になっているという点も、多くの回答者によって問題視されました。

これらのアンケート結果を見ると、PTAが本来ボランティア的な活動団体であるのに、義務的・強制的になってしまっているために、関わりたくないという気持ちになってしまうことがうかがえます。

活動が義務的に、さらに進んで形式的になってしまうと、作業効率も当然悪くなってしまいます

「会議がおしゃべりばかりで進まない」などという問題もまた、活動の義務化・形式化に由来していると言えるでしょう。

どうして義務的になってしまうのか

参加は自由であるはずなのに、実質強制的に参加させられがちなPTA。

どうしてこのように義務的なものになってしまうのでしょうか。

PTAが義務的になってしまう理由として、委員会制を採っていることがよく挙げられます。

先ほどお伝えしましたように、PTA組織には活動ごとに委員会、また本部役員などの役職が設けられています。

これらの役職はそれぞれ役割が与えられているため、1つでも欠けてしまうと組織全体としての運営が出来なくなってしまいます

そのため、誰かが必ずやらなくてはならなくなり責任の押し付け合いが生まれて人間関係もこじれてしまうのです。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]つまり、先に仕事や役職があって、そこに自分は割り当てられるだけだから、本来自分がやりたいこととかけ離れてしまうのね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]子供のための活動なら個人でも出来るし、わざわざPTAでやらなくても……っていう人が増えてるんだな[/voice]

また、役職が前もって決められていることは、行き過ぎた平等主義を助長してしまいがちです。

役員決めの際、PTAは役員を無理矢理やらせる、ということがしばしば悩みや問題として話題に上ります。

これは、仕事を果たしていない人がいるのは不公平であるから、みんなに平等にやらせるべきだ、という意識から生じる問題です。

そのため、共働きの家庭や、病気や介護など事情のある人も、平等に仕事負担を割り振られがちになってしまうのです。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]今では逆に、専業主婦だからという理由で膨大な仕事を受けてしまった、という例もあるわ[/voice]

このような問題があるため、最近では仕事ごとにやりたい人を募るボランティア方式を採っているPTAもあります

参考サイト:PTAが忌み嫌われる「3大原因」はこれだ! | PTAのナゾ | 東洋経済オンライン

PTA賛成!参加するメリットは?

それでは逆に、PTAに参加するメリットとは何なのでしょうか。

第一に挙げられるのは、子供が毎日過ごしている学校の様子を身近に観察出来る、ということです。

https://twitter.com/Himaroko_k/status/1224856052643942400

https://twitter.com/tanakaletter/status/1125976574401044480

学校の日常の雰囲気だけでなく、先生と情報交換、交流できるのもメリットの1つです。

PTA活動では、先生方と密接に関わることになるので、良くも悪くもその人の人柄なども見えてきますし、また子供のことについて形式張らずに相談することも出来るでしょう。

また、同じ保護者や地域の人々との関わりを持つことが出来る場であるのも、大きなメリットです。

PTAは親同士の情報交換・コミュニケーションの場として機能しています。つまり、親同士が仲良くなれる絶好の機会です

また、活動範囲は学校内外に渡るため、地域住民との交流も深めることが出来ます

「子供は地域で育てるもの」という価値観は、現在薄らいできていますが、PTAは保護者同士、地域住民同士を子供と教育を通して結びつける大切な役割を担っているのです

https://twitter.com/mbamacbook/status/1199190166151122944

PTA活動をうまく続けるためには?

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]反対意見と賛成意見を見て思ったんだけど、結局PTAの存在意義って、人間関係が上手く行ってるか行っていないかによるんじゃないか?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”l”]そうね。PTA活動の雰囲気が悪かったら、子供のためにもならないんじゃないかって疑問に思うのも無理ないわ[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]組織形態の問題もあるけれど、人間関係が良好なら横同士のつながりが出来て、活動の仕方も自由で融通が利くようになるわよね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”r”]仲良くなったら腹を割った意見も言いやすくなるしな![/voice]

PTA内での人間関係を良好に保つためには、どうすればいいでしょう?

1.もっとも大切なことは、決して無理をせずに、自分に出来ることと出来ないことをはっきり決め、その理由と事情を伝えることです。

人間関係のトラブルは、多く相互の理解がとれていないことから生まれます

敵対する必要はありませんが、自分の事情ははっきりと伝えるようにしましょう。

2.そしてもう一つ大切なことは、自分が出来ないことは一人で抱え込まずに、思い切って人に頼むことです。

人に頼むと言うことは、相手に対する信頼の証です。

それに対するお礼は、自分に出来る仕事をこなすことで返しましょう。そうすることで、相互の信頼関係を築くことが出来ます。

人には得手不得手がありますので、何でも出来る必要はありません。苦手なことをお願いすることで、人間関係を築いていきましょう。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]義務ではないものの、PTAは子供を持つ親なら避けては通れない道ですよね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]お互いの事情を理解し合い、信頼し合うことで、ぜひよい人間関係を築いてください![/voice]




まとめ

PTAについて、その意味や賛成・反対意見について、今回は解説しました。いかがでしたでしょうか?

それでは、今回の内容をまとめます。

[box class=”pink_box” title=”PTAとは まとめ”]
  • PTAの正式名称は「Parent-Teacher Association」親と教師の会(団体)という意味。
  • PTAへの加入は義務ではない
  • PTAの活動は、子供の健全な発達に寄与するための活動。
  • PTAの組織は一般的に本部役員と、運営委員会に大きく分けられる。
  • PTAには学校ごとに設けられた単位PTAと、市町村など大規模なレベルで活動するPTA連合会とがある。
[/box] [box class=”green_box” title=”PTAの問題点 まとめ”]
  • PTAに関わりたくないと思う理由は主に「人間関係の煩わしさ、役員決め、負担を感じるほどの活動」などが挙げられる。
  • これらの印象は、PTAの活動が半強制的で義務的なものになってしまっていることに由来する。
  • PTAの活動が義務的になってしまう理由として、委員会制の存在が挙げられる。
  • 委員会制では、誰かが必ず役職を担わなければならず、そのため義務感と負担が生まれてしまう。
  • 役職が前もって決められていることは、行き過ぎた平等主義を生みがちだ。
  • これらの問題を解決するため、ボランティア制を採るPTAもある。
[/box] [box class=”blue_box” title=”PTA賛成意見 まとめ”]
  • PTA活動に参加することで、学校に訪れる機会が増え、子供たちの様子を身近に観察出来る
  • 先生方と密接に関わるため、詳しい情報交換が出来る。
  • PTAは同じ護者や地域住民との関わりを持つことの出来るコミュニティの役割も担っている。
  • PTA活動のメリットを受け、続けるためには、良好な人間関係を築くことが大切。
  • 互いの事情を理解し合い、仕事を通じて相互の信頼関係を築くことで、気持ちの良いPTA活動を目指そう!
[/box]

もう数年もすれば、私も娘が小学校に入るので、PTA活動にいそしむ日も遠くないなあと、調べながら感じていました。

果たして娘の通う小学校のPTAはどんな場所なのだろうか……。

楽しみでもありまた不安でもありますが、今回調べたことを活かして、上手にPTAと付き合って行こうと思います。

みなさんもどうか、PTAを通してご自身にも、子供にも、良い経験を得られますように。

[box class=”pink_box” title=”関連記事”] [/box]




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