桜の時期を過ぎると、だんだんと日がのびてきますね。夕方でも暗くない!!(真っ暗だとテンションガタ落ちになるのは私だけでしょうか。笑)
普段から太陽と共に生きている私は、夏が近づいてきたなぁ~と感じるこの時期がすごく好きです。
ところで皆さん!
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]夏至ってなあに?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”l”]夏至って何するの?[/voice]こんなこと聞かれた時、きちんと説明できますか?
私は、、、できません!!(自慢することじゃありませんが…)
なので、今回は「夏至」について調べてみました。日本人だからこそ知っておきたい日本のこと、一緒に勉強していきましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]夏至っていうのはね~(どや)[/voice]こんな顔を目指して。笑
では、お付き合いお願いします。
夏至ってなに?
春分、夏至、秋分、冬至…
季節の移り変わりの時期にこの言葉たちを良く耳にしますよね。今回は夏至について調べていきますが、何をもって「夏至」というのでしょうか。
夏至は、1年で一番日が長い日
[box class=”glay_box” title=”夏至とは”]二十四節気の一つ。太陽の黄経(こうけい)が90度に達する日をいい、暦では6月21日~22日頃だが年によって変わる。太陽の中心が夏至点を通過し、北半球では昼が最も長く、夜が最も短い日。[/box]
引用画像:ホテルモアン
二十四節気は、1年を太陽の動きに合わせて 24の季節に分けたものをいいます。360度を24分割するので、15度おき(約15日間)でそれぞれの季節が定められています。夏至はこの二十四節気のうちの一つです。
画像引用:wikipedia
また、夏至は1年の中で太陽が一番高い場所にあって、日照時間すなわち太陽が昇っている時間が1年の中で一番長い日のことをいいます。ただ6月21日~22日といえば、「梅雨」の時期と重なるので、日照時間の長さを感じることは少ないかもしれませんね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]夏至には夏に「日長きに至る(きわまる)」日という意味があるそうよ。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]字からも、夏至が「日が一番長い」っていう事が分かるね。[/voice]ちなみに!
日本がある北半球では最も日照時間が長くなりますが、オーストラリアが南半球では最も日照時間が短くなるという性質もあります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]そっか。北半球と南半球では季節が真逆だものね!![/voice]夏至の日の白夜と極夜
残念ながら日本で見ることはありませんが、夏至の日には北緯66.6度以北の北極圏全域で「白夜」となり、南緯66.6度以南の南極圏全域で「極夜」となるようです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]「白夜」は真夜中になっても空が薄明るいか、太陽が沈まない現象のことをいうんだよ。[/voice]
これが、夜の9時だなんて信じられないですよね!明るいっっ。
こ、こ、これが昼間の明るさですって。信じられない…
夏至の食べ物や風習はあるの?!
春分といえば、、、
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]ぼた餅を食べるね!![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]秋の秋分には、おはぎを食べているね。[/voice]おはぎとぼた餅の違いってなんだろう。と思った方!
お時間があれば、こちらをご覧ください
↓↓↓
[box class=”yellow_box” title=”参考記事”] [/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]冬至には、かぼちゃを煮て~。柚子湯に入るのが気持ち良いわね。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”l”]夏至には、何を食べるの?何かするの~~?[/voice]…どうなんでしょうね…。早速、調べてみましょう!!
夏至には、全国的な風習はない?!
地域よって夏至の日に食べるものなど様々な風習はあるようですが、全国的に多くの人が行なうような風習はありません。
何で、これ!!といった風習がないのか。
それは、農作業が大きく関係してきているようです。昔、「夏至」の期間は農作業が最も忙しい時期に当たりました。
二十四節気をもう少し細かくすると夏至から11日目あたり(7月1日か2日)に半夏生というものがあります。これは、この頃から「梅雨が明けますよ~」という合図の日でもあったのです。
同時に「半夏半作」といって、この日以降田植えをしても収穫が少ないとされていたので、半夏生までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」重要な目安日ともされていました。
つまり農家にとっては夏至は一番の繁忙期!!!
お祝いなどを行っている時間もなく、風習も生まれにくかったのではないかと考えられています。
各地域の食べ物や風習
風習が生まれにくいとはいっても、各地域ごとで夏至あたりに食べられているものを発見しました!
農家の人たちは田植えが無事に終わると、そのことを祝い豊作を祈願しました。地のものを「神様に供え豊作を願い」、田植えを手伝ってくれた人々には「感謝の気持ちを込めて」振舞ったそうです。
こうした風習が「夏至あたりに食べるもの」として残っているんですね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]地のものを使っていたから地域によって食べ物が違うんだね!![/voice]では、せっかくなので「各地域の食べ物風習探しの旅」へと皆さんをお連れします。
- 【関東地方】小麦餅
関東地方では稲作と小麦の二毛作をしている農家が多くいました。秋に種をまいて、翌年の夏に収穫するサイクルだった小麦を、米作りの裏作として栽培していたのです。ただ当時は、収穫した小麦を粉にするには非常に手間がかかっていたので小麦の粉を使った食べ物はとても贅沢品でした。
なかなか口にすることはできず、小麦を使った食べ物はハレの日に出される縁起物だったようです。
田植えが終わった後には「小麦餅」を神様に供えて豊作を祈り、田植えを手伝ってくれた人たちに振舞って田植えが無事に終わったことを祝ったことが風習になっていったようです。
- 【関西地方】タコ
関西地方では、夏至から半夏生にかけてタコを食べる風習があります。「田植えをした稲がタコの足のようにしっかりと大地に根をつけるように」という願いを込めて食べたことが由来とされます。
また、タコは栄養分が豊富で疲労回復効果が期待できることから、田植えなどの疲れを癒やすための食べ物だったのかもしれません。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”r”]関西地方で社、7月2日頃の半夏生にタコを食べる人が多いことから、7月2日が「タコの日」と定められているみたいよ。[/voice]- 【福井県大野市】半夏生サバ(焼サバ)
福井県大野市では、昔から丸焼きの鯖を食べる習慣があります。江戸時代に農作業で疲れた体を癒し、盆地特有の蒸し暑い夏を乗り切るための貴重なスタミナ源として、大野藩主が農民に振舞ったのが始まりといわれています。
- 【愛知県】無花果の田楽
愛知県では、無花果(イチジク)の田楽を食べるそうです。はっきりとした理由は定かではありませんが、愛知県が全国でも有数の無花果生産地であることと、不老長寿の果物として知られ元々は薬として用いられていたことから、暑い時期に体力をつけるために食べられたのではないでしょうか。
- 【奈良県】半夏生餅(小麦餅)
奈良県の香芝市周辺(大阪府南河内地方でも)では半夏生餅を「はげっしょ」と言い、農家では小麦を混ぜた餅を作りきな粉をつけて食べます。田植えを終えた農民が農作業を無事に終えたことを田の神様に感謝し、お供え物をして共に食したことが由来とされているそうです。
- 【香川県讃岐】半夏生うどん
讃岐の気象災害が少ないという恵まれた気候から、小麦の収穫が盛んになったそうです。
うどん作りには欠かせない「小麦」や「塩」が多く生産できたことから小麦を美味しく食べる方法として「うどん」が親しまれていったといわれています。そのこともあってか、昔からうどんはハレの日の食べ物・行事食をとして食べられていました。
田植えの終わる頃には、その田植えを手伝いにきた人たちにうどんを振舞っていたようです。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]田植えの終わる時期(=半夏生)にうどんを食べるから、7月2日を「うどんの日」と決めたんだって。[/voice]- 【京都府】水無月
京都では1年のちょうど折り返しにあたる6月30日に、半年間の罪やけがれを払い、残り半年の無病息災を祈願する神の行事「夏越祓(なごしのはらえ)」が行われます。この際に6月の和菓子の代表である「水無月」が食べられていたようです。
[aside]水無月はどんなお菓子?白のういろう生地に小豆をのせ、三角形に包丁されたお菓子。それぞれに意味がある。
水無月の上部にある小豆は「悪魔払い」の意味があり、三角の形は「暑気を払う氷」を表しているといわれている。[/aside]
旧暦の6月1日に氷を口にすると夏バテをしないと言われていたことから、氷を取り寄せて暑気払いをしていましたが庶民にとってはなかなか手に入らない貴重なものだった為、氷に似せて作った水無月を食べて夏の暑さを乗り切ろうとしていました。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”r”]旧暦の6月1日がだいたい半夏生の時期になるんだね。[/voice]各地域の気候や、特色が出ていますね!!
~海外編~
北欧圏では、夏至祭に最も力を入れています。日照時間が短いということもあり、古くから太陽が最も長い夏至の日には様々な行事が行われていたことが分かっているようですよ。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/0N91Ipz9ayg” mode=”normal” /]- スウェーデン
スウェーデンではニシンの酢漬けや、じゃがいもを茹でたもの、サーモンやスペアリブを食べるそうです。また、食後には夏に初めて収穫された苺を食べます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]歌うのが好きなスウェーデン人は、大人も子供も一緒になって手をつないで回りながら歌ったり、踊ったりするみたい。[/voice]- フィンランド
フィンランドでは、乳製品やソーセージ、じゃがいもを食べ、白樺の葉や草花を飾ります。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]フィンランドでは、夏至祭の日をユハンヌス(juhannus)と呼ぶんだって。湖のそばでたき火を燃やして一晩中外で踊っているみたいだよ。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”r”]他にも、色んな夏至祭があるみたいだから今度調べてみよ~っと。[/voice]【おまけ】夏至祭 in日本
日本でも、夏至祭が行われる地域があるみたいですよ。
それが、三重県伊勢市の「二見興玉神社」で行われる夏至祭。
昨日は #夏至 でした。三重県伊勢市の #二見興玉神社 で夏至祭が営まれ、200人の男女が海でみそぎをして心身を清めました。 pic.twitter.com/bhq5tv3qHz
— 東京新聞写真部 (@tokyoshashinbu) June 21, 2018
夏至の日の出と共に海の水に浸かって,体を洗い清めるお祭りで夫婦岩の前で行います。
古くから二見浦一帯は、伊勢参宮をする人々が心身を清め罪や穢れを払うために体を洗い清める場所でした。
午前3時30分より夏至祭がスタートし、日の出の時刻(午前4時40分頃)に合わせて祭り行事が行われるそうです。
【おまけ②】キャンドルナイト
最近は『100万人のキャンドルナイト』をきっかけに、各地で夏至のイベントとしてキャンドルナイトが開催されています。ご家族や恋人とイベントに参加してみたり、お家で少しの時間だけキャンドルを灯してみても良いかもしれませんね。
いつもとは違うほっこりした気分を味わえる夏至の日になるかもしれません。
※100万人のキャンドルナイトの詳細はこちらをご覧ください。
↓↓↓
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レシピ
「各地域の食べ物風習探しの旅」も終えて、皆さんそろそろ夏至のことを色々知ってきた頃ではないでしょうか。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]せっかくだったら、今年の夏至は風習に倣った食べ物を食べてみたいなぁ~[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”l”]え!食べに行けるの!?!?僕も夏至に風習探しの旅できるの?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]やった~。おでかけだ!![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”](心の声)日本中の旅なんて…そんなの無理に決まってるでしょ。[/voice]…そうですよね。なので、お家で作っちゃいましょう♪簡単にできるレシピを3つご紹介します。
①タコ飯
[box class=”green_box” title=”タコ飯”]
材料(3合分)
- お米 3合
- 茹でたこ 150g
- 油揚げ 1枚
- 生姜(千切り) 8g
- ☆醤油 大さじ3
- ☆みりん 大さじ2
- ☆酒 大さじ2
- ☆だしの素 小さじ1/2
- ☆砂糖 小さじ1
[/box]
炊飯器で簡単に作れるレシピです。ゴマを仕上げに振りかけても美味しそうですね!!
作り方はこちら↓↓
②おろしうどん
[box class=”green_box” title=”おろしうどん”]
- 冷凍うどん 2玉
- ◆めんつゆ(濃縮タイプ) 50cc
- ◆冷水 300cc
- 大根おろし 100g
- ねぎ(小口切り) 適量
■ ここからはお好みで
- 温泉玉子 2個
- すだち 1個[/box]
さっぱりと食べたいときにおすすめ!!冷凍うどんを使っているので、調理器具も少なくて後片付けも簡単ですね。
作り方はこちら↓↓
③半夏生餅(小麦餅)
[box class=”green_box” title=”半夏生餅”]
材 料(2人分)
- もち麦 100g
- 水 200cc
- ☆きな粉 大さじ2
- ☆砂糖(お好みで) 大さじ2[/box]
朝ごはんやおやつにもできそうですね。お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
レシピはこちら↓↓
まとめ
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]夏至ってなあに?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/息子普通.png” name=”息子” type=”l”]夏至って何するの?[/voice]もう皆さん、ばっちりですね!
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]夏至っていうのはね~(どや)[/voice] [box class=”blue_box” title=”まとめ”]- 夏至とは、1年の中で太陽が一番高い場所にあって、太陽が昇っている時間が1年の中で一番長い日のこと。
- 暦では6月21日~22日頃だが年によって変わる。
- オーストラリアがある南半球では最も日照時間が短くなる日でもある。
- 夏至には、全国的に多くの人が行なうような風習はない。
- 風習がないのは、農家にとって夏至は一番の繁忙期だったためお祝いなどを行っている時間もなく、風習も生まれにくかったから。
- 各地域で、夏至あたりに食べる食べ物はある。それは、各地域の気候や地の物を活かしたものから誕生している。
[/box]
まさか、「風習がない」という答えだったのには驚きました。ただ、夏至が各地域の環境に合わせ根付いていたものであることは確かですね!
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]昔の人は、忙しくても季節の移ろいや地域のことを大事にしてたんだね。すごい!![/voice]…勉強になりました。
梅雨の憂鬱さに負けてつい気づかないうちに過ぎてしまう夏至ですが、ふと思い出して季節の移ろいを感じられるといいですね。(どうか、梅雨の合間の晴れ間が見れますように…)
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”]僕は、タコ飯を食べて季節の移ろいを感じることにするよ。[/voice](やはり、夫は花より団子…笑)
長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました!!
では、またお会いしましょう!
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