突然ですが、日本の夏の風物詩といば、何を思い浮かべますか?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/女性社員ほほえみ.png” name=”友人A” type=”r”]夏祭りに浴衣、花火大会![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]やっぱあれだろ、ビアガーデン。あと高校野球とかそうめんとか…。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/サイトキャラクター.png” name=”友人B” type=”r”]スイカにかき氷![/voice]色々出てきますね。風物詩とは季節を表すものですが、四季の中でも「夏」は連想するものが一番多い季節ではないでしょうか。
私は夏と言えば「蚊取り線香」を思い浮かべます。
子供の時、夏休みにおばあちゃんの家に遊びに行くといつも置いてあって、あの煙の匂いが忘れられません。
今でも我が家ではキャンプやBBQに蚊取り線香が欠かせませんが、この前友人たちと「蚊取り線香の煙って子供の体に影響ないのかな?」という話題になり…。
今までは気にせず使っていたのですが、そう言われると心配になる性格なので、徹底的に調べてみました。
今回は主に、「蚊取り線香は子供や動物がいても使えるのか」や、「煙の影響」などについてお話ししたいと思います。
最後におすすめの蚊取り線香もご紹介しますので、お見逃しなく!
蚊取り線香の成分は?
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]言われてみれば、蚊取り線香は寄ってきた蚊が死ぬくらいだから、ひょっとして人間にも影響があるんじゃ…。[/voice]よく考えたら、そもそも蚊取り線香がどんな成分で出来ていて、どんな風に蚊に影響を及ぼすのか、全く知らずに使っていました。
主要な成分を調べてみると…
出典 Wikipedia
かつて蚊取り線香は、この写真の除虫菊(別名シロバナムシヨケギク)と呼ばれる植物の胚珠に含まれる「ピレトリン」という殺虫成分を染み込ませて作られていたそうです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]元々は天然の殺虫成分だったんだね![/voice]ピレトリンは昆虫に対しては強い殺虫力を示しますが、人間を含む哺乳類や鳥類に対しては毒性が低いとされています。
除虫菊は明治初期に日本にもたらされ、その後戦前までは全国で栽培されていましたが、戦後は食料の生産が重視されるようになったため、除虫菊の栽培面積が激減していきました。
一方で工業化が進み、ピレトリンに代わる「ピレスロイド」を工業的に合成する技術が確立されたため、蚊取り線香にはピレスロイドを原料に製造されるようになったそうです。
現在では除虫菊そのものが利用されることは少なくなり、市販されている一般的な蚊取り線香はこの合成ピレスロイドを使用しています。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]時代の移り変わりだね…。ところで、蚊取り線香がなぜ渦巻状なのか気になりませんか?[/voice]こちらの記事に渦巻き型の蚊取り線香の謎について詳しくまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。
[box class=”green_box” title=”あわせて読みたい”]蚊取り線香が渦巻きの理由とは?燃焼時間の長さが変わるってホント!?[/box]
ピレスロイドが及ぼす影響
蚊取り線香の主成分ピレスロイドは、蚊取り線香を燃やすことによって空気中に浮遊させ、殺虫効果を発揮します。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]煙でやっつけるんじゃなくて、燃やすことによって出てくる目に見えない成分で殺虫するらしいよ![/voice]化学物質と聞くと「体に害があるんじゃないの?」と思ってしまいがちですよね。
けれど、ピレスロイドは昆虫類•両生類•爬虫類に対しては神経を麻痺させ、死に至る働きがありますが、人間を含む哺乳類や鳥類にはほとんど無害であることが分かっています。
何でも、哺乳類や鳥類はピレスロイドを分解する酵素を持っているけど、昆虫などは持っていないとか…なんだか難しいですね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]専門的なことはよく分からないけど、生物によって身体の仕組みが違うっていうのはあるんだろうね。犬や猫が玉ねぎを食べると中毒を起こすみたいな…。[/voice]子供への影響
ピレスロイドが人体に無害なのは分かりましたが、小さい子供はどうでしょう?
身体が小さい分、何かしらの影響があるんじゃないかと心配になりますよね。
その点についても調べましたが、子供や赤ちゃんがいるところで蚊取り線香を使用しても、基本的には問題がないようです。
「基本的に」というのは、使用には注意が必要ということ。これは後で詳しく書きますね。
妊婦や胎児への影響
妊娠中は食べ物や薬で胎児に影響が出るんじゃないかと、ちょっとしたことがとても心配になりますよね。
蚊取り線香もその一つだと思います。
けれど、蚊取り線香に含まれるピレスロイドの濃度は、人体に影響を与えるほどのものではありません。
また体内に入っても速やかに分解され、短時間で体外へ排出されるため、妊婦さんが使っても胎児に影響はないと言えるでしょう。
ただし、やはり使い方には注意が必要です。
動物への影響
また、家で動物を飼っている方も少なくないと思います。
その場合ですが、ピレスロイドは哺乳類や鳥類にもほとんど無害ですので、犬や猫、うさぎ、鳥などのペットを飼っている家で蚊取り線香を使用しても問題はないようです。
ただし、昆虫類•両生類•爬虫類に対しては有毒ですので、カブトムシやその他の昆虫、トカゲ、カエル、カメなどの動物を飼っている方は注意が必要。
彼らにとって有害な蚊取り線香の煙を吸ってしまうと弱ってしまったり、最悪死に至る可能性もあります。
これらのペットを飼育している部屋では蚊取り線香を使用しないでください。
また、大手メーカーのホームページによると、「魚類(熱帯魚や金魚など)のいる部屋でも使用は控えるように」と書かれています。
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[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]可愛すぎてぬいぐるみかと思った(笑)フィラリア症とか怖い病気もあるから、ワンちゃんも蚊から守ってあげたいね。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/サイトキャラクター.png” name=”友人” type=”l”]というか、こんな可愛いスタンドが!?今は蚊取り線香までオシャレな時代になってきてるんだね~。[/voice]
蚊取り線香の煙の影響と使用上の注意点
蚊取り線香の成分、ピレスロイドは子供や哺乳類•鳥類の動物の体には影響がないということが分かりましたが、煙はどうでしょう?
煙が及ぼす影響
いくら蚊取り線香自体が無害であるとはいえ、締め切った部屋で長時間使用すると煙をたくさん吸い込んでしまい、具合が悪くなる可能性があります。
実際に、
- 目や喉の不調
- 頭痛
- 吐き気
などの症状を訴える方もいらっしゃいます。
商品の注意書きにもありますが、蚊取り線香を室内で使う場合は、必ず換気の良い場所で使用してください。
暑い夏はエアコンを付けるので、換気を忘れがちですが、特に小さい子供は気管支が弱かったりするので、定期的に窓を開けて空気を入れ替えることが大切です。
もちろん眠っている側では使用しないように。また、煙が子供の方に流れないように、風向きも考慮する必要があります。
もしもアレルギー体質であったり、喘息がある場合は、蚊取り線香だけでなく、長時間拡散する合成殺虫剤の使用は避けた方がよいでしょう。
これは妊婦さんはもちろん、犬や猫などの動物に対しても同じことです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]お子さんやペットが咳き込んだりしんどそうにしていないか、注意して見てあげてくださいね。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/サイトキャラクター.png” name=”友人” type=”l”]私は妊娠中に蚊取り線香のにおいで気持ち悪くなったことがあるから、つわりの時期なんかは煙の出ないベープマットの方がいいかもしれません。[/voice]火傷や誤飲に注意
小さな子供や動物がいる場合、火傷や誤飲が心配。蚊取り線香の置き方にも注意しましょう。
間違って触ってしまったり、口に入れたりしない為には、
- 手が届かない場所に置く
- 安定した場所に置く
- 手で触れられないような蚊取り線香置きを使う
この3つが大事です。
小さい子供は珍しいものを見るとすぐ触りたがるので、手が届かない場所に置くというのは絶対です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-10.png” name=”かな” type=”r”]蚊取り線香のあのグルグル!一か所だけ赤くなって煙が出てるのなんて興味を示さないハズがないよね。うちの息子なんて絶対触りに行っちゃうわ。[/voice]不安定な場所に置くと、何かの拍子に蚊取り線香が倒れて思わぬ事故にも繋がりかねません。平らな場所に置くようにしましょう。
蚊取り線香置きは蓋が付いていて、尚且つ煙を逃がす穴が大きすぎないものを選ぶのが、安全でおすすめです。
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誤飲してしまった場合
万が一、子供や動物が舐めたり口に入れたりしてしまったら、とても心配になりますよね。
蚊取り線香は毒性が低いので、なめたり、しゃぶったり、線香ひとかけら程度の誤飲では中毒症状が出る心配はまずありません。
小さい子供の場合、大量に食べてしまうということは考えられないので、先ずはうがいをさせて、症状がなければ家で様子を見てください。
もしも、犬や猫などのペットが大量に食べてしまった場合、嘔吐、腹痛、下痢などの中毒症状をおこす恐れがあります。
その他にも、体質によっては皮膚炎やアレルギー反応を起こすことも考えられますので、早急に動物病院へ行くようにしてください。
参考 日本中毒情報センター
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]万が一口に入っても大事に至ることはなさそうで安心した。誤飲より火傷の方が心配かもね…。[/voice]子供や動物にも安心な蚊取り線香&ホルダー
最後に、赤ちゃんや小さい子供、動物のいる家庭におすすめの蚊取り線香と、オシャレかつ安全な蚊取り線香ホルダーをご紹介します。
天然成分の蚊取り線香
菊花せんこう りねんしゃ
100%天然成分で作られているので、子供やペットにも安心!
除虫菊から抽出された成分で作られており、合成着色料や防腐剤などの化学物質は一切使用していません。
蚊や虫を取るのではなく、できるだけ虫よ寄せ付けないお線香です。
香りがマイルドなので、「普通の蚊取り線香の煙のにおいが苦手」という方にもおすすめです。
かえる印のナチュラルかとり線香
同じく、天然除虫菊を有効成分とした天然素材100%の煙の優しい蚊取り線香です。
刺激が少なく目や喉にやさしいので、小さな子供やペットのいる家庭でも安心して使うことができます。
「緑の蚊取り線香だと刺激が強すぎる」と感じる方も、一度お試しを!
天然蚊取り香 KATORI DOG&CATS
100%天然成分だけで作られた昔ながらのペット用蚊取り線香。
フィラリア対策を意識して作られており、有効成分ピレトリンの含有量が他のものより高くなっています。
無風状態で約9時間燃焼し続け、高い効果が期待できます。
おすすめの蚊取り線香ホルダー
蚊取り線香入れ 2WAY
夏らしい柄の可愛い蚊取り線香ホルダーです。
置いても吊るしても使える2WAY仕様なので、家の中ではもちろん、お庭やアウトドアでも活躍します。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]子供やペットがいる場合は、手が届かないところに吊るしておけば安心だね。[/voice]蚊取り線香入れ 猫•小鳥
猫と鳥をモチーフにした、可愛らしい蚊取り線香入れです。
陶器製の物は取り扱いが心配ですが、こちらはブリキ製なので割れる心配がなく、子供や動物がいても安心して使えます。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]お部屋のインテリアとしても良さそうだから、使わないときにも出しっぱなしにできるね![/voice]ideaco マンホール 蚊取り線香入れ
その名の通り、マンホールのフタをイメージしたユニークなデザインの蚊遣り器。
蚊取り線香の消したい場所に火消しパーツを置くだけで、まるでタイマーのように自動的に消火できる仕組みになっています。
フタがロックできるので、子供やペットが火のついた線香や燃焼後の灰に直接触る心配もありません。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]蚊取り線香が入ってるなんて絶対思わないオシャレなケースだね![/voice]まとめ
- 蚊取り線香は、もともと除虫菊に含まれる「ピレトリン」という殺虫成分から作られていた。
- 現在市販されている蚊取り線香の殆どは、類似の合成ピレスロイドを使用している。
- ピレスロイドは人間を含む哺乳類には殆ど無害なので、子供や動物のいる部屋でも蚊取り線香を使用できる。
- 蚊取り線香を室内で使用する際は、十分換気し、子供や動物の手の届かないところに設置すること。
- 子供や動物がいる場合は、天然成分の蚊取り線香を使うのがおすすめ。