突然ゲリラ豪雨!車を運転中の対処法って?予測できる前触れとは?

夏になると、ニュースで告げられる最高気温や熱帯夜の言葉にうんざりしている方も多いと思います。

近年、そんな夏のニュースを賑わせている頻度が多くなっている異常気象、ご存知でしょうか。

最近増えてきたってこと?

台風は昔から多いし、猛暑もなんか毎年のように聞いている気がするし…どれのこと?

かな
それはね、ゲリラ豪雨よ。
ああ!たしかによく聞くようになった気がする。

皆さんも一度は聞いたことがあると思いますし、もしかしたら何度も遭遇した方もいらっしゃるかもしれません。

主に都市部で発生して、床上浸水や電車の脱線事故などを引き起こす非常に恐ろしい異常気象です。

家の中にいても窓が割れるんじゃないかと心配になるほどの大雨が降るゲリラ豪雨。

もしそんなゲリラ豪雨に遭遇したとき、外出中、それも車の運転中だったらどう対処すればいいのか考えたことはありますか?

言われてみれば、考えたことなかったな。

こういった方は多いと思います。

ゲリラ豪雨は私たちが車を運転しているときでも関係なく突然やってきます。

走行中なら車を置いて避難することもできません。

今回は運転中にゲリラ豪雨に遭遇したときどう対処すればいいのか、ゲリラ豪雨の前兆は何なのかについてご紹介したいと思います。

事故やトラブルを防止するために車を運転する方には知っておいてほしいことですので、ぜひ最後までお付き合いください!

 

ゲリラ豪雨とは?

そもそもゲリラ豪雨とは何なのかご存知でしょうか?

ゲリラ豪雨とは、約10~数十平方キロメートル範囲の狭い地域に50mm以上の雨が1時間ほど降る集中豪雨の一種です。

50mm以上の雨と言われてもあまりピンときませんよね。

気象庁のホームページによると、50mm以上の雨が降ると人は「滝のような」、「ゴーゴーと降り続く」などという印象を受け、傘は全く役に立たなくなるそうです。

外にいると、水しぶきで辺り一面が白っぽくなって視界が悪くなります。

ちなみにゲリラ豪雨が発生している地域を遠くから見るとこんな感じだそうです。

この動画でゲリラ豪雨の凄まじさについて想像ができると思います。

実はゲリラ豪雨というのは正式な気象用語ではなく、突発的で天気予報による予測が難しい局地的な大雨を軍事のゲリラに例えた名称です。

気象庁では「局地的大雨」と呼んでいます。

ゲリラ豪雨について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

近年ゲリラ豪雨が増加している理由としては、世界的な気候変動などの影響で気温が上昇方向にあることが関係していると言われています。

気温が上昇すると、コンクリートやアスファルトなどに覆われた地表が簡単に高い温度になり地表から温かい空気が上昇します。

高温で湿度の高い空気が急激に上昇することによって気圧の低下と温度の低下が起こり、急激に雲を発達させてごく短時間で巨大な積乱雲になりゲリラ豪雨が起こるのです。

 

車を運転している場合のゲリラ豪雨の対処法

ゲリラ豪雨に遭遇したことがない方は、なんとなく目の前が見えなくなるくらいの雨が降るんだろうなあという認識があるかと思います。

実は車を運転しているときにゲリラ豪雨に遭遇すると、前を走っている車や信号などがほとんど見えなくなるのです。

運転中の車から見えるゲリラ豪雨の様子はこちらをご覧ください。

これは怖いな…。
かな
もう運転どころじゃないよね…。

この動画で分かるように、運転中にゲリラ豪雨に遭遇すると

  • 視界が悪くなる
  • 路面が滑りやすくなる
  • 冠水する場所が発生する
  • 洪水や土砂崩れに巻き込まれる可能性がある

などの危険性があります。

もし車を運転中にこのようなゲリラ豪雨に遭遇した場合、どのような対処をすればいいのでしょうか?

ハザードランプを点けてゆっくり停車する

ゲリラ豪雨が発生すると、水しぶきで辺り一面が白っぽくなって視界が非常に悪くなります。

前を走る車や信号などが見えなくなってしまい、走行はとても危険です。

無理して走行を続けず、できるだけ停車しやすい場所を見つけてゆっくり停車するようにしましょう。

その際、必ずハザードランプを点けることを忘れないように気を付けてください。

ハザードランプを点けていないと、自分は停車していても他の車がそのことに気付かず交通事故を起こしてしまう可能性があります。

やっぱり停車してしまうのが一番安全だよね。
かな
無理に走行して事故を起こすよりはずっと良いわよね。

低い場所は避ける

高架下やアンダーパスなどは周囲の道路より低くなっています。

そういった場所は冠水しやすく、気付かずに通ってしまうと車が前に進まなくなり立ち往生してしまう可能性があります。

多少遠回りすることになってしまっても、安全のために周囲より低くなっている道路は避けるようにしましょう。

河川や用水路沿いを走行しない

ゲリラ豪雨が発生したときは河川や用水路などが洪水を起こすことがあるので要注意。

洪水に巻き込まれないように、できるだけ河川や用水路沿いの道路を避けるルートを通るようにしましょう。

崖のそばに近付かない

人によっては崖になっている場所の近くを通る方もいらっしゃると思います。

崖は土砂崩れを起こす可能性がありますので、できるだけ崖のそばには近付かないようにしましょう。

スピードを出さない

ゲリラ豪雨に遭遇したときに最もしてはいけないことは、いち早くゲリラ豪雨から抜け出すためにスピードを出して走行することです。

濡れた路面の上をスピードを出して走行すると、タイヤと路面の間に水が入り込んで車が水の上を滑るようになり、ハンドルやブレーキが利かなくなるハイドロプレーニング現象を引き起こしてしまいます。

また、スピードを出すことによってエンジンルーム内により多くの雨水が侵入するため、エンジン内部にまで水が入り込んでしまうとエンジンが故障して走行不能になってしまう可能性もあります。

ゲリラ豪雨中に停車することが難しいときは、落ち着いて必ずゆっくり走行するようにしましょう。

ライトを点ける

ゲリラ豪雨が発生すると、日中でも辺り一面暗くなり地面や車体で跳ねた水しぶきによって視界が悪くなります。

雨の日にはライトを点けるようにしている方もいらっしゃると思いますが、いつもは点けない方も周りの状況を把握し、自分の車の存在を示すためにも必ずライトを点けるようにしましょう。

突風に注意する

トンネル出口付近や橋の上は突風に見舞われることがあります。

突風があることを想定してスピードを落として走行しましょう。

冠水した場所はできるだけ避ける

走行中目の前の道路が冠水していた場合は、できるだけ冠水している場所を避けるようにしましょう。

冠水していると濁っていて道路が見えず気付かないことが多いのですが、マンホールのフタが空いていたりタイヤをパンクさせるようなものが沈んでいたりする可能性があります。

どうしても冠水した場所を通らなくてはならない時は、深さスピードに注意してください。

一般的には車のドア下、床面くらいまでなら走行が可能と言われています。

冠水した場所を走行して一番怖いのはエンジン内部に水が入ることで、地上高20cm前後の位置についているマフラーから一番水が浸入しやすくなっています。

マフラーが水に浸かるとアクセルを緩めた瞬間に排気圧が下がり、周囲の水圧で排気管まで水が入ってしまいます。

排気ができないほどになるとエンジンが停止してしまい、エンジン内部にまで水が達してしまうと最悪エンジンが大破することもあります。

そのため、冠水した場所がマフラーが浸かるほど深そうなら無理せず迂回するようにし、やむを得ず通るときはエンジンが水を吸い込まないようにそっと走るようにしましょう。

事前に脱出用具や脱出方法を確認する

周りが暗くて気付かずに冠水した場所に入ってしまうことがあると思います。

そんな立ち往生しそうな場合、窓を開けておいたり脱出道具を確認してもしものときに脱出できるように備えておきましょう。

水深が深いところに車が止まると、水圧でドアや窓が非常に開けにくくなります。

もしドアが開けられず窓も開かないときは、窓を割って車から脱出することになります。

素手で叩いても割ることはできませんので、金属の棒やシートベルトのバックルなどを使用して窓を割るようにしましょう。

窓のなるべく端の方を叩くと比較的割れやすいです。

窓を割るための道具として、カー用品店などでハンマーとシートベルトカッターがセットになった緊急脱出用ハンマーが販売されています。

こういった道具を購入して車内に常備しておくのも安心ですね。

窓を割ることができなくても、車内に進入した水が増えて外との水圧差が小さくなればドアを開けることができるようになりますので、慌てることなく窓を開けておくようにしましょう。




ゲリラ豪雨の前兆

ゲリラ豪雨を事前に予測するのが難しいという話を聞いたことがありますか?

気象庁ではレーダーや気象衛星などの様々な観測データをもとに天気予報を行っています。

それでも、ゲリラ豪雨を降らせる積乱雲は10分程度で急速に発達するため、ゲリラ豪雨は現代技術をもってしても事前に予測することが非常に難しい難敵のようです。

そんなゲリラ豪雨も、発生する前には必ず前兆が現れます。

冷たい風が吹き始める

積乱雲は、建物のコンクリートや道路のアスファルトの放熱などで上昇気流が発生することによって急激に発達します。

激しい上昇気流は上へ上へと上昇を続け、上空の冷たい空気によって冷やされてやがて下降気流を発生させます。

その冷たい下降気流が一気に下へと下降して地面を吹き抜けてくるため、ゲリラ豪雨の前には夏でもひんやりと冷たい風が吹いてくるのです。

ちなみに通常の雨でも気温は下がりますが、上空の冷たい空気が一気に下降してくるわけではないのでゲリラ豪雨ほど冷たい風が吹いてくることはあまりありません。

温暖前線に伴う雨の場合は逆に蒸し暑さを感じることもあります。

かな
雨だけじゃなくてあられやひょうなんかも降ることがあるくらいだから、冷たい風が吹いてくるのも理解できるわね。
そういえば夏にひょうの被害のニュースを見た記憶があるな。

黒い雲が近づいてくる

ゲリラ豪雨を発生させる積乱雲は縦に積み重なった雲であるため、遠くから見ると白いのですが真下からだと太陽の光を通さず黒く見えます。

黒い雲というのは大気の乱れによって発生し、雨を多く含んでいます

黒い雲が近くにある状況であればほんの数分でゲリラ豪雨になる可能性があります。

上空を雲が覆い雨が降り始めると数十秒後には一気に強い雨が降ってくることもありますので注意しましょう。

雷の音が聞こえたり稲光が見える

雷も積乱雲の接近を知らせてくれるサインです。

ゴロゴロという音が聞こえてきたり雷の光が見えたりすると、約10~20km先まで積乱雲が近づいてきていると考えられます。

積乱雲のスピードは意外に速く、中には時速60kmに達するものもあるそうです。

「まだ遠くで鳴っているから大丈夫」という考えは非常に危険です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

ゲリラ豪雨に遭遇したとき徒歩なら雨の当たらない安全なところに避難すれば良いですが、車を運転中だとそういうわけにもいきません。

無理をすることなく、慎重に行動しましょう。

運転中にゲリラ豪雨に遭遇したときの対処法
  • ハザードランプを点けてゆっくり停車する
  • 高架下やアンダーパスなど低い場所は避ける
  • 河川や用水路沿いを走行しない
  • 崖のそばに近付かない
  • スピードを出さない
  • ライトを点ける
  • 橋の上やトンネル出口などでの突風に注意する
  • 冠水した場所はできるだけ避ける
  • 事前に脱出用具や脱出方法を確認する
ゲリラ豪雨の前兆
  • 冷たい風が吹き始める
  • 黒い雲が近づいてくる
  • 雷の音が聞こえたり稲光が見える

いつもと違うことが起きるととても不安な気持ちになりますよね。

でも、自分や他の人たちの命を守るため、トラブルに巻き込まれないためにも落ち着いて慎重に行動するようにしましょう。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました!

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