秋の夜長の意味と使い方その由来は?使う時期はいつ頃がいい?

  • 2019年8月18日
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]ママ「あきのよなが」って、何?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”] ど、どこでそんな風流な言葉を覚えてきたの?[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”] 今日、幼稚園で「虫のこえ」を歌ったら、歌詞に出てきた[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”] ああ、「秋の夜長を鳴き通す♪」って歌ね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”] 「秋の夜長」っていったら、秋の夜は長いって事だろ?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-8.png” name=”かな” type=”l”] そのままじゃん。適当に答えないで、いつものように ちゃんと調べましょ[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-2.png” name=”夫” type=”r”]すみません[/voice] 夏が過ぎて残暑も和らいでくると、秋の夜長という言葉を耳にするようになります。

この秋の夜長って、どんな意味なのでしょうか?

夜長」って秋だけで、春や冬には言わないのでしょうか?

そんな疑問を解決するために、秋の夜長意味や使い方使う時期などを調べてみました。

また秋の夜長の、おすすめの過ごし方も紹介してますので、ぜひ参考にしてください。

秋の夜長の意味と由来

言葉の意味を調べるには、辞書を引くのが1番手っ取り早いので、引いてみました。

ここで気になったのが、「秋の夜長」という言葉では辞書に載ってないのです。けど、普段私たちが使う時は「秋の」と言いますよね。

仕方がないので、「夜長」で辞書を引きました。

夜が長いこと。秋が深まるにつれて夜が長く感じられること。秋の季語。

引用:三省堂大辞林

季節を表す言葉なので、表現が曖昧ですね。そこが日本語のいいところですけどね。

そして、「秋の季語」と書いてあるではないですか。では、季語としての「夜長」を調べてみましょう。

秋の夜の長いことをいう。秋分が過ぎると、昼よりも夜が長くなり気分的にも、

夜の長さが身にしみる。残暑もなくなり、夜業や読書にも身が入る。

春の「日永」に対応する季語である。

引用:きごさい歳時記

もともと秋の季語として使われていた「夜長」を、日常会話で使う時に、意味がわかりやすくなるように、「秋の夜長」となったのでしょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”] 「夜長」といったら「秋」の事なので、「春の夜長」や「冬の夜長」とは言わないのね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”] けど、秋より冬の方が夜が長いんじゃない?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”] 秋は、暑い夏が終わり過ごしやすい夜が長くなるのを喜ぶ気持ちから「夜長」が秋の季語になったのよ[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]秋の他には、「夜長」みたいな季語はないのかな?[/voice] [box class=”yellow_box” title=”四季ごとの時候の季語”]

春=日永(ひなが)[寒い冬が終わり、過ごしやすい春の日が長くなる事を喜ぶ気持ち]

夏=短夜(みじかよ)[過ごしやすい春の日が過ぎ、暑い日中が長く夜が短くなる事を惜しむ気持ち]

秋=夜長(よなが)[暑い夏が終わり過ごしやすい夜が長くなるのを喜ぶ気持ち]

冬=短日(たんじつ)[秋の夜の長さより、日の短かさを惜しむ気持ち][/box]

秋の夜長を使う時期

秋の夜長を使う時期としては、いつ頃が相応しいのでしょうか。

曖昧さが日本語のいいところ。とはいえ、季節を表す言葉なので、ある程度時期を絞って使いたいですよね。

そこで二十四節季をもとにして、考察してみました。

立秋(りっしゅう) 8月7日頃 この日から暦の上では秋となります。これからは少しずつ涼しくなり、秋の気配が漂いだす頃です。
処暑(しょしょ) 8月23日頃 暑さがおさまるという意味で、日中は暑いものの、朝晩の涼しさに初秋の息遣いを感じる頃です。
白露(はくろ) 9月8日頃 秋が深まり、草花に朝露がつきはじめる頃という意味です。空は高くなり、秋雲がたなびくようになり、本格的な秋の到来です。
秋分(しゅうぶん) 9月23日頃 昼夜の長さがほぼ同じになる日で、この日を境に日が短くなり、秋の夜長に向かいます。
寒露(かんろ) 10月8日頃 草木に冷たい露が降りる頃という意味です。秋の長雨が終わり、ぐっと秋が深まります。
霜降(そうこう) 10月23日頃 早朝に霜が降りはじめる頃という意味です。晩秋を迎え、北の方では朝霜が降り、山々は紅葉に染まります。
立冬(りっとう) 11月7日頃 この日から立春の前日までが暦の上では冬となります。木枯らしが吹き、冬の訪れを感じる頃。
[aside]補足

二十四節気は太陽の動きをもとにしています。太陽が移動する天球上の道を黄道といい、黄道を24等分したものが二十四節気です。 [/aside]

引用:暮らし歳時記

まず暦の上で「秋」とは、いつからいつまでなのでしょうか。

二十四節気からみると、立秋(8月7日頃)が秋の始まりで、立冬(11月7日頃)が冬の始まりなので、立秋から立冬の前日までが秋となりますね。

さらに「夜長」というのを考慮すると、「夜長=夜が長い」ということなので、昼よりも夜の方が長くなる境の日、秋分(9月23日頃)からが、「秋の夜長」の始まりと考えられます。

秋分から春分(3月21日頃)までは夜の方がながいので、「秋」と「夜長」を合わせて考えると

秋分(9月23日頃)〜立冬(11月7日頃)の前日までが、「秋の夜長」を使う時期として相応しいのではないでしょうか。

秋の夜長の使い方

使い方といっても、堅苦しく考えなくていいと思います。

季節の言葉なので使う時期(秋分から立冬の前日まで)と意味(暑い夏が終わり過ごしやすい夜が長くなるのを喜ぶ気持ち)が、大きく外れてなければいいと思います。

このように、「秋が深まってきたなぁ」という気持ちの時に使うといいですね。

季語として「夜長」を使う

少しレベルを上げて、「夜長」を季語として使って俳句を詠んでみるのはいかがでしょうか。

夜長」を季語として使う場合は、間違っても「秋の」は付けないでくださいね。「夜長」は秋の季語なので、「夜長」といったら「秋」に決まってるのです。

秋の夜長」なんて詠んだら、某バラエティ番組の俳句の先生に、怒られてしまいますよ。

それでは「夜長」を季語にした俳句を、いくつか紹介しましょう。

[box class=”blue_box” title=”芥川龍之介”]たばこすふ煙の垂るる夜長かな[/box]窓辺で月を眺めながら、たばこを吸っているのでしょうか。秋の夜長のゆったりとした時間の流れと、たばこの煙のゆったりとした動きが、リンクしていて落ち着きのある句ですね。

[box class=”pink_box” title=”夏目漱石”]明けたかと思ふ夜長の月あかり[/box]夜が明けてしまったかと思うほどの月明かりの美しさと、秋の夜の長さを感じられる句ですね。

 

小説家として有名なお二人ですが、こんな素敵な俳句を詠んでいるのですね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”] 秋の夜長に俳句を詠んでみるのも、いいかもね[/voice]

秋の夜長におすすめの過ごし方

読書

秋といえば「読書の秋」という事で、秋の夜長にのんびり読書なんて いかがでしょうか?

普段あまり本を読まない方でも、この季節は本を読みたくなるものですよね。でも、どんな本を読んだらいいか迷ってしまう あなた。

そんなあなたに、紹介したい本がこちら。

  • 東野圭吾の「ガリレオ」シリーズ

ドラマや映画になっているので、ご存知の方も多いかと思いますが、東野圭吾の代表作の1つとなる短編小説集です。

通常、推理小説で謎の解明や事件が解決すると、読んだ時に爽快感がありますよね。

ところが、「ガリレオ」は事件の裏にある、犯人やその周り人達の人間関係や行動心理に、なんとも言えない切なさがあり、秋の夜長に読むにはもってこいではないでしょうか。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”] 短編小説集だから、小説を読み慣れてない人にも読みやすいわね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”] これなら僕でも読めそうだ[/voice]

音楽鑑賞

静かな夜に、部屋でまったり音楽鑑賞もいいですね。秋の夜長に聴くなら、ジャズやクラシックなどの落ち着いた雰囲気の曲がいいですね。

そこで紹介したいのが、こちら。

  • Clair de lune〜月夜のクラシックメドレー
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/0YJ9hW5_2Cw” /]

月夜をイメージした曲のメドレーなんて、まさに秋の夜長にピッタリですね。

そしてもう1つ、

  • 秋の虫達のオーケストラ

なんていかがでしょうか?

自然のオーケストラが奏でるメロディーは、秋の夜長の風物詩ですよね。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”] 残念だけどうちはマンションだから、虫の声は聞こえないよね[/voice] そんな方には、こちらをどうぞ

[arve url=”https://www.youtube.com/embed/wgV9AaHyAeA” /] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/musumeodoroki.png” name=”娘” type=”r”]虫さん達が歌ってるの?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”l”]まさに自然のオーケストラね![/voice]

映画鑑賞

ひと昔前は家で映画を観ようとしたら、レンタルショップに借りに行かなければなりませんでしたね。

ところが最近では、インターネットによる動画配信サービスが充実していて、家にいながら映画やドラマを気軽に見る事ができるようになりました。

この機会に、見逃してしまった名作・感動した思い出の映画・シリーズ物のドラマなどを見るのは いかがでしょうか。

秋の夜長に見るなら、情緒あふれる人間ドラマがいいですよね。

そこで私がおすすめしたいのは、

  • 紅の豚

言わずと知れたジブリ映画ですが、豚の姿をしているからこそ、主人公ポルコの「人としての格好良さ」があふれ出ている作品ですね。

宮崎駿監督、原作、脚本、スタジオジブリ制作による劇場用アニメーション作品。第1次大戦後のイタリア、アドレア海。暴れまわる空賊相手に賞金稼ぎをしているポルコ・ロッソは、自分に魔法をかけて豚の姿になった飛行機乗りだった。ある時、目障りなポルコを倒すため空賊たちがアメリカ人の凄腕パイロット、ドナルド・カーチスを雇い、ポルコは機体の不具合もあって不本意にもカーチスに撃ち落とされてしまう。幼なじみのジーナの心配をよそに、機体の修理のためミラノにいる昔馴染みの飛行機製造工のピッコロを訪ねたポルコは、そこでピッコロの孫娘フィオに出会う。

引用:映画.com

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”] 若い頃には感じなかったけど、大人になって観ると、男の人ってやっぱり素敵ね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性うれしい.png” name=”夫” type=”l”] 僕の事を言ってるのかな?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”r”]あ…う、うん[/voice] [the_ad id=”11303″]

お酒でまったり

秋の夜長といえば大人の時間。大人の時間といえば、やっぱりお酒ですよね。

夏はビールをグビグビっと、冬は熱燗で体を温めて。では、この時期飲むのにおすすめのお酒は?ウイスキーやワインそしてブランデーですかね。

部屋を薄暗くして間接照明を点けて、静かにクラシックでも聴きながら、まったり ちびちびと飲むお酒は格別ですね。

中でも私が紹介したいお酒がこちら。

  • コーヒーのお酒

コーヒーにブランデーとラムをブレンドしたこのお酒は、ブランデーのほのかに香る甘みと、ラムによる口あたりのまろやかさが楽しめます。

コーヒーは苦手という方にはこちら。

  • 紅茶のお酒

紅茶にブランデーとバニラ浸漬酒をブレンドしたこのお酒は、ブランデーのまろやかさと、ほのかに香るバニラの余韻が楽しめます。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”] 僕はコーヒーのお酒を飲んでみたいな[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”] 今度買ってきてあげるね[/voice]

お風呂で心も体もリラックス

暑い夏場は湯船に浸からず、シャワーだけで済ませてしまうという方も多いと思います。ですが、シャワーだけでは疲れがなかなか取れませんよね。

涼しくなってくるこの時期に、ゆっくりお風呂に入って、溜まった疲れを癒しませんか。

せっかく秋の夜長に、ゆっくり長風呂を楽しむのでしたら、普段は使わないような高級入浴剤で、リッチなスパ気分を味わってみませんか。

という事で、まず紹介したいのが

  • ポメグラネート ノアール バス オイル

多くの有名人が使っていると噂の、「ジョーマローン」の商品です。

美容効果、香り、パッケージ全てにおいて一級品のこの入浴剤。特に香りは、ザクロ・ラズベリーのほか様々な香りを洗練し、贅沢に仕上げてあります。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”] こんな入浴剤を入れたお風呂に入りたい![/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-2.png” name=”夫” type=”l”]う、うん。いいねこれ[/voice]

さすがに、ここまで贅沢はできないよ。という方には、

  • バブ The Aroma ラグジュアリー

いつもの入浴剤を1ランクだけ上げて、アロマの香りを足してみるのもいいですね。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]これはいいね![/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]この辺りが妥当ね[/voice]

まとめ

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”] パパの言うとおり「秋の夜長」は、秋の夜は長いって事だったね[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”] そうだね(ただ長いだけじゃなくて、情緒だとか風情だとかがあるのだけど、それは大人になったらわかるかな)[/voice]

秋の夜長を間違った使い方をしていた人は少ないと思いますが、なぜ「秋」なのかがわかると、今までと違った気持ちで使えるのではないでしょうか。

それと皆さんも、自分なりの過ごし方を見つけて、秋の夜長を楽しんでください。

[box class=”yellow_box” title=”秋の夜長の意味・使う時期”]・秋の季語「夜長」から「秋の夜長」と言うようになった。
・「夜長」は、暑い夏が終わり過ごしやすい夜が長くなるのを喜ぶ気持ちから、秋の季語になった。
・時期としては、秋分(9/23頃)〜立冬(11/7)の前日くらいが相応しい。[/box] [box class=”green_box” title=”おすすめの過ごし方”]・読書
・音楽鑑賞
・映画鑑賞
・まったりお酒を飲む
・お風呂で心も体もリラックスさせる[/box] [box class=”red_box” title=”関連記事”]

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