はい出ました、子供達の「なんでなんで攻撃」
レインコートといえば「服の上から着る雨具」の事ですが、カッパも同様の意味で使われますよね。
またカッパと聞いて、河童(かっぱ)を想像する方も多いと思いますが、なぜ「服の上から着る雨具」をカッパと言うのでしょうか?
今回はレインコートとカッパの違いについて、それぞれの歴史から調べてみました。
レインコートって何?
レインコートとは どのようなものをいうのか、その歴史も合わせてみてみましょう。
レインコートとは
レインコートとは英語の「raincoat」の事で、防水加工した布や、ビニルやナイロンなどの合成繊維で作った防雨用のコートです。
雨や雪の時に、服を濡らさないために着るレインコートですが、その形状によって呼び方が異なります。
[box class=”blue_box” title=””]- レインコート=膝まである丈の長いコート状のもの。
- レインジャケット=丈が短くジャケット状のもの。ズボンと合わせてレインスーツという。
- ポンチョ=頭からすっぽりかぶるタイプのもの。裾が広く開いている。
以上のものをまとめて、レインウェアと呼ぶ。
[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]レインコートにも色々種類があるのね。[/voice]レインコートの歴史
1747年頃、古いコートに木の樹液を塗りつけることで、コートに防水加工をして着たのが、レインコートの始まりといわれています。
1823年にスコットランド人のチャールズ・マッキントッシュという化学者が、ゴムを使った防水布を発明し特許を取得しました。
この布を使ったレインコートがロンドンで大流行し、レインコートの事を「マッキントッシュ」と言ったそうです。
日本では明治時代の終わり頃から、服装が洋風へと変わっていくのにつれて、レインコートが広まっていったようですね。
カッパって何?
それではカッパとは何なのか、こちらも歴史と合わせてみてみましょう。
カッパとは
カッパとは漢字で「合羽」と書きます。冒頭でもあった、空想上の生き物「河童」との関連ですが、河童との関連は全くないようです。
河童は水辺に生息する生き物で、合羽も雨具なので何かしらの関係があると思ってしまいますが、合羽と河童には関係はないようですね。
では合羽の語源は何かというと、ポルトガル語の「capa」が語源で、漢字の「合羽」は当て字だそうです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]カッパを着た姿が、両翼を合わせた鳥に似ているから「合羽」になったという説もあるようですね。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]ポルトガル語が語源って事は、あの時代からあるのかな?[/voice]カッパの歴史
15世紀後半から16世紀に、キリスト教の宣教師が着ていた上着(capa)が元で、雨風を防いだり防寒のために着たのが、日本でのカッパの始まりです。
カッパには羅紗(ラシャ)という高級素材が使われていて、見た目も豪華だったことから、織田信長や豊臣秀吉などの武士階級に珍重されたようです。
江戸時代に入って、和紙をわらび糊で繋ぎ合わせ、桐油(とうゆ)を塗った紙合羽が作られ、庶民の間にも広まっていきました。
その後、形や素材は変化していきますが、防雨防寒のために着る、防水性の上着をカッパと呼んできたようです。
レインコートとカッパの違いは何?
レインコートとカッパ、それぞれの歴史から調べてみましたが、どちらも「服の上から着る雨具」という事は同じでしたね。
日本での歴史は、レインコートよりカッパの方が古く、カッパは時代と共に形や素材が変わっていきました。
その事から推測すると、レインコートが日本に入ってきた時も、それまでカッパと呼んでいたものと同様に、「服の上から着る雨具」として、カッパと呼んだのではないでしょうか。
現代でもレインコートに限らず、「服の上から着る雨具」全般をカッパと呼んで良いと思います。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]レインコートとカッパは、言い方が違うだけって事かな。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”l”]カッパは「服の上から着る雨具」全般だから、レインスーツやポンチョも含めていいと思う。
レインコートは「服の上から着る雨具」の中でもコート状のものの事ね。[/voice]
レインコートが活躍するシチュエーション
それでは、どのような場面でレインコートが活躍するのか、その場面に適したレインウェアを紹介します。
台風、大雨の通勤通学
台風や大雨の中、外に出るのは大変ですよね。でも、会社には行かなければならない。傘をさしても防げるのは顔くらいですよね。
そこで活躍するのがレインコート。長靴を履いてレインコートを着れば、台風も怖くありませんね。
アウトドア
キャンプ
キャンプ場に行ったら、突然夕立ちが降ってきた。なんて経験のある方もいらっしゃいますよね。
テントを張った後なら避難もできますが、張ってる途中や張る前に夕立ちに降られたら大変ですね。
そこで活躍するのがレインスーツ。傘をさしながらのテント張りは、両手を自由に使えないから、難しいです。
レインスーツなら両手が自由に使える上に、下半身も濡れずに済むので、安心して作業に集中できますね。
釣り
釣りも当然両手を使うので、傘をさしながら釣りはできません。では、どのようなレインウェアがよいでしょうか。
一言で釣りといっても、釣りをする場所は様々ですね。橋の上や高い岸壁など、足元が濡れないような場所なら、雨よけのレインコートで十分です。
しかし、防波堤などでは雨だけでなく波しぶきもあるので、レインスーツで足元もカバーしたいですね。
釣り場の環境に適したレインウェアを選びましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]アウトドア用のレインウェアは、専門店で店員さんに相談するのもいいですね。[/voice]おはよう!人生初の海釣り…風強い、雨凄い、レインコートで膨らみまくる体…結果は…一匹も釣れず、はは…次に期待、海気持ち良かったよ。 pic.twitter.com/O6tgx48u0p
— 味方良介&マネージャー (@rsk_mkt) May 13, 2018
こんな高性能なレインコートも見つけました。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/FTjjkDNXWzE” /]野外フェス
屋外で行われる野外フェスでは、雨具は必須アイテムですね。しかし、ほとんどの会場で傘の使用が禁止されています。
そんな野外フェスで活躍するのが、ポンチョです。
ポンチョは軽くてかさばらないので、携帯していても邪魔になりません。いざ着る時も、頭からかぶるだけなので簡単です。
また、リュックなどの荷物も一緒にかぶれるので、荷物を濡らす心配もなく、非常に便利です。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]ポンチョはかわいいデザインのものが多いから、女性に人気ですね。[/voice]ただし耐水性は高くないので、強い雨が降っている時は、レインスーツでしっかり防雨対策をした方が良いですね。
自転車
雨の日の自転車は危ないですね。自転車に乗らずに済むなら、乗らない方が安全です。
けれども通勤通学、幼稚園保育園の送り迎えなど、雨の日でも自転車に乗らないとならない方も多いですよね。
そこで活躍するのがレインコートです。傘をさしながらの片手運転は非常に危険ですが、レインコートなら雨を凌げて両手が使えるので、運転に集中できますね。
そして普通のレインコートよりも、雨の日の自転車に最適なレインウェアは、ずばり自転車用ポンチョです。
前側の裾が広く長くなっているので、自転車の前カゴも一緒にかぶる事ができます。
雨の中自転車に乗ると、手が濡れてしまい、ハンドル操作やブレーキ操作に影響します。
このポンチョなら荷物はもちろん、手も濡らさないで済むので、より安全に乗れますよ。
テーマパーク
楽しみにしていたテーマパーク、雨が降ってしまってはガッカリですね。
しかし、せっかく予定を立てたテーマパークですから、中止にはしたくないですよね。
屋内のアトラクションは大丈夫ですし、屋外のアトラクションも少しくらいの雨なら中止になりません。だったら、出来る限り楽しみましょう。
そんなあなたを助けてくれるレインウェアは、ポンチョです。
並んでいる時や移動の時は、しっかり雨を防いでくれて、屋内に入ったら、サッと脱げてパッとしまえる。
これなら雨の中でも存分に楽しめますね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]現地でテーマパークオリジナルのポンチョを購入するのもいいですね。[/voice]ディズニーストアで新発売のレインコートと傘を発見!
AT ダウンタウン・ディズニー#MNDLR pic.twitter.com/IxsIftmDmR
— ミドリ (@mickeynet033) May 14, 2019
レインコートを選ぶポイント
どんなシチュエーションでレインコートが活躍できるのかわかりましたね。それでは、どのようなレインコートを選べば良いのでしょうか。
レインコートを選ぶポイントを紹介します。
機能性で選ぶ
レインコートに必要な機能には「耐水性」「撥水性」「透湿性」の3つがあります。
耐水性
耐水性とは、水が生地から染みて来るのを、どのくらい防せげるかを表した数値で、この数値が高いほど、水が染みるのを防ぎます。
濡れた場所で座る場合や、膝をついて作業をするような場合は、お尻や膝に圧力がかかるので、耐水性の高いものを選びましょう。
撥水性
撥水性とは、生地がどのくらい水を弾くかを表すもので、撥水性が高ければ水を弾くだけではなく、汚れなども付きにくくなります。
電車などに乗る時や、屋内に入って直ぐにしまわなければならない時など、撥水性の高いものを着ていれば、払うだけで水が落ちるので、濡れたまましまわずに済みますね。
透湿性
透湿性とは、どのくらい中の湿気を外に逃がすかを表したもので、透湿性が高ければ高いほど、ムレにくくなります。
透湿性の低いものを着て、ムレて汗だくになってしまっては、レインコートを着てる意味がないですよね。
特に、汗をかきやすい状況で着る場合には、透湿性の高いものを選びましょう。
使用用途で選ぶ
「レインコートが活躍するシチュエーション」の章でも紹介しましたが、使用する時の状況によって、適したレインウェアは変わってきます。
それぞれの特徴を踏まえて、使用する状況に適したレインウェアを選びましょう。
レインコート
膝まである長い丈で、コートタイプのレインウェアです。傘や長靴と合わせるとこで、ファッション性にも優れています。
レインスーツ
レインコートより丈の短いレインジャケットと、ズボンの上下セットになったレインウェアです。動きやすく、防雨性能に優れています。
ポンチョ
頭からかぶって、羽織るタイプのレインウェアです。携帯性に優れていて、脱着も簡単です。
デザイン性で選ぶ
機能性ももちろん大事ですが、デザイン性も重視したいですよね。
レインコートは、おしゃれなデザインのものも多く、中には雨具とは思えないほどデザイン性の高いものもあります。
薄手でシンプルなデザインのポンチョは、色や柄が豊富で、可愛らしいものが多いですね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]あいにくの雨も、レインコートや傘をコーディネートして楽しみませんか。[/voice]
おしゃれ・可愛いレインコート
ファッションアイテムの1つとして、レインコートを着こなしてる方達もいらっしゃいますね。
https://www.instagram.com/p/ByHomNZDVse/
https://www.instagram.com/p/B0g0Aw_AFFZ/
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]これはもう雨具ではなくて、おしゃれなコートですね。これなら雨が止んでも、そのまま着ていられますよね。[/voice]
https://www.instagram.com/p/ByXMqzvhQd2/
https://www.instagram.com/p/ByuWA50JH5U/
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]お子様たちのレインコートコーデです。こんなに可愛いければ子供も喜んで、雨の日の がちょっと楽しみになりますね。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]わたし、ピンクの花柄のヤツほしい〜[/voice]
https://www.instagram.com/p/BzzhnT2AJcp/
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]可愛いワンコのレインコートです。飼い主さんもお揃いのレインコートにすれば、雨の日のお散歩も楽しいですね。[/voice]
こんな可愛いレインコートも見つけました。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]これはもう、そのまま童話の世界に行ってしまいたいですね。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”l”]赤ずきんちゃんも可愛い〜[/voice]
まとめ
いかがでしたか。レインコートとカッパの歴史から、おすすめのレインコートまで、レインコートのあれこれを紹介してきました。
[box class=”green_box” title=”レインコートとカッパ”]- レインコートは1823年にチャールズ・マッキントッシュという化学者が、防水布を発明しロンドンで流行。日本では明治の終わり頃から広まった。
- カッパは16世紀頃、ポルトガルの宣教師が着ていた上着(capa)が日本での始まり。その後、時代と共に素材や形は変わっていきましたが、防雨用の上着をカッパと呼ぶ。
- 防雨性能の上着(レインウェア)全般をカッパと呼び、その中でコート状のものをレインコートと呼ぶ。
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- レインコート=膝まである丈の長いコート状のもの。
- レインスーツ=レインコートより丈の短い、レインジャケットとズボンのセット。
- ポンチョ=頭からかぶって羽織るタイプのもの。[/box]
- 台風・大雨の中の通勤通学。
- アウトドア(キャンプ・釣りなど)
- 野外フェス
- 自転車
- テーマパーク[/box]
ゲリラ豪雨の定義は?実は正式名称ではないって知ってた?英語表記は?
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