可愛いのみつけたの。雪だるまみたい♪[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”l”]ほんとだ~ゆきだるまに似てるね。
これはね、鏡餅っていってお正月用の飾りなんだよ。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]ふーん。お家にも飾るの?今日買う??[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]今日は買わないけど、お家にも飾るよ![/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]そうなんだ。早くお家に来ないかな~雪だるま♪[/voice]
先日、スーパーに行くともう鏡餅が売られていました。
もうそんな時期になったのですね~
あの丸い感じが娘には雪だるまのように見えたようで、可愛いなと思ってしまいました♪
とはいえ、鏡餅を見たらもう今年も終わりなのか…と一人でしんみりしてしまいましたよ。
ところでみなさんは鏡餅飾っていますか?
我が家はもちろん飾っているのですが、その飾る期間が関東と関西で違うというのを昨年知ったのです!!
久しぶりに遊びに来てくれた関西出身の友人に軽く突っ込まれたことがきっかけだったのですが、お互い衝撃を受けたのです。
何かと違いのある関東と関西ですが、今回は鏡餅のお話です!
鏡餅とは?
画像引用 越後製菓株式会社HP
飾らないという方もいるとは思いますが、みなさん一度は見たことがあると思います。
可愛らしいような、でも力強いようななんだか不思議な形ですよね。
鏡餅はお正月飾りの一つです。まずはそこからお伝えしていきましょう。
お正月飾り
その名の通り、お正月に向けて飾られるものです。
門松や注連縄(しめなわ)などはお店や会社などでも見かけることもありますよね。
鏡餅もそのなかの一つです。
他にも羽子板や破魔矢などがあって、全部で10種類以上にもなります。
鏡餅の意味
鏡餅は年神様へのお供え物であり、依り代でもあります。
[box class=”glay_box” title=”年神様とは”]お正月に各家にやってくる神様。年は「稲の実り」のことで穀物、農耕神とされている。その年の豊作を願ってお正月に祀るようになったそうです。[/box] [box class=”glay_box” title=”依り代とは”]神様がよりつく物のこと。年神様の場合、門松が依り代とされる地域もあります。[/box]
形にもちゃんと意味があって、鏡餅は三種の神器を表しているのです。
丸いお餅は八咫鏡(やたのかがみ)
上に乗っている橙(だいだい)は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
串柿は天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)
[box class=”green_box” title=”三種の神器とは”]日本神話において天照大神(あまてらすおおみかみ)が瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に授けた三種類の宝器のこと。[/box]神様へのお供え物なのでやはり神様が関わるものが由来となっているのですね。
[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]ちなみに平安時代にはもう鏡餅はあったそうですよ![/voice]いつまで飾るの?
飾り始めは早くても問題ないとされているようです。
現代ではクリスマスの飾りの関係もあって12月28日が最適といわれることも多いようです。
8は漢字だと八となりますよね。
これが「末広がりで縁起が良い数字」とされているからです。
地域でも様々なようで、大安の日や30日に飾るなどと言われていることもあるそうです。
そして松の内の数日後にある鏡開きまで飾っておきます。
松の内はお正月飾りを飾っておく期間の事です。
この松の内は12月13日から関東では1月7日、関西では1月15日までのことを言います。
そのため、鏡開きは関東では1月11日、関西では1月20日と違ってきています。
関東と関西で違ってしまった理由
もともと松の内も鏡開きも全国共通の日でありました。
では、なぜ違いができてしまったのでしょうか。
松の内、本来はいつまで?
お正月は年神様をお迎えする年中行事です。
この行事は全国共通で1月15日の小正月までとしていました。
[box class=”red_box” title=”小正月とは”]お正月の終わりにあたる日で、正月にお越しになっていた年神様をお見送りする日と言われています。[/box]なので、松の内もこの小正月までの期間とされていました。
鏡餅は松の内が終わって下げた後、1月20日に鏡開きをして、お餅を食べるという習慣が続いていました。
関東と関西に違いが生まれた理由
きっかけは江戸時代でした。
徳川家の第三将軍である徳川家光が1651年4月20日に亡くなってしまいました。
めでたい行事である鏡開きが徳川家光の月命日である20日に行われるのは良くないと、1月11日に鏡開きを行うようになります。
しかし、当時は松の内であるため年神様に失礼にあたってしまいます。
そこで1662年、幕府は「1月7日を飾り納めとする」という御触書(おふれがき)を公布し、松の内を1月7日までにすると決めました。
ですが全国までには届かなかったようです。
幕府の影響力の強い関東地方は1月7日に、他の地域は今までどおりの1月15日にと松の内に違いが生まれてしまいました。
それに伴って、鏡開きの日も違いが生まれることになったのです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]諸説あるそうですが、この江戸時代の話が有力だそうですよ。[/voice]
鏡餅の飾り方
私が小さい頃は、祖母がお餅から作っていてお手伝いをした覚えがあります。
今ではお店やコンビニなどでも手に入れられます。
そのまま飾れるものもあれば、組み立てなどが必要なものもありますよね。
地域での違いはあるようですが、一般的な飾り方をご紹介します。
手順
画像引用 日本鏡餅組合
一般的には、三方(さんぽう)と呼ばれる台に白い奉書紙、または四方紅(しほうべに)という四方が紅く彩られた和紙を敷きます。
裏白(うらじろ)、御幣(ごへい)の上に鏡餅をのせ、橙(だいだい)などを飾り完成です。
市販されているものは全て揃っていることが多いので、説明書通りに飾ってくださいね。
地方や家によって飾り方もいろいろあり、紙垂(しで)、串柿(くしがき)、勝栗(かちぐり)、五万米(ごまめ)、黒豆、昆布、干しするめ、伊勢海老などの縁起ものを盛るところもあるそうです。
場所
皆さんはどのような場所に鏡餅を飾っていますか?
実は神棚や床の間だけが飾る場所ではありませんよ。
また、意外と知られていませんが鏡餅を飾るのは1ヶ所だけという決まりもありません。
ではどんな所に飾るのでしょうか。
[box class=”yellow_box” title=”鏡餅を飾る場所の例”]- 玄関
- リビング
- キッチン
- 寝室
- 洗面所
- 御手洗い
- 勉強机
- 車
玄関や神棚は年神様をお迎えするためにも必ず飾っておきたいですね。
後はあまり気にせず、大切な所に飾ると良いそうです!
年神様だけでなく、その場所を守ってくださる神様へのお供えにもなるそうです。
どのような神様かといいますと…
寝室 | 納戸神(なんどかみ) | 寝部屋としての納戸に祀られる神様。主婦の守り神でもあり、私的なものを守る神様と言われている。 |
キッチン | 竈神・荒神(かまどがみ・こうじん) | かまどや台所を守る神様。荒々しく祟りやすい神ですが、それだけご利益もあると信じられている。 |
洗面所 | 水神(すいじん) | 井戸や洗い場などで水を司る神様。 |
お手洗い | 厠神(かわやがみ) | トイレの神様。女性のお産を守る神様ともいわれる。 |
家の中にもたくさんの神様がいてくださるのですね♪
鏡餅の片づけ方
鏡開きがきました。年神様へのお供えものであった鏡餅はどうしたらよいのでしょうか。
飾り
松の内が終わる日に合わせて全国の神社では「どんど焼き」があります。
こちらでお餅以外の飾りなどは持っていけば大丈夫です。
ですが、近くの神社でどんど焼きを行っていない場合や飾りにプラスチックなどが含まれている場合は自宅で処分するようになります。
その場合は、塩で清めてから指定された分別に従って処分するようにしましょう。
お餅
鏡餅には年神様の魂が宿っているとされています。お餅をを食べることでその力を授けてもらい、1年の家族の無病息災を願います。
なのでぜひ食べてくださいね!
最近ではプラスチックで鏡餅の型の中に個包装になっているお餅が数個入っているようなタイプのものが多いですね。
そういうものならそのまま食べて大丈夫です。
それ以外に手作りをしたり、型に充てんされてお餅自体が大きい場合もありますよね。それは、そのままでは食べにくいですよね。
その場合は木槌や金槌などで叩いて小さく割る(開く)ようにします。
ちなみにこれが昔からの鏡開きです。
なかなか割れない場合は、半日ほどお餅を水に漬けて、耐熱容器に入れラップをして電子レンジで温めます。
そうするとお餅が柔らかくなるので、そうしてから手でちぎるようにします。
注意したいのは包丁などで切り分けてはいけませんということです。
刃物で切るのは切腹を連想させてしまうため、縁起が良くないのです。
食べ方には特に決まりはないようなのでお雑煮やお汁粉、かき餅などお好みの食べ方で食べてくださいね♪
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]我が家ではお汁粉が定番です[/voice]たまには違う食べ方をしたいなという方にオススメのお餅アレンジレシピの動画です。
[arve url=”https://www.youtube.com/embed/wMrh3oGnPEw” /]ぜひ、試してみてくださいね♪
インテリア用の場合
最近ではガラスや木製の鏡餅もあるようですね。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]ブロックは面白いですね!息子が好きそうな気がします♪[/voice]このような鏡餅の場合は鏡開きの日に片づけましょう。
翌年、また飾ってくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
伝統ある鏡餅、その鏡開きが関東と関西で違うとは驚きですよね!
間違っているというわけではなく、歴史的に違いができてしまったのですね。
今では関東の人が関西に、関西の人が関東に住むということは珍しくありません。
違いに驚くこともあるかと思いますが、大切な行事はその地域に合わせて行っていきたいですよね。
さて、今回のまとめです。
[box class=”pink_box” title=”鏡餅とは”]- お正月飾りの一つで年神様へのお供え物であり依り代になる
- 三種の神器を意味する
- 鏡開きまで飾っておく
- もともとは全国共通で1月20日を鏡開きとしていた
- 江戸幕府、三代目将軍徳川家光の月命日あたるため変更された
- 御触書きが全国に広がらなかったことで関東と関西で違いが生まれた
- 三方、四方紅、裏白、御幣、餅、橙の順番に飾るのが一般的
- 地域によっては他の縁起物などを飾ることもある
- 場所は特に決まりはなく、人が集まる場所や大切な場所に飾るとよい
- 年神様だけではなく、それぞれの神様へのお供えにもなる
- 飾りはどんど焼きにもっていく
- 自分で処分する場合は塩で清めてから処分する
- お餅は刃物を使ってはいけない
日本に古くから伝わるお正月飾り。
一つ一つに意味があり、大切に受け継がれてきたものです。
ですが小さい頃から習慣としてあったから、お正月気分を味わいたいたいからとなんとなく鏡餅を用意していた方も多いのではないでしょうか。
今回、改めて鏡餅とはどんなものかを考えるきっかけになればとも思います。
意味がわかるとより心をこめて準備したくなりませんか?
今は「雪だるまみたい」と言っている娘にも、もう少し大きくなったらちゃんと教えていきたいなと思っています。
ぜひ皆さんも鏡餅飾ってみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
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