という事で、パパの中途半端な情報では不安なので、エビの尻尾について調べてみました。
私はエビの尻尾を、食べるという事自体考えたことがなかったのですが、エビの尻尾を食べる人ってどのくらいいるのでしょうか。
そして、エビの尻尾の栄養素とは何か。実はエビの尻尾には、女性に嬉しい驚きの栄養素が含まれていたのです。
エビの尻尾、食べる派?食べない派?
食にまつわる論争というのは、いつの時代になっても尽きないものですよね。
- 鳥の唐揚げにレモンをかける・かけない。
- 付け合わせのパセリやクレソンを食べる・食べない。
- きのこの山か、たけのこの里か。
その一つに、「エビフライ(エビの天ぷら)の尻尾を食べる・食べない」というのがありますね。
実際にはどのくらいの人が、エビの尻尾を食べるあるいは食べないのでしょうか。
https://twitter.com/yuno_request/status/1028145927809388544
https://twitter.com/rikiriki8168/status/1131512020757385216
とあるtwitterのアンケートです。若干の違いはありますが、エビの尻尾を食べる人と食べない人の割合は、ほぼ半々くらいと見て良いのではないでしょうか。
そこで、エビの尻尾を食べる派と食べない派それぞれの意見を聞いてみましょう。
[box class=”yellow_box” title=”食べる派意見”]- カリカリしていて美味しい。
- カルシウムなど栄養を取れるから。
- 食感が好き。
- もったいないから。[/box]
- 美味しくない。
- 硬くて口の中に刺さる。
- 食感が嫌。
- 消化に悪そう。[/box]
「美味しい⇔美味しくない」「食感が好き⇔食感が嫌」などは個人の好みなので、どちらが正しいとは言えませんね。
では、「カルシウムなど栄養を取れる」(食べる派)「消化に悪そう」(食べない派)などはどうなのでしょうか。
実はどちらも正しいのです。
それでは「栄養を取れる」「消化に悪い」など、エビの尻尾を食べると何が良くて、何が悪いのでしょうか。
エビの尻尾は栄養満点
日本人の半数くらいの人が、食べずに捨ててしまっているエビの尻尾には、多くの栄養素が含まれているのです。
そんなエビの尻尾には、どのような栄養素が含まれていて、どのような効果があるのでしょうか。
エビの尻尾の栄養素には、主にこの3つの栄養素があります。
- カルシウム
- キチン
- アスタキサンチン
カルシウムは有名な栄養素なので、知らない方も少ないと思いますが、キチンやアスタキサンチンはあまり聞き慣れないですよね。
それでは、カルシウムをはじめとするエビの尻尾の栄養素には、どのような効果があるのでしょうか。
カルシウム
カルシウムといえば、歯や骨を形成するのに不可欠な栄養素で歯や骨を強くします。丈夫な歯や骨を作ることで、骨粗しょう症の予防にもなります。
また、カルシウムはイライラを抑える事でも有名ですね。
キチン
キチンとは、エビやカニなど甲殻類の外皮(殻)や、キノコなど菌類の細胞壁の主成分なのです。
キチンは動物性の食物繊維なので、便通を促し塩分や悪玉コレステロールの排出効果があり、腸内環境を整えます。
アスタキサンチン
前述しました驚きの栄養素というのが、このアスタキサンチンです。
何が驚きかというと、アスタキサンチンの抗酸化作用が凄いのです。
[aside]補足抗酸化作用とは…活性酸素を除去して、老化や生活習慣病を防ぐ働き。 [/aside]
代表的な抗酸化物質の1つに、トマトのリコピンやニンジンのβカロテンなどのカロテノイドがあります。
アスタキサンチンもカロテノイドの一種なのですが、リコピンやβカロテンとは比較にならないほどの抗酸化作用があることから、スーパーカロテノイドと言われているのです。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]シミやシワなどお肌の老化に対してアスタキサンチンは、βカロテンの40倍ビタミンEの550倍もの効果があるそうですよ。[/voice]そんなスーパーカロテノイド、アスタキサンチンの効果をまとめました。
[box class=”pink_box” title=”アスタキサンチンの効果”]- 紫外線から肌を守り、みずみずしさを保つ
- 脳を活性酸素から守り、加齢による脳の衰えを防ぐ。
- 眼精疲労を回復させる。
- 肉体的疲労と精神的疲労、2つの疲労回復に効果的。
- 血管を若返らせる。[/box]
このようにアスタキサンチンには、アンチエイジングに最適な効果がたくさんあるのです。
エビの尻尾を食べる時の注意点
エビの尻尾には毒がある。という噂があるようですが、エビの尻尾には体に有害な物質は含まれていません。
体に有害な物質ではないのですが、エビの尻尾の内側に汚れた水分が溜まってしまう事があります。
とくに体に悪影響を与えるものではありませんが、汚れた水分なので下処理をして、しっかり取り除きましょう。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]下処理については、次の章で紹介しますね。[/voice]次に、エビの尻尾を食べない派の人の意見で「消化に悪そう」というのがありました。
https://twitter.com/wendy_splatoon/status/945650948155654144
先ほど紹介した通り、エビの尻尾に含まれているキチンは、動物性の食物繊維なので体内で消化されないのです。
ですので消化機能が低下したお年寄りや、消化機能の発達していない小さいお子さんは、消化不良を起こしてしまう可能性があります。
またエビの尻尾は薄くて硬いので、良く噛んで食べないと胃や腸を傷つけてしまう事がありますから気をつけましょう。
いずれにしても、お年寄りや小さいお子さんは食べない方が良いかもしれませんね。
エビの尻尾を美味しく食べよう
前の章でお話ししましたが、エビの尻尾には黒く汚れた水分が溜まっています。
この水は簡単な下処理で取り除く事ができるので、エビフライやエビの天ぷらを作るときは、ぜひやってみて下さい。
[box class=”blue_box” title=”エビの尻尾の下処理方法”]- 尻尾の先端を包丁でカットする。
- 包丁の先を使って、尻尾の根元から先の方へ向けて、中の水を押し出すようにこする。[/box]
だったこれだけなので、簡単ですね。わかりやすい動画もありますので、参考にしてください。
[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker.png” name=”かな” type=”r”]この下処理を行う事で、揚げたときの油はねを抑えられます。また、尻尾の先端のとがった部分を切り落とすので、口に刺さる事も防げますよ。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/nigaoemaker-2.png” name=”夫” type=”l”]家で作るときはいいけど、外で食べるときは大丈夫?[/voice]レストランや定食屋さんなどでは、油はねを抑えられるという事もあるので、通常この下処理を行なっているので安心してください。
ただし、工場などで大量生産をしている場合などは、この下処理を行なっていない事もあるようです。
食べるときには、尻尾の先端の尖った部分が切り落としてあるか、確認してから食べた方が良いですね。
まとめ
いかがでしたか。エビの尻尾には毒がないどころか、体に嬉しい効果がいっぱいの栄養素まで入っているのです。
[box class=”pink_box” title=”エビの尻尾の栄養素”]- カルシウム・・・丈夫な歯や骨を作り、骨粗しょう症の予防にもなる。
- キチン・・・塩分や悪玉コレステロールの排出効果があり、腸内環境を整える。
- アスタキサンチン・・・抗酸化作用が高く、アンチエイジングに絶大な効果を発揮する。[/box]
- 下処理をしっかり行う。
- 消化機能が低下している人は食べない。
- 口や喉に刺さらないよう、良く噛んで食べる。[/box]
私のように、エビの尻尾が食べられるものだと思っていなかった方は、栄養満点のエビの尻尾をぜひ1度食べてみてくださいね。
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