



冬の美味しい食材はたくさんありますよね。その中でも、食卓にあると豪華に見えるカニは冬の特別な日やパーティーにもってこいです。
そこで、美味しいカニの特徴や食べ方はもちろん、「カニを食べたいけどどの種類を買えばいいかわからない!」また「ボイルと生は何が違うの?」といった疑問を全て解決します。
この記事を読んで、是非カニマスターになってくださいね♪
目次
カニは生冷凍とボイル冷凍どっちがいい?
スーパーで、冷凍されたカニが売っているのを見たことはありますよね。
たくさん種類があったり、値段もお手頃なものから少々お高いものまであり、何を基準に選べばいいかわからない方も多いかと思います。

かといって、毎回市場まで買いに行くのは手間もお金もかかる…。

というわけで早速、冷凍のカニについて詳しく見ていきましょう!
生冷凍とボイル冷凍の特徴と美味しい食べ方
生冷凍というのは、その名の通り【カニを生のまま冷凍】したもので、ボイル冷凍というのは【カニを茹でてから冷凍】したものです。
この、二種類の冷凍されたカニの選ぶ基準はカニの食べ方にあります。
生冷凍のカニは「カニしゃぶ」に向いています。解凍したカニを、サッと昆布だしにくぐらせるだけなので簡単ですね。
https://twitter.com/nao_rilish/status/1212330681218420737
他にも「バター焼き」や「カニすき」なども美味しく食べられます。
ボイル冷凍のカニは一度茹でてあるので、解凍した後は手間をかけずにそのまま食べることが出来ます。
今日は、平成最後の大晦日!
夕食にボイルガニ!
いただきます!左:ズワイガニ 右:タラバガニ pic.twitter.com/Msm9SxaEjp
— 桐野弥生 (@yayoi_kirino) December 31, 2018
とはいえ、「冷たいままはちょっとな~」と思う我が家は、解凍したら鍋に入れちゃいますけどね(笑)
カニ鍋に向いているのは生冷凍だ!という方もいると思いますが、ボイル冷凍のカニでもダシは出ますし美味しいですよ♪
冷凍のカニは解凍方法が命!
どんなにいいカニを買っても、解凍方法を間違えると身がパサパサになってしまったり、味が落ちる原因になってしまいます。
カニの解凍方法の基本は、冷蔵庫で乾燥しないようにゆっくり解凍することが大切。
check電子レンジやお湯で解凍すると、カニのうま味がなくなってしまうのでやめましょう!


パパのいう通り、私はせっかちなので正しい解凍方法は知っていながら、別の方法で解凍しています。参考にした動画があるのでそちらを紹介しますね。

この方法で解凍したカニを、実際に七輪で焼いてみました♪


カニの種類と特徴は?美味しい食べ方も!
冷凍のカニについて理解できたところで、カニの種類を見ていきましょう!カニの特徴や美味しい食べ方も一緒に紹介しますね。
ズワイガニの特徴や旬は?
カニと言えばズワイガニ!となるくらい代表的なカニですよね。基本的にはどんな調理方法でも合い、煮込むとダシがよく出るので、カニ鍋にもってこいですよ。

- 10本の細長い足
- 味は濃厚でどんなカニ料理にも合う
- 産地によって名前が変わり、ブランド化している
ズワイガニの最大の特徴は、水揚げされた場所で名前が変わるという事です。
- 福井県・越前ガニ
- 山陰地方・松葉ガニ
- 石川県・加能ガニ
- 北海道・北海松葉ガニ
たくさんありすぎてややこしいですね(笑)
旬の時期については、産地やオスとメスなどの違いから異なるのですが、11月~5月頃までがズワイガニの旬の時期だと覚えておくといいでしょう。
ズワイガニの値段の相場は1kgあたり4,000円~6,000円程度で、ポーション(むき身)だと1kgあたり8,500円前後と少し値段は上がります。
食べやすさを考えるとポーションの方がお得かもしれませんね。

- カニ鍋
- カニしゃぶ
- 茹でガニ
- 焼きガニ
- 天ぷら

セイコガニの特徴や旬は?
ズワイガニのメスのことを【セコガニ】や【セイコガニ】と呼び、カニの身に加え、卵やたっぷりのカニミソを味わうことが出来ます。
旬の時期は11月と12月の2ヶ月のみ。他のカニに比べてかなり貴重ですね!
セイコガニの値段の相場は1kgあたり4,500円から6,500円程度です。
紅ズワイガニの特徴や旬は?
ズワイガニによく似た紅ズワイガニは、茹でる前から紅色をしています。
- 出荷量が多い
- 安価で手頃に買える
- 深海1000mに生息
- 見た目はズワイガニと似ている
紅ズワイガニはズワイガニに比べると、旬の時期も長く身は固めで甘みも少ないことから、缶詰やカニ入りの総菜や冷凍食といった加工品に使われることが多いです。
とはいっても、新鮮なものだと身が柔らかく甘みもあるので紅ズワイガニを食べるときは新鮮なものを選ぶようにしましょう!
旬の時期はなく、水揚げされる場所によっては禁漁期があるものの、全国的に見れば一年中水揚げされています。
値段の相場は、ズワイガニの5分の1から10分の1の値段で買えるものもあるので、非常にお財布にやさしいカニですね。
タラバガニの特徴や旬は?
見た目が大ぶりでこれぞカニの王様!英語でもRed King Crab(紅王カニ)と言われています。

- 足を広げると1mを超えるものもある
- タラバガニの名産地は鳥取県
- 身が大きく食べ応えがある
- カニミソはほぼ無い
カニミソが好きな方は知っていると思いますが、タラバガニのミソは食べても害はないのですが美味しくはないそうです。
なので、売られているタラバガニのほとんどは、ミソが取り除かれているので、カニミソを食べたいという方は注意してくださいね。
旬の時期は、産地によって異なりますが、4月から6月と11月から2月の二回あります。
タラバガニの値段の相場は1kgあたり4,000円から10,000円と高めですが、その分の食べ応えは充分にあるのでおすすめです。
- カニ鍋
- カニしゃぶ
- 焼きガニ
- バターソテー

タラバガニはヤドカリの仲間で足は8本です。後に紹介する花咲ガニも同じくヤドカリの仲間です。
カニは横にしか移動出来ないですが、タラバガニや花咲ガニは前にも歩けるんですよ。
毛ガニの特徴や旬は?
毛ガニは小ぶりですが、カニミソが絶品!かつては、北海道でタラバガニと同じように人気のあるカニだったんですよ。

- 足には甘みがある
- カニミソ重視なら小ぶりでOK
- 年中食べられる
毛ガニの身は甘くてうま味たっぷりなので、塩ゆでや蒸すといったシンプルな調理方法で美味しく食べられます。
他のカニに比べ、食べるときにカニの毛が気になりますが、さばき方を知っていると無駄なく毛ガニの身を食べられるので正しいさばき方の動画を紹介しますね。

そして気になる旬の時期は12月から2月ですが、味に違いはあるものの年中色んな場所で水揚げされているので、1年中楽しめます。
値段の相場は1kgあたり6,000円から10,000円と少々お高めですが、毛ガニの美味しさはそれ以上の価値がありますよ♪
- 茹でガニ

花咲ガニの特徴や旬は?
この花咲ガニは、加熱すると花が咲いたように赤くなる事から名づけられました。ヤドカリの仲間でタラバガニとは親戚関係にあります。

- 生息地が狭く知名度が低い
- 北海道で水揚げされる
- 身に少し臭みがある
- 幻のカニと呼ばれていた
少しクセのある花咲ガニ、産地である北海道ではそのクセを活かし「鉄砲汁」というカニの味噌汁にして食べるそうです。
鉄砲汁と刺身漬けといたやつ pic.twitter.com/nzsGt56RzV
— みどら (@miyadragon_) January 2, 2020
カニミソも濃厚で、味噌汁に入れてダブル味噌にするそうですよ。
そんな花咲ガニの旬の時期は、夏の7月から9月。花咲ガニの味噌汁、夏バテに効きそうですね!一度は食べてみたいです♪
値段の相場はロシア産のものもあるので、1kgあたり2,000円から7,000円と他のカニに比べるとお手頃。
- 茹でガニ
- 焼きガニ
- 鉄砲汁

ワタリガニの特徴や旬は?
ワタリガニは関東より南方で多く水揚げされており、瀬戸内海では馴染みのあるカニです。海を泳いで渡ることから「ワタリガニ」という名前になったと言われています。
ワタリガニは輸入品が多く、スーパーで見かける方も多いと思いますが、国産のワタリガニは高級品です。
- 正式名称は「ガザミ」
- 後ろ足がオールの働きをするため泳げる
- 大きいものは1kgほどになる


ワタリガニは足の身が少ないため、足の付け根にある身(胸肉)を食べます。
旬の時期になるとカニミソも濃厚で美味しく、蒸しガニや茹でガニなどの他に、パスタや炊き込みご飯にしても美味しく食べられます。
そんなワタリガニの旬の時期は、オスとメスで違います。
メスの甲羅に卵巣が多い4月と5月でオスは7月から10月下旬。そして、12月から6月まで再びメスが美味しくなります。
値段の相場は1kgあたり3,000円から6,000円程ですが、スーパーだと少量から売っているので100gあたり200円から400円程で買えます。
- 蒸しガニ
- パスタ
- 味噌汁
- 炊き込みご飯

カニを美味しく食べるグッズ
はじめから殻が剥いてあったり、切込みの入っているカニなら簡単に食べられて困らないのですが、自分で切込みを入れたり手で剥くとなるとちょっと面倒ですよね。
そんなストレスを解消する、カニの殻剥きグッズを紹介します!
- カニピーラー
この冬は我が家に下村工業のカニピーラーを導入。本当に綺麗に殻部分だけが剥けて素晴らしい! pic.twitter.com/j8z8ln8Nss
— 風のさざめき (@sazameki) March 24, 2019
カニの殻をそいでおくと食べやすいですよね。我が家ではまだ包丁を使っていて、たまにヒヤッとすることがあるので手をそいでしまう前に購入しようと思います(笑)
- カニチョキ
普通のキッチンバサミだとかなり力がいる作業も、カニ専用のはさみを使えば楽に足を切ることが出来ます。
実際にどれくらい切りやすいか、この動画を見ればわかります!1分16秒あたりからカニチョキを実際に使っているので見てみてくださいね。

まとめ
カニの種類や美味しい食べ方について紹介してきましたがいかがでしたか?
この記事を参考に、ぜひ美味しいカニを食べてもらいたいなと思います。
- ズワイガニ・・・産地によって名前が変わるが定番のカニ・旬は産地によって変わるが11月から5月
- セイコガニ・・・ズワイガニのメスでカニミソと卵が絶品・旬は11月と12月
- 紅ズワイガニ・・・茹でる前から紅色で加工品によく使われる・旬はなく1年中食べられる
- タラバガニ・・・カニの王様で身が大きく食べ応えがある・旬は産地によって変わるが4月から6月と11月から2月
- 毛ガニ・・・身は少ないが甘くカニミソが絶品・旬は12月から2月だが年中水揚げされる
- 花咲ガニ・・・タラバガニの親戚で幻のカニと言われていた・旬は7月から9月
- ワタリガニ・・・瀬戸内海で馴染みのあるカニ・旬はメスが12月から6月でオスは7月から10月下旬、卵が4月と5月

- カニ鍋・・・ズワイガニ、タラバガニ
- 蒸しガニ・・・ワタリガニ
- 茹でガニ・・・ズワイガニ、セイコガニ、紅ズワイガニ、毛ガニ、花咲ガニ
- 焼きガニ・・・ズワイガニ、タラバガニ、花咲ガニ
- カニしゃぶ・・・ズワイガニ、タラバガニ
- 味噌汁・・・花咲ガニ、ワタリガニ
- パスタ・・・紅ズワイガニ、ワタリガニ
- 炊き込みご飯・・・紅ズワイガニ、花咲ガニ、ワタリガニ


