




煮ものに炒めものに和えものと、色々な料理に使えるキャベツ。子供たちも好きで、よく食べてくれます。



安い時に買っておいたキャベツや、使い切れずに残ったキャベツは、どのくらい日持ちするのか気になりますよね。
今回はキャベツの賞味期限と、おすすめの保存方法をご紹介します。
目次
キャベツの賞味期限とおすすめ保存方法
キャベツの賞味期限は、保存状態によって大きく変わってきます。
また1玉まるごとなのか、半分にカットしてあるのかなど、キャベツ自体の状態によっても適した保存方法や賞味期限は変わります。
今回は、キャベツ1玉まるごと・1/2(1/4)カット・千切り(ざく切り)の3パターンについて、おすすめの保存方法と賞味期限を紹介します。
1玉まるごとキャベツ

キャベツの保存に適した温度は0℃〜5℃とされています。ですので、冷蔵庫で保存するのがベストですね。
【1玉まるごとキャベツの保存方法】
- 芯をくり抜く。
- 芯のあったところに、水で濡らしたキッチンペーパーを詰める。
- 軽く濡らしたキッチンペーパー(新聞紙でも可)で、キャベツを包みポリ袋に入れる。(袋の口は軽く縛る程度にする。)
- 芯の部分を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存。
ポイント
- 芯の部分に詰めたキッチンペーパーは、2〜3日おきに取り替える。
- キャベツを使う時は、外葉から1枚ずつ剥がして使う。残りは同じように保存。
この保存方法で賞味期限は2〜3週間です。状態が良ければ1ヶ月ほどもつこともありますよ。

1/2・1/4カットのキャベツ

スーパーなどで売っている、1/2や1/4にカットされているキャベツは、初めからラップに包まれていますよね。
そのまま冷蔵庫に入れても良いのですが、より鮮度を保つために一手間かけましょう。
【1/2・1/4カットキャベツの保存方法】
- ラップを外す。
- 芯をカットする。
- 軽く濡らしたキッチンペーパー(新聞紙でも可)で包むみ、ポリ袋に入れる。
- カットした面を下にして、冷蔵庫の野菜室で保存。
基本的には1玉まるごとと同じ保存方法ですが、カットした面が空気にふれ酸化しやすくなってしまうので、賞味期限は短くなってしまいます。
1/2・1/4カットキャベツの賞味期限は1週間以内を目安にしてください。

千切り・ざく切りのキャベツ

千切りやざく切りにしたキャベツは、ほとんどが切断面の無防備状態なので、冷蔵保存しても2〜3日くらいしか日持ちしません。
できればその日のうちに使い切りたいですが、千切りキャベツを切り過ぎて余ってしまった。なんて事もありますよね。
でも大丈夫。切ったキャベツは冷凍保存しましょう。
【千切り・ざく切りキャベツの保存方法】
- 千切りやざく切りなど、使いやすいサイズにカットする。
- 軽く水にさらし、水けをよく切る。
- ジップロックなどの保存袋に入れ、余分な空気を抜く。
- 冷凍庫に入れ、冷凍保存する。
使う時は、凍ったまま調理できるので便利ですよ。
冷凍保存したキャベツの賞味期限は、1ヶ月ほどありますので、キャベツが余りそうな時は、カットして冷凍保存すると良いですね。

キャベツの保存方法を動画でもご紹介します。
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キャベツが腐るとどうなる?
明確な賞味期限がないキャベツ。食べられるかどうかの判断は、自分自身の目と鼻に頼るしかありません。
それでは、キャベツが腐るとどのような状態になるのでしょうか。
こんなキャベツは危険

- 黒く変色してくる。
- ヌメリが出てきて、葉が溶けてくる。
- 酸っぱい臭いがする。
キャベツは腐り始めると、黒く変色してきます。変色している部分が少ないうちは、まだ初期段階なので、変色した部分を取り除けば、他の部分はまだ食べられます。
その後ヌメリが出てきて、葉が溶け出してきます。それに伴い、酸っぱい臭いがするようになります。
こうなってしまったら、完全に腐っているので速やかに処分しましょう。
この状態は大丈夫

キャベツは腐っていなくても、見た目が変化する事があります。
【切り口が変色する】
1/2や1/4にカットしたキャベツの切り口が、しばらくすると茶色や黒く変色してきます。これは、切り口が空気に触れて酸化しているので、食べても問題はありません。
ただし味が落ちている事と、腐っている状態と区別をつけにくい事もあるので、変色した部分は切り落として食べる方が良いでしょう。
【外葉が紫色に変色する】
キャベツの表面が紫色に変色する事がありますが、これはキャベツの成分である、ポリフェノールの一種「アントシアニン」という成分によるものです。
このアントシアニンは、ぶどうなどにも含まれる紫色の色素で、食べても問題ありません。

キャベツに含まれる栄養素
身近な野菜のキャベツですが、そんなキャベツにはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。
【ビタミンC】
キャベツ100gあたり40mgと、キャベツには多くのビタミンCが含まれています。
ビタミンCは免疫力を高め、風邪の予防に効果的な事は良く知られています。
またビタミンCには抗酸化作用があり、病気やストレスなどへの抵抗力を高める働きがあるようです。
【ビタミンK】
ビタミンKには血液の凝固作用があり、出血した際に血液が固まるのが早く、すり傷などの治りが早くなります。
さらにカルシウムを骨に沈着させ、骨の形成を促し丈夫な骨を作ります。
【ビタミンU】
ビタミンUは胃の粘膜を修復し、胃酸を調節する働きがあり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の予防に効果を発揮します。
またビタミンUはキャベツから発見された事で、別名キャベジンとも呼ばれています。
【カルシウム】
カルシウムはご存知の通り、骨や歯を作るのに必要な栄養素で、イライラを抑え精神を安定させる効果もあります。
キャベツは、カルシウムとビタミンKを合わせて摂取する事ができるので、より効率的に丈夫な骨を作る事が出来るのです。
おいしいキャベツの見分け方

栄養たっぷりのキャベツですが、より美味しいキャベツを食べたいですよね。
そこで、美味しいキャベツの見分け方を紹介します。
春キャベツと冬キャベツでは、美味しいキャベツの特徴が違います。
まず共通の特徴として、美味しいキャベツを見分ける1番のポイントは芯です。
キャベツをひっくり返して見て、
- キャベツの芯の切り口が、みずみずしく白いもの。
- 切り口の大きさが500円玉くらいのもの。
を選びましょう。
キャベツは芯から傷んできます。鮮度が落ちてくると、芯の切り口が乾燥して割れ目ができたり変色してきます。
また、切り口の大きさが500円玉より大きくなってくると、成長し過ぎているので苦味が出てきます。
次に春キャベツと冬キャベツのそれぞれの特徴です。
【春キャベツ】
美味しい春キャベツは、巻きがゆるく柔らかいので
- 形が丸い
- やや弾力がある
- 軽い
このようなキャベツを選びましょう。

【冬キャベツ】
美味しい冬キャベツは、巻きが密でしっかりしているので
- 形が楕円形
- 葉の隙間がなく、しっかりしている
- ずっしり重い
このようなキャベツを選びましょう。


簡単おいしいキャベツのレシピ
美味しいキャベツの見分け方も分かったので、キャベツを使った簡単おいしいレシピを紹介します。
- キャベツ・・・100g
- ごま油・・・大さじ2
- 白いりごま・・・大さじ1
- すりおろしニンニク・・・小さじ1
- 塩昆布・・・10g
- かつお節・・・3g
【手順】
- キャベツを、食べやすい大きさにちぎる。
- ジッパー付きの保存袋に、材料全て(キャベツ・ごま油・白いりごま・すりおろしニンニク・塩昆布・かつお節)を入れる。
- キャベツ全体に味が染み込むよう、よく揉み込む。
- お皿に盛り付けて、完成。

簡単おいしいキャベツのレシピが、たくさん載ってるこちらの記事もぜひどうぞ。
まとめ
キャベツの賞味期限から簡単レシピまで、キャベツについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。
- 1玉まるごと・・・冷蔵保存で2〜3週間
- 1/2、1/4カット・・・冷蔵保存で1週間以内
- 千切り、ざく切り・・・冷凍保存で1ヶ月
- 黒く変色してくる。
- ヌメリが出てきて、葉が溶けてくる。
- 酸っぱい臭いがする。
- 芯の切り口が、みずみずしく白い。
- 芯の切り口の大きさが500円玉くらい。
- 春キャベツは、丸く弾力があり軽い。
- 冬キャベツは、楕円形でずっしり重い。
栄養たっぷりのキャベツ。正しい保存方法で、いつでもおいしく食べたいですね。