年末っていつのこと?大掃除はいつからやる?年の瀬の疑問を解消

[voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/娘普通.png” name=”娘” type=”r”]そろそろ年末だねえ~。[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]気が早いわね!まだ12月になったばかりじゃない。[/voice] [voice icon=”https://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2019/10/娘不満.png” name=”娘” type=”r”]えっ!でもスーパーのチラシに年末セールって書いてたよ?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-9.png” name=”かな” type=”l”]あー……[/voice]

確かに、言われてみると町では12月の上旬にもう「年末」の文字を掲げているお店があったりします。

これって正しい使い方なのかしら……?

そこで今回は、年末という言葉にまつわるいろいろな知識を調べてみました!

面白い発見もあると思いますので、最後までお付き合いいただければ幸いです。

 

年末っていつからなの?

日に日に寒さが強まるにつれ、もうすぐ年末だなあと感じてきますよね。

何気なく使っている年末という言葉ですが、実際のところいつからが年末なのでしょうか?はっきりとした決まりはあるのでしょうか?

そこでまずは年末の定義について調べてみました!

いつから年末?

年末はいつからはじまるのでしょうか?

実のところ、いつからが年末だといえるような、厳密な定義はありません。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]年末セールも、お店によってはじまる時期が違うわよね。[/voice]

わたしのよく行くデパートやスーパーでも、早いところでは12月のあたま頃にはもう年末セールや歳末バーゲンを開催しているところがあります。

地域や企業などによってまちまちですが、概ね12月の中旬から下旬にかけてから、年末という言葉が使われはじめるようです

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]曖昧な言葉なんだなあ[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]確かにそうね。けど、一つはっきりとした基準をあげるとすれば、12月13日からが年末といえそうよ[/voice]

どうして12月13日からが年末なのだといえるのでしょうか?

12月13日は「すす払いの日」と呼ばれている日だからです。

すす払いとは、今で言う大掃除のことです。12月13日が「すす払いの日」と呼ばれているのは、江戸時代、江戸城のすす払いがこの日に行われていたためです。

江戸城の習慣にならって、庶民の間でも12月13日に家の内外を大掃除するようになりました。

また、昔のすす払いは、単に家の中や周りをきれいにするだけではなく、宗教的な意味も持っていました。1年間の汚れを落とし、歳神様を気持ちよくお迎えすることで、御利益がたくさん降りてくるのだといわれていたのです。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]お正月の半月も前から大掃除してたなんて、ゆとりがあっていいわねえ[/voice]

「年末」に似た言葉

12月に入ると「年末」だけでなく、ほかにもよく見かける似たような言葉があります。

それらの言葉と「年末」との違いはあるのでしょうか。

いくつかピックアップして解説します!

歳末

歳末」は、ほとんど「年末」と同じ意味で、その年が終わる時期を意味します。

それでは「」と「」という言葉の違いはどこにあるのでしょうか?

」という字は年齢を意味します。現代では誕生日が来ると年齢が一つ上がりますが、昔の年齢の数え方は少し違っていました。

昔は「数え年」が、年齢の数え方として一般的でした。数え年では、人の年齢は1月1日にひとつ上がるのだとされています

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]1月生まれの人でも、12月生まれの人でも、次の1月1日が来れば1歳になるのね[/voice]

歳末」という言葉は、この数え年の考え方から生まれた言葉だったのです。つまり、1年の終わりではなく、1歳が終わる時期、2歳が終わる時期こそが「歳末」なのです

[box class=”pink_box” title=”「年末」と「歳末」”]
  • 1年が終わる時期=年末
  • 数え年で見た年齢が終わる時期=歳末
[/box] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]どっちも12月中旬から下旬にかけての時期を指す言葉だけど、考え方が違うんだな[/voice]

年の瀬

年の瀬」という言葉も師走によく耳にする言葉ではないでしょうか。

まず」とは、川の浅いところのことで、とても流れの急な場所を意味しています

「年の瀬」は、年の流れを川の流れに見立てて、1年でもっとも慌ただしい時期を意味する言葉です

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]確かに12月は慌ただしいけど、昔もそうだったのか?[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]そうよ。江戸時代の人は、ツケで買ったものの支払いに追われていたのよ[/voice]

江戸時代のお店は、掛け売りという売り方が一般的でした。掛け売りとは、品物を先に渡して、その支払いを後でまとめて払ってもらう売り方のことです。

掛けで買ったものの支払い日は大晦日でした。そのため、江戸時代の人々は、大晦日が近づくにつれ、お金の工面に追われました。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]大掃除もあり、支払いもありで、実際は昔の人も忙しかったみたいだな[/voice]

ちなみに、支払いをどうにか踏み倒そうとあくせくしていた人もいたようで、落語ではそんな人々の様子を面白おかしく描いています。

[arve url=”https://www.youtube.com/embed/b0FcgOYNOmQ” mode=”normal” /]

年度末

12月に聞く言葉ではありませんが、「年末」に似た言葉に、「年度末」というものもあります。

「年末」と「年度末」は、どう違うのでしょうか?

年度」というのは、ある目的のために便宜的に区切った1年間のことを意味します。

日本では、年度末というと3月をイメージしますが、これはこの時期に多くの企業や学校が1年間のスケジュールを終え、一区切りをつけるためです。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]海外では、たとえば9月を年度のはじまりとしている国もあるわ[/voice]

年度は主に会計年度学校年度の意味で用いられています。会計年度は、法律で4月からはじまるとされています。

また、年度はある目的のために区切った一年間のことですから、会計年度のほかにも、麦年度(7~6月)とか、砂糖年度(10~9月)というように、農作物の収穫期に合わせて区切る言葉でも使われます

まとめると、

[box class=”pink_box” title=”「年末」と「年度末」の違い”]
  • 年末=1年の終わりの時期
  • 年度末=1年間の内である特定の区切りを迎える時期
[/box]

このような意味になります。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]似たような言葉だけど、意味は全然違うから、間違って使わないようにしたいわね[/voice]

 

大掃除はいつやるの?

年末といえば大掃除。さてやるぞと気合いを入れる方もいれば、面倒だなあと感じる方もいるのではないでしょうか。

大掃除の由来は、先ほども書きました通り、江戸時代に習慣化されたすす払いです。

宗教的な意味合いが強く、現代では12月13日に必ずやるものではありませんが、形を変えつつ現代まで残る日本の文化です。

けど、やっぱり面倒くさい……そんな方に、大掃除をしっかりやるためのちょっとしたコツをご紹介します。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]是非とも参考にしてみてくださいね[/voice]

いつからはじめればいいの?

手間のかかる大掃除、いつからはじめればよいのでしょうか?

明確な決まりはありませんが、押さえておきたいのは、大掃除で出たゴミの回収についてです。

年末年始はゴミの回収がお休みになることが多く、とりわけ粗大ゴミなどだと、すぐに回収してもらえるわけではありません。

そのため、できれば出たゴミを回収してもらえるように、なるべく早い時期にはじめるのに越したことはありません。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]それこそ「すす払いの日」の12月13日頃にはじめると、ゴミ出しまでの計画が余裕を持って立てられるわ[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”l”]昔の風習も案外役に立つのかもな[/voice]

年末は慌ただしいものですから、大掃除にさく時間がなかなか取れないことと思います。なるべく早い時期に済ませて、ゆったりとした年末年始をお過ごしください。

はじめの一歩

早くはじめればよいとはいえ、やはり大掃除は面倒なものです。

面倒だなあと思う大掃除をはじめるためには、どのようなことを意識すればよいでしょうか?

まずはじめにやるべきことは、ずっと使っていないものを、思い切って捨ててしまうことです

部屋をきれいにしようと感じる理由は、現状部屋がものにあふれているためです。一時期「断捨離」という言葉がはやりましたが、ものを捨てるだけでも、部屋がずっと広々としてきれいになったように感じられるものです。

次に、家中を隅々まで完璧にきれいにしようと思わないことです。

「大掃除」と聞くと、家中をきれいにしなきゃ済まないような気がして、それが面倒に感じられる原因になってしまいます。

そうではなく、普段なかなか掃除できない場所を、重点的に掃除しようと考えれば、それだけでも面倒な気持ちは軽くなります

最後に、便利なグッズはどんどん活用して行こう、ということです。

掃除と言えば、掃除機をかけたり、ぞうきんであちこち拭き回ったり、体をたくさん動かさなければならないイメージがあります。そのイメージが面倒な気持ちを引き起こしてしまうのです。

負担を軽くするために、使える道具はなるべく使って行くのがいいでしょう。

大掃除に役立つ便利グッズ紹介

それじゃあ具体的にどんなグッズを使って行けばいいでしょう?

いくつか、これは!と思うものをご紹介しておきます。

壁の汚れ消しゴム

あらためて見ると、壁って意外と汚れているものですよね。大掃除で掃除しておきたい場所ナンバーワンです。

壁の汚れには、この消しゴムがとても便利です。こすって落とすだけなので、力も入らず、水拭きによる手のあかぎれもしない、優れものです

重曹

定番中の定番かもしれませんが、キッチン周りの油汚れにはやっぱり重曹が一番です。

上で紹介したのは重曹の泡スプレーですが、粉上の重曹も、水に溶かして吹きかけるだけで、油汚れが浮いてきます

食品にも使用されている重曹ですので、体にも安全で、おすすめのグッズです。

 オキシクリーン

酵素系漂白剤のオキシクリーンは、主に衣服の洗濯に使われますが、実は鍋ややかんの焦げ付きにも効果があります

水に混ぜて浸けておくだけで、みるみる焦げ付きが取れて行きますので、調理器具をきれいにしたい時に是非とも使いたいグッズです。

スプレーモップ

腰をかがめて床を拭き掃除するのは、なかなか体に負担がかかるものです。そこでおすすめしたいのがスプレーモップ

ボトルに水を入れて装着すれば、片手で楽々水拭きができるので、つらい拭き掃除もかなり負担が軽くなります。是非とも使ってみてください!

大掃除については、過去にも記事をたくさん書いていますので、こちらも参考にしてみてください。

[box class=”pink_box” title=”関連記事”] [/box]


年末の風習について

年末が近づくと、そろそろあれをやらなきゃ、これもやらなきゃ、と心の急く思いがしますよね。

また、年末独自のイベントなどもあり、あれを見に行こう、これを見に行こう、と計画を立てている方も多いはず。

そこで次は、年末に日本で行われる独自の風習について、いくつか由来を調べてみます!

除夜の鐘の由来は?

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年末のイベントと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、除夜の鐘ではないでしょうか。

除夜の鐘とは、大晦日の夜から元旦にかけてつく鐘のことです

除夜の鐘は、多くのお寺で108回つかれますが、どうして108回なのでしょうか。

いくつかの説があります。

一つ目は有名なもので、108つある人間の煩悩を祓うため、という説です

煩悩とは仏教の言葉で、苦しみを生み出す心の働きのことです。貪欲さや疑い、憎しみや自己中心的な考え方などが、煩悩にあたる心の働きです。

これらの心の働きを取り除き、来年はもっとしあわせな暮らしを送れるようにという願いを込めて、除夜の鐘が108回つかれるのです。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”r”]確かにお寺の鐘の音を聞いていると、心が洗われるような気がするわよね[/voice]

もう一つの説は、108という数字が1年を表しているのだという説です。

1年には、まず12の月があります。それに加えて、立春や立秋などといった、「二十四節気」と呼ばれる区分があります。

さらに24つある節季を「初候・次候・末候」の3つに分けた「七十二候」という区分もあります。

12の月、24の節季、72の候を足し合わせると、合計で108という数字になります。そのため、除夜の鐘は1年の締めくくりとして108回鳴らされるのだ、というわけです。

ほかにも、「四苦八苦」の語呂から推して、「4×9+8×9=108」となることから、苦しみを取り除くためにつかれるのだ、という説などもあり、除夜の鐘の108の由来を調べて行くと、たくさんの面白い発見ができます。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]学校の自由研究のテーマなんかにもおすすめよ![/voice]

年越しそばはなぜ食べる?

大晦日にはそばを食べるという風習が日本にはあります。

この風習はどのようにして生まれたのでしょうか?

昔からの風習はなかなか起源がはっきりしないもので、やはりいくつかの説がありますが、代表的なものを紹介しますと、

[box class=”pink_box” title=”年越しそばの由来”]
  • そばは細く長いものであることから、寿命や運を伸ばす意味が込められ、縁起のよい食べ物であるため。
  • そばは切れやすいものであることから、1年の厄をきれいさっぱり断ち切るため。
[/box]

この二つが代表的な説です。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/30代男性普通.png” name=”夫” type=”r”]運を伸ばすか、厄を断ち切るか、全く正反対の説があるんだな[/voice] [voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-6.png” name=”かな” type=”l”]ほかにも「世直しそば」を起源とする説や、「金運上昇」の願いが込められているという説などもあるわ[/voice]

過去の記事にも年越しそばについて書いたものがあるので、参考にしてみてください!

[box class=”pink_box” title=”関連記事”] [/box]

ところで、年越しそばを食べる習慣は、江戸時代にはすでに広まっていたとされています。

江戸の町ではそばはポピュラーな食べ物で、そばの屋台が夜中にも店を開いていました。一方、関西ではそばよりもうどんの方が人気でした。

それじゃあ関西では年越しうどんが食べられていたんじゃないの?……そんな疑問がわいてきます。

実は、年越しにそばではなくうどんを食べる場所もあったのです!それが香川県

現在でも年越しにうどんを食べるご家庭が多く、そこから全国に年越しうどんという文化が話題に上り、広まりつつあります。

ちなみに、香川県の「さぬきうどん振興協議会」は、年越しうどんならぬ「年明けうどん」をアピールしており、新たな食文化の創造と普及を目指しています。

[voice icon=”http://yosiaa.com/wp/wp-content/uploads/2018/10/nigaoemaker-7.png” name=”かな” type=”r”]うどんの場合は「太く長く」だから、実はこっちの方が縁起がいいかもね![/voice]

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?それでは今回の内容をまとめて行きます。

[box class=”pink_box” title=”まとめ”]
  • 「年末」に厳密な定義はない。大体12月中旬から下旬にかけてから。
  • 12月13日は「すす払いの日」
  • 「歳末」は、数え年の考え方から見た1年の終わりの時期。
  • 「年の瀬」は、1年を川の流れに見立てて、一番慌ただしい時期のこと。
  • 「年度末」は、ある目的のために区切った期間の終わりの時期。
  • 大掃除は「ものを捨て」「完璧にやろうとせず」「便利なグッズを使う」と楽ちん!
  • 除夜の鐘を108回つくのは、煩悩を祓うため。
  • 年越しそばは「細く長く」という、長寿や運を伸ばす願いが込められている。
[/box]

慌ただしい年末、ものを考える暇もないかもしれませんが、調べて見るとたくさん面白い事実が見つかります。

年の瀬にまつわる豆知識を知って、ちょっと豊かな新年をお迎えください!

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